魔王クリエイター

百合之花

文字の大きさ
20 / 132
Ⅰ章 予兆

20 用語辞典

切りが良いので、一部の小説独自の用語を記しておきます。
興味のない方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

⭐︎魔王クリエイター

主人公に与えられた力のことを指す。
主人公が自分でそう名付けているだけで、そういう名前の力として与えられたわけではない。
厳密には人間を間引くための天敵を作り出す力である。
人間に対して、人間のみを襲う生物は?
魔王っぽい。
じゃあそれを作り出す能力は魔王クリエイターと呼ぼう。
そんな連想から名付けられた。
いくつかの制限が存在する。
一、作り出す際に容量のようなものが存在しており、それを超える生き物は創り出せない。
ニ、作り出すとあるが、ゼロから作るには最低限、体を構成するための物質が必要。
三、既存の生物を弄る場合、掛け離れた生物への改造はできない。厳密には容量が足らない。逆に言えば容量をどうにかできれば大丈夫。

⭐︎魔王

主人公によって作られた人類に対する天敵を主人公はそう呼んでいる。
あくまでそう呼んでいるだけで、魔王という種族であるだとか、魔王だから何か特殊な力を持っているだとかはない。

⭐︎容量キャパシティ

魔王クリエイターを使う際の上限のようなもの。生き物の種類や個体差、状態などによって変化する。
主人公はまだ気づいていないがゼロから創った魔王の場合、容量が高い傾向にある。
基本的に減ることはあっても増えることはないが、主人公の肉体だけは人を殺せば殺すほど容量が増える。

⭐︎生物強度

魔王クリエイターを使った対象に付加される生き残り安さを示す数値。
人間を10とした基準値をもとに算出される。
戦闘能力や、ゲームのようなレベルではないため高いから強いというわけではないが、高いと身体能力に補正が掛かるようになっている。
補正は加算ではなく乗算。
そのためもともと小さい昆虫などの生物強度を上げるようにしたとしても人間を喰い殺したりできるようになるわけではない。
また、乗算の倍率もそこまで高いわけではないため人間より高い生物強度を持つからといって、誰彼もがバトル漫画並みの身体能力を発揮できるわけでもない。

⭐︎スキル

魔王クリエイターによって対象を改造して与えられる特殊能力のこと。
これを元に生き残り安さが算出され、生物強度が上がる。
生物強度が生き残り安さを示す値なため、生物強度をあげて基礎的な身体能力を上げたいのであれば生存率をあげるようなスキルを与えれば良いが、そうなると攻撃スキルが貧弱になり人間をうまく殺せない魔王ができる。
かと言って攻撃スキルばかり振ると不意打ちであっさり死にかねない。
そうなると生き残りにくいと判断されて生物強度が下がり、補正も得られないため尚のこと死に易くなる。
スキルの付与は用途に応じて臨機応変ないしはバランス良く与えるべきである。

⭐︎ゼルエルちゃん

主人公がこの世界に生息するハラビロカマキリを捕まえて魔王クリエイターでいじった試作型魔王。
より厳密に言えば人間を殺すように創った生物を魔王と呼んでいるため、魔王ではない。

魔王クリエイターの力を把握するための実験動物として弄くり回している間に、見た目はハラビロカマキリから禍々しくもカッコいいマオウカマキリ(興味のある方は画像検索をしてみてください)に。
大きさは30センチ越えのチワワを越す体長のカマキリとなった。
知能、寿命ともに昆虫を逸脱しており、人間の言葉を解する。
赤ちゃんが成長し、意味のある言葉を話せるようになるまで一年くらいかかるとされているが人間である主人公の言葉を細かく理解するようになったゼルエルちゃんは人間以上の知能が…?
実験動物として適当に扱っているうちに情が湧き、ペットに格上げされている。
普段は主人公の畑仕事の手伝いとして、さまざまな害虫駆除を手伝っている。

⭐︎ヨトウムシ

野菜に沸く害虫の筆頭。
ヨトウガと呼ばれる蛾の幼虫を指す言葉。
種類によって多少大きさは変わるものの、芋虫としては比較的大きめ。そのために一度発生すると瞬く間に食べ尽くされる。
週末に鉢植えごと水没させてしまおう、と呑気にしているとその間に食べ尽くされてしまうことがままある(筆者の経験談)
この世界のヨトウムシは地球のヨトウムシとほぼ変わらず、魔力という新たなエネルギーを体内に蓄えているせいか地球産より2回りほど大きく、ありとあらゆる植物に付くとされている。
ヨトウムシは漢字で夜盗虫と書き、夜の間に野菜や観葉植物の葉を食い荒らす害虫として疎まれている。
日が明けると食害していた植物の根本に潜り、夜を待つという生活サイクルで、人が活動する日中に見つけられないことが多く、気づいたら植物が丸裸にされて枯れるなんてこともザラにある。(経験談その2)
さらには普通のイモムシ類は食べる植物の種類は大体、1から多くても3種類くらいなのに対して、ヨトウムシは大体の植物を食べることができるという非常に広い食性を持つ。
実に忌々しいイモムシさん達である。
ベランダの多肉植物も食べられたのを見て、驚きましたとも。

