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Ⅱ章 進撃
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⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
僕の名はエルルっ!
農家の一人息子で爽やかな8歳児さ!
そんな僕の朝は最近同居し始めた1歳年下の女の子と一緒のベッドから始まる。
「おはよう、リアちゃん」
「おはよう、エルルくん」
朝の挨拶は大事。古事記にもそう書いてある気がする。
ただ言わせてもらいたいのが、先に起きているのなら起きてて大丈夫なのよ?
彼女は毎朝のように僕より早く目覚めてはそのままベッドで僕の寝顔を見つめ続けているように思う。
目を覚ますと必ず彼女と目が合うものでね。
僕を起こすかもと思っているのならば、別に気にしなくていいのだからと言うと、彼女は一言。
「大丈夫」
そ、そう?
なにが大丈夫なのだろうか。
まあいい。無表情な女の子のドアップでスッキリ目覚め、僕は畑に出かける。
もともと僕と母の二人暮らしゆえにベッドも当然、二つしかない。
なんならちょっと前までは子供らしく母と一緒に寝ていて一つしかなかったのだ。
二つしかないと言うことはリアちゃんがベッドで寝るには母と僕のどちらかと一緒に寝るしかない訳で、まあ順当にと言うべきかリアちゃんは僕と寝ることを望んだ。
リアちゃんからすれば僕の母とはほぼ初対面。さもありなん。
僕自身、異性とはいえども小さな子供と寝ることに否やない。
広々としたベッドを独占できなくなると言う意味では少々不満ではあったし、寝てる最中に寝相が悪くてリアちゃんを怪我させてしまうかもと不安になったが、母曰く僕の寝相は大人しいから問題ないとのことでリアちゃんが家に来てからというもの一緒に寝なかった日はない。
まあ、リアちゃんと寝ることは嫌じゃない。
むしろ、お互いの体温でぬっくりして寝つきが良いくらいだ。
ただ寝起きの無表情ガン見ドアップ状態はちょっとアレかなって。
ビビっちゃうよね。うむ。
「そこんところどう思う?ゼルエルちゃん」
「…ぷいっ」
今日も害虫捕食に精を出すゼルエルちゃんに軽くお悩み相談したのだが、知らんがなとばかりにそっぽをむかれた。
オウ!クール!!
そう言って茶化すとカマで引っ叩かれた。
痛い。
ゼルエルちゃんに引っ叩かれた頬をさすりながら、害虫たるヤサイゾウムシやヨトウムシ、カメムシなどを取り除いていくと魔王クリエイターのクリエイト画面のようなものが目の前に展開された。
「あら?魔王クリエイターを使ってないのになんでこの画面が表示されたんだろう?」
なにか魔王クリエイターの力に変化でもあったのか?と画面内に目を通していくと、管理、と書かれた項目が点滅していた。
管理項目を開くと魔王達の現在の大まかなコンディションがわかるのだが、そこを見ると魔王ゾウムシの名前が消えているではないか。
あれ?
登録消したっけ?
管理画面から各魔王のコンディションを見るには魔王クリエイターで弄っただけでは無理で、管理画面で表示するようにしないといけない。
ここに名前を出して、と念じるだけで良い。
しかし、そこには魔王ヨトウガと異形のヒト、魔王蝶々の3つの名前しか無かった。
異形のヒト?
異形の芝犬もどきのことか?
超進化スキルで芝犬ではなく、ヒトになってしまったのだろうか?
ちょっと分からない。
ちなみに魔王として弄ったつもりのない魔王クリエイターによる被対象者である僕やリアちゃん、ゼルエルちゃんは登録していないのでもともと名前がない。
魔王ゾウムシの名前はどこにいっちゃったんだろう?
