異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ

文字の大きさ
20 / 174
ダンジョンが近くにある街・アグルトン

アグルトンという名前の街らしい

しおりを挟む
俺様、うっかりしていたが、ここの街の名前を知らなかった。

アグルトンというらしい。

どうやらポチ達の縄張り付近のダンジョン、ダンジョンを挟んだ反対側にある街らしい。

中々に大きい街・・・・と思うぞ?

他に街?は生まれ育った場所しか知らねえからな。

そして今、ばーさんをばーさんの住んでいる場所へ連れてっている。

「ここじゃよ、すまんねえ。あんた若いのにようやってくれた。」

「気にするな。困った時はお互い様だ。もういいか?」

「茶でも飲んでいかんのか?」

「これからギルドに戻らねばならぬからな。じゃあ元気でな!」

しかし、何だか変あばーさんだったな?ばーさん?何でばーさんの姿なんだ?まあ、気にしても仕方ないか。

(あやつ、気が付いておったのかのう?何だかわしを不思議な目で見おったからな。ま、何かあればまた会うじゃろうて。)

「なあ、何だか甘い匂いがするんだが、なんだあれ?」

”スイーツというのではないか?”

「あ?女どもが喜ぶ奴か?折角だ!今から家を案内してもらうんだからな、お礼に買っておくか!」

俺はペットを連れて店に入ろうとしたが、止められた。

「お客様、ペットを連れての入店はご遠慮下さい。」

「あん?そうなのかシャーねえな。おいお前ら、ここで大人しくしてろ!」

俺様の分も含め、大目に買った。金貨2枚掛かったが、いいだろう。

・・・・
・・・
・・


「え?これを私達が?」

「嫌ならいいのだが、今から家を案内してもらうからな、そのお礼だ。」

なんだ?受付嬢たちが群がってるぞ?

「ちょっと、あれって今大人気の店のケーキよね?」

「あ、あそこのすごくおいしいんだよ?甘すぎずに、口当たりも良くって。」

何だかいい買い物をしたようだ。

「じゃあ、行こうか?」

「あ、ちょっと待って。先に配ってもいい?」

「ああいいぞ。俺様時間はあるからな。」

うん?周りのざわつきが酷いな。

お?誰だ?

「おい新入り、さっき見たと思ったら、こんなん買ってきやがって!何受付嬢に媚び売ってるんだ!」

「あ?何だむさい野郎か。別に媚なんぞ売ってないぞ?これから世話になるからな、そのお礼をしたまでだ。」

「それが余計なんだよ!」

そう言われた途端、俺様無様に吹っ飛んだ。
もう受付のカウンターの後方まで。

慌ててやってくる受付嬢たち。

「あああ!ちょっと何やってんのよ!あんたたち!誰に手を出したか知ってるの?」

「あん?新入りのボンボンか?別に権力なんざ怖くねえぞ?」

「・・・・あんたら、この街から出てった方がいい。今吹っ飛んだ人、トンデモない人だから、死にたくなければさっさと出ていきな!」

「え?どういう事だ?」

「因縁つける前に、あいつの事を見極めるべきだったね。」

「どう見ても冒険者になりたての、阿呆だろう?」

「其処の足元の従魔、何かわかる?」

「あん?従魔だと?」

「ええ・・・・この街の向こうにあるダンジョン、その先に何があるか分かってる?」

「何が言いてえ?あ?もしかしてこの従魔・・・・」

「そうよ?今は大人しくしてくれてるけど、街を出たら、あんたたち間違いなく殺されるよ?」

「やべえ・・・・」

うう・・・・いたたた・・・・・酷い目にあってしまった・・・・俺様が一体何をしたって言うんだ?
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

最弱スキルも9999個集まれば最強だよね(完結)

排他的経済水域
ファンタジー
12歳の誕生日 冒険者になる事が憧れのケインは、教会にて スキル適性値とオリジナルスキルが告げられる 強いスキルを望むケインであったが、 スキル適性値はG オリジナルスキルも『スキル重複』というよくわからない物 友人からも家族からも馬鹿にされ、 尚最強の冒険者になる事をあきらめないケイン そんなある日、 『スキル重複』の本来の効果を知る事となる。 その効果とは、 同じスキルを2つ以上持つ事ができ、 同系統の効果のスキルは効果が重複するという 恐ろしい物であった。 このスキルをもって、ケインの下剋上は今始まる。      HOTランキング 1位!(2023年2月21日) ファンタジー24hポイントランキング 3位!(2023年2月21日)

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

インターネットで異世界無双!?

kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。  その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。  これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。

上流階級はダンジョンマスター!?そんな世界で僕は下克上なんて求めません!!

まったりー
ファンタジー
転生した主人公は、平民でありながらダンジョンを作る力を持って生まれ、その力を持った者の定めとなる貴族入りが確定します。 ですが主人公は、普通の暮らしを目指し目立たない様振る舞いますが、ダンジョンを作る事しか出来ない能力な為、奮闘してしまいます。

神の加護を受けて異世界に

モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。 その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。 そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~ 旧タイトルに、もどしました。 日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。 まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。 劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。 日々の衣食住にも困る。 幸せ?生まれてこのかた一度もない。 ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・ 目覚めると、真っ白な世界。 目の前には神々しい人。 地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・ 短編→長編に変更しました。 R4.6.20 完結しました。 長らくお読みいただき、ありがとうございました。

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜

もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。 ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を! 目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。 スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。 何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。 やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。 「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ! ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。 ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。   2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!

処理中です...