98 / 132
Ⅴ章
98
しおりを挟む
ルービィ少年はダンジョンから脱出することに成功した。
彼は瞬時に現在の場所から別の場所に移動する魔法、いわゆるワープだとか、転移魔法だとか呼ばれる高難度魔法を会得していた。
アルルが彼らに対してはなったデマカセである、アイテムを出し入れする腕輪に対してあり得ないものであると言う見識を持てたのも、実は彼自身がそうした次元やら時空やらに干渉する魔法の使い手だからである。
この世界において、転移魔法の技術はそれこそ誰にでも使えるくらいには確立されている技術であり、個人の持つ魔力量によって飛べる距離が違うくらいで特殊な血筋だとか先天的な生まれつきの才能は必要ない。
必要なのはただ一点。
ソレ専門の教授レベルの頭脳である。
非常に高いレベルの専門知識を学び、十全に理解することが要となる。
つまりはルービィ少年は少年と呼べる現在の段階でありながら、時空に干渉する研究を行うプロの研究者達並みの知識を持っていることになる。
それでありながらも戦闘まで行うことが出来るルービィ少年は地球で例えるならば、フェルマーの最終定理を解けるだけの学識を持ちながら、プロのスポーツ選手として活躍しているようなもの。
マルチな方面での天才っぷりを発揮するまさに100年、200年単位で1人生まれるかどうか、下手をすれば1000年に1人と言うレベルの鬼才であった。
流石にかなりの集中力を要するために、転移魔法を使う前には無防備になるのは致し方ないところであるが、年齢を加味すれば十分過ぎる能力を持つ。
さらにオマケとばかりに、魔女ほどでは無いがソレに準ずるほどには潤沢な魔力を持っているゆえ、彼は一度の魔法で数キロ、事前に記した目印を目標とすれば数十キロ単位で瞬間的に移動が可能。
唯一の欠点は魔法の対象が自分一人のみと言ったところか。
しかし、それで良い。
フォルフォー少年とルービィ少年の2人はキノコマンを倒すことができないと判断した。
よしんば倒せたとしても、その頃には2人のうちのどちらかは死んでいるか、へとへと状態でゴブリンに殺されて終わり。
どうにもならない。
ゆえに彼らは助っ人を呼ぶことを決める。
彼らを鍛えた師匠だ。
彼らの振るう剣術はもちろんのこと、転移魔法を含めた魔法全ても師匠から学んだものである。
師匠ならば何とかしてくれるはず。
意気揚々と出立して、今更助けを求めるのは格好悪いことこの上ないし、迷惑をかけることになるがきっと彼女ならば助けてくれる。
その一心でルービィは転移魔法を連続で使用する。
街に戻って馬車を借りるべきかと考えたがアルルの言を信じるならば、街中に戻るのも危険だ。
魔力が無くなるまで転移を行い、後は足が千切れるまで走り続けた。
ルービィは奮起した。
必ず、かの邪智暴虐のキノコマンを、アルルを倒し、フォルフォーを助ける、と。
ダンジョンで得られた素材から作った靴はすでにアルルによってただの布同然の貧弱な物に変えられたために、とうにぼろぼろ。
足の裏の皮が剥がれて血が噴き出ていた。
魔力を限界まで使った上で走り続けているせいか、息切れが酷く、目眩や頭痛、一部の間接まで痛み出す。
しかし、彼は足を止めない。
止められない。
今もフォルフォーが助けを待っている。
必ずルービィが助けを連れて、ダンジョンに戻ってくるはずだ。
そう信じて一人でキノコマンを相手に時間稼ぎに徹しているはずだ。
大丈夫、彼ならば持ち堪えてくれるはず。
周りからも鬼才と言われたルービィが今に至るまで、調子に乗り過ぎる性格になっていないのはフォルフォー少年というもう一人の天才がいたからである。
彼は地頭が普通よりも悪いというか抜けているところはあれど、人間離れした身体能力と戦闘感を持つ。
あいつならば、なんとか。
あいつならば、どうにか。
あいつならば、きっとそう。
耐え忍んでくれるはず。
不幸中の幸い。
ダンジョンの位置は彼らの故郷と近い。
とは言え数百キロは離れている。
師匠のところまで辿り着けば、師匠の転移魔法でなんとかなる。
だから。
だから。
だからこそ、彼は自身の体を顧みずに走り続けた。
僅かでも魔力が回復すれば転移魔法を使い、国境もまた転移魔法ですり抜けて時間のロスを無くし、ひたすらに走り続ける。
「ごほっ」
無茶のしすぎだろうか?
文字通り、血反吐吐きながらもルービィは走り続けた。
いや、魔力の使い過ぎか?