⭐︎魔科学

通常のファンタジー小説の場合、魔法がある分、そちらに目が行って科学技術が未発達である、とするものが多いが、この世界でもその傾向はある。
いや、あった。
しかし、人類の数が増えれば増えるほど、天才、鬼才、奇人、変人、傑物、英雄の類が発生する可能性が高くなり、そうした偉大な先人達により、魔法だけではない物理法則などの科学技術に目を向ける人も一定数存在したため科学技術も目覚ましい発展を遂げている。
その結果生み出されたのが、魔法と科学を融合させた魔科学、新たな学問である。

⭐︎魔科学武器

魔科学によって造られた武器。
この世界には魔法を使った武器と、科学を使った武器、魔科学を使った武器と、大まかに3種類存在している。
そのうちの魔科学を使用した武器のことを魔科学武器と呼ぶ。
荒事を担当する職種の人間が持つ武器は基本的には魔科学武器であることが多い。
魔法を扱う際の補助や剣などの武器、防具になる。
ちなみに銃火器の類は存在しているが魔科学武器を使いこなす戦闘職からすると脅威ではないため、一般人の護身用としてしか使われない。

⭐︎アドラールの矢。
100年前まで使われていたサドラン帝国製巨大固定兵器。サドラン帝国に所属していた軍将アドラールによって設計、製造が行われた。兵器の詳細は30センチほどの鉄球を連射する巨大な戦車といった外観に近い。
100年前のサドラン帝国が開拓事業を行う際に、近隣のドラゴンが邪魔ということでドラゴン討滅が目的で開発された物だ。
スペックとしては30センチ越えの鉄球を秒間8発撃つことができる。戦車の大砲を連射できるようにしてみました!と言う豪快で大味な兵器である。
車輪が付いているがこれはあくまでも運搬を楽にするためのものであり、移動しながら撃つのはもちろん、備え付けの固定器具を使用せずに発射すると反動でとんでもないことなになる。もちろんドラゴンを対象にする兵器なため人間相手には取り回しが悪く、過剰すぎる威力を持つがゆえにドラゴンを絶滅させた後は使われずに埃をかぶっていた。





感想 7

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

一妻多夫の獣人世界でマッチングアプリします♡

具なっしー
恋愛
前世の記憶を持つソフィアは、綿菓子のような虹色の髪を持つオコジョ獣人の令嬢。 この世界では男女比が極端に偏っており、女性が複数の夫を持つ「一妻多夫制」が当たり前。でも、前世日本人だったソフィアには、一人の人を愛する感覚しかなくて……。 そんな私に、20人の父様たちは「施設(強制繁殖システム)送り」を避けるため、マッチングアプリを始めさせた。 最初は戸惑いながらも、出会った男性たちはみんな魅力的で、優しくて、一途で――。 ■ 大人の余裕とちょっと意地悪な研究者 ■ 不器用だけど一途な騎士 ■ ぶっきらぼうだけど優しい元義賊 ■ 完璧主義だけど私にだけ甘えん坊な商人 ■ 超ピュアなジムインストラクター ■ コミュ力高めで超甘々なパティシエ ■ 私に一生懸命な天才年下魔法学者 気づけば7人全員と婚約していた!? 「私達はきっと良い家族になれます!」 これは、一人の少女と七人(…)の婚約者たちが、愛と絆を育んでいく、ちょっと甘くて笑える逆ハーレム・ラブコメディ。 という異世界×獣人×一妻多夫×マッチングアプリの、設定盛りだくさんな話。超ご都合主義なので苦手な人は注意! ※表紙はAIです

神様の手違いで異世界転生した俺の魅了チートが、勇者のハーレムを根こそぎ奪って溺愛ハーレム作りました!

まさき
恋愛
ブラック企業で働き続けた俺、佐藤誠が過労で倒れ、気づけば異界の地。 「手違いで死なせちゃってごめん!」という神様から、お詫びに貰ったのは規格外の【魅了】スキル——。 だが、元社畜の俺にはその自覚が微塵もない! ​ただ誠実に、普通に生きようとしているだけなのに、エルフの賢者、獣人の少女、最強の聖女、さらには魔王の娘までもが、俺の「社畜仕込みの優しさ」に絆されて居座り始める。 ​一方で、10年かけて仲間を集めたはずの「勇者・勝利」は、自身の傲慢さゆえに、誠へとなびく仲間たちを一人、また一人と失っていく。 「俺は勇者だぞ! なぜ手違い転生者に負けるんだあああ!?」 ​人界から天界、そして宇宙の創造へ——。 無自覚な誠実さで世界を塗り替えてしまう、元社畜の究極溺愛ハーレムファンタジー、ここに開幕!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜

まさき
ファンタジー
異世界転生した最強の金持ち嫡男、 専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活   現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。   しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。   彼は大陸一の富を誇る名門貴族―― ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。   カイルに与えられたのは ・世界一とも言える圧倒的な財力 ・財力に比例して増大する規格外の魔力   そして何より彼を驚かせたのは――   彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。   献身的なエルフのメイド長リリア。 護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。   さらに個性豊かな巨乳メイドたち。   カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。   すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――   「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」   領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、 時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、   最強の御曹司カイルは 世界一幸せなハーレムを築いていく。 最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。

【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~

シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。 前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。 その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!