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最終話 絶対勝利は揺るがない
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『愚かな人間共よ、我が滅ぼされるまでじっとしていると思ったか?』
そう念話を送るデビルバハムートは背中の羽を広げた!
その羽から透明な触手の様な物が瞬時に広がり宇宙に張り巡らされる!
デビルバハムートは宇宙にある星の生命を吸収してそれを解き放つつもりなのだ!
『喰らえ、そして、滅びよ!コスモノヴァ!!!』
口から放たれたブレスが全身から出たエネルギーと融合して巨大なエネルギー砲となりヒロシ達へと放たれようとした時であった!!
「ここでカードオープンってかぁ!!」
斜め上から放たれたレーザー砲はデビルバハムートの頭部を直撃し顔が斜め下を向いた!
そう、放たれようとしていたコスモノヴァがずらされたのだ!!
「ナイスアシスト中島さん!」
デビルバハムートが怒りの篭もった視線を上へと向ける!
そこにはパワードスーツを装着し肩にプロトンキャノンを乗せた人影があった!
誰もがそれを見て驚く!!
「ア・・・アイア○マンだ?!」
残念、中身は中島です。
そして、そのデビルバハムートの視線反らしが唯一無二の隙となった!
「これで終わりだ!頼みますリナ・イン○ースさん!」
いつの間にかヒロシが投げたポケモンボールから出現した神と悪魔の間に1人の美少女!
胸の小さなドラゴンも跨いで通ると言うあの名を持つあの人が呪文を唱える!
それに合わせて神オロチと悪魔オメガデーモンがその力を解き放った!
「これで終わりだぁあああ!!!」
それはヒロシの言葉だったのか、リナさんの言葉だったのか・・・
叫び声と共にアホウの空間から放たれた数百以上の光の剣のエネルギー!
複製魔法で生み出された光の剣が神と悪魔の力を融合したエネルギーを更に増幅させる!
そして、それが放たれた・・・
放たれたエネルギーは神魔融合によりとてつもないエネルギーとなり一直線にデビルバハムートへと飛びその体を飲み込む!
慌てて火蜂のバリアを張ってそれを凌ごうとするデビルバハムートだったがそのバリアごと飲み込んだエネルギーは空間そのものを喰らいながら全てを消滅させていく・・・
異空間すらも破壊するエネルギーが更に数百倍にまで増幅された威力は凄まじく宇宙に残っていた星々を飲み込むブラックホールを生み出しながらもそのブラックホールごと喰らい尽くしていく・・・
その余波で被害が出ないようにヒロシは手を振って助けれくれた人々に別れを告げる。
その足元は既に光の粒子となり消え始めていた・・・
だが・・・
『が・・・がはぁ・・・が・・・ががが・・・』
エネルギーが消失し無が残ったその中から念話が届く・・・
そう、デビルバハムートが過去に取り込んだ何かがあのエネルギーに耐性を持っていたのだ。
まさに瀕死ではあるが無の空間の裂け目からドラゴンの手が出てきてその身を引きずり出す。
まだ終わってないその絶望的状況の中ヒロシは膝まで消えている状態で更に指を鳴らしてアホウを使用する!
『わ・・・われ・・・われは・・・しなな・・・?!』
既にボロボロとなったデビルバハムートの頭上に巨大な光の塊が出現した!
否、それはハンマーの形をした武器であった。
そして、それを持つロボットの影・・・
そう、グラヴィティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ディビジョン・ツール・・・通称『GGG』である!
直径20kmの重力衝撃波フィールドを発生させ、無限を超えた計測不能の域を遥かに凌駕するエネルギーが真っ直ぐにデビルバハムートへ迫る!
その時、腰まで消え始めているヒロシとロボットから出る叫びがリンクした!
「「光にっなぁぁぁぁぁぁぁぁれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」」
星が消え去り完全な無となった宇宙に光が炸裂した!
原子よりも粒子よりも電子よりも細かく消滅し、光と変換されるデビルバハムート!!
