有栖と奉日本『カクれんぼ』

ぴえ

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第四章:もういいかい??

有栖_4-2

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「お、いたいた」
「どうも」
 とあるファミレスにて有栖は右京縁と待ち合わせをしていた。高本のカフェでの待ち合わせも考えたが、既に夕刻ということもありバーに切り替わっているので利用もしにくく、右京のバイト先のから離れていることもあり、彼のバイト先付近のファミレスで待ち合わせとなった。
「ご足労かけてすみません」
「いや、こっちも調査先から近かったし。それよりも急に連絡してゴメンね。」
 今回の件について右京から話を聞いたときに、有栖は彼の連絡先を聞いていた。それを使って、連絡したところ、

「バイトが終わったあとなら会うことができます」

 と、連絡があったので有栖も一つ仕事をしてから現在に至る。
「この付近で仕事だったんですか? というか、腕、大丈夫ですか?」
 互いに座席に座り、向かい合うと世間話のように右京が聞いた。
「うん、腕は大丈夫。もうほとんど治ってるから。自分は、桜華学園の姉妹校――華梅(はなうめ)学園に用があったの」
 有栖は事前にアポイントをとり華梅学園へ行き、間接的に桜華学園の話を聞いてきたのだった。二校は頻繁に交流を行っているようで、互いの教員同士はよく知っているようだった。
「桜華学園の姉妹校――ということは楓の件で動いてくれているんですよね。すみません」
 右京が頭を下げる。事の発端となった自覚で、自身を責めているのだろう。
「別にキミが謝ることじゃないよ。こっちも調べる必要があると思っているから」
「そう言ってくれると、ありがたいです」
「まぁ、それはそれとして協力して欲しいことがある」
「何でしょう?」
「楓ちゃんと会う場所をセッティングして欲しい。もしかしたら自分は避けられているかもしれないから」
 有栖は事情を伝え、右京に協力を仰ぐ。
「わかりました。何とかしてみます。俺は今でも普通に連絡は取れているので」
「うん、ありがと。お礼にご飯でも食べて、奢るから」
「あ、ありがとうございます!」
 右京の協力で楓と会う算段はついた。有栖は、このあとはユースティティアに戻るつもりだが、その前に今日のお礼に夕食を振る舞うと、自身も一緒に軽く腹を満たすことにした。
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