2 / 53
それぞれの気持ち
マリナ・モルトワ
しおりを挟む
私の名前はマリナ今は平民、元は子爵家の次女だった。
モルトワ子爵家はスタンリー公爵の領地の一つを治めさせてもらっているいわば代官貴族だ。
勿論スタンリー公爵家の傘下にいる。
私には歳の離れた優秀な兄と姉がいた。
私は父と母が世間的に壮年と呼ばれる様になった位の歳の時、久しぶりの王都のパーティーで飲みすぎてついうっかり避妊をし忘れて出来た恥かきっ子だった。
そう、別に欲しくてできた子ではなかったわけだ。
だからなのか放任主義とは聞こえはいいがほぼ放置の状態で育てられた(勝手に育った)
そんな環境で、自立心の強い割り切った考えの子供に成長したのは私のせいではないと思う。
学園を卒業した私は嘖嘖と試験を受け騎士団の事務に就職した。
嫁に行けと父が縁談をいくつか持ってきたけれど丸っと無視を決め込んだ。
姉以外は領地にいるのでほぼ没交渉で2年の月日が流れた頃、直属の上司のテーラー伯爵より縁談が舞い込んだ。
相手は騎士で平民から最近叙爵を受け騎士爵を賜った方だった。
何度かお断りしたがテーラー伯爵は諦めてくれなかったし、これ以上断ると仕事に影響が出る事を危惧した私は、会って本人にお断りしてもらおうと見合いに臨んだ。
だけど現れたカイルは涼しい目元の美丈夫で、体は細マッチョ(腕だけ見せてもらった)私に男性の好みがあった事に初めて気付けたほど⋯⋯一目惚れだった。
陥落した私は緊張から普段では考えられないほどペラペラと喋りまくった。
カイルは始終頷くだけで殆ど喋らなかったから見合い後、会話は成立していたのだろうかと疑問に思うほどだった。
きっと断られると思ったけれどカイルからはOKを頂いて天にも登る気持ちになった。
だけどまさかの父からの反対があった。
上司の紹介にも関わらず騎士爵が気に入らなかった父は家族を巻き込んで私とカイルの結婚式にも参列することはなかった。
事実上の勘当だったけどカイルと二人でいれることが嬉しくて別に気にはしなかった。
3ヶ月の交際後、結婚式そして初夜。
目まぐるしく日々は過ぎていき毎日が幸せで楽しかった。
仕事も続けたかったけれど職業夫人に現実は厳しかった。
どうやら私は肩たたきされたようだ。
テーラー伯爵の甥があまり優秀ではなかったけれど縁故採用で同じ部署にいた。
よく失敗もしていたけれど大した仕事もしていなかったから皆、気にも止めていなかった。
だけど隣国のきな臭い話しが王都まで流れてきていて人員整理しなければならなかったようだ。
うちの部署には事務員が4人いた。
一人は子供を抱えた元伯爵家の未亡人、夫が亡くなって夫の弟が爵位を継ぎ家を追い出されたそうだ。
二人目は元騎士で子供二人と奥さんがいる。
彼は訓練中に足を怪我して引き摺るようになり騎士を断念して事務に回ったそうだ。
因みにその怪我の原因は騎士団長の息子らしい。
三人目は私、四人目が縁故採用の甥だった。
二人の首を切るとなったらこの中ではどう考えても未亡人と私になるだろう。
だけど元騎士だった方は騎士団長の家で働くことになった。
そして自動的に独身の私に白羽の矢が立ったが結局なんの落ち度もない私を辞めさせる為の理由づくりに結婚させようと思い立ったらしい。
仕事の出来で言えば頸になるのは圧倒的に甥だったのだけど⋯それは言うまい。
そんな回りくどいことをせずとも言ってくれたら辞めたのに。
でもそのおかげでカイルに会えたのだから運命とはわからないものだと、その一連の話を辞めるときに未亡人に聞かされた私は思った。
だけど幸せな日々は結婚して半年だけだった。
隣国との戦が勃発したからだ。
西の辺境の地は2つの隣国の境界線にあった。
戦が勃発したのは片方だけだが、やり合っている間にもう片方が戦争を仕掛けてくるかもしれない。
その懸念もあって王都の騎士団からも応援を出す事に王家が決めた。
カイルも出征する事になった。
王都から行く者は牽制のために行くので実際の戦の参加はわからないと言っていたが不安な私は「無事に帰って来て」と泣きながら見送った。
始めの2ヶ月ほどは手紙の遣り取りが出来ていたけれど3ヶ月過ぎた頃からカイルからの手紙は途絶えた。
大丈夫なのだろうか?
まさか怪我でもしているんじゃないだろうか?
病気になったのでは?
