リュークとエリザヴェータ、身分違いも関係ない!

よっしぃ

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旅立ち――――15歳になったので出発する

第13話 ずっと違和感を覚えていた場所

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僕達はとても危険な状況の中なんだけど、何故か冷静に周りを見ている僕。
 うーん、生き残るか死ぬかの瀬戸際なんだけど、既に仲間も・・・・なのに。
 ずっと違和感を覚えていた場所があって、よく見ると馬車の、それも車輪が一番魔物にやられているが分かります。

 それと、馬は全て死んでいる。
 もしかして遠くへ逃げ出して生き残っている馬がいるかもしれないけれど。

 そう思ったけれど・・・・これは人間を守らなくてはいけないから仕方ないんだろうけど、魔物の襲撃から?逃げた馬を魔物が追いかけてるのかな?僕達から随分離れた所にいる馬もやられている。
 そして、臭いも、よくよく嗅ぐと馬車本体からは殆んどせず、車輪からします。
 おかしい・・・・そして僕達が居る場所のすぐ近くに、車輪が一輪原形を留めたまま転がっているのが見えました。
 僕は思いついた事を実行すべく、小さな布地を2枚取り出し手のひらに巻き付け、みんなが話し合って魔物と戦ってる中、車輪に向かって歩きます。
 と言っても5歩程。

「あ、こら、どこ行くの?危ないから駄目!」
 目ざとく姫さまに見つかった。
「僕に考えがあります。」
 そう言って止める間もなく車輪を掴み、今から僕達が向かおうとしてる場所とは反対側に向かって車輪を転がします。
 う・・・・なかなか重い・・・・
 でも、そのおかげで安定してるのか、車輪が真っ直ぐ転がっていきます。
 そして素早く布地を外し、車輪に触れた部分を中にして石を中心に丸め、車輪と同じ方向へ投擲。
 気が付いたロゼさんが、
「おい少年!何勝手な事をしているんだ!」
 おー!意外と転がり僕は驚きました。
 なかなかちゃんとした車輪だったんだな。
 車輪に気を取られたのか、そちらへ向かっていく魔物達。
 思った通り僕が投げた布にも向かってくよ。
 そして一時周りに魔物が居なくなる。
「今です!」
 やっぱり車輪に変な臭いがくっついてたんだと思いながら、あれが魔物を引き寄せていたのかと、我ながら冷静に考えながら声をかけます。
「今がチャンスだ!動ける者は皆あの岩まで行くんだ!」
 騎士の人がそう言い、皆が移動を開始します。
 この短時間に馬車の残骸から担架を作ったのか、動けない人を冒険者が2人がかりで担架に乗せ運んでいきます。
 その場に放置されちゃったのは、残念ながら生きていない人・・・・ごめんね・・・・
 やっぱり何故か姫さま達と同行する僕。
 いいんだろうか?こんな立派な人達に守られて。
 無事岩の所へ辿り着いた僕達。
 丁度風下だから、魔物に僕達の臭いは行かないだろう。
 後ろを振り返ると、馬車を破壊しまくって、中には死体をむさぼってる魔物もいる。
 追ってこないという事は、やはりあの臭いに向かってきてたって事だよね。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 岩場に到着したけれど、もっと離れたほうがよいという事で更に一時間程移動する僕達。
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