光に包まれながらヒロシは告げる・・・
「これが勇気の絶対勝利の力だ・・・」
光が消失しそこには魂が1つ残っていた。
神龍バハムートの魂である。
そして、その魂から抜けていく何か・・・
そう、それこそがバハムートに宿りこの世界を喰らい尽くした元凶。
それは生命でも物質でもなかった。
概念、そこに在るのを見て認識することは出来るが一切干渉することすら出来ないそこに在るだけの物。
胸まで消滅しているヒロシはそれをただ眺めていた。
そのヒロシにその概念は念話で言葉を告げる。
『楽しかったぞ強き者よ、だが我は概念と言う事象、存在しない我を滅ぼす事は不可能なのだ』
靄が集まり顔となって笑う。
この宇宙を全て消滅させた概念はヒロシとの戦いでもしかしたら別の世界へ移動するかもしれない。
実際にヒロシが様々な世界と繋げたところを何度も目撃しているのだ。
時は無限にある概念であるそいつはいつかきっとそっちの世界へ移動するかもしれない。
いや、きっと出来るだろう・・・
『全ての世界、全ての空間、全ての無すらも滅ぼすまで我は止まらない・・・永遠にだ』
その念話を聞いてヒロシは中指を立ててそいつにファ○クサインを送る。
一見すると負け惜しみ、だが死を目前としたヒロシは最後のアホウを使ってそれを手にした。
認識することだけが出来る概念と言う存在、触ることも干渉することも不可能な相手にヒロシは最後の手段を取ったのだ。
「おい、契約だ今すぐにやれ」
ヒロシが誰も居ない空間にそれを告げる・・・
突如ヒロシの目が赤く光りそれを概念の方へ向けた・・・
そして、首まで消えかかっている状態のまま手にしているそれを開いてそこに書き記した。
『ラボヌス』
それは概念が持つ魂の名。
そう、ヒロシは最後の最後にデビルバハムートを操っている存在を滅ぼす為に最終兵器を用意していたのだ。
それが今ヒロシの手から落ちる。
手が消え去ったのだ。
顔が徐々に消えていく中、ヒロシは概念ラボヌスが突如苦しそうにし始めて飛散するのを嬉しそうに眺める・・・
それこそがヒロシが行なった最後の手段。
『デスノート』
であった!
魂が無くなり消滅する直前に死神のノートであるデスノートをアホウで取り出し出現した死神に残りの寿命僅かの半分と引き換えに死神の目を手に入れたのだ。
そして、顔となった概念を見てその名前を得てそれをノートに書き記した。
まさに9回裏大逆転満塁ホームランを超える大逆転戦法であった。
その落ちたノートを回収する一匹の死神。
まさか自分をこんな事に利用する人間が居るとは思いもしなかったのであろう・・・
だがそいつも死神として最後のルールを守らなければならない。
そう、デスノートを使用して死んだ者の名前は最後に死神によって書かれる。
死神はノートを開いて自らのペンでヒロシの名前を記入していく・・・
『酒井 ヒロシ』
そして、そのまま何処かへと飛び去る死神・・・
世界は滅びと共に救われたのであった。
「いらっしゃいませ」
「いつもの宜しく!」
スナック大田にやって来た1人の男。
野球帽の様な帽子を被って酒井酒店の前掛けをしたその男の前に出されたのはバーニングカレーであった。
「おっこれこれ!」
早速それを口にして美味しそうに微笑むヒロシ。
そこには元気な彼の姿が在った。
「そうして終わったんですね、それからどうやったんですか?」
「聞きたい?え~とね・・・」
ヒロシは嬉しそうにそれを語る・・・
概念と共に魂を使い果たしたヒロシは消滅して死んだ。
だが彼は前もって緑のキノコを食べていた。
そう、1UPキノコである!
死んでも残機が残っていれば生き返ることが出来るのだ!
そして、ヒロシは死神がデスノートに名前を書いたのを確認してアホウを使ってそれを取り出した。
『リネームカード』
ファイナル大作の6や8でお馴染みのキャラの名前を変えてしまえるアイテムである。
それを使用する事でデスノートに死神が書いた名前とヒロシの名前が変わり本来なら書き終わってから30秒後に心臓麻痺で死ぬはずが生き残ったと言うことなのである。
ちなみにこの時にヒロシが変更した名前は『酒井 ヒコシ』であった。
デスノートの効果が切れてから書き足してヒロシに戻したと言う裏話があったりする。
「本当、なんでもありなんですね」
「そうなんだけどさ・・・この力、大田さんに今教えている理由分かるでしょ?」
「もしかして・・・もう?」
そう、ヒロシは既にアホウが使えなくなっていた。
元々世界の神の上に居る存在の更に上の統括を行なっている存在から宇宙を滅ぼし尽くす可能性があるデビルバハムートを何とかする為に与えられた力だったからである。
「そうですか・・・しかし、一つの世界は滅びたわけですよね?」
「いんや~俺を誰だと思ってるのさ」
そう笑うヒロシが行なったのは宇宙の再生とも言える行動であった。
と言っても働いたのはヒロシではないのだが・・・
全てが消失して消え去った宇宙であったがそこに打ち上げられたのは一つの星。
そう、王子が転がして作った新しい星である!
