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第52話 閉じ込められる
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錆び付いた金属の擦れる音が響きゆっくりと玄関のドアが開く。
この音だけで鬼に気付かれるのではないかと思えるくらいの大きな音なのだが…
「意外と綺麗だな…」
ジタンがそう言うのも無理はない、玄関のドアだけを見ても外側と中側でまるで違うのだ。
入ってすぐに直角に左に曲がる一直線の道を見て直ぐにその異様さに気が付く。
そう、窓もないのに妙に明るくハッキリと見えるのだ。
「へくちっ」
リリンのくしゃみに一同が構えてリリンに向き直った。
だがくしゃみの主がリリンだと分かり肩の力が抜かれる。
「ごめんなさい…」
「あーまぁ濡れちゃったしな、気にするな」
カインのくしゃみと同時に離れた手を自ら握りにリリンが近寄りカインもそれを受け入れる。
心なしかリリンの頬が赤いのにカインは気付くが何も言わずに前を見詰める。
通路は人が二人くらいは歩ける広さであるが襲ってくる者を回避するには狭すぎる幅である。
「とりあえず、逃げ道は確保しておかないとな」
ジタンがそう言って最後尾に居たカミラが玄関のドアに手を伸ばすが…
「えっ?なにこれ??」
その光景に誰もが目を疑った。
ドアノブに触れられないのだ。
目の前に在るのに触れないそれどころか手を伸ばしてもドアに触れることすら出来なくなっていたのだ。
まるでドアが奥へ逃げるように手が届かず足を踏み出してもその場から進まないのだ。
「閉じ込められたって訳か…」
ジタンの言葉が玄関に広がり、それに返事をするように風が建物をカタカタと鳴らすのであった。
この音だけで鬼に気付かれるのではないかと思えるくらいの大きな音なのだが…
「意外と綺麗だな…」
ジタンがそう言うのも無理はない、玄関のドアだけを見ても外側と中側でまるで違うのだ。
入ってすぐに直角に左に曲がる一直線の道を見て直ぐにその異様さに気が付く。
そう、窓もないのに妙に明るくハッキリと見えるのだ。
「へくちっ」
リリンのくしゃみに一同が構えてリリンに向き直った。
だがくしゃみの主がリリンだと分かり肩の力が抜かれる。
「ごめんなさい…」
「あーまぁ濡れちゃったしな、気にするな」
カインのくしゃみと同時に離れた手を自ら握りにリリンが近寄りカインもそれを受け入れる。
心なしかリリンの頬が赤いのにカインは気付くが何も言わずに前を見詰める。
通路は人が二人くらいは歩ける広さであるが襲ってくる者を回避するには狭すぎる幅である。
「とりあえず、逃げ道は確保しておかないとな」
ジタンがそう言って最後尾に居たカミラが玄関のドアに手を伸ばすが…
「えっ?なにこれ??」
その光景に誰もが目を疑った。
ドアノブに触れられないのだ。
目の前に在るのに触れないそれどころか手を伸ばしてもドアに触れることすら出来なくなっていたのだ。
まるでドアが奥へ逃げるように手が届かず足を踏み出してもその場から進まないのだ。
「閉じ込められたって訳か…」
ジタンの言葉が玄関に広がり、それに返事をするように風が建物をカタカタと鳴らすのであった。
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