Summer Vacation

セリーネス

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終わり、そして始まり2

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「やっと出来た~!…って、もう18時!?」

生まれて初めて最初から最後まで1人で作った為、思っていた以上に時間が掛かってしまった。

『全然たいした物を作れていないのに、まだまだ手際が悪すぎる~…』

ルーの手料理や屋台メニューを知る限り、イルツヴェーグに和食っぽい料理は無い様子。なので、私の故郷の和食を選択!貴美恵さん達から失敗が少なくて量を沢山用意出来るメニューを教えて貰った。

水菜と大根と炒りジャコのサラダ
肉じゃが
ほうれん草のお浸し
お豆腐のお味噌汁
焼き鮭
土鍋炊きご飯(炊飯器が無いから)

今日までに貴美恵さん達から教わりながら何回か練習をしてきたけど、全部出来上がる迄に3時間は掛かり過ぎでしょう…と内心反省。
なるべく温かい状態で出したいと思うけど、ルーがどれ位遅くなってしまうか判らないので、焼き鮭はいつでも焼き始められる様にフライパンの中だし、研いだお米も充分に水を吸わせて後はコンロに火を点けるだけまで準備完了♪
とりあえず、後1時間経ったら用意を始め様と決めた私だった。

ちなみに、ルーの為に料理を作ってあげようと思った時に久志に何もしないのは悪いと思い、朝ごはん(ホットケーキ、フルーツサラダヨーグルト掛け、ベーコンエッグ)を今朝作ってあげた。
流石に全員分は無理なので久志と雅鷹さんの分を用意したら、雅鷹さんは目を潤ませながら「彰信よりも先に佳夜ちゃんの手料理を食べれちゃうなんて…、恨まれちゃうなぁ♪」と嬉しそうに完食してくれて、久志は「…親父の分なんて作らなくて良かったのに」と小さく雅鷹さんにヤキモチを焼きながらも完食してくれた。

『でも、「美味しいよ♪ありがとう❤」って言ってくれたし、嬉しかったなぁ』

大好きな久志からの「美味しいよ♪」の言葉を反芻して1人でニヤニヤしてしまった。

『…そう言えば、ファルリーアパファルって、電気や化石燃料が必要な機械って存在しないけど、ちゃんと冷蔵・冷凍庫はあるし、お湯沸かせるし、洗濯機まであるから面白いなぁ~』

全て、動力は精霊の力と魔石又は自分の魔力を使用。それに、冷蔵庫や洗濯機は鉄に似ているけど地球には無い鉱石を熱して溶かした物(溶かして型に入れて冷ますとプラスチックの様な手触りなる)で作られていたり、水道管はドワーフ製で簡単には割れない焼き物で作られていたりと要所要所が地球上と異なっていて、ここは本当に異世界なんだなぁとつくづく感じてしまう。
何はともあれ、夕食をあらかた作り終える事が出来たので、私は冷蔵庫からシヒールの実のジュース(初めて飲んだ時から私のお気に入りになり、その事を知ったルーが私が来る時には必ず冷蔵庫に用意しておいてくれる様になった)を取り出してカップに注ぎ、ダイニングへ移動した。
私は帰ってきたルーを直ぐに出迎えられる様に玄関ドアが見える位置の椅子に座り、ジュースを飲みながらスマホをいじった。
充電は出来ないし勿論ネットだって繋がらない世界なので、今まで撮り溜めたイルツヴェーグの写真(カメラは存在するけどスマホみたいに薄くはないので、驚かせたり騒ぎにならない様に撮影は全て隠し撮り)を1枚いちまいゆっくりと眺めた。
写真は全てイルツヴェーグ内だけのものだけど、かなり溜まっていて『こんなに撮っていたんだ!』と自分に驚いてしまった。

