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第1章〔地球編〕
29.ヒロヤとちなみ
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「天狗の師匠から戴いた名刀、水面太刀」
「あのバカテルも剣を……」
テルくんの言葉にヒロヤが驚きました。
わたくしは赤橋ちなみです。
今はテロリストによってわたくしは拘束されている状態なのです。身動きとれないように、ご丁寧に両手を後ろに縛られた状態です。
テルくんが悪いおばさまと、そのWEGSと闘ってますが、問題はそこではありません。
わたくしには三分前までの未来が予知できる能力、そう予知能力を持っているのです。
だから、簡単に言うとテルくんの圧勝で三分後には勝利の決め台詞を言います。
テルくんの鋭い刀剣が敵WEGSを秒で一刀両断します。自爆システムも一刀両断したので自爆はありません。
次に怒ったジャル・ガーラのおばさまが、禍禍しいカメレオンのように変化します。おばさまはカメレオン変化能力者なので、舌を伸ばし、テルくんを追い詰めます。
……が、テルくんは着ていた服を
「貴様、いつの間に服を脱いだ?」
「脱いだんじゃねぇ、ほどいたんだ」
と言い、ほどかれた糸は意志をもったようにジャル・ガーラのおばさまの後ろにクモの巣を作り、身動きとれなくなったおばさまにテルくんが刀剣の腹で、おばさまの頭を思いきり叩き、おばさまはそのまま気絶しました。
「安心しろ、忍者は無益な殺生はしない」
はい、テルくんの決め台詞。
なげやりやめんどくさいのでなくて、わたくしの能力だから仕方ありません。
もう一度言います。問題はそこではありません。
わたくしを含めた人質、十人を救出に来たのは三人、ヒロヤとテルくんと、あの有名な沖田仙道さん。
わたくしは左側から二番目にいます。
ヒロヤは何故か右側の人から縛られた縄のような物を外していました。もう一度言います。わたくしは左側から二番目で、ヒロヤは右側の人から救出しています。
何故かわたくしには目を合わせません。
わたくしは仙道さんに縄をほどかれました。
その後、全員の人質は解放されました。
ヒロヤはわたくしに目を合わせようとしません。
「なんか、おれ様余り活躍してないような……、なんかはしょられたような……、てことはどうでもいいんだよ!ちなみちゃん、久しぶり、無事で良かった」
うるせ…バカ……ル……、じゃなくてよ……、ホホホ……
「相変わらずお姫さまのように上品で綺麗だね……」
「確かに、ヒロヤの彼女はとても貴賓というか、透明感がある、まさにお姫さまのような方だ」
黙〇、ク〇カ〇ども!とわたくしは思いましたが、余りにも下品な言葉なので伏せさせていただきます。
わたくしはわたくし自身言うのも変でしょが、確かにお姫さまキャラと言われます。
「とにかく、救出できた!仙道さん、マルクの所へ戻ろうぜ」
「そうだな、トムがここに戻る前に避難しよう」
テルくんと仙道さんの提案にわたくし達は頷いた。
「どうした?ヒロヤ、先程から黙って」
「仙道さん、コイツ照れてんだぜ、彼女の前だからよ」
「そうか?なんか怯えているような……、まっいいか」
そうテルくんと仙道さんは会話をし、この場から人質と共に歩き出しました。
ヒロヤも同じように歩こうとしましたけど、わたくしはヒロヤの服を引き、この場に止めました。
ヒロヤは軽く悲鳴らしき声をあげると、仙道さん達が振り向きました。
「どうした?ヒロヤ」
「なんでもありませんわ。ヒロヤと少しだけお話しがありますので、皆様、先に行っててください。すぐに行きますので」
「しゃねぇなぁ、早く来いよ」
わたくしの言葉にテルくんは頷き、そして彼らはこの場から消えた。
わたくしを置いていったヒロヤと二人きり。
わたくしはヒロヤの表情を見て、ホッとした。
「なんで、もっと早く助けに来なかったの?不安だったのよ」
「……………ごめん」
わたくしはヒロヤに優しく詰め寄った。
そして………
「なんて言うと思ったか!このクソボケカス!テメェ、わたくしを一人にしといて、いい度胸してんな!おい!」
「ひえぇ~!ごめん、ごめん!」
「ああ~ん?ごめん?ご・め・ん?」
「ご、ごめんなさい!許してください!」
わたくしはヒロヤの頬を思いきりつねり、頭を思いきり叩いた。
わたくしは実はお姫さまキャラではなく、女王様キャラなのよ。
ホホホ……
このあと、ちなみの本性を知る読心能力を持つ私、ひろなが承ります。