そうだとしても血反吐吐くのは可笑しい話だと頭の片隅で警鐘がなるが、ルービィはそれを努めて無視をした。
魔力もまた体を維持するための体内エネルギーの一種。
枯渇すれば当然ながら体に無視できない害を生す。
それが身体に現れた結果か、ルービィには判断ができなかった。
魔力を枯渇した際の具体的な影響を思い出せるほどの医学知識までは無かった。
もちろんこのまま走り続けて大丈夫なのかも。
しかし、彼は走る。
走り続けた。
痛みを無視して、苦しみを堪えて、嘆きを飲み込んで。
数時間は確実に経過しただろうか。
具体的な時間はあまりの疲労からか思考がハッキリとせず、とんと分からない。
しかし、ようやく二人の故郷が見えて来た。
プラベリア北端部に位置する大都市の一つである師匠の住む故郷が。
門番の姿が見え始める。
彼らと話す時間も惜しい。
「おいっ…とま…」
なけなしの魔力を使って転移魔法を使い、静止しようとする門番を捲く。
当然、そんな事をすれば街中に唐突に現れたボロボロの何かに町の住人が驚いて距離を取る。
ざわざわと何事かを話しているが、当然ながら聞いている場合ではない。
いや、聞いている余裕がない。
今にも意識が飛びそうなボロボロの何かは自らの求める場所へと歩を進める。
走っているつもりなのにその足は遅々として進まない。
もう、体の限界が近い。
ここまで来て倒れ伏すわけにはいかない。
しかし、足はいよいよ動かなくなった。
足が別の生き物のように、うんともすんとも言わない。
足の感覚がすっかり断ち消え、無いものかと錯覚してしまうほどだ。
「…ぁっ」
ならば周りの人に師匠を呼んでもらおうと声をあげようとするも声が掠れて周りのざわめきにかき消されるばかり。
「…っっっ!」
だったら筆談でと腰に備えていた小さなアイテム入れから鉛筆と紙を取り出そうとして、アイテム入れの蓋を開けようとしても、それを開けることすら出来ない。
手がうまく動かせない上に、手がやたらと膨れているように見えるほど目も霞んでいるようだ。
ここにきて本当に自分が師匠の住む都市に辿り着けたのか、不安になった。
いつから目が見えづらくなっていたのか。
ちゃんと戻って来たはずだ。
もし、別の街と間違っていたらフォルフォーはどうなる?
助けが来ると信じて待っているフォルフォーは死ぬしかないではないか。
あまりに絶望じみた未来予想にさしもの彼も目から涙が滲み出る。
どうしたら?
どうすれば?
どうすべき?
「まったく、あんたって子は…」
「…っぁぅっ?!」
だが、人々の喧騒が彼女を呼び寄せたのだろう。
長い金髪をたなびかせ、溢れんばかりの双丘を胸に、一人の綺麗な女性がボロボロの彼の前に姿を現した。
扇情的な赤いドレスを身につけ、いつの間にか『何か』の前に立っていた。
「良く頑張ったね。…本当に良く頑張った。後は私に任せて、安心してお眠り」
まるで産毛に包まれたかのように、白い糸状の何かに包まれた何かは、一筋の涙を流した後。
変形した腕を動かし、何かを伝えようとして、そのまま沈黙。
二度と動くことはなかった。
「燃えろ」
ジュボッと。
一瞬で何かは、ルービィ少年だった何かは、燃え尽きた。
「師匠、急に消えてどうし…っ今のは?」
彼女を追って来たのだろう。
一人の少女が師匠と呼ばれた金髪の女性の背後に転移魔法で現れた。
「話は後だよ。ちょいと出かけなきゃいけない急用ができた。師匠として弟子の仇くらいは取ってやらないとね」
「えっ?」
「今のはルービィだね。となると、フォルフォーは…生きているかは望み薄か…あんたは家で留守番してな」
「いや!私も行く!!いつ行くの!?準備してくる!!」
「しなくていいよ。行くのは今すぐ。だから準備なんて間に合わないからね」
と、師匠が弟子らしき少女に応えた瞬間、師匠の周りの風景はがらりと変わる。
そして、ぐちゃぐちゃの肉の塊へとスプラッタ整形されたフォルフォーの死体、それにとどめを刺した直後、数分も経っていないであろう血塗れのキノコマンを見て
「…まったく。世の中ってのはクソッタレだねぇ」
あと数分。
後数分、早ければフォルフォー少年は助かったであろう。
何時間も粘り続けたフォルフォーを仕留め、物言わぬ肉塊に変えた直後のキノコマンは唐突な侵入者に驚き、硬直し、しかし、素晴らしい反射でもって師匠に攻撃を繰り出そうとした。
しかし。
「ぜーんぶ、爆ぜろ」
ぼそりと師匠がつぶやいた次の瞬間。
