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第二章 サンディル過去戻り編
閑話 王族男子は天災だそうです
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本日はお義母様に招かれてメイナード家別邸にてお庭の鑑賞会です。
メイナード家に嫁いで約半年日々執務に励みながら、自分のお庭のお手入れも頑張っておりましたが、なにぶんまだお花が咲き揃ってないので、なんとも寂しい印象は拭えません。
魔法で咲かせる事は可能なのですが、なるたけ自然に任せたくて今は小路の整備をしているところです。
お義母様の庭を是非参考にさせて頂こうと張り切って参りました。
ですが⋯大きめなガゼボに案内をして頂きましたら中にはテーブルとソファが配置されており、そこにマリエンヌ様が鎮座しておられました。
⋯⋯お義母様⋯王妃様が参加するなんて聞いておりませんよぉ~(心の涙)
案内されて直ぐに目に止まりましたのでその場で平伏しましたら王妃様が「そんな事しないで~」と仰り、本日はお義母様の古き友人として接してくれと懇願されました⋯⋯⋯いや無理無理無理。
ソファを勧められ恐縮しながら座ったのですが、やはりここのソファも沈みます。
お腹に力を入れねば。
「アディル、腰当に小さめのクッションを置くといいわよ」
王妃様がウインクしながらお知恵を貸して下さいました。
素早く王妃様の侍女がアンヌに横長の小さなクッションを渡して下さいました。
これは⋯⋯快適です。
思わずニマニマしてしまったのでしょう。
王妃様⋯⋯(エンヌ様と呼べと言われました)が満足そうに微笑まれました。
二人で庭の話をしていましたらお義母様が何かを持って現れましたの。
何かしら?
「エンヌ、アディルお待たせ~。
私が焼いたスコーンよ、召し上がって。
形は少しばかり思ったようにはいかなかったけれど味はウィルの保証付きよ」
「ウィルの保証が一番宛にならないんだけど、またこれは⋯⋯ねぇティアラ友人からの忠告よ。他所では絶対に出してはだめよ。身内だけにしときなさい」
「もぅ、いつもそう言うけれどウィルは王宮の料理長より美味しいって言ってくれるわよ」
「それが間違いだって言ってるのよ。貴方だって思ってないでしょう」
お義母様がお持ちになった自称スコーンとやらは⋯スコーンって平べったかったかしら?
これを絶賛したお義父様が信じられませんわ。
勇気を持ってひとくち。
味が砂糖の味しかしないのですが、今王都で流行りの金平糖なる物(形は違うけど)と思えばなんとかなります。
少ししょんぼりしたお義母様を慰めるべく、ここは嫁の出番ですね。
「お義母様。形は思う様ではなかったかもしれませんが味は甘くて優しいお味がしますわ」
満面のアディルスマイルを発揮しましたら、エンヌ様から凄い数の目配せが⋯どうされたのかしら?
「まぁアディル。やはりサンディルの目に狂いはなかったわ。あの子があれほど執着したのだもの。いくら王族の呪いでも偶にハズレはあるからとウィルは言ってたけど、ぜーんぜんハズレなんかじゃないわ。
これからも私はアディルの味方ですからね。
この義母に何でも任せて!エンヌと二人で社交界の噂なんて蹴散らして差し上げるわ」
声高々にお義母様は天使の微笑みを浮かべながら私に宣言されて、そしてかなり大量に余ったスコーン擬きは私へのお土産になりました。
ダミアン、マリー、ローリー、そして私の後ろで顔面蒼白であろうアンヌ。
愚かな主を許してね。みんなで頑張って処理しましょう。
ふと、今のお義母様の宣言の中に不吉な文言があったような?