ヒロヤとちなみのドMドSカップルはほっといて……
私達がマルクに戻ってしばらくたつと異変が起きた。
「あのバカテルも剣を……」
テルくんの言葉にヒロヤが驚きました。
わたくしは赤橋ちなみです。
今はテロリストによってわたくしは拘束されている状態なのです。身動きとれないように、ご丁寧に両手を後ろに縛られた状態です。
テルくんが悪いおばさまと、そのWEGSと闘ってますが、問題はそこではありません。
わたくしには三分前までの未来が予知できる能力、そう予知能力を持っているのです。
だから、簡単に言うとテルくんの圧勝で三分後には勝利の決め台詞を言います。
テルくんの鋭い刀剣が敵WEGSを秒で一刀両断します。自爆システムも一刀両断したので自爆はありません。
次に怒ったジャル・ガーラのおばさまが、禍禍しいカメレオンのように変化します。おばさまはカメレオン変化能力者なので、舌を伸ばし、テルくんを追い詰めます。
……が、テルくんは着ていた服を
「貴様、いつの間に服を脱いだ?」
「脱いだんじゃねぇ、ほどいたんだ」
と言い、ほどかれた糸は意志をもったようにジャル・ガーラのおばさまの後ろにクモの巣を作り、身動きとれなくなったおばさまにテルくんが刀剣の腹で、おばさまの頭を思いきり叩き、おばさまはそのまま気絶しました。
「安心しろ、忍者は無益な殺生はしない」
はい、テルくんの決め台詞。
なげやりやめんどくさいのでなくて、わたくしの能力だから仕方ありません。
もう一度言います。問題はそこではありません。
わたくしを含めた人質、十人を救出に来たのは三人、ヒロヤとテルくんと、あの有名な沖田仙道さん。
わたくしは左側から二番目にいます。
ヒロヤは何故か右側の人から縛られた縄のような物を外していました。もう一度言います。わたくしは左側から二番目で、ヒロヤは右側の人から救出しています。
何故かわたくしには目を合わせません。
わたくしは仙道さんに縄をほどかれました。
その後、全員の人質は解放されました。
ヒロヤはわたくしに目を合わせようとしません。
「なんか、おれ様余り活躍してないような……、なんかはしょられたような……、てことはどうでもいいんだよ!ちなみちゃん、久しぶり、無事で良かった」
うるせ…バカ……ル……、じゃなくてよ……、ホホホ……
「相変わらずお姫さまのように上品で綺麗だね……」
「確かに、ヒロヤの彼女はとても貴賓というか、透明感がある、まさにお姫さまのような方だ」
黙〇、ク〇カ〇ども!とわたくしは思いましたが、余りにも下品な言葉なので伏せさせていただきます。
わたくしはわたくし自身言うのも変でしょが、確かにお姫さまキャラと言われます。
「とにかく、救出できた!仙道さん、マルクの所へ戻ろうぜ」
「そうだな、トムがここに戻る前に避難しよう」
テルくんと仙道さんの提案にわたくし達は頷いた。
「どうした?ヒロヤ、先程から黙って」
「仙道さん、コイツ照れてんだぜ、彼女の前だからよ」
「そうか?なんか怯えているような……、まっいいか」
そうテルくんと仙道さんは会話をし、この場から人質と共に歩き出しました。
ヒロヤも同じように歩こうとしましたけど、わたくしはヒロヤの服を引き、この場に止めました。
ヒロヤは軽く悲鳴らしき声をあげると、仙道さん達が振り向きました。
「どうした?ヒロヤ」
「なんでもありませんわ。ヒロヤと少しだけお話しがありますので、皆様、先に行っててください。すぐに行きますので」
「しゃねぇなぁ、早く来いよ」
わたくしの言葉にテルくんは頷き、そして彼らはこの場から消えた。
わたくしを置いていったヒロヤと二人きり。
わたくしはヒロヤの表情を見て、ホッとした。
「なんで、もっと早く助けに来なかったの?不安だったのよ」
「……………ごめん」
わたくしはヒロヤに優しく詰め寄った。
そして………
「なんて言うと思ったか!このクソボケカス!テメェ、わたくしを一人にしといて、いい度胸してんな!おい!」
「ひえぇ~!ごめん、ごめん!」
「ああ~ん?ごめん?ご・め・ん?」
「ご、ごめんなさい!許してください!」
わたくしはヒロヤの頬を思いきりつねり、頭を思いきり叩いた。
わたくしは実はお姫さまキャラではなく、女王様キャラなのよ。
ホホホ……
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私達がマルクに戻ってしばらくたつと異変が起きた。
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