「alive」

第五章【旋律】

第9話【勝算】

それからのこと、僕達はゼストが予想した3日後の決戦のため、技の特訓や、アイオーンの未来余地のため、色々作戦案をたててみたが。

玖炉「未来余地なんて防ぎようがないよ…」

蒼馬「先に読まれては意味がないからな」

只今、2日目の夜に至る。
蒼馬さんと作戦会議をしているところだが。
未来を読まれては全ての行いが無意味となる。

アグナム「ハーリィ様、もう奴との戦闘の覚悟は…」

ハーリィ「大丈夫です、できています」

キリカ「貴方達、アイオーンへの勝算はあるの？」

アグナム「王女キリカ、ハーリィ様を守っていただき、感謝を申し上げる」

キリカ「あーいいのよ別に、それで、どうなのよ」

と、言うとやはり黙り混んでしまう。

シャネル「無理よ、アイオーン様に勝つだなんて…」

アグナム「それでも勝つんだ」

玖炉「でも唯一当たるのはハーリィのゲイ・ボルグだよね、どうにかあの盾を貫通できないかな……」

ハーリィ「玖炉、それなら大丈夫です、次こそは必ず穿ちます」

あの時のハーリィの一撃は全力じゃなかった。
今ハーリィには恐れがもう無い。

玖炉「わかった、ハーリィ、アイオーンをお願い」

ハーリィ「はい、任せてください。」

キリカ「なら私達はハーリィを全力でサポートすることに没頭ね」

アグナム「まずアイオーン率いる幹部、ハーリィ様をサポートする前にそいつらを蹴散らします」

蒼馬「明日が決戦だ、あとはもう万全な体制で明日を迎えよう。」

玖炉「ゼストは大丈夫かな……」

ゼスト「呼んだか？」

玖炉「うん、体調とか大丈……ねぇ。」

お決まりの突然現れるゼスト。

ゼスト「なんだ」

玖炉「さすがになれたよ」

ゼスト「なるほど、まぁ俺の求めた確率だと、馴れる方の確率が高かったので予測はできた。」

玖炉「今度からは玄関から入ってね」

ゼスト「了解した」

玖炉「なんか色々あれだけど…よし、皆、アイオーンに勝とう。」 

ハーリィ「はい！」

キリカ「えぇ」

蒼馬「もちろんだ」

アグナム「あぁ」

シャネル「勝ちましょう」

ゼスト「俺の求めた確率によれば、ほぼ勝てる」

そして、決戦の3日目を迎える