心配で夜も寝られず一人家で黙々と手紙を書き送るけど、返事が来ることはなかった。
考えたくなかったけれどもし死亡したら必ず騎士団から連絡が入るはず、それが来ないのは生きてる証拠と、自分を叱咤激励して悶々としながらもすごした、そんなある日妊娠が発覚した。
体調が悪くて医者に見てもらった時には既に妊娠6ヶ月だった。
嬉しくてそれも直ぐに手紙を書いたけれど返事は来なかった。
そんな時に例の甥と偶然、買い物途中に会った。
彼は気の毒そうに私を見る。
何故かはわからなかった、私の体型は妊娠中にもかかわらずあまり妊婦に見えない、少しだけ太ったかな?位の体型だった。
だから彼は気付かなかったのだろう、もしも気付いていて話したのなら鬼畜の所業だ。
彼は辺境の様子を知り合いから聞いたらしくカイルの話しも聞いたそうだ。
何故か今カイルは辺境の寮で幼馴染という女性と子供と暮らしているそうだ。
何も聞いてない私はショックが大きかった。
だから手紙の返事が来なかったのだろうか?
それならそうと言ってくれればいいのに、直ぐに離縁⋯そこまで考えて自分が妊娠中だった事を思い出した。
そうか⋯この子は父の顔を知らずに育つのね。
その日から手紙を出すのは止めた、向こうからも届くことはなかった。
臨月になり家族と疎遠になってる私は産婆と私を気の毒がっていた隣のおばさん(母と同じ年くらいに見えた)に見守られて子供を産んだ。
産まれた時からカイルにソックリな黒い髪とエメラルドグリーンの瞳を持つ男の子だった。
名前はロイドと名付けた。
この名前はカイルが尊敬して止まない伯父さんの名前だったそうで子供が生まれたら付けたいと、結婚当初話してくれた事があったのだ。
本当は付けたくなかったけれど、もし離縁したあとこの子がカイルに会いたいと思った時に、彼に思い知らせるつもりで付けた。
大概私も性格が悪い。
産まれたことは知らせるか如何か迷ったけれど、妊娠したとてがみを書いても返信が返ってこないのは産ませるつもりがなかったのだろうし、喜ばないと思ったので止めた。
産まれて4ヶ月が経った頃、私の元にテーラー伯爵が訪ねてきた。
カイルから預かったと言って離縁届と手紙を持ってきていた。
手紙にはどうしても理由があって離縁しなければならないと書いてあった。
逆さに振っても理由は書いていなかった。
それくらいの扱いだったのだろうと「はっ」と乾いた声が溢れた。
サラサラとサインをしてテーラー伯爵に渡した時、ロイドが泣き出した。
驚愕した伯爵に離縁を思いとどまるように言われたが、カイルは知っているというと更にびっくりした顔をした。
そして私はその日の夕方、荷物を纏めて唯一王都にいる姉を頼った。
モルトワ子爵家はスタンリー公爵の領地の一つを治めさせてもらっているいわば代官貴族だ。
勿論スタンリー公爵家の傘下にいる。
私には歳の離れた優秀な兄と姉がいた。
私は父と母が世間的に壮年と呼ばれる様になった位の歳の時、久しぶりの王都のパーティーで飲みすぎてついうっかり避妊をし忘れて出来た恥かきっ子だった。
そう、別に欲しくてできた子ではなかったわけだ。
だからなのか放任主義とは聞こえはいいがほぼ放置の状態で育てられた(勝手に育った)
そんな環境で、自立心の強い割り切った考えの子供に成長したのは私のせいではないと思う。
学園を卒業した私は嘖嘖と試験を受け騎士団の事務に就職した。
嫁に行けと父が縁談をいくつか持ってきたけれど丸っと無視を決め込んだ。
姉以外は領地にいるのでほぼ没交渉で2年の月日が流れた頃、直属の上司のテーラー伯爵より縁談が舞い込んだ。
相手は騎士で平民から最近叙爵を受け騎士爵を賜った方だった。
何度かお断りしたがテーラー伯爵は諦めてくれなかったし、これ以上断ると仕事に影響が出る事を危惧した私は、会って本人にお断りしてもらおうと見合いに臨んだ。
だけど現れたカイルは涼しい目元の美丈夫で、体は細マッチョ(腕だけ見せてもらった)私に男性の好みがあった事に初めて気付けたほど⋯⋯一目惚れだった。
陥落した私は緊張から普段では考えられないほどペラペラと喋りまくった。
カイルは始終頷くだけで殆ど喋らなかったから見合い後、会話は成立していたのだろうかと疑問に思うほどだった。
きっと断られると思ったけれどカイルからはOKを頂いて天にも登る気持ちになった。
だけどまさかの父からの反対があった。
上司の紹介にも関わらず騎士爵が気に入らなかった父は家族を巻き込んで私とカイルの結婚式にも参列することはなかった。
事実上の勘当だったけどカイルと二人でいれることが嬉しくて別に気にはしなかった。
3ヶ月の交際後、結婚式そして初夜。
目まぐるしく日々は過ぎていき毎日が幸せで楽しかった。
仕事も続けたかったけれど職業夫人に現実は厳しかった。
どうやら私は肩たたきされたようだ。
テーラー伯爵の甥があまり優秀ではなかったけれど縁故採用で同じ部署にいた。
