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第80話 決心
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自分しかいない宿の宿泊客、その筈なのに食堂に出向くとそこには全てのテーブルに料理が並べられていた。
料理の周りには滴ったのであろう血の後が残っている。
男は適当に席に着いた。
幸い料理自体には血は入っておらずそのまま食事を開始する。
少しして先程の少年がフラフラと調理場から出てきた。
その顔からは血の気が引いており明らかに出血による貧血が思えた。
「お客様、お茶は如何ですか?」
少年は今度は男を認識しているようで前に立って質問をしてきた。
男は少し無言で見つめたが誰も座ってない席に声を掛けなかった事から少しずつ普通に戻ってきているのだろう。
「あぁ頂こうか」
「畏まりました」
そう言ってコップに注がれる緑茶…
それを見てフト思う…
「なぁ、この緑茶はイノーさんが考案したって本当?」
「えっ?あぁそうですよ、なんでも体調もよくなる健康にいいお茶らしく町の人間は全員飲んでますよ」
男は考えた。
もしかしてこれ…
お茶を頂き食事を終え部屋に戻るときに男はチラリと見てしまった。
男と入れ替わりに調理場から食堂に入ってくる男達の姿を…
そのまま男は食堂を覗き続ける…
まるで生気を感じない数名の男は机に用意されていた残りの食事を勝手に食べ始め再び調理場へ戻っていく…
誰一人昨日と違い会話もせず虚ろな瞳で食べ続けた光景は異様で明らかにこの宿の規模からあの人数が調理場で働くのはおかしい…
謎が謎を呼び全ての鍵はイノーが握ってると確信した男は今夜イノーに会いに行くことを決心するのであった。
料理の周りには滴ったのであろう血の後が残っている。
男は適当に席に着いた。
幸い料理自体には血は入っておらずそのまま食事を開始する。
少しして先程の少年がフラフラと調理場から出てきた。
その顔からは血の気が引いており明らかに出血による貧血が思えた。
「お客様、お茶は如何ですか?」
少年は今度は男を認識しているようで前に立って質問をしてきた。
男は少し無言で見つめたが誰も座ってない席に声を掛けなかった事から少しずつ普通に戻ってきているのだろう。
「あぁ頂こうか」
「畏まりました」
そう言ってコップに注がれる緑茶…
それを見てフト思う…
「なぁ、この緑茶はイノーさんが考案したって本当?」
「えっ?あぁそうですよ、なんでも体調もよくなる健康にいいお茶らしく町の人間は全員飲んでますよ」
男は考えた。
もしかしてこれ…
お茶を頂き食事を終え部屋に戻るときに男はチラリと見てしまった。
男と入れ替わりに調理場から食堂に入ってくる男達の姿を…
そのまま男は食堂を覗き続ける…
まるで生気を感じない数名の男は机に用意されていた残りの食事を勝手に食べ始め再び調理場へ戻っていく…
誰一人昨日と違い会話もせず虚ろな瞳で食べ続けた光景は異様で明らかにこの宿の規模からあの人数が調理場で働くのはおかしい…
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