『いつかアキュミーラの街や他の所も回って写真に収めたいなぁ♪』

朝市の写真やイルツヴェーグの観光地の一つでもある幹の洞内商店街の写真を見ながら、いつかファルリーアパファル中を旅してみたいと思った。

『…やっぱり格好良いなぁ❤』

先週勤務後直ぐに私の事を迎えに来てくれたルーは、騎士服姿のままだった。余りにも似合っていて格好良かったので、私は角度を変えて何枚も撮影を行った。まるで蕾紗さんが彰の浴衣姿に興奮して写真を撮りまくった時の様に……。
その時の事を思い出して苦笑しつつも、写真を見直した私は格好良すぎるルーに惚れ直してしまい、1人照れて頬が熱くなってしまった。
久志と言いルーと言い、こんなに格好良くて優しい男の人達が本当に私には勿体なくて、恋人で良いのかしら?と今でも思ってしまう。
一通り写真を見直した後、やっと読める様になった壁の時計をふと見れば、すでに20時を回っていた。

「……勝手に来たからバチが当たっちゃったのかな?」

ルーがいない静かすぎる室内に1人でいるのはかなり寂しい。少しだけ目頭が熱くなり、目に涙が溜まって来てしまった。

『う~。…何でこんなに泣き虫になっちゃったの~!?』

佳夜になってから、寂しがり屋になりメンタルもとても弱くなった気がして正直嫌になる。
一度流れ出した涙は全然止まらなくなってしまい、私は洗面所からタオルを持ってきて顔を拭い、そのままタオルごとテーブルに突っ伏した。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※



「うわ~、めちゃくちゃ可愛い~!…本当にどこかの国のお姫様じゃないんですか!?」

「…ウルセェ、黙れ。起きちまうだろう」

「あ、スンマセン。…ってか、まだ未成年なんすよね?副隊長、美味しく頂いちゃったんすよね!?…それって犯罪じゃないんすか?」

「……番だから問題無い」

……何だか高い所から小さな声が聞こえて来るけど、なんだろう?
背中も温かいしふわふわ浮いている感じがして気持ち良いなぁ~。

「…………?」

まだ焦点が合わない目を開くと、真上にルーの顔が見えた。
どうやら私はいつの間にか寝てしまっていた様だ。

「ルー?」

「!? ごめん、起こしちゃったか。でも、カヤ?ダイニングなんかで寝たら風邪引くから駄目だぞ?」

目が覚めた私に「ただいま。遅くなってごめんな❤」と言いながらルーは甘い笑顔を見せてくれた。

『カヤ?…何で、ルーはサラって呼んでくれないの?』

つい先程まで見ていた夢が頭をよぎった。
勝手にこちらに来た為に、私はルーに迷惑をかけてしまいルーは私よりもずっと綺麗で大人な女性と付き合い出したのだった。

「ルー、なんでカヤって呼ぶの?……もう、私の事嫌いになっちゃったの?」

私は両腕を伸ばしてルーに抱き付いた。

「うわっ!ちょっ、カヤ!?……寝ぼけてる!?」

腕の中で無理矢理起き上がって抱き付かれた為に、ルーは一瞬だけバランスを崩し掛けたが何とか持ち直した。けど、またカヤと呼んだ事に私は更に悲しくなりルーの胸に額をグリグリと押し付けた。

