エロくてニューゲーム

昆布海胆

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第150話 妖精王試練の階段②

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知識の妖精『弥生』
彼女は全てを知る者として妖精の中でも最も厄介な人物と恐れられていた。
話は簡単だ。
何もかも知っているから。
例えば妖精界に新しい魔法が誕生したとする。
その魔法が誕生した瞬間に彼女はその魔法を知ってしまうのだ。
その魔法が持つ欠点も気付かれていない副作用も全て・・・

そして今、弥生はこの世に誕生して初めて苦悩していた。
知らない事など無い筈の彼女が明の出した問題に頭を悩ませているのだ。
『俺がここに居る姫子にキスを迫ったとする。だが姫子は今日はキスはしたくなかった。だから今日は嫌だと断った。なのに返事に俺は大興奮してしまった。さて何故でしょう?』
彼女は全てを知っている。
目の前に居る二人に対して妖精王が勘違いしているって事も二人の魂が繋がっている事も・・・

「な・・・なんだって言うの・・・」

生まれて初めて愚痴が出た。
それは弥生の中に今まで無かった感情。
そして、目の前の明は更に追い討ちをかける。

「俺達急いでいるんだけど何時まで待てばいいんだ?」
「分かってるわよ!」

焦りは余計に思考を乱す。
そう、彼女にとって考えると言う行為自体が珍しいのだ。
その為彼女は今、様々な初体験をしている。

「んじゃあさぁ、1分経過する毎に待ち時間1分増やしてあげるからペナルティ出すね」

更に明から追い討ちが掛かる。
だが考えれば考えるほど深みにはまっていく・・・
断られたら興奮した?
次に期待をしたって事?
苦悩が苦悩を呼び弥生の眉間に力が入り始めた時にそれは来た。

「はい1分~ペナルティでーす」
「ひゃぁあん!?」

弥生の頬を明が指先でそっとなぞる。
威力を最小まで抑えた愛撫咲きを行ったのだ。
勿論弥生はそれが何なのか理解しているし自身の体で体感した刺激も理解している。
だが、知っているのと体験するのとでは大きく違った。
『百聞は一見にしかず』と言う言葉があるがそれ以上に『百見は一体験にしかず』と言う言葉を考案しよう。
百回聞くより1回見た方が理解できて、1回見るより1回体験する方が凄いっという事である。
つ・ま・り・・・

エロ小説100回読むよりAV1回見た方が興奮できて、AV100回見るより実際にファっキュンした方が凄いって事で1回のファっキュンはエロ小説1万回読むのより凄いと言う事だ!

「って何考えてるのよ私?!」
「はい、1分経過~」
「ひやぁあああ」
「後3分経過しても答えられなかったら全力で愛撫咲き決めるから」
「・・・?!」

弥生は下腹部がジュンッと熱くなりモジモジし始めた。
こうなっては思考などしている場合ではない・・・
更にその弥生に見せ付けるように明は姫子に対して・・・

「ごめんな姫子、俺のせいでこんな事に巻き込んでしまって・・・」
「明様・・・良いんですよ、私はいつも明様を慕っていますから」
「あぁ、お前は本当にイイ女だよ」

そう会話して姫子の口に優しいキスをする・・・
それを見ていた弥生は再び下腹部が熱くなると共に嫉妬の感情を感じた。
頭では分かっている、だがもう弥生の体は我慢の限界だった。

「分かった!降参します!だから・・・私にも良い事してー!」
「あぁ、任せな・・・制限解除愛撫咲き!」
「ひぃ・・・ひっらっ・・・らめぇえええええええええええええええええええ!!!」

弥生の性感帯は背中の尾骶骨の少し上だった。
明に抱き締められながらそっと背中を指先でなぞり耳に熱い吐息を掛けられて弥生はイッた・・・
知識としては知っていたが初めて体験した絶頂に弥生の精神は完全に敗北を認めた。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・せ、せめて答えを教えて・・・」
「ん?答えか?姫子はな、『またにして』って言ったんだよ」
「えっ?どういう事?」
「今度にしてって意味で『またにして』って言ったんだがキスを『股にして』って聞いてしまったってわけだ。」

その瞬間弥生の脳裏に知識としてそれが入ってくる・・・
それは明が姫子の股にキスをするシーンだった。
そして、もしそれが自分だったら・・・
今まで知識として様々な事を知っていた弥生だったが明との出会いで発想をすると言う事に目覚めた。
言うまでも無く、この日の夜を境にありとあらゆる性的興奮を得られる事を自分で試そうと妖精界の通販を使ってアダルトグッズを集めて実際に自分に使って試すと言う毎日を繰り広げる事となるのだがそれはまた別の話・・・