キノコマンは全て吹き飛び、爆炎はそれだけにとどまらず、壁を崩壊させて周辺一帯、ダンジョンをまるごと焼き飛ばし、壊した。
彼は瞬時に現在の場所から別の場所に移動する魔法、いわゆるワープだとか、転移魔法だとか呼ばれる高難度魔法を会得していた。
アルルが彼らに対してはなったデマカセである、アイテムを出し入れする腕輪に対してあり得ないものであると言う見識を持てたのも、実は彼自身がそうした次元やら時空やらに干渉する魔法の使い手だからである。
この世界において、転移魔法の技術はそれこそ誰にでも使えるくらいには確立されている技術であり、個人の持つ魔力量によって飛べる距離が違うくらいで特殊な血筋だとか先天的な生まれつきの才能は必要ない。
必要なのはただ一点。
ソレ専門の教授レベルの頭脳である。
非常に高いレベルの専門知識を学び、十全に理解することが要となる。
つまりはルービィ少年は少年と呼べる現在の段階でありながら、時空に干渉する研究を行うプロの研究者達並みの知識を持っていることになる。
それでありながらも戦闘まで行うことが出来るルービィ少年は地球で例えるならば、フェルマーの最終定理を解けるだけの学識を持ちながら、プロのスポーツ選手として活躍しているようなもの。
マルチな方面での天才っぷりを発揮するまさに100年、200年単位で1人生まれるかどうか、下手をすれば1000年に1人と言うレベルの鬼才であった。
流石にかなりの集中力を要するために、転移魔法を使う前には無防備になるのは致し方ないところであるが、年齢を加味すれば十分過ぎる能力を持つ。
さらにオマケとばかりに、魔女ほどでは無いがソレに準ずるほどには潤沢な魔力を持っているゆえ、彼は一度の魔法で数キロ、事前に記した目印を目標とすれば数十キロ単位で瞬間的に移動が可能。
唯一の欠点は魔法の対象が自分一人のみと言ったところか。
しかし、それで良い。
フォルフォー少年とルービィ少年の2人はキノコマンを倒すことができないと判断した。
よしんば倒せたとしても、その頃には2人のうちのどちらかは死んでいるか、へとへと状態でゴブリンに殺されて終わり。
どうにもならない。
ゆえに彼らは助っ人を呼ぶことを決める。
彼らを鍛えた師匠だ。
彼らの振るう剣術はもちろんのこと、転移魔法を含めた魔法全ても師匠から学んだものである。
師匠ならば何とかしてくれるはず。
意気揚々と出立して、今更助けを求めるのは格好悪いことこの上ないし、迷惑をかけることになるがきっと彼女ならば助けてくれる。
その一心でルービィは転移魔法を連続で使用する。
街に戻って馬車を借りるべきかと考えたがアルルの言を信じるならば、街中に戻るのも危険だ。
魔力が無くなるまで転移を行い、後は足が千切れるまで走り続けた。
ルービィは奮起した。
必ず、かの邪智暴虐のキノコマンを、アルルを倒し、フォルフォーを助ける、と。
ダンジョンで得られた素材から作った靴はすでにアルルによってただの布同然の貧弱な物に変えられたために、とうにぼろぼろ。
足の裏の皮が剥がれて血が噴き出ていた。
魔力を限界まで使った上で走り続けているせいか、息切れが酷く、目眩や頭痛、一部の間接まで痛み出す。
しかし、彼は足を止めない。
止められない。
今もフォルフォーが助けを待っている。
必ずルービィが助けを連れて、ダンジョンに戻ってくるはずだ。
そう信じて一人でキノコマンを相手に時間稼ぎに徹しているはずだ。
大丈夫、彼ならば持ち堪えてくれるはず。
周りからも鬼才と言われたルービィが今に至るまで、調子に乗り過ぎる性格になっていないのはフォルフォー少年というもう一人の天才がいたからである。
彼は地頭が普通よりも悪いというか抜けているところはあれど、人間離れした身体能力と戦闘感を持つ。
あいつならば、なんとか。
あいつならば、どうにか。
あいつならば、きっとそう。
耐え忍んでくれるはず。
不幸中の幸い。
ダンジョンの位置は彼らの故郷と近い。
とは言え数百キロは離れている。
師匠のところまで辿り着けば、師匠の転移魔法でなんとかなる。
だから。
だから。
だからこそ、彼は自身の体を顧みずに走り続けた。
僅かでも魔力が回復すれば転移魔法を使い、国境もまた転移魔法ですり抜けて時間のロスを無くし、ひたすらに走り続ける。
「ごほっ」
無茶のしすぎだろうか?
文字通り、血反吐吐きながらもルービィは走り続けた。
いや、魔力の使い過ぎか?
