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第七章
先生の家族 6
マンションに着いたらもう4時半になっていた。
先生に押し倒してもらうのは止めにして、鍋を洗おうとしてハッとした。
「先生、食器洗う洗剤とかスポンジとかあるの?」
「ああ。スポンジじゃなくてその網状のやつ。台所用洗剤はこれだ」
そう言って、先生がシンクの下の収納庫から洗剤を取り出した。
「買ってきたのを洗えばいいのか? それは俺がやっておくから、お前はレシピを確認してくれ」
「うん、分かった」
とは言っても、さっき確認したからもう大丈夫だとは思うんだけど……。
「洗い終わったぞ」
「ありがと。じゃあ俺、野菜切るから」
ニンジンを流水で洗った後、ピーラーで皮を剥く。家で食べてるカレーを思い出して、適当な大きさに切った。
そしてカボチャをガツンガツンと一口大よりやや大きめに切る。
次々と野菜を不格好に切っていく俺を、先生が珍しそうに見ていた。
「ちょっと形は今一だけど許してね」
「大丈夫だ。……なんだか、新婚さんみたいだな」
ボムッ!
先生の爆弾投下に、俺の体が急激に熱くなる。
「せ、先生っ!」
「うわっ、あっぶね! 南、包丁、包丁!」
「あ、ごっごめん!」
慌てて包丁をまな板に置いて、先生に向き直る。
「俺、料理作るのも楽しいけど、先生の体触ること諦めて無いんだから。俺の熱を煽るようなこと言わないでよ」
「…………」
真っ赤な顔で言い募ると、先生の表情が一瞬止まった。
止まって……、そして「ヤレヤレ」という風に表情が崩れていく。
「まあいいか。ちゃんと忠告はしたもんな」
「……う。うん、覚悟……しておく」
キュッと唇を引き締めて頷くと、先生は頭を撫でて引き寄せてくれた。
「それじゃあ、サクサクと料理を進めますか」
「うん」
それから、ほぼレシピ通りに煮込み、灰汁を取るところまで進めたところで6時半になっていた。
俺は頭の中で計算して、先にご飯を済ませた方がゆっくり先生とイチャイチャできると考えて、ルウを投入し、俺の初めての本格的な料理はここで幕を下ろした。
先生に押し倒してもらうのは止めにして、鍋を洗おうとしてハッとした。
「先生、食器洗う洗剤とかスポンジとかあるの?」
「ああ。スポンジじゃなくてその網状のやつ。台所用洗剤はこれだ」
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「買ってきたのを洗えばいいのか? それは俺がやっておくから、お前はレシピを確認してくれ」
「うん、分かった」
とは言っても、さっき確認したからもう大丈夫だとは思うんだけど……。
「洗い終わったぞ」
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そしてカボチャをガツンガツンと一口大よりやや大きめに切る。
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「…………」
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キュッと唇を引き締めて頷くと、先生は頭を撫でて引き寄せてくれた。
「それじゃあ、サクサクと料理を進めますか」
「うん」
それから、ほぼレシピ通りに煮込み、灰汁を取るところまで進めたところで6時半になっていた。
俺は頭の中で計算して、先にご飯を済ませた方がゆっくり先生とイチャイチャできると考えて、ルウを投入し、俺の初めての本格的な料理はここで幕を下ろした。
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