「や~!カヤじゃない!サラって呼んで?」

私は眉根を寄せ、じ~っとルーを見つめた。

「!? …ヤバい可愛い。……じゃなくて。お前、ちょっとあっち行ってろ」

私に見つめられ少し頬を赤らめたルーは、軽く頭を横に振ってから後ろを振り返り鋭く睨んだ。

「寝ぼけている所とかマジ可愛い……」

「!?」

ルーの後ろから声が聞こえ、驚いた私はやっと目が覚めた。

「る…グヴァイ?誰か、いるの?」

ルーの身体で向こうが見えないけど、ルーは声がした方にチッと舌打ちをしている。

「……俺の部下が来ているんだ。おい、ゲクサ。お前もう帰れ」

「え~!?俺の所為で帰りが遅くなっちまったのですから、姫さんに一言謝りたくてここまで来たんすよ~!?」

「嘘つけ、カヤの顔見たさに理由付けて勝手に付いてきたくせに」

「いや~、それも確かに有りますけど、謝りたいのはホントっすよ~」

『ゲクサさん?』

「グヴァイ?降ろして?」

私がルーに声を掛けると、一つ溜め息を吐いてルーは降ろしてくれた。そして私がルーの前に出ると、目の前の男性は目を輝かせて満面の笑みを浮かべた。

「くぁ~!ラグイヤーの言う通りマジで可愛い!……良いなぁ、幼妻。俺も幼妻探そうかな。いや、でも俺には愛しのツァンがいるしなぁ~!」

「……………」

なんだか、1人テンションが高いゲクサさんにどうして良いやら判らず、私は目を瞬きルーを見上げた。

「…おい、さっさと謝って早く去りやがれ」

ルーはかなり不機嫌な様子。

「ハッ!あぁ、そうでした!すみません!見惚れてしまってました。……えぇっと、あの!今日副隊長がこんなに遅くなってしまったのは、全部俺の所為なんです!申し訳ありませんでした!」

「……えぇっと、はい。あの、解りました」

何故、私に謝るのか解らず、変な返事の仕方をしてしまった。

「気は済んだか?……言っとくが、ここで見聞きした事は今すぐ全部忘れろよ?ラグイヤーみたいな事しやがったら…」

異様な迫力を漂わせたルーがゲクサさんに凄んだ。

「!? はい!肝に命じて他言しませんっ!」

じゃあ、これで失礼致します!と逃げる様に玄関を出て行った。
………ここで見聞きした事。って、やっぱりさっきの私の言動よね?

『うあぁぁぁぁぁ!穴が有ったら入りたい!!いくら、寝惚けていたからって、アレは無いでしょう!?私のお馬鹿~!!!』

私は己がやらかした痴態に全身から火が出る思いに駈られ、その場に崩れ落ちて身悶えた。

「…え~っと、サラ?もしかしてさっき寝惚けていた時の行動に動揺してる?」

コクリ

私は俯いたまま無言で頷くと、ルーもしゃがみ込み、私の頭を優しく撫でた。

「めちゃくちゃ可愛いかったけど?」

俺に甘える仕草の余りの可愛さに理性押さえるのが大変だった。と嬉し気に言われ、複雑な気持ちになった。

「…でも、真名聞かれちゃったよ?」

ようやく顔を上げた私を見て、ルーはその場で胡座を掻いて私をその上に横向きに座らせた。

「愛称だから問題無いよ」

それに、さっき喋るなって脅しておいたから大丈夫だよ❤とルーは私を抱き締めて額に口付けを落とした。

「それよりも、今日は遅くなって本当にごめんな」

「…ううん、私が勝手に来ちゃった所為でルーが隊長さんに叱られて遅くなっちゃったんだと思ったよ」

「いや?それは全く無い。あの時は、そろそろ昼休憩に入ろうと思っていて切りが良い所まで書類を片付けていた所だったんだ。遅くなったのは本当にさっきの奴の所為なんだ。…あいつが団長室へ持って行く書簡を風に飛ばして無くしやがったんだよ」

今日は午後から訓練場で第三騎士団が風の魔術の訓練を行うから近くを通るなって通達があったにも関わらず、あいつは好きな娘会いたさに側を横切り飛んできた魔術が見事に当たり書簡が四方に飛んで行ってしまったんだ。…で、その書簡を上官の俺とその他第二騎士団総出で探す羽目になったんだ。とルーは疲れた声で話した。

『そんなマンガみたいな事ってあるんだ…』

疲れているルーに悪いので笑ってはいけないと解っているけど、面白すぎて笑いが込み上げてきそうになってしまった。

「書簡は全部見つかったの?」

「あぁ。重要書簡だったから“鎖の魔術”が掛けてあって、探索の魔術に引っ掛かってくれたんだ」

外部に漏れない為に重要な書簡には全て副隊長以上が所有する特殊な紋章にのみ反応して解除が出来る術式が施されていて、万が一紛失しても探索して見つけ出す事が可能になっているのだそうだ。
しかし、ゲクサさんが無くした書簡の数が多すぎたのとかなり遠くに飛んで行ってしまった為に有り得ない程時間が掛かってしまったのだそうだ。

