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第十一話 出発前のひととき
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「鳥太様、トマトです。入ってもよろしいでしょうか」
ドア越しに響く明るい声が、早朝の眠たい頭にもすんなりと届く。
俺はベッドから立ち上がり、本来メイドさんが泊まる可愛らしい部屋を横断しドアを開けた。
「おはよう、トマト」
「おはようございます、鳥太様。ドアを開けてくださるなんて、鳥太様は本当にメイドを女性のように扱ってくださるのですね」
「女性のようにって……女性だろ」
「ふふっ」
嬉しそうに笑うトマトの顔は、早朝なのにハリツヤがあってほんのり赤い。
近くにいると、低血圧な俺も不思議と頭に血が巡ってくる。
「鳥太様、お召し物をお持ちしました。今日からお仕事なので、こちらに着替えていただきますね」
「おう」
トマトが手に持っていたのは黒と白の上質な生地ーー一見すると執事のような服だった。
手を伸ばすと、なぜかトマトはそれを近くの棚に置いた。
「では、お着替えのお手伝いをさせていただきます」
「――ん!?」
昨日借りた寝間着のボタンにトマトの手がかけられる。
ぽつぽつぽつぽつぽつ……
拒否する間もなく上着のボタンをすべて外されシャツを脱がされた。すごい器用さだ。
「ちょ、ちょっと待ったトマト、自分で着替える」
「あ……すみません。ご自分でお着替えなさるのですね。ついフィルシーさんのお手伝いをしていたときのように脱がせてしまいました。申し訳ありません……」
ペコリと頭を下げられ、動揺したまま服を受け取る。
「いや、大丈夫。トマト、意外と強いな……」
「どういうことでしょうか?」
神経が図太いとは言いづらい。
「いや、なんでもない。ちょっと外で待っててくれるか?」
「はい、かしこまりました。失礼いたします」
パタン。
「…………ふぅ」
トマトがいなくなってから熱の籠ったため息を吐く。
朝からこんなドッキリが襲ってくるとは……。
「まあ、割と似合ってるかな」
一人で着替えて終えてから鏡に映る姿を眺めると、独り言が漏れた。
裾の広がった黒いパンツに真っ白なシャツ、黒いベスト。
生地は薄手でパリッとした肌触りが皮膚に心地いい。着心地や動きやすさを兼ね備えた執事服という印象だ。
この世界に来てから体型に補正がかかっているので、細身のシルエットも抜群に似合う。
前の世界では鏡にこんなイケメンが映ったことはないな……と、しょうもない感想を漏らしながら部屋を出ると、
「と、鳥太様っ……か、恰好いいですっ……!」
トマトが不思議な赤系統の瞳をキラキラさせながら褒めてくれた。
寮から出るまでも廊下を歩くメイドさん達とすれ違い、その度にみんな立ち止まって服を褒めてくれる。
こんな最高の朝を迎える日が来るとは……。
早朝から大勢のメイドさんと会話した俺は絶好調で朝食を迎え、トマトが作ってくれたフェッティペパロニで再び感動を味わった。
「ところで鳥太君、この後お皿洗いをしてくださいね?」
講堂のフロントにいたフィルシーさんが、有無を言わさない微笑みを浮かべる。
「鳥太君はまだお金を稼いでいませんから、メイドを使ってはいけません。お食事は体力に関わるので作ってあげますが、それ以外は鳥太君にご自分でしてもらいます。トマトもあまり鳥太君のお手伝い役のように働いてはいけませんよ?」
「はい、すみませんでした」「すみません」
トマトと二人で頭を下げる。
やっぱりフィルシーさんはこの辺りの線引きはきっちりしてる。
まだ二十代でお城みたいなメイド喫茶を経営しているだけのことはある。
「ところで鳥太君、仕事が軌道に乗って来たら毎日お仕事にいかなければなりません。そうすると体力的にも大変ですから、やはり周りのお世話をするメイドが必要になると思います」
「はぁ……」
さっきと真逆のことを言い出したぞ。
「つまりですね、今日のお仕事の成果次第では……」
フィルシーさんはいたずらな笑みを浮かべ、講堂内に響くような声で宣言した。
「お世話役に一人メイドを貸してあげます。いまのうちに優秀そうなメイドを選んでおいてくださいね。Sクラスの子から選んでも構いませんので」
「お世話役……」
俺に指名されたメイドさんは面倒事が増えて嫌だろうな……。
と微妙な表情で辺りを見回すと、講堂内のメイドさん達の動きが、なぜかさっきよりも機敏になっている気がした。
「と、鳥太様、こちらにキッチンがあるのでご案内してさしあげますっ」
「トマト、なんか緊張してる?」
「いえっ、してません。私はお仕事大好きですからっ。わくわくしてるのですっ」
ロボットみたいなカクカクした動きでトマトに案内され、キッチンに入ると、目をギラつかせたメイドさん達が一斉に振り向いた。
みんな仕事熱心だな……朝からこんな気合入れて皿洗ってるのか……。
不安になっていると、メイドさん達は目を細め、優しく声をかけてくれる。
「鳥太様、こちらの流し場をお使いください。こちらに捻ると温かいお湯になります」
「鳥太様、こちらに新しいスポンジがありますので、どうぞお手に取って下さい」
「鳥太様、スポンジにはこちらのグリーンジェルを染み込ませて使います。このように三滴ほどつけると泡立ちますよ」
「おー、ありがとう」
親切なメイドさん達にちやほやされながら皿洗いを習得していく。
メイドさん達は食器がぶつかる音を立てず、水滴も跳ねさせず、流れるような手つきで汚れた食器をさばいている。
トマトもスピードは速いけど、なぜか力んでいるみたいだ。皿が割れないか心配になってくる。こう見えて人間より遥かに力強いからな……。
そんな風に思っていると、隣に入れ替わりで入った幼いメイドさんが、台座に乗ってせっせと皿を洗い始めた。
まだ四歳くらいに見えるけど俺より華麗な手さばき。表情はにこにこと柔らかく、皿を洗うのが楽しくて仕方がない雰囲気だ。
「皿洗うの好きなの?」
何気なく声をかけてみると、細い黒髪がサラサラッと揺れ、黄色い瞳がこっちに向けられた。
「あい。おさらあらいすきです!」
「そっか、上手だね。名前なんていうの?」
「『ちょこ・ばなな』です! といたさまのもあらってあげます!」
機嫌をよくしたのか、舌ったらずな発音で言いながら、俺の前にあった皿もパパパパパッと洗ってくれた。
あっという間に仕事が終わると、チョコちゃんは鼻の穴を膨らませてわかりやすくドヤ顔する。
「偉い、チョコちゃん。小さいのにすごいぞ」
褒めてあげると、幼いメイドさんはさらに機嫌よさそうに下から覗き込んできた。
「といたさん、えらいめいどさがしてます?」
「ええと、お世話役を選ばせて貰えるらしいね」
「といたさん、ちょこさがしてます?」
「チョコちゃんはすごいメイドだと思うよ」
よくわからないやりとりをしていると、チョコちゃんは少し考え込んで、ぱっと顔を上げた。
「ちょこ・ばななです!」
「うん、覚えておくよ。俺は葉風鳥太」
可愛らしくアピールするメイドさんに手を差し出すと、小さな二つの手がぎゅっとにぎり返し……
ちゅっ。
「――!?」
なぜか突然キスされてしまった。
イタリアンなノリなのか? でも普通男からだよな!? とよくわからない感想を漏らしていると、黒髪の幼女はきょとんとした顔で首を傾げた。
「ごしゅじんさまなります?」
「え、ご主人様……?」
意味がよくわからずに聞き返すと、トマトがお姉さんのような顔で幼いメイドさんに語り掛けた。
「チョコちゃん、私達はフィルシーさんにお仕えしているので、専属メイドにはなれませんよ?」
「なれません?」
「はい、なれないのです」
「ごしゅじんさま……といたさま」
「いいえ、鳥太様はご主人様ではありませんよ」
「といたさま……」
「なれません」
「……ごしゅじんさまぁ……」
「う……」
涙目になるチョコちゃんを見てトマトが気圧された。
この愛くるしい生き物はなかなか強い……。
「え、ええと、はい。鳥太様のお手伝いしましょうね」
「といたさま、ごしゅじんさまです?」
「ええと、ええと……」
トマトがあたふたしていると、薄緑色の髪をしたメイドさんがチョコちゃんに後ろから抱きついた。
「チョコちゃん、鳥太様はみんなのご主人様ですよ~。独り占めしたらぁ~……ほっぺたスリスリ~!」
スレンダーなメイドさんはさっぱりした声で言いながら、チョコちゃんに自分のほっぺたをつんつん当てていた。チョコちゃんされるがまま。
「あ、鳥太様、私はマカロ・サラダと申します。何かわからないことがあったらなんでも聞いてくださいね」
マカロはとくにかしこまった様子もなく、サラッと自己紹介をしてきた。ここにいるメイドさんの中では珍しい雰囲気だ。
「よろしく、マカロ。わからないことだらけだから、そう言ってもらえると助かるよ」
右手をさし出すと、マカロは一瞬キスするフリをした後、ふふっと笑い、普通に握手をしてくれた。
「…………」
「びっくりしました?」
「うん、びっくりした」
素直に答えると、マカロはまたふふっと屈託なく笑った。
距離を縮めるのが上手いメイドさんだ。俺もこんなコミュ力が欲しい。
「ちなみに私はカカオ・バータです! 困ったことがあったらお手伝いいたします!」
「私はシュガー・トストです。鳥太様、お手伝いすることがあれば、いつでも声をかけてくださいね!」
「カカオ、シュガー、二人もよろしく」
隣にいた二人のメイドさんとも自己紹介を終えると、次から次へメイドさんがあいさつに来て、キッチンにいた全員と握手することになった。
ドア越しに響く明るい声が、早朝の眠たい頭にもすんなりと届く。
俺はベッドから立ち上がり、本来メイドさんが泊まる可愛らしい部屋を横断しドアを開けた。
「おはよう、トマト」
「おはようございます、鳥太様。ドアを開けてくださるなんて、鳥太様は本当にメイドを女性のように扱ってくださるのですね」
「女性のようにって……女性だろ」
「ふふっ」
嬉しそうに笑うトマトの顔は、早朝なのにハリツヤがあってほんのり赤い。
近くにいると、低血圧な俺も不思議と頭に血が巡ってくる。
「鳥太様、お召し物をお持ちしました。今日からお仕事なので、こちらに着替えていただきますね」
「おう」
トマトが手に持っていたのは黒と白の上質な生地ーー一見すると執事のような服だった。
手を伸ばすと、なぜかトマトはそれを近くの棚に置いた。
「では、お着替えのお手伝いをさせていただきます」
「――ん!?」
昨日借りた寝間着のボタンにトマトの手がかけられる。
ぽつぽつぽつぽつぽつ……
拒否する間もなく上着のボタンをすべて外されシャツを脱がされた。すごい器用さだ。
「ちょ、ちょっと待ったトマト、自分で着替える」
「あ……すみません。ご自分でお着替えなさるのですね。ついフィルシーさんのお手伝いをしていたときのように脱がせてしまいました。申し訳ありません……」
ペコリと頭を下げられ、動揺したまま服を受け取る。
「いや、大丈夫。トマト、意外と強いな……」
「どういうことでしょうか?」
神経が図太いとは言いづらい。
「いや、なんでもない。ちょっと外で待っててくれるか?」
「はい、かしこまりました。失礼いたします」
パタン。
「…………ふぅ」
トマトがいなくなってから熱の籠ったため息を吐く。
朝からこんなドッキリが襲ってくるとは……。
「まあ、割と似合ってるかな」
一人で着替えて終えてから鏡に映る姿を眺めると、独り言が漏れた。
裾の広がった黒いパンツに真っ白なシャツ、黒いベスト。
生地は薄手でパリッとした肌触りが皮膚に心地いい。着心地や動きやすさを兼ね備えた執事服という印象だ。
この世界に来てから体型に補正がかかっているので、細身のシルエットも抜群に似合う。
前の世界では鏡にこんなイケメンが映ったことはないな……と、しょうもない感想を漏らしながら部屋を出ると、
「と、鳥太様っ……か、恰好いいですっ……!」
トマトが不思議な赤系統の瞳をキラキラさせながら褒めてくれた。
寮から出るまでも廊下を歩くメイドさん達とすれ違い、その度にみんな立ち止まって服を褒めてくれる。
こんな最高の朝を迎える日が来るとは……。
早朝から大勢のメイドさんと会話した俺は絶好調で朝食を迎え、トマトが作ってくれたフェッティペパロニで再び感動を味わった。
「ところで鳥太君、この後お皿洗いをしてくださいね?」
講堂のフロントにいたフィルシーさんが、有無を言わさない微笑みを浮かべる。
「鳥太君はまだお金を稼いでいませんから、メイドを使ってはいけません。お食事は体力に関わるので作ってあげますが、それ以外は鳥太君にご自分でしてもらいます。トマトもあまり鳥太君のお手伝い役のように働いてはいけませんよ?」
「はい、すみませんでした」「すみません」
トマトと二人で頭を下げる。
やっぱりフィルシーさんはこの辺りの線引きはきっちりしてる。
まだ二十代でお城みたいなメイド喫茶を経営しているだけのことはある。
「ところで鳥太君、仕事が軌道に乗って来たら毎日お仕事にいかなければなりません。そうすると体力的にも大変ですから、やはり周りのお世話をするメイドが必要になると思います」
「はぁ……」
さっきと真逆のことを言い出したぞ。
「つまりですね、今日のお仕事の成果次第では……」
フィルシーさんはいたずらな笑みを浮かべ、講堂内に響くような声で宣言した。
「お世話役に一人メイドを貸してあげます。いまのうちに優秀そうなメイドを選んでおいてくださいね。Sクラスの子から選んでも構いませんので」
「お世話役……」
俺に指名されたメイドさんは面倒事が増えて嫌だろうな……。
と微妙な表情で辺りを見回すと、講堂内のメイドさん達の動きが、なぜかさっきよりも機敏になっている気がした。
「と、鳥太様、こちらにキッチンがあるのでご案内してさしあげますっ」
「トマト、なんか緊張してる?」
「いえっ、してません。私はお仕事大好きですからっ。わくわくしてるのですっ」
ロボットみたいなカクカクした動きでトマトに案内され、キッチンに入ると、目をギラつかせたメイドさん達が一斉に振り向いた。
みんな仕事熱心だな……朝からこんな気合入れて皿洗ってるのか……。
不安になっていると、メイドさん達は目を細め、優しく声をかけてくれる。
「鳥太様、こちらの流し場をお使いください。こちらに捻ると温かいお湯になります」
「鳥太様、こちらに新しいスポンジがありますので、どうぞお手に取って下さい」
「鳥太様、スポンジにはこちらのグリーンジェルを染み込ませて使います。このように三滴ほどつけると泡立ちますよ」
「おー、ありがとう」
親切なメイドさん達にちやほやされながら皿洗いを習得していく。
メイドさん達は食器がぶつかる音を立てず、水滴も跳ねさせず、流れるような手つきで汚れた食器をさばいている。
トマトもスピードは速いけど、なぜか力んでいるみたいだ。皿が割れないか心配になってくる。こう見えて人間より遥かに力強いからな……。
そんな風に思っていると、隣に入れ替わりで入った幼いメイドさんが、台座に乗ってせっせと皿を洗い始めた。
まだ四歳くらいに見えるけど俺より華麗な手さばき。表情はにこにこと柔らかく、皿を洗うのが楽しくて仕方がない雰囲気だ。
「皿洗うの好きなの?」
何気なく声をかけてみると、細い黒髪がサラサラッと揺れ、黄色い瞳がこっちに向けられた。
「あい。おさらあらいすきです!」
「そっか、上手だね。名前なんていうの?」
「『ちょこ・ばなな』です! といたさまのもあらってあげます!」
機嫌をよくしたのか、舌ったらずな発音で言いながら、俺の前にあった皿もパパパパパッと洗ってくれた。
あっという間に仕事が終わると、チョコちゃんは鼻の穴を膨らませてわかりやすくドヤ顔する。
「偉い、チョコちゃん。小さいのにすごいぞ」
褒めてあげると、幼いメイドさんはさらに機嫌よさそうに下から覗き込んできた。
「といたさん、えらいめいどさがしてます?」
「ええと、お世話役を選ばせて貰えるらしいね」
「といたさん、ちょこさがしてます?」
「チョコちゃんはすごいメイドだと思うよ」
よくわからないやりとりをしていると、チョコちゃんは少し考え込んで、ぱっと顔を上げた。
「ちょこ・ばななです!」
「うん、覚えておくよ。俺は葉風鳥太」
可愛らしくアピールするメイドさんに手を差し出すと、小さな二つの手がぎゅっとにぎり返し……
ちゅっ。
「――!?」
なぜか突然キスされてしまった。
イタリアンなノリなのか? でも普通男からだよな!? とよくわからない感想を漏らしていると、黒髪の幼女はきょとんとした顔で首を傾げた。
「ごしゅじんさまなります?」
「え、ご主人様……?」
意味がよくわからずに聞き返すと、トマトがお姉さんのような顔で幼いメイドさんに語り掛けた。
「チョコちゃん、私達はフィルシーさんにお仕えしているので、専属メイドにはなれませんよ?」
「なれません?」
「はい、なれないのです」
「ごしゅじんさま……といたさま」
「いいえ、鳥太様はご主人様ではありませんよ」
「といたさま……」
「なれません」
「……ごしゅじんさまぁ……」
「う……」
涙目になるチョコちゃんを見てトマトが気圧された。
この愛くるしい生き物はなかなか強い……。
「え、ええと、はい。鳥太様のお手伝いしましょうね」
「といたさま、ごしゅじんさまです?」
「ええと、ええと……」
トマトがあたふたしていると、薄緑色の髪をしたメイドさんがチョコちゃんに後ろから抱きついた。
「チョコちゃん、鳥太様はみんなのご主人様ですよ~。独り占めしたらぁ~……ほっぺたスリスリ~!」
スレンダーなメイドさんはさっぱりした声で言いながら、チョコちゃんに自分のほっぺたをつんつん当てていた。チョコちゃんされるがまま。
「あ、鳥太様、私はマカロ・サラダと申します。何かわからないことがあったらなんでも聞いてくださいね」
マカロはとくにかしこまった様子もなく、サラッと自己紹介をしてきた。ここにいるメイドさんの中では珍しい雰囲気だ。
「よろしく、マカロ。わからないことだらけだから、そう言ってもらえると助かるよ」
右手をさし出すと、マカロは一瞬キスするフリをした後、ふふっと笑い、普通に握手をしてくれた。
「…………」
「びっくりしました?」
「うん、びっくりした」
素直に答えると、マカロはまたふふっと屈託なく笑った。
距離を縮めるのが上手いメイドさんだ。俺もこんなコミュ力が欲しい。
「ちなみに私はカカオ・バータです! 困ったことがあったらお手伝いいたします!」
「私はシュガー・トストです。鳥太様、お手伝いすることがあれば、いつでも声をかけてくださいね!」
「カカオ、シュガー、二人もよろしく」
隣にいた二人のメイドさんとも自己紹介を終えると、次から次へメイドさんがあいさつに来て、キッチンにいた全員と握手することになった。
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