曲がり角は異世界の始まり

ころ

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異能

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「今から話す内容は、この世界で生きる人間なら大抵知っているもんだ。」

そう前振りをしたあと、ゆっくり話し始めてくれた。

「まず1つ目、ここはベルンバル。マティカ国の首都に当たる。お前が居たあの草原はマティカ国の国境辺りだな。そしてニホンという国は地図上でも歴史上でも見たことがないな。」

「ベルンバル…マティカ国…全く聞いたことがないです。そして日本も存在しないんですね…。」

「続くぞ。2つ目、『色』についてか。まず魔力の話になるんだが、魔力は人間なら多かれ少なかれ誰しもが持っている。だが、魔力の『変換方式』が人によって違う。」

「『変換方式』?どうやって魔力を使うかってことですか?」


「まぁそんな感じだ。この『変換方式』は大体3パターンに分けられる。これが『色』で表されているもので、『異能』と呼ばれている。

まずは『異能 :赤 』。大多数の人間がこれだ。これは魔力を火、水、風、土、雷の五大要素のどれかに変換出来る者を指す。

次に『異能:緑』。これは魔力を治癒能力に変換出来る者を指す。中々希少な人種だな。

最後が『異能:黒』。こいつは赤にも緑にも分類出来ない未知の『変換方式』を持つ者を指す。比率も他の『色』に比べてかなり少ない。まぁ…はぐれ者だな。」

「なるほど…だからさっきの回復スープは『緑』の方々が関与しているんですね。」

「おう。詳しいことは伏せるが、大体はその認識で良い。そして最後の質問に関してだが…説明がややこしい。簡単に言うと人間が持っていない『未知数』を持つものだ。分かったか?」

え、急に最後の説明雑じゃない?面倒くさくなったの丸出しなんですけども。

「はぁ…よく分からない存在、不確定なものって感じですか?」

「頭は悪くないようだな。いい表現だ。最後に関しては見た方があとは早い。…さて質問は終わったな?なら飯の恩義を返してもらおうか。」

「…んん?」

ふむふむと話を聞き、やっとこさ理解してきたところで最後の方に何か物騒な発言が聞こえた気がするぞ?そこは見た目を裏切って穏便な感じが良かったです先生ー!
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