塊魂で作られた塊は空に上げられ新しい星となって完成する。
そして、そこにヒロシは人類保管計画で液体化した人間だった物を放ち一つに成るのを否定して人間に戻したのである。
「まぁ他の星も徐々に塊を打ち上げて星にしていくだろうから心配は要らないさ」
「もうなんでもありですね」
「はははっそれでももう俺にそんな力は無いから仕方ないよ。それじゃこれお勘定ね、今までありがとう大田さん」
「こちらこそ沢山本当にありがとうございました」
そう言ってヒロシはポケットから最後の金貨を出して店を後にする。
そのまま彼は実家の酒井酒店へ戻ろうとするのだが・・・
「あっやべっ・・・このキメラの翼で別世界の実家に帰れるかな?まぁなんとかなるっしょ」
そう独り言を言いながらヒロシはそれを空高く投げるのであった。
この世界以外にも世界は沢山ある。
もしかしたらその世界を渡って救世主となる存在が居るのかもしれない・・・
それはもしかしたら貴方の知っている誰かなのかもしれない・・・
完
----------------------------------------------------------------------------
っという訳でこれにて完結となります。
いや~昆布が疲れ切った時に好きな事を好き放題書く作品が欲しいって事で始めた作品でしたが如何だったでしょうか?
思いっきり色々なネタを使いまくり過ぎて分かる人が非常に少ないのではないかと考えつつも・・・
自己満足だからまぁいっかってノリで最後まで突っ走りましたwww
また機会があればこんな作品書いてみたい気持ちもあるのでその時はまたどうぞお付き合い宜しくお願いします。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
そう念話を送るデビルバハムートは背中の羽を広げた!
その羽から透明な触手の様な物が瞬時に広がり宇宙に張り巡らされる!
デビルバハムートは宇宙にある星の生命を吸収してそれを解き放つつもりなのだ!
『喰らえ、そして、滅びよ!コスモノヴァ!!!』
口から放たれたブレスが全身から出たエネルギーと融合して巨大なエネルギー砲となりヒロシ達へと放たれようとした時であった!!
「ここでカードオープンってかぁ!!」
斜め上から放たれたレーザー砲はデビルバハムートの頭部を直撃し顔が斜め下を向いた!
そう、放たれようとしていたコスモノヴァがずらされたのだ!!
「ナイスアシスト中島さん!」
デビルバハムートが怒りの篭もった視線を上へと向ける!
そこにはパワードスーツを装着し肩にプロトンキャノンを乗せた人影があった!
誰もがそれを見て驚く!!
「ア・・・アイア○マンだ?!」
残念、中身は中島です。
そして、そのデビルバハムートの視線反らしが唯一無二の隙となった!
「これで終わりだ!頼みますリナ・イン○ースさん!」
いつの間にかヒロシが投げたポケモンボールから出現した神と悪魔の間に1人の美少女!
胸の小さなドラゴンも跨いで通ると言うあの名を持つあの人が呪文を唱える!
それに合わせて神オロチと悪魔オメガデーモンがその力を解き放った!
「これで終わりだぁあああ!!!」
それはヒロシの言葉だったのか、リナさんの言葉だったのか・・・
叫び声と共にアホウの空間から放たれた数百以上の光の剣のエネルギー!
複製魔法で生み出された光の剣が神と悪魔の力を融合したエネルギーを更に増幅させる!
そして、それが放たれた・・・
放たれたエネルギーは神魔融合によりとてつもないエネルギーとなり一直線にデビルバハムートへと飛びその体を飲み込む!
