「alive」

レム

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第四章【侵略】

第3話【同盟】

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「同盟を組みましょう」

玖炉「同盟って…いきなりそんな…」

今この状況、初めて会った人に3分前に死亡宣告され、見ず知らずの人と同盟を組もうと勧誘される。
いくらなんでも突然すぎじゃないか?

「敵ではないことは信じて欲しいわ」

玖炉「…ハーリィがSSランクユニットって何で知ってたんですか?」

「そりゃあいつとは長い付き合いよ、いつも張り合ってきてね、喧嘩もしたわ……あ、失礼、思出話しちゃった」

玖炉「長い付き合い……?ってことは貴方はユニット…なんですか?」

「気づかなかったの?私はユニットよ」

ハーリィの知り合いがまた増えた。続々登場するな…。

玖炉「同盟をするかどうかは、貴方のマスターと話をしてからっていうのは、どうかな」

何やら考え込むと

「私のマスターはいないわ、こんな恐ろしいゲームやってられるかって、ほら、腕輪ならここに」

なんとユニットが自分の腕輪を自分で持ち歩いていた。
そこで疑問が1つ。

玖炉「え、じゃあ君はどうやって生きてる…のかな、マスターの魔力を少し貰って生きてるんじゃ…?」

「私自信の魔力を使ってるのよ、もうすぐ切れちゃうけどね」

玖炉『切れる…ってユニット達にとっては死ぬって意味じゃないか……』

瞬間。
後ろのドアが開く音が聞こえた。

ハーリィ「ん……玖炉…どちらに……!」

ハーリィが僕のとなりにいたユニットを見ると目を丸くした。

ハーリィ「離れてください!玖炉!」

玖炉「だ、大丈夫大丈夫!敵じゃない!」

と、敵対しているユニットの前に立ち、かばう。

「久しぶりね、ハーリィ」

月の光がその人を照らした。
金色の髪が揺れ、サファイアの様な青い目
ハーリィは見た途端、敵意丸出しの目で直視した。

ハーリィ「キリカ……ハルバーン……!!」



キリカ「フルネームで呼ばなくてもいいわよ全く」

玖炉「キ、キ、キ、キリカってさ」

衝撃で体が痺れてカクカクしながらハーリィに問いかける。

ハーリィ「はい 」 

玖炉「SSランクユニットだよね……?」

キリカ「えぇ、5体のSSランクユニットの1人、キリカ・ハルバーンよ」
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