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人から人へ感染するアウトブレイク 第5話
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「うぁぁぁ・・・」
母バーラの顔面が復元され口が出来上がると共にうめき声が再び出始めた。
潰れて閉じていた目が復元され、真っ赤な目が見開かれる。
それと共に上体を起こしバーラは立ち上がろうとしたのだが・・・
「駄目!お兄ちゃん!」
起き上がろうとした母バーラを馬乗りになってエルミンが押さえ付けた!
ヒロエが叫ぶが、バーラによって食いちぎられたせいで片腕しか使えないエルミンは膝で母の腕を押さえて叫ぶ!
物凄い力で暴れるバーラであるが、上手く関節を押さえているエルミンの膝はどかせずに怒りを露わにしていた。
「父さん!今のうちに!」
エルミンはヒロエを連れて逃げろと叫んだつもりであった。
だが、ガンジーが選択したのは真逆の行動であった。
エルミンは父エルミンが直ぐ横に移動してきたのに驚き視線をやると・・・
「バーラ・・・すまない」
そう言ってガンジーは抜け落ちた斧を拾い上げており、それを振り上げた。
まるで時間が静止したかのようにゆっくりと流れる・・・
ヒロエの叫びも虚無に帰る様に飛散し、世界から音が消えた・・・
ゆっくりとエルミンの眼前を通過する斧・・・
それは真っ直ぐに母バーラの首へと振り下ろされた。
ドンッ!
エルミンが押さえていた事で逃げる事も出来なかったバーラ、その頭部が跳ね上がった。
胴体から離れ、床へ落ちて転がる頭部・・・
遅れてバーラの首切断部から血が噴き出す。
流れる先を失った血液が排出され、脳から送られるはずの信号が消える・・・
ガクガクッとバーラの体は痙攣を起こした後、ピタリとその動きを止めた・・・
それはどんな生物にも必ず訪れる『死』。
3人の目にバーラの死がまぎれもない現実だと主張する何かが伝わり、3人の体から力が抜ける・・・
「あっ・・・」
エルミンが母の遺体の上に尻を乗せた時に声を漏らした。
視線の先にゴロっと転がりこちらを見たバーラの頭部、それは愛する家族を見つめているのか、微笑んでいるかのように人の表情を浮かべているようであった・・・
「・・・ちゃん!・・・ぃちゃん!お兄ちゃん!」
「っ?!」
ヒロエの声で真っ白だった目の前に景色が戻りエルミンは顔を上げた。
そこには妹ヒロエの顔があった。
「あっ・・・俺・・・」
ヌルッとした何かが頬を触った手から感じ、その指を見つめる・・・
それは母の血であった・・・
「ぅぁ・・・ぁ・・・」
「ヒロエ!」
今にも叫びだしそうな感情が腹の中を渦巻き、吐き気を催すが父ガンジーが叫んだ事でその声も止まった。
前を見ると慌てた様子でヒロエをエルミンから抱き抱えて離す父の姿があった・・・
「父さ・・・」
「エルミン、すまない」
そう言うガンジーの視線にエルミンは気付き視線をやる・・・
そこには自分の左腕が在った・・・
母バーラに食い千切られた左腕が元通りに肉が盛り上がり復元し始めていたのだ。
「うぁ・・・」
エルミンは目の前が真っ黒になる気がした。
傷の復元、それは母で目の当たりにしたあの現象・・・
母の変異した姿を思い出し恐怖で震えが襲い掛かる。
これから自分にどんな変化が訪れるのか理解してしまったのだ。
「父さん・・・ヒロエを連れて行ってくれ!」
「エルミン・・・」
必死に絞り出した言葉にガンジーは涙を浮かべながら強く頷く。
このままここに居れば直ぐに自分もそうなるのが目に見えているからだ。
だから・・・
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
「ヒロエ・・・くっ、行こう!」
そう言い死した母の上に膝をついたままのエルミンを置いてガンジーとヒロエは部屋の外へ向かう。
だがその時ドアが開き、何かが中へ飛び込んできた!
真っ赤な目で飛び込んだ部屋の中をギラリと見たその人物は奇声を発しながら立ち上がる!
「がぁあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!」
それはエルミンが殺したと思われていたハイネスであった。
母バーラの顔面が復元され口が出来上がると共にうめき声が再び出始めた。
潰れて閉じていた目が復元され、真っ赤な目が見開かれる。
それと共に上体を起こしバーラは立ち上がろうとしたのだが・・・
「駄目!お兄ちゃん!」
起き上がろうとした母バーラを馬乗りになってエルミンが押さえ付けた!
ヒロエが叫ぶが、バーラによって食いちぎられたせいで片腕しか使えないエルミンは膝で母の腕を押さえて叫ぶ!
物凄い力で暴れるバーラであるが、上手く関節を押さえているエルミンの膝はどかせずに怒りを露わにしていた。
「父さん!今のうちに!」
エルミンはヒロエを連れて逃げろと叫んだつもりであった。
だが、ガンジーが選択したのは真逆の行動であった。
エルミンは父エルミンが直ぐ横に移動してきたのに驚き視線をやると・・・
「バーラ・・・すまない」
そう言ってガンジーは抜け落ちた斧を拾い上げており、それを振り上げた。
まるで時間が静止したかのようにゆっくりと流れる・・・
ヒロエの叫びも虚無に帰る様に飛散し、世界から音が消えた・・・
ゆっくりとエルミンの眼前を通過する斧・・・
それは真っ直ぐに母バーラの首へと振り下ろされた。
ドンッ!
エルミンが押さえていた事で逃げる事も出来なかったバーラ、その頭部が跳ね上がった。
胴体から離れ、床へ落ちて転がる頭部・・・
遅れてバーラの首切断部から血が噴き出す。
流れる先を失った血液が排出され、脳から送られるはずの信号が消える・・・
ガクガクッとバーラの体は痙攣を起こした後、ピタリとその動きを止めた・・・
それはどんな生物にも必ず訪れる『死』。
3人の目にバーラの死がまぎれもない現実だと主張する何かが伝わり、3人の体から力が抜ける・・・
「あっ・・・」
エルミンが母の遺体の上に尻を乗せた時に声を漏らした。
視線の先にゴロっと転がりこちらを見たバーラの頭部、それは愛する家族を見つめているのか、微笑んでいるかのように人の表情を浮かべているようであった・・・
「・・・ちゃん!・・・ぃちゃん!お兄ちゃん!」
「っ?!」
ヒロエの声で真っ白だった目の前に景色が戻りエルミンは顔を上げた。
そこには妹ヒロエの顔があった。
「あっ・・・俺・・・」
ヌルッとした何かが頬を触った手から感じ、その指を見つめる・・・
それは母の血であった・・・
「ぅぁ・・・ぁ・・・」
「ヒロエ!」
今にも叫びだしそうな感情が腹の中を渦巻き、吐き気を催すが父ガンジーが叫んだ事でその声も止まった。
前を見ると慌てた様子でヒロエをエルミンから抱き抱えて離す父の姿があった・・・
「父さ・・・」
「エルミン、すまない」
そう言うガンジーの視線にエルミンは気付き視線をやる・・・
そこには自分の左腕が在った・・・
母バーラに食い千切られた左腕が元通りに肉が盛り上がり復元し始めていたのだ。
「うぁ・・・」
エルミンは目の前が真っ黒になる気がした。
傷の復元、それは母で目の当たりにしたあの現象・・・
母の変異した姿を思い出し恐怖で震えが襲い掛かる。
これから自分にどんな変化が訪れるのか理解してしまったのだ。
「父さん・・・ヒロエを連れて行ってくれ!」
「エルミン・・・」
必死に絞り出した言葉にガンジーは涙を浮かべながら強く頷く。
このままここに居れば直ぐに自分もそうなるのが目に見えているからだ。
だから・・・
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
「ヒロエ・・・くっ、行こう!」
そう言い死した母の上に膝をついたままのエルミンを置いてガンジーとヒロエは部屋の外へ向かう。
だがその時ドアが開き、何かが中へ飛び込んできた!
真っ赤な目で飛び込んだ部屋の中をギラリと見たその人物は奇声を発しながら立ち上がる!
「がぁあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!」
それはエルミンが殺したと思われていたハイネスであった。
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