慌てて火蜂のバリアを張ってそれを凌ごうとするデビルバハムートだったがそのバリアごと飲み込んだエネルギーは空間そのものを喰らいながら全てを消滅させていく・・・
異空間すらも破壊するエネルギーが更に数百倍にまで増幅された威力は凄まじく宇宙に残っていた星々を飲み込むブラックホールを生み出しながらもそのブラックホールごと喰らい尽くしていく・・・
その余波で被害が出ないようにヒロシは手を振って助けれくれた人々に別れを告げる。
その足元は既に光の粒子となり消え始めていた・・・
だが・・・
『が・・・がはぁ・・・が・・・ががが・・・』
エネルギーが消失し無が残ったその中から念話が届く・・・
そう、デビルバハムートが過去に取り込んだ何かがあのエネルギーに耐性を持っていたのだ。
まさに瀕死ではあるが無の空間の裂け目からドラゴンの手が出てきてその身を引きずり出す。
まだ終わってないその絶望的状況の中ヒロシは膝まで消えている状態で更に指を鳴らしてアホウを使用する!
『わ・・・われ・・・われは・・・しなな・・・?!』
既にボロボロとなったデビルバハムートの頭上に巨大な光の塊が出現した!
否、それはハンマーの形をした武器であった。
そして、それを持つロボットの影・・・
そう、グラヴィティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ディビジョン・ツール・・・通称『GGG』である!
直径20kmの重力衝撃波フィールドを発生させ、無限を超えた計測不能の域を遥かに凌駕するエネルギーが真っ直ぐにデビルバハムートへ迫る!
その時、腰まで消え始めているヒロシとロボットから出る叫びがリンクした!
「「光にっなぁぁぁぁぁぁぁぁれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」」
星が消え去り完全な無となった宇宙に光が炸裂した!
原子よりも粒子よりも電子よりも細かく消滅し、光と変換されるデビルバハムート!!
光に包まれながらヒロシは告げる・・・
「これが勇気の絶対勝利の力だ・・・」
光が消失しそこには魂が1つ残っていた。
神龍バハムートの魂である。
そして、その魂から抜けていく何か・・・
そう、それこそがバハムートに宿りこの世界を喰らい尽くした元凶。
それは生命でも物質でもなかった。
概念、そこに在るのを見て認識することは出来るが一切干渉することすら出来ないそこに在るだけの物。
胸まで消滅しているヒロシはそれをただ眺めていた。
そのヒロシにその概念は念話で言葉を告げる。
『楽しかったぞ強き者よ、だが我は概念と言う事象、存在しない我を滅ぼす事は不可能なのだ』
靄が集まり顔となって笑う。
この宇宙を全て消滅させた概念はヒロシとの戦いでもしかしたら別の世界へ移動するかもしれない。
実際にヒロシが様々な世界と繋げたところを何度も目撃しているのだ。
時は無限にある概念であるそいつはいつかきっとそっちの世界へ移動するかもしれない。
いや、きっと出来るだろう・・・
『全ての世界、全ての空間、全ての無すらも滅ぼすまで我は止まらない・・・永遠にだ』
その念話を聞いてヒロシは中指を立ててそいつにファ○クサインを送る。
一見すると負け惜しみ、だが死を目前としたヒロシは最後のアホウを使ってそれを手にした。
認識することだけが出来る概念と言う存在、触ることも干渉することも不可能な相手にヒロシは最後の手段を取ったのだ。
「おい、契約だ今すぐにやれ」
ヒロシが誰も居ない空間にそれを告げる・・・
突如ヒロシの目が赤く光りそれを概念の方へ向けた・・・
そして、首まで消えかかっている状態のまま手にしているそれを開いてそこに書き記した。
『ラボヌス』
それは概念が持つ魂の名。
そう、ヒロシは最後の最後にデビルバハムートを操っている存在を滅ぼす為に最終兵器を用意していたのだ。
それが今ヒロシの手から落ちる。
手が消え去ったのだ。
顔が徐々に消えていく中、ヒロシは概念ラボヌスが突如苦しそうにし始めて飛散するのを嬉しそうに眺める・・・
それこそがヒロシが行なった最後の手段。
『デスノート』
であった!
