月のない光のない月【詩集】

星森

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嘘つきな純愛

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心のどこかで過去の人と比べてる
背中の爪痕  勲章と呼ぶ
色気は貞淑と同居しないけど 狂気や破壊とは相性がいいね 
求められて悦びを知り
愛されて満たされて あなたの手でつくられてく
優しくなでるように答えるのね
好きって聞くのは好きって言われる確信があるから
あなたが私を想うより
私があなたを想う方が大きいなんて
悔しいから言わないけどね

甘えないと死ぬ回遊魚 
恋愛の純度 
プラスチックハート
「神様、わざと」

恋の期限は4年
でも私は半年
気持ちが離れていくの 
私は成長している 昨日の自分は今日より幼い
純愛を突き詰めたら生殖本能で純心とは違うのかな
純愛の精度ってどこまで正確にはかることができるの
あの人の何が好きだったんだろう
触れるか触れないかの距離で 心はいつも嘘をつく
「久しぶりに会ったのに、そんな気がしないのは、あなたのこと毎日考えてるから」
一緒に生きてくってことは地雷を踏まないってこと
隠し事も必要
もう元カノともママとも比べないで
悪女も聖女も解釈次第
恋はしようと思ってするものじゃないけど
何も考えずにすると失敗するからたくさん考えるしかない

心から愛されてしまったら
怖くて夜も眠れない

惹かれても叶わない 
どうにもならない苦しいだけ 
宇宙が忘れられなくてsoranaki

情深く見えるなら
それは不純物が混ざりすぎてる証
寿命を延ばす万能薬はない



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