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第一章 【始まり】
第1話【alive】
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2XXX年、この世界に戦争、紛争、全ての争いが1つのゲームにより、幕を閉じた。
人と人で殺しあうことはもう、無かった。
このゲームは争いを弱めたものの、1つだけ弱められないものがあった。
………それは平等ではない【権力】だった………
上矢玖炉(かみや くろ)
この学生はこのゲーム【alive】に何を求めるのか。
【alive】は全世界の人間の右腕に取り付けられた。これから生まれてくる赤子も、老人も、全て。
この【alive】は簡単に言えばゲームに出てくるモンスターをこの現実に実体化させる機器、というのが一番近い表現なのではないだろうか、モンスターを実体化させる、というのも何体も実体化させることは不可能、一人につき一体。【alive】で実体化させられたモンスターは、実体化させたその人を「マスター」と呼ぶ、モンスターには種類があり、セイバー、ランサー、ライダー、アーチャー、アサシン、キャスター、そしてバーサーカー。どの種族に選ばれるのかは、起動してみないとわからない。
そしてそのモンスターは自身の矛となり、盾となる。争いは全て、自身のモンスターが勝敗を決める。だが、そのモンスターにもクラスというものがある、D、C、B、A、S、SSという、みての通り右に成る程階級が上なのだ。
それが、このゲームの弱点だった。
玖炉は右腕に付けているaliveを眺めている
玖炉「はぁ…………」
正直、勝負なんてどうでもよかった。
学校では【alive】で試しに戦闘してみようだの、レア度が高いといいな、など【alive】を楽しみにしているのが感じられた。
まだ【alive】は起動してはいない。
起動するのはあと10分後、深夜2時。
僕はベッドに横たわって時間が過ぎるのを待っていた。
玖炉「あと10分……」
心のどこかで自分も楽しみにしているというのか、時間が長く感じられた。
友達からのメールも何件も来ている。
どれも内容は【alive】だ。
返信を返していると。
玖炉「うぉっ!」
突然【alive】が青く輝きだした。
そして時刻をみれば2時丁度、そう、時間がきたのだ。
そしてまばゆい光の中から、微かに見えた。
玖炉『誰かいる……!』
光が一点に集まると、それは一人の者を残して消え去った。
ハーリィ「SSランク、ハーリィ、マスター、私に何なりとご命令を。」
人と人で殺しあうことはもう、無かった。
このゲームは争いを弱めたものの、1つだけ弱められないものがあった。
………それは平等ではない【権力】だった………
上矢玖炉(かみや くろ)
この学生はこのゲーム【alive】に何を求めるのか。
【alive】は全世界の人間の右腕に取り付けられた。これから生まれてくる赤子も、老人も、全て。
この【alive】は簡単に言えばゲームに出てくるモンスターをこの現実に実体化させる機器、というのが一番近い表現なのではないだろうか、モンスターを実体化させる、というのも何体も実体化させることは不可能、一人につき一体。【alive】で実体化させられたモンスターは、実体化させたその人を「マスター」と呼ぶ、モンスターには種類があり、セイバー、ランサー、ライダー、アーチャー、アサシン、キャスター、そしてバーサーカー。どの種族に選ばれるのかは、起動してみないとわからない。
そしてそのモンスターは自身の矛となり、盾となる。争いは全て、自身のモンスターが勝敗を決める。だが、そのモンスターにもクラスというものがある、D、C、B、A、S、SSという、みての通り右に成る程階級が上なのだ。
それが、このゲームの弱点だった。
玖炉は右腕に付けているaliveを眺めている
玖炉「はぁ…………」
正直、勝負なんてどうでもよかった。
学校では【alive】で試しに戦闘してみようだの、レア度が高いといいな、など【alive】を楽しみにしているのが感じられた。
まだ【alive】は起動してはいない。
起動するのはあと10分後、深夜2時。
僕はベッドに横たわって時間が過ぎるのを待っていた。
玖炉「あと10分……」
心のどこかで自分も楽しみにしているというのか、時間が長く感じられた。
友達からのメールも何件も来ている。
どれも内容は【alive】だ。
返信を返していると。
玖炉「うぉっ!」
突然【alive】が青く輝きだした。
そして時刻をみれば2時丁度、そう、時間がきたのだ。
そしてまばゆい光の中から、微かに見えた。
玖炉『誰かいる……!』
光が一点に集まると、それは一人の者を残して消え去った。
ハーリィ「SSランク、ハーリィ、マスター、私に何なりとご命令を。」
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