魔王クリエイターのクリエイト画面が急に出たりして、何かあったのだろうか。
とりあえず、魔王蝶々の視界を借りてなにがあったか見てみることにしよう。
一応、魔王蝶々には一匹を魔王ゾウムシに付けて、途中で繁殖したら適当に拡散するように言っておいた。
今は数十匹に増えていて、成虫は数匹しかいない。
まあ、放ってからそんなに経過してないしこんなものだろう。
管理画面の魔王蝶々の項目を開き、そこから魔王ゾウムシに付けた個体を選ぶ。
そして視界を借りて魔王ゾウムシを確認したところ、人間に運ばれている様子が映った。
まじか。
魔王ゾウムシの生物強度は23。生物強度は人間が10を基準に、数値化される。生物強度が2倍以上の魔王ゾウムシが仕留められちゃったのか。
まあ、強さではなく、生き残りやすさだから倒されても仕方ないとは思うけれど、逆にいえば魔王ゾウムシは単体でありながら過剰なまでに沢山いる人間の倍以上生き残りやすい筈だったのだ。
生き残りやすいとはすなわちそれだけ外敵に殺されにくいと言い換えることもできる。
繁殖できない単体の魔王ゾウムシならばなおさら。
流石に最初の街らしき場所で殺されてしまったのは想定外である。
なにがあったのか?
魔王蝶々の視界から見て取れるに街は半壊といったところ。
人々の死体っぽいものや怪我人も沢山転がっていて、自分のやったこととはいえどもゲンナリしてしまう。
極力見ないようにしつつ、魔王蝶々に指示してさまざまな場所を見る。
辺境暮らしなので初めて人口密集地たる街を見たのだが、おぞましい数の人間が見て取れた。
東京の人混みをニュースなどで見ていた前世を思い出させるが、あれよりも酷い。
辺境に生まれて良かったとしみじみ思う。
毎日が人気テーマパーク並みの人混みだ。
まあ、街が壊されて避難した結果で、より密集しているというのもあるだろうけれど。
しばらく魔王蝶々をあっちにフラフラ、こっちにヒラヒラとしていると何やらいかにもな感じの施設を確認する。
軍事基地のような物々しさを感じさせるところに侵入しようとしたところで
「あいた?!」
「しゃかしゃか」
前脚である両手のカマをしゃかしゃかさせながら僕を小突いてきたゼルエルちゃん。
働いているのが私だけじゃないの!?あなたも動きなさいよと主張しているように見える。
ごめんねと謝りつつ、とりあえず視界を借りるのはこれくらいで、先に畑仕事を済ませてしまおう。
なんなら明日でもいいや。
魔王蝶々の視界を借りて初めて気付いたのだが、魔王蝶々の視界を借りれるだけで音は聞こえなかった。
今更ながら音も聞き取れるようにすれば良かったと反省しつつ、とりあえず野菜の害虫を取っていくことに。
次の日。
今日は雨が降っていたので畑仕事はお休みだ。
なので、リアちゃんの無表情ガン見ドアップでスッキリ目覚めたあとは再度、魔王蝶々の視界を借りることにした。
ついでに試したことは無かったが、目の前に魔王クリエイターで弄る対象が無くても魔王クリエイターの管理画面に登録した生物を弄れるかをやってみた。
そしたら出来たので、聴覚交信のスキルを魔王蝶々に追加してみた。
すると音も聞き取れるようになって、魔王蝶々が侵入した場所がプラベリアから西にあるアムール公国の極東部国境に位置する大都市ランブル、その軍事基地の支部らしきことがわかった。
アームズシェルとな?ふむふむ。
見た目は全然違っても遺伝的には魔王ゾウムシの元にしたヤサイゾウムシと一緒とな?そうなのかー。
何々、防衛体制を見直しする?
ほうほう。
そして一晩経過したにもかかわらず、転がり続ける死体。
それを見てティンときた。
きてしまった。
僕の魔王クリエイターを使うには魔王クリエイターをつかう対象が目の前に存在してなくてはいけない。
この目の前というのがどこまでのことを言うのかは検証していなかった。
つまり、視界に入っていれば魔王クリエイターを使えるのではないか?と。
もっと言えば魔王蝶々を介して見た対象に魔王クリエイターを発動することができるのではないかと僕は閃いたのだ。
僕の名はエルルっ!