魂が無くなり消滅する直前に死神のノートであるデスノートをアホウで取り出し出現した死神に残りの寿命僅かの半分と引き換えに死神の目を手に入れたのだ。
そして、顔となった概念を見てその名前を得てそれをノートに書き記した。
まさに9回裏大逆転満塁ホームランを超える大逆転戦法であった。
その落ちたノートを回収する一匹の死神。
まさか自分をこんな事に利用する人間が居るとは思いもしなかったのであろう・・・
だがそいつも死神として最後のルールを守らなければならない。
そう、デスノートを使用して死んだ者の名前は最後に死神によって書かれる。
死神はノートを開いて自らのペンでヒロシの名前を記入していく・・・
『酒井 ヒロシ』
そして、そのまま何処かへと飛び去る死神・・・
世界は滅びと共に救われたのであった。
「いらっしゃいませ」
「いつもの宜しく!」
スナック大田にやって来た1人の男。
野球帽の様な帽子を被って酒井酒店の前掛けをしたその男の前に出されたのはバーニングカレーであった。
「おっこれこれ!」
早速それを口にして美味しそうに微笑むヒロシ。
そこには元気な彼の姿が在った。
「そうして終わったんですね、それからどうやったんですか?」
「聞きたい?え~とね・・・」
ヒロシは嬉しそうにそれを語る・・・
概念と共に魂を使い果たしたヒロシは消滅して死んだ。
だが彼は前もって緑のキノコを食べていた。
そう、1UPキノコである!
死んでも残機が残っていれば生き返ることが出来るのだ!
そして、ヒロシは死神がデスノートに名前を書いたのを確認してアホウを使ってそれを取り出した。
『リネームカード』
ファイナル大作の6や8でお馴染みのキャラの名前を変えてしまえるアイテムである。
それを使用する事でデスノートに死神が書いた名前とヒロシの名前が変わり本来なら書き終わってから30秒後に心臓麻痺で死ぬはずが生き残ったと言うことなのである。
ちなみにこの時にヒロシが変更した名前は『酒井 ヒコシ』であった。
デスノートの効果が切れてから書き足してヒロシに戻したと言う裏話があったりする。
「本当、なんでもありなんですね」
「そうなんだけどさ・・・この力、大田さんに今教えている理由分かるでしょ?」
「もしかして・・・もう?」
そう、ヒロシは既にアホウが使えなくなっていた。
元々世界の神の上に居る存在の更に上の統括を行なっている存在から宇宙を滅ぼし尽くす可能性があるデビルバハムートを何とかする為に与えられた力だったからである。
「そうですか・・・しかし、一つの世界は滅びたわけですよね?」
「いんや~俺を誰だと思ってるのさ」
そう笑うヒロシが行なったのは宇宙の再生とも言える行動であった。
と言っても働いたのはヒロシではないのだが・・・
全てが消失して消え去った宇宙であったがそこに打ち上げられたのは一つの星。
そう、王子が転がして作った新しい星である!
塊魂で作られた塊は空に上げられ新しい星となって完成する。
そして、そこにヒロシは人類保管計画で液体化した人間だった物を放ち一つに成るのを否定して人間に戻したのである。
「まぁ他の星も徐々に塊を打ち上げて星にしていくだろうから心配は要らないさ」
「もうなんでもありですね」
「はははっそれでももう俺にそんな力は無いから仕方ないよ。それじゃこれお勘定ね、今までありがとう大田さん」
「こちらこそ沢山本当にありがとうございました」
そう言ってヒロシはポケットから最後の金貨を出して店を後にする。
そのまま彼は実家の酒井酒店へ戻ろうとするのだが・・・
「あっやべっ・・・このキメラの翼で別世界の実家に帰れるかな?まぁなんとかなるっしょ」
そう独り言を言いながらヒロシはそれを空高く投げるのであった。
この世界以外にも世界は沢山ある。
もしかしたらその世界を渡って救世主となる存在が居るのかもしれない・・・
それはもしかしたら貴方の知っている誰かなのかもしれない・・・
完
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っという訳でこれにて完結となります。
いや~昆布が疲れ切った時に好きな事を好き放題書く作品が欲しいって事で始めた作品でしたが如何だったでしょうか?
思いっきり色々なネタを使いまくり過ぎて分かる人が非常に少ないのではないかと考えつつも・・・
自己満足だからまぁいっかってノリで最後まで突っ走りましたwww
また機会があればこんな作品書いてみたい気持ちもあるのでその時はまたどうぞお付き合い宜しくお願いします。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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