87 / 158
第六章
オムレツを作ってみよう 1
2人で顔を洗いに一階へ降りる。
俺たち以外のみんなも、既に起きていたようだ。
「おはよう」
「おはようございます」
「おはよう。もうみんな、顔洗ったのか?」
先生の問いかけに、「洗った」とか「まだ」だとか返事が返った。
女性陣はみんな既に顔を洗い終わっていて、しかも化粧も済ませているようだ。サスガダ…
「南、先に洗ってこい」
「うん、わかった」
俺は、先生の言葉に甘えて歯ブラシを手に洗面所に向かった。
シャカシャカと歯を磨いて、石鹸で顔を洗う。タオルで顔を拭いて目の前の鏡に目をやると、ちょっぴり気怠そうな表情をした自分の顔が映ってた。
「…………」
ダメだ。思い出すなよ……。
些細な事で昨夜の色っぽい先生と、感じまくった恥ずかしい俺を思い出してモゾモゾしてくる。
どんだけスケベなの、俺……。
蛇口をいっぱい捻って水を勢いよく出して、もういっかい勢いよくバシャバシャと顔を洗う。
その顔をタオルでゴシゴシと擦り、パンパンと顔を叩く。ハーッと大きく息を吐いて気を取り直し、俺は洗面所を出た。
「先生、お先にー」
「ああ」
俺に呼ばれてニコリと笑った先生が、俺の脇を通って洗面所に向かった。
うう~、グリグリしたい!
でも我慢しなくちゃ!
「よく眠れた?」
「あ、はい。ていっても、修学旅行気分でワクワクしてて、熟睡感は無いですけど」
「そうなんだ、若いなー」
渚さんだって十分若いのに、じじむさい言い方に笑いが零れる。
キッチンの方からゴソゴソと動き出す気配を感じて目をやると、志緒利さんを筆頭に女性陣が朝食の支度を始めたようだ。
「俺も手伝います!」
栄養士を真剣に考えてみようと思っていたから、俺が料理と相性がいいのか確かめたいと思っていた。だからこれは、ちょうど良い機会だ。
そう思って駆け寄ると、みんなが目をぱちくりさせた。
「南くんって、料理するの?」
「えっと、普段はしないんですけど。将来、栄養士とかどうかなーって考えてて。自分にも料理が出来るかどうか試してみたいなって思って」
俺がそう言うと、志緒利さんだけでなく高田さんたちまでが"偉いな~"って顔をした。
「そっか。でも、朝食はパンをトースターで焼いてカップスープを溶かして……、あとはプレーンオムレツを作るだけなんだけどね。卵、焼いてみる?」
「は、はい。……でもあの、自信が無いのでとりあえず俺のオムレツを作ります」
だってきっと、ぐちゃぐちゃに出来上がりそうだ。
そんな代物を食べさせられて嬉しい人なんていないだろうから。
「アハハ。それもそうか。じゃあ、まずは南くんのから焼いてみる?」
そう言って小波さんがお茶碗と卵を渡してくれた。
卵も割ったことないんだよな。うまく割れるかな?
ジーっと卵と睨めっこしていたら、小波さんが楽しそうにすり寄ってくる。
「ねえねえ、澪ってさ、学校ではどんな感じの先生なの?」
「え?」
「あ、それ私も知りたい。澪は頭は良いけどあんなんだから、心配だったりするわよね」
志緒利さんも興味津々といった様子で乗り出してきた。
俺たち以外のみんなも、既に起きていたようだ。
「おはよう」
「おはようございます」
「おはよう。もうみんな、顔洗ったのか?」
先生の問いかけに、「洗った」とか「まだ」だとか返事が返った。
女性陣はみんな既に顔を洗い終わっていて、しかも化粧も済ませているようだ。サスガダ…
「南、先に洗ってこい」
「うん、わかった」
俺は、先生の言葉に甘えて歯ブラシを手に洗面所に向かった。
シャカシャカと歯を磨いて、石鹸で顔を洗う。タオルで顔を拭いて目の前の鏡に目をやると、ちょっぴり気怠そうな表情をした自分の顔が映ってた。
「…………」
ダメだ。思い出すなよ……。
些細な事で昨夜の色っぽい先生と、感じまくった恥ずかしい俺を思い出してモゾモゾしてくる。
どんだけスケベなの、俺……。
蛇口をいっぱい捻って水を勢いよく出して、もういっかい勢いよくバシャバシャと顔を洗う。
その顔をタオルでゴシゴシと擦り、パンパンと顔を叩く。ハーッと大きく息を吐いて気を取り直し、俺は洗面所を出た。
「先生、お先にー」
「ああ」
俺に呼ばれてニコリと笑った先生が、俺の脇を通って洗面所に向かった。
うう~、グリグリしたい!
でも我慢しなくちゃ!
「よく眠れた?」
「あ、はい。ていっても、修学旅行気分でワクワクしてて、熟睡感は無いですけど」
「そうなんだ、若いなー」
渚さんだって十分若いのに、じじむさい言い方に笑いが零れる。
キッチンの方からゴソゴソと動き出す気配を感じて目をやると、志緒利さんを筆頭に女性陣が朝食の支度を始めたようだ。
「俺も手伝います!」
栄養士を真剣に考えてみようと思っていたから、俺が料理と相性がいいのか確かめたいと思っていた。だからこれは、ちょうど良い機会だ。
そう思って駆け寄ると、みんなが目をぱちくりさせた。
「南くんって、料理するの?」
「えっと、普段はしないんですけど。将来、栄養士とかどうかなーって考えてて。自分にも料理が出来るかどうか試してみたいなって思って」
俺がそう言うと、志緒利さんだけでなく高田さんたちまでが"偉いな~"って顔をした。
「そっか。でも、朝食はパンをトースターで焼いてカップスープを溶かして……、あとはプレーンオムレツを作るだけなんだけどね。卵、焼いてみる?」
「は、はい。……でもあの、自信が無いのでとりあえず俺のオムレツを作ります」
だってきっと、ぐちゃぐちゃに出来上がりそうだ。
そんな代物を食べさせられて嬉しい人なんていないだろうから。
「アハハ。それもそうか。じゃあ、まずは南くんのから焼いてみる?」
そう言って小波さんがお茶碗と卵を渡してくれた。
卵も割ったことないんだよな。うまく割れるかな?
ジーっと卵と睨めっこしていたら、小波さんが楽しそうにすり寄ってくる。
「ねえねえ、澪ってさ、学校ではどんな感じの先生なの?」
「え?」
「あ、それ私も知りたい。澪は頭は良いけどあんなんだから、心配だったりするわよね」
志緒利さんも興味津々といった様子で乗り出してきた。
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。