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旅立ち――――15歳になったので出発する
第29話 帝都プレジールの城壁
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【冒険者リューク】
僕達は今、帝都プレジールの城壁を眼前に唯々立ち尽くしています。
大きい・・・・
どうやったらこんなに立派な、そして高い壁を作る事ができるのだろう?
高さなんてかなり大きな木ぐらいあるし。
これはよじ登ろうとしても無理だなあ。
「うわ!マジでけえ!どうなってんのこれ!」
はしゃぐヴェニアミン。
うん、気持ちは分かるよ、僕も内心物凄く興奮しているし。
「壁が高すぎて首が痛くなっちゃわ!」
ちょっとずれた反応のユッテ。
でもそうだよね、この壁を近くで見上げるように見ちゃったら首が痛くなるのも納得。
帝都へ入るには長い行列の後ろに並ばないといけないんだけど、何故か馬車は大きな門の横にある、人が並んでいない門へ。
帝都にはいくつか入り口があるけれど、僕達がやってきたのは正門と言われてるメインの門で、一般の人を通す門と貴族さまのような人達を通すための門があって、何故か僕達の乗った馬車は貴族さまが、つまり権力のある人達が使う門へ。
長い行列を横目に、何事もなく街へ入る馬車。
きっと国が用意してくれた馬車だからなんだろうな。
そうそう、聞いた話だと冒険者はもっと違う門を使うようで、この大きな門は荷物を運搬している馬車なんかが通るようになっていて、どうやら荷物の手続きがあって・・・・つまり荷物の検査とか・・・・このせいで時間がかかるみたい。
一般の冒険者はもっと小さな門で出入りするみたい。
街の中へ入ると、凄く賑やかというか華やか?
僕達がいた孤児院は、はっきり言って何もない田舎。
それに対して帝都プレジールはセアリアス帝国の首都であり、一番栄えてる都市。
比べるまでも無いけれど人が多く、沢山の人に酔ってしまいそう。
馬車にある窓から街の様子を見ると、中の建物もみんな綺麗で3階建てとか沢山ある。
お店も沢山あって、あといい匂いがする。
おいしそう・・・・
そんな風に馬車の中から街を見ていると、馬車は貴族の人達が住んでいるエリアへ。
うん・・・・何か近寄りがたい雰囲気というか、きっと僕達には縁のない場所だなあって。
ユッテは立派な貴族さまの館を見ながら目を輝かせている。
それに行き交う人々やお店も上品な感じが多く、街中を歩く貴婦人の服なんて凄くお洒落。
僕達のみすぼらしい服装でこんな所を通ったら、すぐに捕まってしまいそう。
どんどん坂を上っていくと立派な庭の、きっと大貴族さまの館なんだろうって場所を通りながら、一番上にある城を目指す馬車。
うん、立派な城が見えてきました。
流石はお城。物凄い大きさ。
そしてこの街を囲んでる壁以上に大きな城壁。
もう言葉が出ないよ。
そう思っていると、城に到着。
予め伝え聞いてたのか、馬車は何処かに停まる事なく城内へ。
僕は生れて初めてお城へ入ったけれど、建物は・・・・古そう。
でも、しっかり手入れが行き届いてるのか、どこもかしこも綺麗。
ボーッと見ていると、いつの間にか馬車が止まり、僕達は降りる事に。
馬車の到着を待っていたのか、兵隊さん達が僕達を案内してくれる。
城の中はもう立派で、うわー立派だなあとかしか考えられずただただ後ろを着いていくだけ。
僕達は今、帝都プレジールの城壁を眼前に唯々立ち尽くしています。
大きい・・・・
どうやったらこんなに立派な、そして高い壁を作る事ができるのだろう?
高さなんてかなり大きな木ぐらいあるし。
これはよじ登ろうとしても無理だなあ。
「うわ!マジでけえ!どうなってんのこれ!」
はしゃぐヴェニアミン。
うん、気持ちは分かるよ、僕も内心物凄く興奮しているし。
「壁が高すぎて首が痛くなっちゃわ!」
ちょっとずれた反応のユッテ。
でもそうだよね、この壁を近くで見上げるように見ちゃったら首が痛くなるのも納得。
帝都へ入るには長い行列の後ろに並ばないといけないんだけど、何故か馬車は大きな門の横にある、人が並んでいない門へ。
帝都にはいくつか入り口があるけれど、僕達がやってきたのは正門と言われてるメインの門で、一般の人を通す門と貴族さまのような人達を通すための門があって、何故か僕達の乗った馬車は貴族さまが、つまり権力のある人達が使う門へ。
長い行列を横目に、何事もなく街へ入る馬車。
きっと国が用意してくれた馬車だからなんだろうな。
そうそう、聞いた話だと冒険者はもっと違う門を使うようで、この大きな門は荷物を運搬している馬車なんかが通るようになっていて、どうやら荷物の手続きがあって・・・・つまり荷物の検査とか・・・・このせいで時間がかかるみたい。
一般の冒険者はもっと小さな門で出入りするみたい。
街の中へ入ると、凄く賑やかというか華やか?
僕達がいた孤児院は、はっきり言って何もない田舎。
それに対して帝都プレジールはセアリアス帝国の首都であり、一番栄えてる都市。
比べるまでも無いけれど人が多く、沢山の人に酔ってしまいそう。
馬車にある窓から街の様子を見ると、中の建物もみんな綺麗で3階建てとか沢山ある。
お店も沢山あって、あといい匂いがする。
おいしそう・・・・
そんな風に馬車の中から街を見ていると、馬車は貴族の人達が住んでいるエリアへ。
うん・・・・何か近寄りがたい雰囲気というか、きっと僕達には縁のない場所だなあって。
ユッテは立派な貴族さまの館を見ながら目を輝かせている。
それに行き交う人々やお店も上品な感じが多く、街中を歩く貴婦人の服なんて凄くお洒落。
僕達のみすぼらしい服装でこんな所を通ったら、すぐに捕まってしまいそう。
どんどん坂を上っていくと立派な庭の、きっと大貴族さまの館なんだろうって場所を通りながら、一番上にある城を目指す馬車。
うん、立派な城が見えてきました。
流石はお城。物凄い大きさ。
そしてこの街を囲んでる壁以上に大きな城壁。
もう言葉が出ないよ。
そう思っていると、城に到着。
予め伝え聞いてたのか、馬車は何処かに停まる事なく城内へ。
僕は生れて初めてお城へ入ったけれど、建物は・・・・古そう。
でも、しっかり手入れが行き届いてるのか、どこもかしこも綺麗。
ボーッと見ていると、いつの間にか馬車が止まり、僕達は降りる事に。
馬車の到着を待っていたのか、兵隊さん達が僕達を案内してくれる。
城の中はもう立派で、うわー立派だなあとかしか考えられずただただ後ろを着いていくだけ。
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