そうだとしても血反吐吐くのは可笑しい話だと頭の片隅で警鐘がなるが、ルービィはそれを努めて無視をした。
魔力もまた体を維持するための体内エネルギーの一種。
枯渇すれば当然ながら体に無視できない害を生す。
それが身体に現れた結果か、ルービィには判断ができなかった。
魔力を枯渇した際の具体的な影響を思い出せるほどの医学知識までは無かった。
もちろんこのまま走り続けて大丈夫なのかも。
しかし、彼は走る。
走り続けた。
痛みを無視して、苦しみを堪えて、嘆きを飲み込んで。
数時間は確実に経過しただろうか。
具体的な時間はあまりの疲労からか思考がハッキリとせず、とんと分からない。
しかし、ようやく二人の故郷が見えて来た。
プラベリア北端部に位置する大都市の一つである師匠の住む故郷が。
門番の姿が見え始める。
彼らと話す時間も惜しい。
「おいっ…とま…」
なけなしの魔力を使って転移魔法を使い、静止しようとする門番を捲く。
当然、そんな事をすれば街中に唐突に現れたボロボロの何かに町の住人が驚いて距離を取る。
ざわざわと何事かを話しているが、当然ながら聞いている場合ではない。
いや、聞いている余裕がない。
今にも意識が飛びそうなボロボロの何かは自らの求める場所へと歩を進める。
走っているつもりなのにその足は遅々として進まない。
もう、体の限界が近い。
ここまで来て倒れ伏すわけにはいかない。
しかし、足はいよいよ動かなくなった。
足が別の生き物のように、うんともすんとも言わない。
足の感覚がすっかり断ち消え、無いものかと錯覚してしまうほどだ。
「…ぁっ」
ならば周りの人に師匠を呼んでもらおうと声をあげようとするも声が掠れて周りのざわめきにかき消されるばかり。
「…っっっ!」
だったら筆談でと腰に備えていた小さなアイテム入れから鉛筆と紙を取り出そうとして、アイテム入れの蓋を開けようとしても、それを開けることすら出来ない。
手がうまく動かせない上に、手がやたらと膨れているように見えるほど目も霞んでいるようだ。
ここにきて本当に自分が師匠の住む都市に辿り着けたのか、不安になった。
いつから目が見えづらくなっていたのか。
ちゃんと戻って来たはずだ。
もし、別の街と間違っていたらフォルフォーはどうなる?
助けが来ると信じて待っているフォルフォーは死ぬしかないではないか。
あまりに絶望じみた未来予想にさしもの彼も目から涙が滲み出る。
どうしたら?
どうすれば?
どうすべき?
「まったく、あんたって子は…」
「…っぁぅっ?!」
だが、人々の喧騒が彼女を呼び寄せたのだろう。
長い金髪をたなびかせ、溢れんばかりの双丘を胸に、一人の綺麗な女性がボロボロの彼の前に姿を現した。
扇情的な赤いドレスを身につけ、いつの間にか『何か』の前に立っていた。
「良く頑張ったね。…本当に良く頑張った。後は私に任せて、安心してお眠り」
まるで産毛に包まれたかのように、白い糸状の何かに包まれた何かは、一筋の涙を流した後。
変形した腕を動かし、何かを伝えようとして、そのまま沈黙。
二度と動くことはなかった。
「燃えろ」
ジュボッと。
一瞬で何かは、ルービィ少年だった何かは、燃え尽きた。
「師匠、急に消えてどうし…っ今のは?」
彼女を追って来たのだろう。
一人の少女が師匠と呼ばれた金髪の女性の背後に転移魔法で現れた。
「話は後だよ。ちょいと出かけなきゃいけない急用ができた。師匠として弟子の仇くらいは取ってやらないとね」
「えっ?」
「今のはルービィだね。となると、フォルフォーは…生きているかは望み薄か…あんたは家で留守番してな」
「いや!私も行く!!いつ行くの!?準備してくる!!」
「しなくていいよ。行くのは今すぐ。だから準備なんて間に合わないからね」
と、師匠が弟子らしき少女に応えた瞬間、師匠の周りの風景はがらりと変わる。
そして、ぐちゃぐちゃの肉の塊へとスプラッタ整形されたフォルフォーの死体、それにとどめを刺した直後、数分も経っていないであろう血塗れのキノコマンを見て
「…まったく。世の中ってのはクソッタレだねぇ」
あと数分。
後数分、早ければフォルフォー少年は助かったであろう。
何時間も粘り続けたフォルフォーを仕留め、物言わぬ肉塊に変えた直後のキノコマンは唐突な侵入者に驚き、硬直し、しかし、素晴らしい反射でもって師匠に攻撃を繰り出そうとした。
しかし。
「ぜーんぶ、爆ぜろ」
ぼそりと師匠がつぶやいた次の瞬間。
キノコマンは全て吹き飛び、爆炎はそれだけにとどまらず、壁を崩壊させて周辺一帯、ダンジョンをまるごと焼き飛ばし、壊した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる