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第十一章
11-60
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苦し紛れに放った一言でさえ老獪アブダには届かず、完敗のリンドウ。
悔しさを隠しきれない彼女へのフォローの意味合いも含め、訊きたいことがあったラディッシュは好機とばかり、
「ねぇアブダ」
「なんじゃ?」
「アブダは知らない?」
「何をじゃ?」
「人造英雄の治療ができる施設が、天世の何処かにないか」
「「「「!」」」」
彼が何を言わんとしているか、ハッと気付く仲間たち。
訊ねられたアブダも即座に理解し、
「当代英雄のことじゃなぁ」
真意の確認に、
「…………」
彼は静かに頷き、一行の視線はある一点に、
「「「「「「…………」」」」」」
自然と集まった。
その先に居たのは言わずもがな、椅子車に座ったドロプウォート。
呼気浅く、瞬きもせず、僅かな天法を全身に膜のように纏って身を守り、蝋人形のような佇まいをアブダは見つめたまま、
「チカラになれるか正直に言うて分からぬが、(ドロプウォートに)何が起きたか話してみるのじゃ」
安易な気休めは口にしなかった。
その対応はむしろ信頼を呼び、
「「「「「…………」」」」」
ラディッシュは仲間たちから無言の同意を得ると、彼女の身に起きた悲劇を順に従い話して聴かせた。
彼自身の不甲斐なさも含めて一語一句、包み隠さず。
聴かされた一連の流れから、
「なるほどのぉ……」
得心が行った様子で小さく頷く、年の功アブダ。
知識量豊富な彼女の次なる言葉を待つラディッシュ達に対し、
「ワシの理解の及ぶ範囲で語るならば……」
前置きをした上で、
「この者は、こうなるべくして「こうなった」のじゃ」
「「「「「?!」」」」」
「平たく言うならば保護機能が働いたのじゃ」
「「「「「ホゴキノウ?」」」」」
「そうじゃ」
アブダは小さく頷き、
「限界を超えた負荷が体と精神に掛かり身を守る為に、一部を残し全ての機能を自動停止させたのじゃな」
「「「「「…………」」」」」
「なぁに、悪い事ばかりでは無いのじゃ」
「「「「「?」」」」」
「まかり停止しておらなんだら負荷に耐え切れず精神と肉体が崩壊して、塵と化していたやも知れぬのじゃから」
「「「「「!」」」」」
ラディッシュ達はゾッとした。
一歩違えばドロプウォートが消滅していた可能性を指摘され。
しかし彼女は消えてはいない、ここに居る。
一先ずの安堵と共にラディッシュは思わず、
「ブレーカーが働いたのか……」
地球時代の記憶から引用して起きた事象を呟くと、
「ぶ、ぶれか?!」
アブダは耳慣れぬ言葉に戸惑いを。
中世人の想像も及ばぬほど長く生きて来た彼女が「生まれて初めて耳にした言葉」であり、意図せず口走ってしまった彼は、
(異世界の話を一から十まで説明してたら時間が幾らあってもぉ)
数ある選択肢の中から「笑って誤魔化す」を選択。
笑いでお茶を濁しながらも前のめりに答えを求め、
「き、切れたスイッチを、じゃなかった、意識を戻す方法は知らない?!」
逸れかけた話を本題へ戻したが、彼女は申し訳なさげに表情を曇らせ、
「すまぬのじゃ……」
(((((!)))))
「そこまでの知識は、ワシも持ってはおらぬのじゃ……」
「「「「「…………」」」」」
天世にまで来て「求めた答え」はフリダシに。
堂々巡りで戻ってしまったが、
「じゃが」
彼女は話の締め括りを前に、
「ワシら(八部衆)は「足を踏み入れる」を許されなんだが、元老院なら治療可能な設備があるやも知れぬのじゃ」
「「「「「!」」」」」
色めき立つラディッシュ達。
見えた「希望の光」に。
とは言え、手放しで喜ぶ事は出来ない。
何故なら彼女の口振りからして「可能性の一つ」に過ぎないから。
平静を努め「根拠は何か」と問う勇者組を前に、アブダは「ぬか喜び」にならぬよう落ち着きを促しながら、
「ワシやニラブダが率いておった私兵を覚えておるかの?」
「「「「「…………」」」」」
兵士と呼ばれておきながら、着ている服に統一が全く無かった無感情の一団を各々思い出す。
すると彼女は想起の表情を見せる一行に、
「あの者らが何者であるか、ヌシらに分かるかのぉ?」
「「「「「?」」」」」
時代、国籍、身分、全ての一致を感じさせない姿にラディッシュ達は一つの可能性に至り、
《元勇者!》
返答にアブダは静かに頷き、
「そうじゃ。歴代勇者たちの中で突出した実力を有していた者達なのじゃ。あの者らは」
正答を示しつつ、
「成れの果てじゃがのぉ……」
その表情は憐れみに。
そして当代勇者の生き残りであるラディッシュも、まるで「部品の一つ」のような人とは思えぬ戦いぶりを思い返し、
「どうしてあんな酷(むご)い事に……」
表情を曇らせた。
状況が少しでも違っていたら、出逢っていたのがラミウムでなければ、あの輪の中に自身も加わって可能性に恐怖し。
すると彼女は朴訥と、感情を込めず
「元老院を守る為だけに存在する駒に、感情や個人の思考など不要じゃからのぉ……言うなれば、あの者らは人造英雄(ドロプウォート)の廉価版なのじゃ……」
ありのままを語ったその心の内で、
(ワシとて、似たような者じゃがな……)
先人の英知による排除のシステムから、何の気まぐれかコマクサに拾い上げられ、小間使いとして粗末な扱いの下、有無を言わさず馬車馬の如く働かされた自身の身とダブらせた。
アブダの口振りからは、勇者たちの人格や肉体に対する「非人道的な改造処置」が施されたのが読み取れ、
「「「「「…………」」」」」
ラディッシュ達が不快から顔を強張らせる中、彼女は話を続け、
「どれ程の元勇者が保管されているかまでは知らぬが、あの者らが深手を負った折などに治療する設備が「元老院内にある」と、以前に御館様から聴かされたことがあるのじゃ。それを使えばあるいは……」
「「「「「!」」」」」
ラディッシュ達は希望の光を見たが、
(((((…………)))))
困難な現実も。
天世の世界と言う敵の只中に在りながら、更に敵陣の奥深く、本丸にまで乗り込まねば試せぬ現実に。
(でも僕は行かないと!)
決意を新たにドロプウォートを見つめるラディッシュ。
((((…………))))
その想いは仲間たちとて同じであった。
悔しさを隠しきれない彼女へのフォローの意味合いも含め、訊きたいことがあったラディッシュは好機とばかり、
「ねぇアブダ」
「なんじゃ?」
「アブダは知らない?」
「何をじゃ?」
「人造英雄の治療ができる施設が、天世の何処かにないか」
「「「「!」」」」
彼が何を言わんとしているか、ハッと気付く仲間たち。
訊ねられたアブダも即座に理解し、
「当代英雄のことじゃなぁ」
真意の確認に、
「…………」
彼は静かに頷き、一行の視線はある一点に、
「「「「「「…………」」」」」」
自然と集まった。
その先に居たのは言わずもがな、椅子車に座ったドロプウォート。
呼気浅く、瞬きもせず、僅かな天法を全身に膜のように纏って身を守り、蝋人形のような佇まいをアブダは見つめたまま、
「チカラになれるか正直に言うて分からぬが、(ドロプウォートに)何が起きたか話してみるのじゃ」
安易な気休めは口にしなかった。
その対応はむしろ信頼を呼び、
「「「「「…………」」」」」
ラディッシュは仲間たちから無言の同意を得ると、彼女の身に起きた悲劇を順に従い話して聴かせた。
彼自身の不甲斐なさも含めて一語一句、包み隠さず。
聴かされた一連の流れから、
「なるほどのぉ……」
得心が行った様子で小さく頷く、年の功アブダ。
知識量豊富な彼女の次なる言葉を待つラディッシュ達に対し、
「ワシの理解の及ぶ範囲で語るならば……」
前置きをした上で、
「この者は、こうなるべくして「こうなった」のじゃ」
「「「「「?!」」」」」
「平たく言うならば保護機能が働いたのじゃ」
「「「「「ホゴキノウ?」」」」」
「そうじゃ」
アブダは小さく頷き、
「限界を超えた負荷が体と精神に掛かり身を守る為に、一部を残し全ての機能を自動停止させたのじゃな」
「「「「「…………」」」」」
「なぁに、悪い事ばかりでは無いのじゃ」
「「「「「?」」」」」
「まかり停止しておらなんだら負荷に耐え切れず精神と肉体が崩壊して、塵と化していたやも知れぬのじゃから」
「「「「「!」」」」」
ラディッシュ達はゾッとした。
一歩違えばドロプウォートが消滅していた可能性を指摘され。
しかし彼女は消えてはいない、ここに居る。
一先ずの安堵と共にラディッシュは思わず、
「ブレーカーが働いたのか……」
地球時代の記憶から引用して起きた事象を呟くと、
「ぶ、ぶれか?!」
アブダは耳慣れぬ言葉に戸惑いを。
中世人の想像も及ばぬほど長く生きて来た彼女が「生まれて初めて耳にした言葉」であり、意図せず口走ってしまった彼は、
(異世界の話を一から十まで説明してたら時間が幾らあってもぉ)
数ある選択肢の中から「笑って誤魔化す」を選択。
笑いでお茶を濁しながらも前のめりに答えを求め、
「き、切れたスイッチを、じゃなかった、意識を戻す方法は知らない?!」
逸れかけた話を本題へ戻したが、彼女は申し訳なさげに表情を曇らせ、
「すまぬのじゃ……」
(((((!)))))
「そこまでの知識は、ワシも持ってはおらぬのじゃ……」
「「「「「…………」」」」」
天世にまで来て「求めた答え」はフリダシに。
堂々巡りで戻ってしまったが、
「じゃが」
彼女は話の締め括りを前に、
「ワシら(八部衆)は「足を踏み入れる」を許されなんだが、元老院なら治療可能な設備があるやも知れぬのじゃ」
「「「「「!」」」」」
色めき立つラディッシュ達。
見えた「希望の光」に。
とは言え、手放しで喜ぶ事は出来ない。
何故なら彼女の口振りからして「可能性の一つ」に過ぎないから。
平静を努め「根拠は何か」と問う勇者組を前に、アブダは「ぬか喜び」にならぬよう落ち着きを促しながら、
「ワシやニラブダが率いておった私兵を覚えておるかの?」
「「「「「…………」」」」」
兵士と呼ばれておきながら、着ている服に統一が全く無かった無感情の一団を各々思い出す。
すると彼女は想起の表情を見せる一行に、
「あの者らが何者であるか、ヌシらに分かるかのぉ?」
「「「「「?」」」」」
時代、国籍、身分、全ての一致を感じさせない姿にラディッシュ達は一つの可能性に至り、
《元勇者!》
返答にアブダは静かに頷き、
「そうじゃ。歴代勇者たちの中で突出した実力を有していた者達なのじゃ。あの者らは」
正答を示しつつ、
「成れの果てじゃがのぉ……」
その表情は憐れみに。
そして当代勇者の生き残りであるラディッシュも、まるで「部品の一つ」のような人とは思えぬ戦いぶりを思い返し、
「どうしてあんな酷(むご)い事に……」
表情を曇らせた。
状況が少しでも違っていたら、出逢っていたのがラミウムでなければ、あの輪の中に自身も加わって可能性に恐怖し。
すると彼女は朴訥と、感情を込めず
「元老院を守る為だけに存在する駒に、感情や個人の思考など不要じゃからのぉ……言うなれば、あの者らは人造英雄(ドロプウォート)の廉価版なのじゃ……」
ありのままを語ったその心の内で、
(ワシとて、似たような者じゃがな……)
先人の英知による排除のシステムから、何の気まぐれかコマクサに拾い上げられ、小間使いとして粗末な扱いの下、有無を言わさず馬車馬の如く働かされた自身の身とダブらせた。
アブダの口振りからは、勇者たちの人格や肉体に対する「非人道的な改造処置」が施されたのが読み取れ、
「「「「「…………」」」」」
ラディッシュ達が不快から顔を強張らせる中、彼女は話を続け、
「どれ程の元勇者が保管されているかまでは知らぬが、あの者らが深手を負った折などに治療する設備が「元老院内にある」と、以前に御館様から聴かされたことがあるのじゃ。それを使えばあるいは……」
「「「「「!」」」」」
ラディッシュ達は希望の光を見たが、
(((((…………)))))
困難な現実も。
天世の世界と言う敵の只中に在りながら、更に敵陣の奥深く、本丸にまで乗り込まねば試せぬ現実に。
(でも僕は行かないと!)
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