どうか抱いてよテンペスタ

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一話


 空には黒き太陽が輝き、地には昏き瘴気の渦が満ち満ちる、ここは天魔外道の蔓延る魔界。
 天界人界より境を隔てたこの世界は、歴代の魔王によって統治され、遍く異形の者共は、人の子にも敵わぬ雑魚から天地揺るがす大貴族まで、魔王の腕の一振りに、頭を垂れては侍り従うものである。
 魔界の中心、最深部、そこには天をも貫かんばかりに聳え立つ、荘厳なる魔王城が存在する。この魔界で最も濃い瘴気を帯び、名だたる大悪魔達を擁する、禍々しき魔王の居城。力の弱い魔物など、近付くだけで命を落とすとすら噂される魔王城に仕える者は、その末端に至るまでが、上級と呼ばれる高い能力を持つ魔族である。
 立ちはだかる城壁、蠢く闇。魔界の深淵そのものたる魔王城は、それに相応しい威厳を持って、今日も暗澹に沈み──。
「まっおうさまぁー!」
 その高貴にして儼乎にして昂然たる魔王の居城としての品格を根幹から粉微塵にぶち壊すような、意気揚々とした底抜けに明るい声を内に響かせるのだった。
 柔く甘い、およそ魔としての恐ろしさなど感じさせぬ声の主は、まだ幼い少年の姿をした一人の魔族だった。柔らかな蜂蜜色の髪に、大きくつぶらな紫水晶の瞳。華奢な肢体は、露出度の高い黒い衣装に覆われている。
 少年の名はレフィ。魔界の大貴族メフィストフェレスの眷属たる淫魔の子供である。人の夢に入り込み、淫夢を見せては人の精気を喰らい死に至らしめ、あるいは姦淫の業にて世を揺るがす大魔ともなる淫魔であるが、レフィは未だ淫魔としては半人前の烙印を押される身であった。
 この魔界に生を受けてこの方、レフィは精気を吸ったこともなければ、魔界の外へ出たことすらない、木っ端の雑魚と言える魔物だった。当然ながら、魔界を統べる王の坐すこの魔王城に相応しい存在ではない。しかしレフィはそんなものは知ったことかとばかりに、魔王城の廊下を、その背中に生えた小さな羽でぱたぱたと飛び回るのだった。
 向かう先は決まっている。既にこの魔王城は、レフィにとっては自らの庭に近い場所だった。今日も仕事に勤しむ魔王の侍従達を尻目に、レフィは慣れた道を突っ切って、魔王城の最奥とも呼べる場所へと辿り着く。両開きの扉を勢いよく押し開けると、レフィはその先にある大きなベッドへと、文字通り飛び込むのだった。
「魔王様ー! 今日もレフィが来ましたよ!」
「ぶぐぇ」
 ベッドの上には先客がいた。腹部に遠慮もなくレフィの身体が突進した結果、潰れた蛙のような声を上げる羽目になった件の人物は、暫く肩を震わせて悶絶した後、盛大な溜息と共にやおら身を起こした。
「レフィ、せめて来るならもうちょっと大人しく来いって、いつも言ってんだろ……」
 掠れた声で文句を言うのは、瞳も髪も闇色の男。少し長い前髪の下から覗く眼差しは、安息の眠りから無理矢理叩き起こされた不満に染まっていた。
「えへへ、だってレフィ、魔王様に会えるのがとっても嬉しいんですもの」
 一切悪びれることもなく、レフィは男の腹にぎゅうぎゅうと抱き着く。奔放極まりないレフィの言動に、男は気怠げにひとつ溜息を吐いたが、それ以上お小言を言うのも億劫であるのか、レフィの腕をゆっくりと解いて、ベッドの下に降り立った。
 寝起きのためかどこか陰気な顔立ちをした、一人の男。特別背が高い訳でもなければ、筋骨隆々とした体躯をしている訳でもなく、これといって特徴の見当たらない風貌だった。見た目から魔族らしさは窺えず、人の村に交じって田畑を耕していても何ら不思議はないと思えるような男。しかし、彼が、彼こそが、この魔界における権力の頂点。第百二十八代目の王たる、魔王ソーマに他ならなかった。ソーマは大きな欠伸をひとつすると、寝癖の付いた髪を掻き回しながら、部屋の窓に近付く。ゆっくりと開いた窓からは、黒い太陽の光が差して、瘴気に満ちた部屋を照らした。