「はぁ・・・4分も掛かってしまったな、行くか姫子」
「はい、明様!」

姫子、久々に明と二人っきりでキスまでしてもらったものだから物凄いご機嫌であった。
なお、弥生は明に自分が股をキスされているシーンを創造して自分で股を弄ってトリップしているので放置された。
そのまま走り出し明達は次の広場へ到達する・・・
そこには顔はぬいぐるみの様な可愛いのに肉体は海パン1枚で引き締まっててかっている肉体を披露していた。

「来たか人間、我は攻撃の妖精『卯月』!ここを通りたければ我の一撃を喰らって耐えて見せよ!」
「つまりお前の攻撃を喰らって耐えれば良いんだな?」
「そうだ、それで16段階の攻撃があるが段階が上がる毎に攻撃力が上がる、それを合計16になるように割り振って複数回に分ける事を認めよう」

つまり最弱の1段階の攻撃だったら16発、最大の16段階の攻撃だったら1発耐えればイイってことか・・・

「分かった、急いでいるから16段階の1発で頼む」
「正気か?今まで11段階以上の攻撃で耐え切った者は居ないのだぞ?!」
「構わない、だから1発で頼む。」

そう言って明は腹部に力を入れた。
卯月は腕をグルグルと回し始め1回転毎に卯月のオーラが強くなり具現化して明の目にも見える・・・
巨大なドクロ・・・
そして16回転し終わった所でこっちを向いて一気にダッシュで近付いてくる卯月!
卯月にとっても16段階の攻撃を生物に放つのは初めてだったのでその口元は多くにニヤけていた。

「パイルバンカーバックル!」

まるで拳が巨大な杭に見えるほどのオーラをまとい打ち出されるその一撃!
明はそれを避ける事無く腹部で受け止めた!
衝撃は腹の中へと侵入しまるで拳が腹部を突き抜けたように錯覚させるほどの威力を誇った。
並みの生物なら喰らった部位を中心に木端微塵に粉砕しその命を散らしていただろう。
実際に喰らった明の後方は付きぬけた衝撃だけで地面が抉れ空間にヒビを入れていた。
だがそこに明は立っていた。

そう、これがアモンと呪術師を倒した時に明が得た新たな魔法であった。
明の覚えた魔法は『不屈』である。
これは明自身にしか使えないし24時間に1度しか使えないのだが自身が受けるダメージを必ず1回だけ10にすると言う効果を持つ!
明は戦いの最中に良く全裸になるのでなんとか防御力を上げる手段が無いかずっと考えていた。
そこで明が思い付いたのは以前にプレイした事のあるゲーム『スパロボ』の精神コマンド『不屈』であった。

※スパロボとは『スーパーパンチラロリコンボーイ』と言うアダルトシュミレーションゲームで敵警備に守られている少女のパンチラを見るために命を掛ける男のゲームである。
ターン制で護衛や警備を攻撃して眠らせたりして少女を襲いパンチラを見るのが目的と言うもので、その中で少女を守る人物を相手に多々ある精神コマンドを駆使して戦いを挑む漢のゲームである!
他にも様々な精神コマンドがあって『必中』『熱血』『鉄壁』『ひらめき』・・・etc
だが、女性警備員に必中を使うと相手は必ず妊娠してしまうので注意しよう。



「ば・・・バカな、俺の最高の攻撃が・・・」
「んじゃ俺達は行くよ」

そう言って明は階段を再び登り始めた・・・
そして、再び妖精王。

「あ・・・ありえない・・・まだ開始から20分だぞ?!もう4の試練が終わっただと?!」

それは過去に例が無いどころの話ではない、妖精と人間のパワーバランスが崩れるとも捕らえられる恐ろしい出来事である。

「だ、誰か!誰か居らぬか!」
「どうなさいました妖精王」

妖精王の呼びかけに姿を見せた半裸で角が1本在る妖精がそこに立っていた。

「マリを連れて来い!あの人間達の情報が欲しい!」
「畏まりました。30分ほどで連れて戻ってきますのでそれでは」

そう言って半裸の角が生えた妖精は妖精王の間から飛び出して行った。
それを見つめる妖精王の膝は明への恐怖で震えていた・・・
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