そんなの知りませんけど

Hazuki

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作戦決行

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「昨日ぶりですね、颯先輩」
「ん、そーだな」
「ゆっくり話したいんですけど」
「俺んち近いけど、、、嫌か?」
「いいですよ、俺が拒否したら、無理なことはしないでしょう」
「ああ、嫌われたくはないからな」

「ホント、近いですね」
「地方から出てきたからな、なるべく大学の近くが良かった、満員電車とか乗れる気がしない」
「俺、毎朝乗ってます」
「ガンバレ」

「昨夜スッゴク考えて、考えて、答えを出すのに必要なことがあって、、、先輩、ちょっとだけ目を閉じててください」
「?まあ、いいけど、、、はい」
「いいって言うまで開けないでくださいね、あと手も出さないで」
「?わかった」
俺は思いきって、颯先輩の唇に自分の唇を重ねた、、、。
先輩の唇が少しピクッとなったけど、約束したからか、そのままでいてくれた。
「目、開けていいですよ」
「准、、、」
「返事は、、、俺 、キスして嫌じゃなかった、先輩のこと、す、き、なんだと思います、でも、、、まだキスより先のことは怖いし、みんなに公表するのもちょっと怖い、だから大学では今まで通りで、二人きりの時はハグとかキスまではオッケー、、、ってことでどうでしょう」
「准、ありがとう、それで充分、俺、断られると思ってたから、、、」
「キスして嫌だったら断るつもりでした、でも全然嫌じゃなかった」
「俺からしてもいい?」
「もちろん」
先輩のキスは舌が入ってきて、口の中を全て舐められ、舌の裏まで舐められて、その舌を絡めとられ、、、息を吸うのを忘れるほど、大人のキスでした。
「あー、幸せ」
「俺もです、先輩」
「ここでは颯って呼んで欲しいな」
「颯、、、もいっかいして、、、」
「そんな可愛い顔で言われたら止まんなくなるから」
「俺の覚悟が出来るまで待っててね」
「くっそー、耐えてみせるっ」
「もいっかいは?」
「ん、、、」
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