 レフィは小さな羽をぱたぱたと動かして中空を泳ぐと、背後からソーマの肩にそっと寄り添う。魔王の居室の窓からは、今日も相変わらず、平和極まりない王城の風景が見渡せた。
「ねえねえ魔王様」
「何」
「今日はレフィのこと抱いてくださいますか?」
「やだ」
「ううぅ、もうちょっと悩んでくださいよー」
「お前こそ、そろそろ諦めたらどうなんだよ」
 レフィの誘惑をまるで怪しい商売の勧誘かのようににべもなく跳ね付けたソーマは、ひどく呆れた顔をして振り返った。レフィがこうして魔王城に通い詰めるようになって、果たして何年目になるのか。千どころか万近い年数を生きる者のいる魔界で、数年数十年単位など誤差のようなものと言えるが、レフィにとっては現在進行形で続く、長い闘いだった。
「嫌ですよ、諦めません。レフィは絶対絶対、はじめての相手は魔王様にするって決めてるんです。魔王様がその気になってくれなくっちゃ、レフィいつまで経っても半人前のままですよ。いいんですか」
「いいんですかはこっちの台詞だスカタンめ。別に俺なんぞにこだわらんでも、一人前になりたきゃ適当に人間界に下りて、適当な奴を見繕って、適当に精気吸ってくりゃいいだろ」
 淫魔が一人前と認められるには、己の力で精気を奪い、その身に魔力を満たすことが最低限の条件とされる。この魔界に居れば、精気を吸わずとも瘴気の力だけで命を繋ぐことは出来るが、それではいつまで経っても、淫魔として強い力を付けることは出来ない。ゆえに、淫魔は強い精気を奪うことの出来る人間を狙い、日々人間界を彷徨うのである。
 しかし、レフィは己が初めて情を交わす相手を、名もなき人間とする気はさらさらなかった。レフィが初めて精気を吸うのは、この魔王ソーマ以外にあってはならない。他でもないレフィ自身がそう定め、こうして日々魔王城に参じているのだった。
「レフィは魔王様がいいんです。魔王様に、一人前にして貰いたいんです。人間なんかじゃ嫌です」
「どうして俺なのかねえ……自分で言うのも何だけど、俺、そんないい男じゃないだろ。お前なんか淫魔なんだし、クソが付く程の美形が周りにわんさか転がってんじゃないの」
「確かに魔王様、見た目はあんまりぱっとしませんけど……」
「認めんのかよ。いや俺が言ったんだけどさ」
 明け透けなレフィの反応に、ソーマはぴくりと唇を引き攣らせる。魔王の名誉の為に補足するならば、別段ソーマは醜男という訳ではない。顔立ち自体は精悍で目鼻立ちも整っており、それなりに見れる顔をしている。しかしながら、魔界では王城に出入りするような上級魔族の血族は、その魔力の高さに比例するように類い稀な美形揃いとなっているのだ。
 更には、淫魔はその性質から魔力量に関わらずほぼ全員が見目麗しい男女で形成されることもあり、レフィは見た目にかけては非常に肥えた審美眼を持っている。その鋭い査定からすれば、残念ながらソーマは、多少贔屓目に見たとしてもいまひとつ地味な外見の男としか言い様がないのであった。
「でもでも、大事なのは見た目じゃないですよ、魔王様! だって魔王様は魔王様じゃないですか。お城にいるきらきらしたすごいひと達より、魔王様の方がずっと偉いんですから」
「そんないいもんじゃないよ、魔王なんて。俺なんか成り行きで魔王んなっちゃっただけだし」
 あちこちに跳ね返った髪を撫で付けながら、ソーマはベッドの端に腰掛ける。真っ黒な寝間着をだらしなく肌蹴させた姿は、魔界を統べる王と呼ぶにはあまりに威厳に欠けるものだった。
「いくら鈍いお前でも、知ってんだろ。俺が魔族達に何て呼ばれてるか」
「それは……」
 レフィが当惑を瞳に滲ませ、口ごもる。日々魔王ソーマのことばかり一途に考えているレフィでも、その噂が耳に入らぬ訳はなかった。ソーマはそれを知っていた。何せ、この魔界の大半の魔族が口にしていることなのだから。
