ピアノを弾いてたらなんか、色々寄ってくるのですが、どうしたらいいと思います?〜悪役令嬢はもう何も考えたくない〜

序盤の村の村人

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第2話 私、前世で何か悪いことしました? 1

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 春の暖かな陽気が窓から入る。
 
 
 私は今、ベッドの上で腕を組みながら天井を見上げている。
 
 
 
 あれから王子は全く訪れなくなり快適なピアノライフを過ごせている。
 
 
 そう、快適に。
 
 
 大事なのでもう一回。
 
 
 とっても快適。幸せ。ピアノしか勝たん。
 
 
 
「……。お嬢様、起床のお時間です。」
 
 なんか、メイドに白い目で見られたような気がしなくもないけど、私は何事もなかったかのように朝の支度を始める。
 
 
「お嬢様、今日はお嬢様のお友達のレガート様がお見舞いにいらっしゃる予定です」
「そう、分かりましたわ」
 
 
 また、お見舞いに誰かが来るのか。意外と悪役令嬢って人望あったんだね……。そういえば、この前王子はお見舞いに来てたはずなんだけど、何も言われてないなあ。結局何しに来てたんだろう……。
 
 というか、レガート嬢って誰?
  
 
 やばい、全く誰だか分からない。
 
 
「ちなみに、いつ来るのかしら?」
「手紙では午後と書いてあったので午後に来るのではないかと」 
「そう、午後に来るのね」
 
 
 なら、午前中はピアノ弾き放題かな。ふふふふ。
 
 
「午前中は何もご予定はないので、ピアノでも弾いたらどうですかお嬢様?」
「そうですわね、おほほほほはほ」
 
 
 多分、最近このメイドは私がピアノを弾いたら機嫌が一瞬で直ることを分かってらっしゃる。
 
 
 少しメイドと仲良くなったような気になりながら私はスキップをして、ピアノのある部屋に向かう。
 
 
 今日は何を弾こうかなー。愛の挨○弾きたいなあ。
 
 
 不吉なことに、今日夢の中で中学校の頃の友達が出てきて、ずっとこれを弾かされたんだよなあ。でも、夢で弾いてるうちに実際でも弾きたくなって来ちゃったし。
 
 
 私の中では、朝と言えばこの曲なんだよなあ。
 
 よし、今日は愛の挨○を弾くか。
 
 
 私は、ピアノの椅子を引いて浅めに座る。窓から入った光がピアノの弦に当たっているのが見える。
 
 
 私は愛の挨○の出だしを思い浮かべながらピアノを弾き始めた。
 
 
 ♪♫♫♫♪♫♪
 
 
 まるで、波の音のようにピアノの音が部屋に広がっていく。
 
 
「桜? もしかして桜なの?」
 
 
 この気持ちよくピアノを弾いてたら止められるパターン前にもあったような、デジャブ?
 
 
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