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第一章 【始まり】
第4話【学校にて】
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そのまま学校につくと、クラスで自分のユニットを見せ合ったり、自慢しあったりしていた。どうやら見る限りクラスの人数は30人、その中で約20人がランクDのユニット、そして残りの10人がCだ。
ハーリィ『マスター、あの様に自身の持っているユニットを見せびらかすなど手の内を見せてると同様、自殺行為です』
玖炉「わかった、見せるなってことね」
ハーリィ『マスター、ここはどこですか?』
玖炉「ここは学校だよ、ん~…知能を身につけるために来るところ、かな?」
ハーリィ『この世界のことはよくわかりません、私もよく聞いておきます』
玖炉「この世界って…」
「おはよっ、玖炉」
隣から話を割って入ってきたのは同じクラスの女子、雛元絢(ひなもとあや)数少ない女子との友達で、僕とは気があう存在だ。
玖炉「おはよう」
絢「いま玖炉のユニットと話してたの?」
玖炉「まぁ…ね」
絢「玖炉のユニットってどんなの?見せて見せて!」
玖炉「あ、あぁ~ごめん、ちょっといま取り込み中らしくてさ、後で見せるから」
絢「むー、じゃあ絶対見せてね!私も見せるから!」
玖炉「はいはい」
そして絢は女子グループへと戻っていった。
大貴「………」
ハーリィ『………ん』
ハーリィが何かに気づいたかの様な一言。
玖炉「どうしたの?」
ハーリィ『殺気を感じます…これは完全に私達に向けられています、マスター、辺りを見回していただけませんか?』
玖炉「わ、わかった」
ハーリィに言われた通り辺りを見回してみるが、特にこちらを睨んでるとかチラ見をする人はいなかった。
玖炉「こっちを見てる人はいないよ」
ハーリィ『そうですか…ですが気をつけてください、危険です』
玖炉「…」
その後は何事もなかったように時間は過ぎていった。だが、このゲームの恐ろしさを知ったのは、昼の休憩時間のことだった。
大貴「玖炉、屋上で飯でも食おうぜ、ここだとなんかおちつかねぇし」
玖炉「いいね、行こうか」
ハーリィ『……』
屋上に向かうと、空は曇り、いい天気とはいえなかった。
玖炉「っていうか大貴、何か食べるもの持ってきた?」
大貴「…………」
大貴は下を向いてまるで魂が抜けたかのようにたっていた。
玖炉「大貴……?」
そして大貴はゆっくりと指をこちらに向けた。
大貴「ハイデ、あいつを攻撃しろ」
玖炉「……!!!」
大貴の隣から突然黒色の鎧を着た大型の男が現れ、こちらに突進してくる
玖炉「や……やめ……」
キィィンと金属と金属が擦れあう音が間近で聞こえた。
ハーリィ「マスター、大丈夫ですか」
見てみるとハーリィが大型の男の一太刀を槍で防いでくれたのだ。
玖炉「う、うん大丈夫だよ」
ハーリィはほっとしたように微笑むと、そのまま振り払い、男は大貴の隣に戻っていった。
ハイデ「見事な太刀筋だ。騎士よ」
ハーリィ『マスター、あの様に自身の持っているユニットを見せびらかすなど手の内を見せてると同様、自殺行為です』
玖炉「わかった、見せるなってことね」
ハーリィ『マスター、ここはどこですか?』
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ハーリィ『この世界のことはよくわかりません、私もよく聞いておきます』
玖炉「この世界って…」
「おはよっ、玖炉」
隣から話を割って入ってきたのは同じクラスの女子、雛元絢(ひなもとあや)数少ない女子との友達で、僕とは気があう存在だ。
玖炉「おはよう」
絢「いま玖炉のユニットと話してたの?」
玖炉「まぁ…ね」
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玖炉「あ、あぁ~ごめん、ちょっといま取り込み中らしくてさ、後で見せるから」
絢「むー、じゃあ絶対見せてね!私も見せるから!」
玖炉「はいはい」
そして絢は女子グループへと戻っていった。
大貴「………」
ハーリィ『………ん』
ハーリィが何かに気づいたかの様な一言。
玖炉「どうしたの?」
ハーリィ『殺気を感じます…これは完全に私達に向けられています、マスター、辺りを見回していただけませんか?』
玖炉「わ、わかった」
ハーリィに言われた通り辺りを見回してみるが、特にこちらを睨んでるとかチラ見をする人はいなかった。
玖炉「こっちを見てる人はいないよ」
ハーリィ『そうですか…ですが気をつけてください、危険です』
玖炉「…」
その後は何事もなかったように時間は過ぎていった。だが、このゲームの恐ろしさを知ったのは、昼の休憩時間のことだった。
大貴「玖炉、屋上で飯でも食おうぜ、ここだとなんかおちつかねぇし」
玖炉「いいね、行こうか」
ハーリィ『……』
屋上に向かうと、空は曇り、いい天気とはいえなかった。
玖炉「っていうか大貴、何か食べるもの持ってきた?」
大貴「…………」
大貴は下を向いてまるで魂が抜けたかのようにたっていた。
玖炉「大貴……?」
そして大貴はゆっくりと指をこちらに向けた。
大貴「ハイデ、あいつを攻撃しろ」
玖炉「……!!!」
大貴の隣から突然黒色の鎧を着た大型の男が現れ、こちらに突進してくる
玖炉「や……やめ……」
キィィンと金属と金属が擦れあう音が間近で聞こえた。
ハーリィ「マスター、大丈夫ですか」
見てみるとハーリィが大型の男の一太刀を槍で防いでくれたのだ。
玖炉「う、うん大丈夫だよ」
ハーリィはほっとしたように微笑むと、そのまま振り払い、男は大貴の隣に戻っていった。
ハイデ「見事な太刀筋だ。騎士よ」
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