「だけど、ゲクサさんはどうして私にまで謝りに来たの?」

「あぁ、それはあいつがサラを見たがっていたのと、恐らくヤフクの所為だ」

「王子様?」

「あぁ。書簡を総出で探している事がバレて、軽く注意を受けた際にヤフクがゲクサにサラが今夜から来ているって喋りやがった」

俺が勤務体制変更の希望を申請した時に休みの度にサラが泊まりに来るって知られてしまったんだ。とルーは眉間にシワを寄せた。

「まぁ、だけどその口が軽いヤフクのおかげで俺は明日だけじゃなく明後日も休みが取れたんだけどな♪」

面白がってルーのプライバシーを話すのは間違えている。とカズルヤームさんが王子を諌め、ルーの協力が有ったからこそ書簡も早期に見つかり解決したのでは?と進言してくれたので、王子は軽率だった自分を恥じ、お詫びに休みをルーにくれたのだそうた。

「そうだったんだ~」

私はルーと2日間一緒にいられる事が素直に嬉しかった。

「あっ!いけない!」

私はルーの上から慌てて降りて立ち上がりキッチンへ向かった。

「どうした?」

そんな私の後ろからルーも付いてきた。

「ルー、もうご飯食べちゃった?」

「いや、まだだけど?」

「えっと、後一時間位って待てる?」

キッチンのコンロの上に置かれた鍋の中身を見てルーは驚きの声を上げた。

「これ、サラが作ったのか!?」

「…うん。後、魚を焼いてご飯を炊くだけなんだけど、そのご飯は炊けるのに一時間位掛かっちゃうの」

「ゴハン?」

コレ、と土鍋の蓋を開けて水を吸っていつでも炊ける準備が整ったお米を見せた。

「マガナか!…これなら魔術で時間を短縮して直ぐに食べられる様に出来るよ♪」

「マガナ?」

「あぁ!エルフが主食にしているんだ。俺も数えられる位にしか食べた事は無いけど、とても美味しかったから調理法を教えてもらった事があるんだ」

「それもこんな風に土鍋で炊くの?」

「そうだな、鍋の形は違うけど、水を吸わせて火に掛けて炊くのに一時間位掛かるって聞いている」

ただ、鍋内部に圧力と早送りの魔術を掛ければ15分位で食べられる様になると裏技を教えてもらったんだ。とルーは言いながら早速コンロに火を付けて、土鍋に魔術式を展開した。

「こっちは?」

「塩鮭なの。こっちも後は焼くだけなの」

「そっか、じゃあ焼いちゃおう♪」

そう言うと、ルーはフライパンを両手で包み込みサーヴラーの原語を呟いた。すると、あっという間に焼き鮭が出来上がってしまった。

「スゴ~イ!」

ご飯が炊き上がる迄の15分間でルーは残りのお味噌汁と肉じゃがも温め直してくれて、食べられる用意が整った。
冷蔵庫からサラダとお浸しも出してご飯とお味噌汁は深めの小皿によそい、箸は無いのでスプーンとフォークを並べてルーと席に着いた。

