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第四章:三極-1-
岩田_4-1
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岩田の腕には『それ』を地面に叩きつけたときに、重い衝撃を与えたことによる振動が伝わってきた。しかし、彼は一度指のかかった勝機に対して冷静だった。
飛田が咄嗟に後頭部をガードしていたのを見ていたのである。ならば、と次に彼が行う行動は簡単だった。
連続で地面に叩きつけることだった。高く引き上げ、地面に叩きつける。何度も、何度も、何度も――
「もういいか」
飛田が吐血し、更に数回叩きつけた辺りで岩田は手を放す。まるで布のようにするり、と彼の脚は地面へと落ちる。
「ここに来たってことは、お前は若くて、優秀な警察なんだろうな……だけど、俺も負けるわけにはいかないんだ」
飛田が咄嗟に後頭部をガードしていたのを見ていたのである。ならば、と次に彼が行う行動は簡単だった。
連続で地面に叩きつけることだった。高く引き上げ、地面に叩きつける。何度も、何度も、何度も――
「もういいか」
飛田が吐血し、更に数回叩きつけた辺りで岩田は手を放す。まるで布のようにするり、と彼の脚は地面へと落ちる。
「ここに来たってことは、お前は若くて、優秀な警察なんだろうな……だけど、俺も負けるわけにはいかないんだ」
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