最悪最凶スキル『デスゲームメーカー』生存確率…

昆布海胆

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第61話 赫の家の正体

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「お兄さん!お兄さん!」

こっちを見ているカインの視線がリリンと交差する。
それと同時に手で叩いた見えない壁が割れるような音を出した!

「お兄さん!」

その時であった窓の穴から黄色い霧のような物が一気に外へと吹き出し中の様子がよく見えるようになる。
部屋の隅に固まる緑色の化け物達。
そいつらの前に座る王冠を被り杖を手にした親玉らしいアイツがこっちを見て怒鳴る!

『********!!!』

まるで色んな音を混ぜ混んだような声にならない叫びをあげた時であった。
突如建物の中が真っ暗になり再びリリンは見えない何かに押し出される様に離された。

「きゃっ?!」

先程とは比べ物にならないくらい禍々しい漆黒の闇が建物の中を包み込み何とも言えない不快感が周囲を包み込む。
それは死の臭い。
黒い闇の中は今、死が充満する。




赫の家。
それは森の中に住む小鬼と呼ばれる魔物の亜種が住まう巣である。
旅人を長である小鬼が惑わし巣へと誘導し、それを餌にして生きる生態である。
惑わされた者は夢を見させられこの家へと誘導させられ中で餓死するまで惑わされる。
数日間の絶食の行程で内臓内を空にしてからその全てを美味しく味わうグルメな小鬼、こいつらは迷い混んだ人間の女を孕ませることでその数を増やす。
その行程で惑わされた女は同行した男に愛され幸せな家庭を作る夢を見てその男を食らいながら生かされる。
そして、子供を生まさせられてから家を生きたまま旅立たされるのである。
本人に記憶はなく一年にも及ぶ妊娠期間は知らないままただ迷った家を出たと言う事だけを他人へと話す。
これが語り継がれる赫の家の正体で生存者なのであった。
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