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エピローグ 俺達の旅はまだこれからも続く・・・

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朝からシャワーが浴びれるのは本当にありがたい。
私、チホは昨夜の彼との肉欲に満ちた性生活を思い出しウットリとしていた。

「チホ姉~おはよ~」
「うん、カホおはよう。ミホは?」
「あ~カナタの朝立ちドレッシング絞ってから来るってさ」

私達3姉妹を肉奴隷として飼っていると思っている彼、カナタの事を思い出すだけでまた愛液が溢れ出す。
それは妹のカナも同じの様で、中に残っていた精液を洗い流しながら自慰っぽい事をしていた。

「でもチホ姉?カナタに本当に言わなくてもいいの?」
「うん・・・だってあなた達も彼の事愛しているんでしょ?」
「それは・・・そうだけどさ・・・」

そう言って少し困った様子を見せる妹を抱き寄せる。
この国では重婚は犯罪である、昔とある貴族が平民の女を次々と強制的に嫁入りさせた事で法律が定められたのだ。
だから彼と婚約をするのであれば私達3人の誰か一人としか出来ないのだ。

「彼は世間的には私の奴隷、そして彼は私達を肉奴隷として飼っている。そしてそれを私達は知らない、でしょ?」
「うん・・・私達のうちの誰が妊娠しても、彼を肉バイブとして使った結果であって・・・だよね?」
「分かってるならよろしい」

そう、彼と私達3人姉妹が同時に一緒に暮らす為にはこれが最善なのだ。
私は彼を手放す気もないし、二人の妹と離れるつもりもない、そして妹たちも彼を愛しているのだから・・・

「でもカナタ・・・本当に私たちの事気付いていないのかな?」
「奴隷契約は勝手に解除できるものじゃない筈だからね、それに私達の『完全状態異常無効化』のスキルはリボンを装着しなくても個々に一つずつ自由に解除できるって知られない為にあのリボンを毎日装備しているんだから」
「そんなこと言って・・・カナタがポニーテールが好きだって言ったから毎日ポニーテールにしてるくせに・・・」
「それは貴女達もでしょ?」
「・・・まぁ・・・否定はしないよ」

カナが恥ずかしそうにカナタの話を肯定する。
彼女は普段から見た目の事でコンプレックスを抱いていた、その上彼女自身が普段はドSなのに正体はドMなのだ。
普段ドSで高圧的に攻め立てた上で、立場を逆転されてドM扱いを受ける事に性的興奮を覚える真実をカナタで知りそれ以降彼にベタ惚れなのだ。
その高低差が大きい程本人は興奮するらしいが、まぁそれは本人の勝手だ。

「しっかし、ミホも変わってるわよね」
「そう?」
「だって好きな人の精液を食べる事に性的快感を覚える上に、太っている自分にしか出来ない愛され方をしてくれるカナタに惚れるなんてね」

ミホもそうだ、カナタにぽっちゃり系は抱き心地が良いと言われ、それが本心だと知ってからカナタから離れられなくなっている。
しかも、カナタ自身も自分の精液を美味しく食べるミホに一切の嫌悪感を抱く事無く興奮し、ミホの胸よりもお腹を揉むのが大好きなのだ。
なにより、私達がしているから自分もポニーテールにしていると言ってはいるが、カナタがポニーテールが好きだと知ってからし始めたのは間違いなかった。

「さて、チホ姉・・・そろそろ行くんでしょ?」
「うん、クーデリアを待たせるのも悪いからね」
「しっかしチホ姉も悪いよね~カナタと沢山Hしたいからって友人のパーティーがダンジョン最下層に到着するタイミングに合うように救助依頼を出させるなんて」
「あら?それじゃ今度からカナ抜きでダンジョンに彼を連れて行こうかしら?」
「ぅぅ・・・それは・・・やだ・・・私も・・・カナタに滅茶苦茶にされたい・・・もん・・・」

私達3人のお腹の中にはまだカナタの精子は生きている。
完全状態異常無効化のスキルを実は妊娠には効果が無い様にしていたのだ。
何かの手違いで彼の子供を身籠っても3姉妹で協力して育てる覚悟は出来ている。
だから私達の誰か一人が妊娠しても問題はない、むしろ3人同時に子供が出来て既成事実が出来ないかと期待しているのだが・・・

「中々上手くいかないものよね~」
「チホ姉・・・西の山の向こうに子宝に恵まれる温泉が在る村の話知ってる?」
「えっ?なにそれ!」
「ここに潜る前に偶然聞いたんだけどさ、山越えが必要だから・・・」
「それじゃあまた彼とH沢山出来る旅が出来るわけね!」
「うん・・・実は私、今度お尻使ってみようかと拡張してたりするんだよね・・・」
「えっ?カナも?」
「えっ?チホ姉も?」