「お義母様、王族の呪いとは、なんの事でございますか?」
エンヌ様が右手を軽く上げると使用人一同ガゼボから離れました。
アンヌも倣っております。
「アディルも知っておいた方がいいわよね。
他に被害が及ばないように」
「アディルこれから王族の男子にかかる呪いの話をするわね。私も前王妃様に教えて頂いたのだけど前陛下は、かからなかったようで複雑な面持ちでお話を聞いた時は胸に詰まる思いだったのよ」
「全員がなるわけではないみたいだものね~」
「私達も聞いた時は、呪いなのか体質なのかは解らなかったけれど心して聞いてね」
お二人の意味深なお言葉の後に語られたお話は、私もよくわからないのですが、やはり呪いなのでしょうか⋯。
王族の男子には昔から時折表れる症状で、それは『番の呪い』と言われるものらしいです。
全員が発症するわけではなく現に前陛下は至って普通だったそうです。
王族の男子が自分の番を見つけてしまうと、なりふり構わずその女性に執着するそうです。
それはいつ巡り合うか解らないので例えば婚姻した後に伴侶以外で見つけた場合は、それは悲惨な結果を及ぼしたりもするそうです。
お相手の方も然り。
お義父様のマーク様へのヤキモチ⋯なるほど、お義父様の番はお義母様ですのね。
「だからね、アディル。選ばれてしまった私達は他に目を向けてはならないの。なぜならお相手の方が悲惨な目に合うからよ、これは天災だと思った方がいいと思うの。呪いだと思うと解除して救って差し上げようと思ってしまうでしょう。
でも絶対解けないから、天災、災害だと思えば諦めもつくでしょう」
お義母様の達観したお言葉が⋯⋯王族男子を災害呼ばわりお義母様強者ですわ。
「そうそう、諦めちゃえば案外楽よ。
何でも叶えてくれるもの、自由がない時も偶にあるけどね。怒れば許してくれるし」
エンヌ様は悪女気質を発揮してるんですね。
なるほど、エンヌ様のやり方をお馬鹿な女がしてしまうとハズレと言うことなのですね。
エンヌ様で良かったです、国に混乱が起こる所です。
ではサンディル様の私への執着は理由などなく、いや有るにはあるけど『番の呪い』が理由と⋯⋯。
私の父母がお断りしなくて正解だったという事ですか。
もし私が他の方と婚約してたら⋯⋯身震いがしました。
まだサンディル様がお目覚めではないのでお義母様やエンヌ様のように実感は薄いですが、拝聴して良かったです。
でも幼い頃に遣り合った私達のままで、私はサンディル様に会うので少しピンと来ないのですが⋯⋯。
早くお会いしたいなって気持ちが何故か湧き上がってきました。
毎夜話しかけてる時に感じるふわふわした思いです。
『番の呪い』は相手にも掛かるものなのかしら?
メイナード家に嫁いで約半年日々執務に励みながら、自分のお庭のお手入れも頑張っておりましたが、なにぶんまだお花が咲き揃ってないので、なんとも寂しい印象は拭えません。
魔法で咲かせる事は可能なのですが、なるたけ自然に任せたくて今は小路の整備をしているところです。
お義母様の庭を是非参考にさせて頂こうと張り切って参りました。
ですが⋯大きめなガゼボに案内をして頂きましたら中にはテーブルとソファが配置されており、そこにマリエンヌ様が鎮座しておられました。
⋯⋯お義母様⋯王妃様が参加するなんて聞いておりませんよぉ~(心の涙)
案内されて直ぐに目に止まりましたのでその場で平伏しましたら王妃様が「そんな事しないで~」と仰り、本日はお義母様の古き友人として接してくれと懇願されました⋯⋯⋯いや無理無理無理。
ソファを勧められ恐縮しながら座ったのですが、やはりここのソファも沈みます。
お腹に力を入れねば。
「アディル、腰当に小さめのクッションを置くといいわよ」
王妃様がウインクしながらお知恵を貸して下さいました。
素早く王妃様の侍女がアンヌに横長の小さなクッションを渡して下さいました。
これは⋯⋯快適です。
思わずニマニマしてしまったのでしょう。
王妃様⋯⋯(エンヌ様と呼べと言われました)が満足そうに微笑まれました。
二人で庭の話をしていましたらお義母様が何かを持って現れましたの。
何かしら?
「エンヌ、アディルお待たせ~。
私が焼いたスコーンよ、召し上がって。
形は少しばかり思ったようにはいかなかったけれど味はウィルの保証付きよ」
「ウィルの保証が一番宛にならないんだけど、またこれは⋯⋯ねぇティアラ友人からの忠告よ。他所では絶対に出してはだめよ。身内だけにしときなさい」
「もぅ、いつもそう言うけれどウィルは王宮の料理長より美味しいって言ってくれるわよ」
「それが間違いだって言ってるのよ。貴方だって思ってないでしょう」
お義母様がお持ちになった自称スコーンとやらは⋯スコーンって平べったかったかしら?