「人間あがりの出来損ない魔王」
「魔王様……!」
「否定するつもりはないよ、俺は。実際その通りだからな」
 己に対する中傷を、ソーマは事もなげに肯定してみせた。強がっている訳でも、皮肉を込めている訳でもない。ただ、率直に、悪意ある言葉を受け止めているだけだ。
 それが分かるからこそ、レフィはどうしてそれを否定すればよいのか、分からない。
 魔王ソーマは、元は人間だった。それが数奇な巡り合わせにより魔族となり、果ては魔王にまで登り詰めたのだ。純血魔族ではないソーマを快く思わない魔族は、決して少なくない。
 加えて、天界や人間界に侵略を繰り返した先代魔王と違い、保守的でまともに戦を起こす気もないことも、彼等の反感を買う要素となっていた。魔族は好戦的な者が多く、長く戦のないことで不満の燻っている者も多い。
 ソーマは当代の魔王ではあるが、その実、彼を支持している魔族はほんの一握りに過ぎなかった。
「見ての通りカリスマはないし、政務も殆ど他に丸投げでぐうたらしてるだけだし。碌なもんじゃないよ、俺なんか。お前もそれくらい分かってんだろ」
「そんな、そんなこと、言わないでください……」
「箔付きがいいんなら、俺なんぞよりいい物件が他にいくらでもいるぞ。今からでも見繕って──」
「やだ! もうやだ! そんなテンション下がるようなこと言わないでくださいよ、魔王様のばか!」
「ぶげふ」
 レフィは頬を膨らませると、勢い任せにソーマの腹に突進した。それをまともに受けたソーマの身体がくの字に曲がり、肩がぴくぴくと震える。
「おま……っだから……ボディは……ボディはやめろって……」
「知りません! レフィは魔王様がどんなお方だって関係ないんです。魔王様じゃなきゃ嫌です。だってだって、魔王様は、魔王様が、レフィを助けてくださったんですから」
「またその話か」
「またって何ですか! レフィのとってもとっても大事な思い出です!」
「あー分かった、分かったからヘッドバッドの体勢になるな」
 再び魔王の腹に一撃を加えようとしたレフィの頭が、さりげなくガードされる。代わりにべったりとくっつこうとするレフィをべりべりと引き剥がすと、ソーマは雑な手付きでレフィの頭をぐしゃぐしゃと掻き回した。それは彼なりのご機嫌取りだったが、あまり効果はない。
「レフィは、あの時心に決めたんです。いつかレフィが一人前になる時は、きっとこのひとに初めてを貰っていただくんだって」
 レフィの言うあの時とは、今より数えて数百年前のことだ。当時レフィは殆ど生まれたばかりで、今よりも更に脆弱な魔物だった。万魔蔓延る魔界においては弱肉強食、レフィのような生まれて間もない魔物など、その大半が野蛮にして獰猛な他の魔物の餌食になる。
 レフィも多分に漏れず、毒沼の森で魔物の群れに襲われ、その命を儚く散らすところだった。この魔界の何処でも見られる、日常的な光景。今まで視界の端に捉えては一目散に逃げ出していたそれが眼前に迫るのを見て、レフィも覚悟を決める他なかった。
 しかし、魔物の牙が今まさにレフィの肌を喰い破ろうとした、その瞬間のことである。群れを為していた魔物が、瞬目ひとつの間もないうちに吹き飛んだ。当時のレフィには全く事態が把握出来てはいなかったが、鋭い剣の一閃が、居並ぶ魔物の首を刎ね飛ばしたのである。
 レフィは混乱したまま、しかし生存本能に従って、瞬時にそこから逃げ出した。手近な大木の影に隠れて、様子を窺う。幼いレフィには何が起きているのかまるで分からなかった。しかし、何か嵐のようなものが、魔物の群れを蹂躙していることだけは視認出来た。
 レフィの身体などその牙ひとつで貫いてしまえる強靭な魔物が、肉片になって空を躍る。その光景は、魔界に生を受けたレフィをして、どこか異次元を見ているようだと思わせた。固唾を飲んで様子を窺うレフィの前で、やがて嵐は収まってゆく。まるで、最初から何もなかったかのように。
