エロくてニューゲーム

昆布海胆

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第81話 二人の出会い

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横を向いたまま撮影されてしまったロメロスペシャルのプリクラだったがこれはこれで志保の顔も入っており落書きして中々良いプリクラに仕上がったので明は満足していた。
 一向はその後店内を巡りガンシューティングのコーナーへ移動した。

 「じゃあちょっと私の実力を見せるから明様見ててね」

そう言い100円を投入する姫子。
 彼女と明の話をまだしてなかったので過去の話をすべきだろう。

 明と姫子が出会ったのは小学生低学年の頃。
 元々両親同士が知り合いと言うのもあり家族同士の付き合いがあったので相手の親とは交流があったのだが姫子は父親譲りの白い髪の色で友達からからかわれて他人と心を閉ざしていた。
そんなある日どうしても両親とも出かけなくてはならない日があり明の家に姫子が預けられる事になった。
アパート暮らしの明の一家は日本ではアパートを借りて生活しており海外でデザイナーとしてデビューするのはこの数年後なのだ。
つまりこの頃は裕福でもなく毎日の生活に苦労する一家だった。
そんな遊び道具なんて殆ど無い家族の所に預けられた姫子。
 個室なんてモノも無く殆ど知らない他人に囲まれた家に預けられた他人を拒絶する子供が起こす行動と言えば何処かに隠れる事だろう。
 案の定押入れに隠れて出てこなくなった姫子。

そこは明の秘密基地だった。
 小学生の男の子が作る秘密基地は自分の好きなものを好きなように並べ誰にも邪魔されない空間となっていた。
そこには明が好きな漫画、玩具、そして・・・巧妙に隠された竹薮で拾ったエロ本が隠されていたのだ。
 姫子は偶然にもこの明の秘密基地に隠れ、そして偶然にも明が隠したエロ本を発見した。
 小学生低学年の少女、そんな性の知識など無く裸に近い男女が乳繰り合っているその写真に胸が高鳴るのを感じていた。
 薄暗いそこで薄っすらと見えるそのエロ本は普通に見るよりエロく感じた。

 彼女は気付かなかった。
その時に遊びに出ていた明が帰ってきたのだ。
 明はいつもの通り自分の秘密基地に入る。
 勿論、押入れの布団が置いてある奥側なので光はそれ程入らず薄暗い。
そこに入っていた姫子はその音に驚き明のエロ本を胸に抱えたまま秘密基地の隅に移動し息を潜めた。
それに気付かない明はいつも通り自身の秘密基地に入り自分のお気に入りのエロ本を鑑賞しようと探した。
だが、そこにエロ本は無かった。

 薄暗い空間、置いていた場所に探し物が見つからなかった少年はその辺りを手当たり次第に探した。
そして、姫子の太股に手が触れた。
まだ異性をそれ程意識してない明が初めて触れたその柔らかい太股の感触に明は驚いた。
 一体ここに何があるんだ?
そう考え薄暗いので良く見えなくてじっくり見ようと顔を近づけた。

 一方姫子からしたら薄暗い場所に誰かが入ってきて両手に抱えているのはエロ本。
 先程座ってた場所なら布団の隙間から入る光でエロ本が見えたのだが今はそこに誰かが居てその影しか見えない、するとその人物は辺りを探り自身の太股に手を当てて擦ってきた。
 小学生低学年とは言え男子より女子の方が進んでいるのは周知の事実。
それが何を意味するのか本能的に悟りエロ本によって高揚していた姫子の目前に明の顔がやってきた。

 他人が怖い、この髪を見て今まで避けられてきた。
そんな女の子だったが他人と交流を持つのが嫌だったわけではない。
むしろ友達が欲しかった。
そんな彼女の脳内には先程エロ本で見た男女がキスをしているシーンが浮かんでいた。
 薄暗い押入れの中、明と姫子は初めての頭突きをした。

 「あいたっ?!」
 「きゃっ!?」

 二人の出会いであった。
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