ニンマリと微笑み合う二人・・・
昨夜の大乱交でも全然満足出来てない二人は性欲もSランクなのである。

「それにしてもミホ遅いわね・・・」
「そうね・・・ってまさか!?」

いつまで待ってもシャワーを浴びにやってこないミホに気付き、二人して顔を見合わせる・・・
慌ててシャワーを終えて居間に飛び込むと・・・

「そのグリグリ射精っ♡ ヤバッ♡ あ”あぁぁぁっ!!!!」

後ろから座ったまま抱き着いてSEXしているミホとカナタがそこに居た。

「あひッ♡ へあっ♡ あっ♡ あぅッ♡」

涎を垂らして絶頂するミホ、中に注がれている精液の快感に浸りながら口から流れ出る涎が白い事に二人は気付き・・・

「こら!カナタ!お前なにやってるんだ?!」
「えっ? ・・・あー SEX?」
「お前何ふざけっっ?!」

飛び付くカナタ、唇を奪われ押し倒されるカホのアソコに無理やりねじ込まれた精液が残る男性器が何度も突き上げられる!
何か文句を言いたそうに口をズラして喋ろうとするカナの口を直ぐにカナタはキスで塞いで腰を獣の様に動かす!
シャワーを浴びたとはいえ、昨夜の興奮が収まらないカホは直ぐに絶頂するがカナタは止まらない・・・

「ぶぁっ!?あっ♡ あひぃぃっ♡ しゅごっんぶぅっ♡ んんん♡」

正常位で突き上げられる小さな体が必死に抵抗を試みるが本気ではないのだろう、抵抗しつつもカナタに犯されるのを喜んでいるカホがそこに居た。

「んぎゅぅっ・・・いっくぅぅぅんっ♡♡♡」

達したのだろう、背中を仰け反らせて顔を離したカホは叫ぶように達した。
だがカナタはまだ満足していないのか、再びカホの中を蹂躙し出した。

「ってあぁっ!?」

その時気付いた、カホが倒れている横に置いてあるコップ・・・
その中には桃色の液体が・・・
きっとカホが朝のドレッシングと称して彼の精液を貰おうと、興奮させる為に昨日の私達が入ったお風呂のお湯を彼に飲ませたのだ。
私は知っている・・・あのお湯は媚薬風呂だった事を・・・
つまり、体内に取り込んだカナタは今意識が飛んでいて・・・

「おほぉおおお♡ あ”っ♡ イグっ♡ イグイグイグイグぅぅぅうう!!♡ イくぅぅぅううヴ♡♡♡」

カナが絶叫しながら中出しを受けていた。
そして、カナタの目は私を見ている・・・

「あぁ・・・素敵・・・」

飢えた獣の様に勃起したまま私に迫ってくる彼の姿に私の体も受け入れ態勢が整っていた。
理性を失っているのであろう彼の視線、でも飛び付くのではなく彼は私を抱きしめてきた。
男性器は密着しているが、まるで何かに我慢しているかのように彼は耐えているのだ・・・

「もしかして・・・自分の意思以外では私を犯したくないの?」

その言葉が届いているのか分からないが、私を抱きしめる彼の手に力が入ったのを感じた。
そう、私は誰かと比較されて自分だけ特別扱いを受ける事に快感を覚える変態・・・
普段からダルそうにしているのは、人にそう言った目で見られることで感じているからである。
だからこそ彼のこの態度にも快感を覚え・・・自ら片足を上げて彼の男性器を自ら誘導し・・・

「あ”ぁぁあ”あ”っ♡ 嬉しい♡ 嬉しいわ♡ 私を特別扱いしてくれる貴方が大好きよ!♡」

自ら中に入れると共に彼は我慢を止めて腰を突き上げ始めた!
何度も何度も彼の男性器が往復し私の中を暴れまわる・・・

(ごめんなさい、クーデリア・・・迎えに行くの少し遅くなりそうだわ・・・)

私達の救助を待つ・・・と言う名目で最下層で待つ友人に心の中で謝罪をし、肉欲に再び溺れる私・・・

「オッ♡ オゴぉぉ♡♡」

中に出されても止まらず体位を変えて更に犯される私・・・
気付けばカホよりも先にお尻にまで彼の男性器は挿入され中に何度も何度も射精されていた。

「はあああぁぁあ♡♡♡♡ イグゥゥウウゥゥヴヴ♡♡♡♡」

涎も鼻水も涙も垂れ流しになって乱れる私・・・
初めてのお尻は異常なほど快感を私に与え、狂ったかのように・・・いや、実際に狂っていたのだろう。
私達は延々と互いを求め合い続けた・・・