 静寂を取り戻した森の中、魔物だったものが千々に転がるその中心に、レフィは誰かの姿を見た。闇色の髪と瞳を持った、一人の男。それこそが、当時まだ一介の魔族であったソーマだったのである。と言っても、彼の名をレフィが知ったのは、つい数年程前、滅多に公に顔を見せない魔王ソーマが、珍しく顔を出した祭典でのことだったが。
「って言われても、俺は全然覚えてねえんだけどな。実際それ、ほんとに俺だったの? 見間違いとかでなく」
「魔王様ですよぅ! この魔界で、あんなに強くって、あんなにぱっとしない顔してるお方が、魔王様以外にいる訳ないじゃないですか」
「……お褒めの言葉、ありがとよ」
 悪意のないレフィの笑顔に棒読みで答えるソーマの首に、細い腕が絡み付く。離れろとばかりに身体を押されるものの、レフィは意固地になってソーマの胸にしがみついた。そのうちソーマの方が折れて放置が始まる。おおよそいつもの光景だった。
「あの時の魔王様、とってもかっこよかったですよ。レフィはびびっときました。あれはきっと運命の出会いだったんです」
「……片方認識すらしてない運命ってありなの?」
「もうっ、意地悪言わないでくださいよぉ!」
 ソーマの身体に抱き着いたまま、レフィが不満げに身体を揺らす。がくがくと揺さぶられながら、ソーマは至極迷惑そうに、分かった分かったとレフィを宥めすかした。その光景は、傍から見れば手のかかる子供の相手をする父親のように見えただろう。間違っても淫魔の誘惑などとは思えぬ絵面だった。
「しかしなあ、美しい思い出に浸ってるとこ悪いんだが、実態はこんなだよ、俺。そりゃあ昔はなんやかんや大変だったから戦ってたけども、魔王んなってからは食って寝て遊ぶことばっか考えてるし」
 レフィにしがみつかれたままベッドに倒れ込んで、ソーマはまたひとつ大欠伸をする。その言葉通り、レフィがここに通うようになってから、ソーマが戦う場面というのを、レフィは見たことがなかった。職務も側近たちに任せてばかりで、隙あらば怠けたいという態度を隠そうともしない。ソーマは自虐のようにそれを口にしてみせるが、内容は嘘偽りのないことなので擁護のしようもなかった。
「……でも、レフィは魔王様を信じています」
「俺の、何を」
「それは……うまく言えませんけど。でも、信じているんです。魔王様、レフィのこと抱いてくださらないけど、それでも、こんなレフィに優しくしてくださいます」
 レフィはソーマの背中に腕を回して、苦しいくらいの力で抱きしめる。ソーマは僅かに息を詰めたが、何も言わぬままだった。
「魔王様がお嫌だったら、きっとレフィは、このお城の門を潜ることも出来なくなると思います。けれど魔王様は、レフィがここに来て、こうしてわがままを言うのを聞いてくださいます。だから……だから、レフィは諦めません。魔王様がレフィのことなんかちっとも好きじゃなくっても、嫌いじゃないなら、いいんです。いつか絶対、その気になって貰えるように、レフィが頑張ればいいんです」
「努力の方向性が斜め上だなあ、お前も」
「えへ、それ、メフィストフェレス様にも言われました。でもいいんです。誰に何を言われたって、レフィは魔王様をお慕いしてるんですから」
 ソーマの胸に身体を預け、レフィは幸福そうに瞳を閉じる。沈黙の下りた室内に、窓から一陣の風が吹き込んで、二人の髪を僅かに揺らした。投げ出されていたソーマの指先が、微かに動く。おもむろに上がった手が、レフィの剥き出しの肩に触れた。互いの体温が、触れ合った場所から少しずつ溶け合っていく。
 ソーマの唇が、細く隙間を作った。何事か思慮する様子を見せてから、改めて、その唇が言葉を紡ぎ出そうとする。けれども、それよりも僅かばかり先に、魔王の居室の扉を叩く者があった。


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