農家の一人息子で爽やかな8歳児さ!
そんな僕の朝は最近同居し始めた1歳年下の女の子と一緒のベッドから始まる。
「おはよう、リアちゃん」
「おはよう、エルルくん」
朝の挨拶は大事。古事記にもそう書いてある気がする。
ただ言わせてもらいたいのが、先に起きているのなら起きてて大丈夫なのよ?
彼女は毎朝のように僕より早く目覚めてはそのままベッドで僕の寝顔を見つめ続けているように思う。
目を覚ますと必ず彼女と目が合うものでね。
僕を起こすかもと思っているのならば、別に気にしなくていいのだからと言うと、彼女は一言。
「大丈夫」
そ、そう?
なにが大丈夫なのだろうか。
まあいい。無表情な女の子のドアップでスッキリ目覚め、僕は畑に出かける。
もともと僕と母の二人暮らしゆえにベッドも当然、二つしかない。
なんならちょっと前までは子供らしく母と一緒に寝ていて一つしかなかったのだ。
二つしかないと言うことはリアちゃんがベッドで寝るには母と僕のどちらかと一緒に寝るしかない訳で、まあ順当にと言うべきかリアちゃんは僕と寝ることを望んだ。
リアちゃんからすれば僕の母とはほぼ初対面。さもありなん。
僕自身、異性とはいえども小さな子供と寝ることに否やない。
広々としたベッドを独占できなくなると言う意味では少々不満ではあったし、寝てる最中に寝相が悪くてリアちゃんを怪我させてしまうかもと不安になったが、母曰く僕の寝相は大人しいから問題ないとのことでリアちゃんが家に来てからというもの一緒に寝なかった日はない。
まあ、リアちゃんと寝ることは嫌じゃない。
むしろ、お互いの体温でぬっくりして寝つきが良いくらいだ。
ただ寝起きの無表情ガン見ドアップ状態はちょっとアレかなって。
ビビっちゃうよね。うむ。
「そこんところどう思う?ゼルエルちゃん」
「…ぷいっ」
今日も害虫捕食に精を出すゼルエルちゃんに軽くお悩み相談したのだが、知らんがなとばかりにそっぽをむかれた。
オウ!クール!!
そう言って茶化すとカマで引っ叩かれた。
痛い。
ゼルエルちゃんに引っ叩かれた頬をさすりながら、害虫たるヤサイゾウムシやヨトウムシ、カメムシなどを取り除いていくと魔王クリエイターのクリエイト画面のようなものが目の前に展開された。
「あら?魔王クリエイターを使ってないのになんでこの画面が表示されたんだろう?」
なにか魔王クリエイターの力に変化でもあったのか?と画面内に目を通していくと、管理、と書かれた項目が点滅していた。
管理項目を開くと魔王達の現在の大まかなコンディションがわかるのだが、そこを見ると魔王ゾウムシの名前が消えているではないか。
あれ?
登録消したっけ?
管理画面から各魔王のコンディションを見るには魔王クリエイターで弄っただけでは無理で、管理画面で表示するようにしないといけない。
ここに名前を出して、と念じるだけで良い。
しかし、そこには魔王ヨトウガと異形のヒト、魔王蝶々の3つの名前しか無かった。
異形のヒト?
異形の芝犬もどきのことか?
超進化スキルで芝犬ではなく、ヒトになってしまったのだろうか?
ちょっと分からない。
ちなみに魔王として弄ったつもりのない魔王クリエイターによる被対象者である僕やリアちゃん、ゼルエルちゃんは登録していないのでもともと名前がない。
魔王ゾウムシの名前はどこにいっちゃったんだろう?