これを絶賛したお義父様が信じられませんわ。
勇気を持ってひとくち。
味が砂糖の味しかしないのですが、今王都で流行りの金平糖なる物(形は違うけど)と思えばなんとかなります。
少ししょんぼりしたお義母様を慰めるべく、ここは嫁の出番ですね。
「お義母様。形は思う様ではなかったかもしれませんが味は甘くて優しいお味がしますわ」
満面のアディルスマイルを発揮しましたら、エンヌ様から凄い数の目配せが⋯どうされたのかしら?
「まぁアディル。やはりサンディルの目に狂いはなかったわ。あの子があれほど執着したのだもの。いくら王族の呪いでも偶にハズレはあるからとウィルは言ってたけど、ぜーんぜんハズレなんかじゃないわ。
これからも私はアディルの味方ですからね。
この義母に何でも任せて!エンヌと二人で社交界の噂なんて蹴散らして差し上げるわ」
声高々にお義母様は天使の微笑みを浮かべながら私に宣言されて、そしてかなり大量に余ったスコーン擬きは私へのお土産になりました。
ダミアン、マリー、ローリー、そして私の後ろで顔面蒼白であろうアンヌ。
愚かな主を許してね。みんなで頑張って処理しましょう。
ふと、今のお義母様の宣言の中に不吉な文言があったような?
「お義母様、王族の呪いとは、なんの事でございますか?」
エンヌ様が右手を軽く上げると使用人一同ガゼボから離れました。
アンヌも倣っております。
「アディルも知っておいた方がいいわよね。
他に被害が及ばないように」
「アディルこれから王族の男子にかかる呪いの話をするわね。私も前王妃様に教えて頂いたのだけど前陛下は、かからなかったようで複雑な面持ちでお話を聞いた時は胸に詰まる思いだったのよ」
「全員がなるわけではないみたいだものね~」
「私達も聞いた時は、呪いなのか体質なのかは解らなかったけれど心して聞いてね」
お二人の意味深なお言葉の後に語られたお話は、私もよくわからないのですが、やはり呪いなのでしょうか⋯。
王族の男子には昔から時折表れる症状で、それは『番の呪い』と言われるものらしいです。
全員が発症するわけではなく現に前陛下は至って普通だったそうです。
王族の男子が自分の番を見つけてしまうと、なりふり構わずその女性に執着するそうです。
それはいつ巡り合うか解らないので例えば婚姻した後に伴侶以外で見つけた場合は、それは悲惨な結果を及ぼしたりもするそうです。
お相手の方も然り。
お義父様のマーク様へのヤキモチ⋯なるほど、お義父様の番はお義母様ですのね。
「だからね、アディル。選ばれてしまった私達は他に目を向けてはならないの。なぜならお相手の方が悲惨な目に合うからよ、これは天災だと思った方がいいと思うの。呪いだと思うと解除して救って差し上げようと思ってしまうでしょう。
でも絶対解けないから、天災、災害だと思えば諦めもつくでしょう」
お義母様の達観したお言葉が⋯⋯王族男子を災害呼ばわりお義母様強者ですわ。
「そうそう、諦めちゃえば案外楽よ。
何でも叶えてくれるもの、自由がない時も偶にあるけどね。怒れば許してくれるし」
エンヌ様は悪女気質を発揮してるんですね。
なるほど、エンヌ様のやり方をお馬鹿な女がしてしまうとハズレと言うことなのですね。
エンヌ様で良かったです、国に混乱が起こる所です。
ではサンディル様の私への執着は理由などなく、いや有るにはあるけど『番の呪い』が理由と⋯⋯。
私の父母がお断りしなくて正解だったという事ですか。
もし私が他の方と婚約してたら⋯⋯身震いがしました。
まだサンディル様がお目覚めではないのでお義母様やエンヌ様のように実感は薄いですが、拝聴して良かったです。
でも幼い頃に遣り合った私達のままで、私はサンディル様に会うので少しピンと来ないのですが⋯⋯。
早くお会いしたいなって気持ちが何故か湧き上がってきました。
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