「ぷひゃ♡ お”♡ おびょ♡ あ”っ♡ ぉぉ♡」

自分の口からこんな声が出るのかと驚く半面、カホと同じ血が流れているんだな~と冷静に自分を見つめ直しながら意識が無くなるまで彼の愛を受け続ける・・・


何度も何度も前と後ろに中出しをされ続け、どれ程の時間が流れたのだろう・・・
気付けば彼のが私の中に挿入されたまま抱き合っている状態で目が覚めた。
立ち上がろうとしたが・・・

「ぁっ・・・」

生まれたての小鹿の様に膝がガクガクと震え腰が上がらない・・・
周囲を見ると置手紙が一つ残されていた。

『チホ姉へ、依頼者待たせているから先に上の階層で待っています』

その手紙を読んで小さく笑ってから喉の渇きを感じ、手にした置いてあったコップの中身を飲み込んで・・・





「おっぐっ♡ おごっ♡ はべゃっ♡ おぼぉぉ♡」

何度も何度も彼のモノが私の中を犯しまくる。
いや違う、私が犯しているのか?

「がっあっ♡ な”ばぁっ♡ うぎょぉぉ♡♡♡」

脳内が焼き切れそうに快感を伝え続ける・・・
グチャグチャな互いの顔を何度も舐めて綺麗にして貪り合う時間が延々に感じられるほど続く・・・

「お”っ♡ はああぁぉおお♡♡♡ おごぉおおお♡♡♡♡♡」

気が狂う、いや既に狂っているのだろう・・・
だが今は彼が私だけを見てくれる・・・
それがとても嬉しい・・・
誰かと比較されて特別扱いを受けるのに快感を覚えていた筈だが、もうそんなものでは満足できない自分がここに居た。

「愛しているよ・・・チホ・・・」
「っ?!」

聞き間違い?
だけど確かに聞こえた気がする・・・
でも彼も理性を取り戻した感じはしない・・・
もしかしたら私の望んだ言葉が幻聴で聞こえただけなのかもしれない・・・
それでもいい・・・
べつにいい・・・
だって・・・

「あ”っ♡ ひぐ♡ あ♡ イく♡♡ イグゥぅぅぅうう♡ ん”はあああぁぁぁあ♡♡」

私は今、こんなに幸せなのだから・・・











(困ったな・・・)
「あ”っ♡ ひぐ♡ あ♡ イく♡♡ イグゥぅぅぅうう♡ ん”はあああぁぁぁあ♡♡」
(朝からムラムラしちゃったからミホを抱いたら予定よりも長引いちゃったんで誤魔化す為の媚薬が裏目に出ちゃったか・・・)
「・・・あ♡ あ”♡ はぁぁ♡♡♡」
(でもまぁいっか、二人はまだ寝ているみたいだし・・・50倍の快楽を満喫する機会は早々ないし、もう少し・・・)

俺は気付かなかった。
ミホの幻覚魔法で失神している二人の幻影を見続けているなんて・・・
結局その日の夕方までチホとSEXし続けた俺は意識を失い、チホに抱えられて最下層に連れていかれ、抱えられたままボスを倒して脱出したとの事であった・・・





冒険者ギルドに戻り報酬を受け取った俺たちはそのまま宿ではなく街の入口へ向かっていた。

「ほらっカナタ!出発するわよ」
「せめて1日くらいゆっくり休んでから出発しましょうよ、それに西の山の向こうの温泉に入りたいからってどういう理由ですか?」
「うるさいわね!グダグダ言ってると蹴るわよ!」
「あいたっ!もう蹴ってるし?!」

冒険者ギルドを出た所でカホに蹴りを入れられ、俺たちは西へ向かう・・・

(くそっ今夜はたっぷりカホにお返ししてやるからな!覚悟しろよ!)
「なによその目は!カナタのくせに調子に乗るんじゃないわよ!」
「あいたっ?!」

そんな俺たちの様子を微笑ましく見つめるチホ・・・あれ?彼女の笑顔が外で・・・

「ほらっさっさと行くわよ!この屑!」
「へいへい」

見直したチホはいつも通り眠そうなダルそうな顔でため息を一つ吐いて街の外へ向かっていた。
後ろに続くミホの距離もいつもよりも少し近い気がするが・・・

「今夜は魚が食べたいわ」
「はいはい」
「宜しくカナタ♡」

何故かミホも少しご機嫌な様子である。
そんなSランク冒険者のギーガス3姉妹と共に奴隷として旅をする俺の名はカナタ。
将来3人全員を何度も孕ませて大家族を作るのだが、それを今の俺はまだ知る筈もなかった・・・

「はぁ・・・今夜は麓で休むから」
「えーご主人様、それだったら宿に泊まって明日出発した方が・・・」
「それじゃあ私の魚料理食べられないでしょ!」

ミホの怒声にビクッと震えるが、チホの甘えた様な表情が一瞬見えた気がして今夜の気分が変わった。
今夜も3人同時に相手をしよう・・・
俺達は旅をする、何故ならば俺はSランク冒険者の奴隷なのだから・・・



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