魔王クリエイターのクリエイト画面が急に出たりして、何かあったのだろうか。
とりあえず、魔王蝶々の視界を借りてなにがあったか見てみることにしよう。
一応、魔王蝶々には一匹を魔王ゾウムシに付けて、途中で繁殖したら適当に拡散するように言っておいた。
今は数十匹に増えていて、成虫は数匹しかいない。
まあ、放ってからそんなに経過してないしこんなものだろう。
管理画面の魔王蝶々の項目を開き、そこから魔王ゾウムシに付けた個体を選ぶ。
そして視界を借りて魔王ゾウムシを確認したところ、人間に運ばれている様子が映った。
まじか。
魔王ゾウムシの生物強度は23。生物強度は人間が10を基準に、数値化される。生物強度が2倍以上の魔王ゾウムシが仕留められちゃったのか。
まあ、強さではなく、生き残りやすさだから倒されても仕方ないとは思うけれど、逆にいえば魔王ゾウムシは単体でありながら過剰なまでに沢山いる人間の倍以上生き残りやすい筈だったのだ。
生き残りやすいとはすなわちそれだけ外敵に殺されにくいと言い換えることもできる。
繁殖できない単体の魔王ゾウムシならばなおさら。
流石に最初の街らしき場所で殺されてしまったのは想定外である。
なにがあったのか?
魔王蝶々の視界から見て取れるに街は半壊といったところ。
人々の死体っぽいものや怪我人も沢山転がっていて、自分のやったこととはいえどもゲンナリしてしまう。
極力見ないようにしつつ、魔王蝶々に指示してさまざまな場所を見る。
辺境暮らしなので初めて人口密集地たる街を見たのだが、おぞましい数の人間が見て取れた。
東京の人混みをニュースなどで見ていた前世を思い出させるが、あれよりも酷い。
辺境に生まれて良かったとしみじみ思う。
毎日が人気テーマパーク並みの人混みだ。
まあ、街が壊されて避難した結果で、より密集しているというのもあるだろうけれど。
しばらく魔王蝶々をあっちにフラフラ、こっちにヒラヒラとしていると何やらいかにもな感じの施設を確認する。
軍事基地のような物々しさを感じさせるところに侵入しようとしたところで
「あいた?!」
「しゃかしゃか」
前脚である両手のカマをしゃかしゃかさせながら僕を小突いてきたゼルエルちゃん。
働いているのが私だけじゃないの!?あなたも動きなさいよと主張しているように見える。
ごめんねと謝りつつ、とりあえず視界を借りるのはこれくらいで、先に畑仕事を済ませてしまおう。
なんなら明日でもいいや。
魔王蝶々の視界を借りて初めて気付いたのだが、魔王蝶々の視界を借りれるだけで音は聞こえなかった。
今更ながら音も聞き取れるようにすれば良かったと反省しつつ、とりあえず野菜の害虫を取っていくことに。
次の日。
今日は雨が降っていたので畑仕事はお休みだ。
なので、リアちゃんの無表情ガン見ドアップでスッキリ目覚めたあとは再度、魔王蝶々の視界を借りることにした。
ついでに試したことは無かったが、目の前に魔王クリエイターで弄る対象が無くても魔王クリエイターの管理画面に登録した生物を弄れるかをやってみた。
そしたら出来たので、聴覚交信のスキルを魔王蝶々に追加してみた。
すると音も聞き取れるようになって、魔王蝶々が侵入した場所がプラベリアから西にあるアムール公国の極東部国境に位置する大都市ランブル、その軍事基地の支部らしきことがわかった。
アームズシェルとな?ふむふむ。
見た目は全然違っても遺伝的には魔王ゾウムシの元にしたヤサイゾウムシと一緒とな?そうなのかー。
何々、防衛体制を見直しする?
ほうほう。
そして一晩経過したにもかかわらず、転がり続ける死体。
それを見てティンときた。
きてしまった。
僕の魔王クリエイターを使うには魔王クリエイターをつかう対象が目の前に存在してなくてはいけない。
この目の前というのがどこまでのことを言うのかは検証していなかった。
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