「凄いな、これ全部サラが作ってくれたのか?」

ルーは私が料理をよそっている間に寝室へ行き、素早くナグに着替えてきた。

「うん。お口に合えば良いんだけどね」

日本の料理で和食って言うんだよ。と話し、食べながら料理名や使った食材を説明した。

「今まで食べた事が無い味付けだけど、凄く上手いよ♪」

「ホント!?」

「あぁ♪」

特にニクジャガとオミソシルって料理はこのゴハンと凄く合うから俺好きだ❤とルーはニコニコと笑顔で食べてくれた。

「あ~、旨かった~!」

とても沢山作ったのに、ルーは全部完食したのだった。

「凄く食べたけど、お腹苦しくない!?」

「全然♪…昼メシの後から夕食まで時間が開きまくったし、書簡探しの所為で物凄く腹が減っていたんだ。だから、サラが沢山作ってくれていて助かったよ」

確かに私も凄くお腹が空いていたのでいつもより食べた気がする…。本当に沢山作っておいて良かった。

「さて、と」

ルーは手際良く食器類をシンクに運び、水に漬け「これは明日洗おう♪」と言うと、浴室へ行きお風呂を沸かす準備をした。

「…サラ」

浴槽にみずを溜め始めたルーは、なんとなくルーの後ろに付いて回っていた私へ振り返り、私を抱き締めて唇に口付けを落とした。

「今日はマジで驚いたけど、サラがいつでも気軽にうちに来られる様になってくれて嬉しい。それに俺が帰宅した時にサラに居てくれる光景に凄く幸せを感じたよ❤」

「でも、私寝ちゃってたけどね」

そう言って苦笑する私にルーは緩く首を横に振った。

「遅くなった俺が悪いんだから仕方ないさ。ただ、もし次に俺が遅い場合は寝台で寝ててくれよ?風邪引いたら大変だからな?」

「は~い♪」

右手を浴槽に入れて、ルーは水をお湯に変えた。

「入ろうか」

「うん!」

ルーが柑橘系のとても良い香りのする入浴剤を入れてくれて、芯からリラックスが出来た入浴となった。入浴後、ナグとサグに着替え戸締まりを確認しリビング・ダイニングの灯りを落としてから寝室に入った。
ルーと一緒に寝台に上がると、すかさずルーから抱き締められて深く口付けされた。

「…ん、……んっ」

ルーは私の舌を捕らえ絡め取った。私がルーの舌の動きに夢中になっていると、ルーはサグの腰帯を解き前を開けさせた。そして左手で胸を揉みしだき、右手は太ももを撫で始めた。

「あっ……!」

左手が胸を揉むのを止めて股の間に入ってくると、両手で優しく脚を開かされ身体を起こしたルーがクリトリスを舐めた。

「サラのここは相変わらず甘いな♪」

ルーは時々膣に舌を出し入れしながらクリトリスをしゃぶり、私を徐々に高みへと追いつめて行った。
だけど、私はルーの陰茎でイキたくて首を横に振った。

「あぁっ!駄目ぇ!ルー、イッちゃう!……お願い、挿れてぇ!」

私の喘ぐ声を聞いたルーは、身体を起こして膣に陰茎を宛がい一気に挿入した。

「……あぁん!」

「中、すげぇトロトロ❤」

ゆっくりと抽挿されて膣壁を擦りまくるカリ首に私は敏感に感じてしまい、お腹に力を込めた。

「くっ!…そんなに締めちゃ駄目だよ。サラ……」

眉間にシワを寄せたルーが色っぽかった。
ルーも気持ち良さが高まってきたのか、腰の動きが段々と速くなり、亀頭が一番奥を強く突き出した。

「気持ち良すぎちゃうから、それダメぇ~~!」

陰茎で膣の中をぐちゃぐちゃにかき回され、擦られ抉られ奥を突かれ続けられて小さく何度もイッてしまっていた私はとうとう堪えられず激しく身体を痙攣させてイッてしまった。

「や!ダメ!ダメなの!…………あぁぁぁぁ!」

「あぁっ」

私がイッて直ぐ後にルーも達し、緩く抽挿しながら注ぎ続けた。
膣に感じる陰茎の痙攣が弱まると、ルーは私のお腹に手をかざし浄化の魔術を掛けた。
しかし陰茎を抜き出す事はせず、挿れたまま私を抱き上げて胡座を掻いたルーの上に座らされた。そしてルーはそのまままた抽挿を開始したのだった。

「あんっ、ルー、もう私無理だよ~」

「ごめん!もう一回だけイかせてくれ…っ」

サラの中が好すぎてまだイキ足りないんだ!とルーは抽挿を激しくし出し、下から抉られルーが与える快楽に呑まれて喘ぎ声を上げ続けた。
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