よく失敗もしていたけれど大した仕事もしていなかったから皆、気にも止めていなかった。
だけど隣国のきな臭い話しが王都まで流れてきていて人員整理しなければならなかったようだ。
うちの部署には事務員が4人いた。
一人は子供を抱えた元伯爵家の未亡人、夫が亡くなって夫の弟が爵位を継ぎ家を追い出されたそうだ。
二人目は元騎士で子供二人と奥さんがいる。
彼は訓練中に足を怪我して引き摺るようになり騎士を断念して事務に回ったそうだ。
因みにその怪我の原因は騎士団長の息子らしい。
三人目は私、四人目が縁故採用の甥だった。
二人の首を切るとなったらこの中ではどう考えても未亡人と私になるだろう。
だけど元騎士だった方は騎士団長の家で働くことになった。
そして自動的に独身の私に白羽の矢が立ったが結局なんの落ち度もない私を辞めさせる為の理由づくりに結婚させようと思い立ったらしい。
仕事の出来で言えば頸になるのは圧倒的に甥だったのだけど⋯それは言うまい。
そんな回りくどいことをせずとも言ってくれたら辞めたのに。
でもそのおかげでカイルに会えたのだから運命とはわからないものだと、その一連の話を辞めるときに未亡人に聞かされた私は思った。
だけど幸せな日々は結婚して半年だけだった。
隣国との戦が勃発したからだ。
西の辺境の地は2つの隣国の境界線にあった。
戦が勃発したのは片方だけだが、やり合っている間にもう片方が戦争を仕掛けてくるかもしれない。
その懸念もあって王都の騎士団からも応援を出す事に王家が決めた。
カイルも出征する事になった。
王都から行く者は牽制のために行くので実際の戦の参加はわからないと言っていたが不安な私は「無事に帰って来て」と泣きながら見送った。
始めの2ヶ月ほどは手紙の遣り取りが出来ていたけれど3ヶ月過ぎた頃からカイルからの手紙は途絶えた。
大丈夫なのだろうか?
まさか怪我でもしているんじゃないだろうか?
病気になったのでは?
心配で夜も寝られず一人家で黙々と手紙を書き送るけど、返事が来ることはなかった。
考えたくなかったけれどもし死亡したら必ず騎士団から連絡が入るはず、それが来ないのは生きてる証拠と、自分を叱咤激励して悶々としながらもすごした、そんなある日妊娠が発覚した。
体調が悪くて医者に見てもらった時には既に妊娠6ヶ月だった。
嬉しくてそれも直ぐに手紙を書いたけれど返事は来なかった。
そんな時に例の甥と偶然、買い物途中に会った。
彼は気の毒そうに私を見る。
何故かはわからなかった、私の体型は妊娠中にもかかわらずあまり妊婦に見えない、少しだけ太ったかな?位の体型だった。
だから彼は気付かなかったのだろう、もしも気付いていて話したのなら鬼畜の所業だ。
彼は辺境の様子を知り合いから聞いたらしくカイルの話しも聞いたそうだ。
何故か今カイルは辺境の寮で幼馴染という女性と子供と暮らしているそうだ。
何も聞いてない私はショックが大きかった。
だから手紙の返事が来なかったのだろうか?
それならそうと言ってくれればいいのに、直ぐに離縁⋯そこまで考えて自分が妊娠中だった事を思い出した。
そうか⋯この子は父の顔を知らずに育つのね。
その日から手紙を出すのは止めた、向こうからも届くことはなかった。
臨月になり家族と疎遠になってる私は産婆と私を気の毒がっていた隣のおばさん(母と同じ年くらいに見えた)に見守られて子供を産んだ。
産まれた時からカイルにソックリな黒い髪とエメラルドグリーンの瞳を持つ男の子だった。
名前はロイドと名付けた。
この名前はカイルが尊敬して止まない伯父さんの名前だったそうで子供が生まれたら付けたいと、結婚当初話してくれた事があったのだ。
本当は付けたくなかったけれど、もし離縁したあとこの子がカイルに会いたいと思った時に、彼に思い知らせるつもりで付けた。
大概私も性格が悪い。
産まれたことは知らせるか如何か迷ったけれど、妊娠したとてがみを書いても返信が返ってこないのは産ませるつもりがなかったのだろうし、喜ばないと思ったので止めた。
産まれて4ヶ月が経った頃、私の元にテーラー伯爵が訪ねてきた。
カイルから預かったと言って離縁届と手紙を持ってきていた。
手紙にはどうしても理由があって離縁しなければならないと書いてあった。
逆さに振っても理由は書いていなかった。
それくらいの扱いだったのだろうと「はっ」と乾いた声が溢れた。
サラサラとサインをしてテーラー伯爵に渡した時、ロイドが泣き出した。
驚愕した伯爵に離縁を思いとどまるように言われたが、カイルは知っているというと更にびっくりした顔をした。
そして私はその日の夕方、荷物を纏めて唯一王都にいる姉を頼った。
1,347
あなたにおすすめの小説
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
結婚記念日をスルーされたので、離婚しても良いですか?
秋月一花
恋愛
本日、結婚記念日を迎えた。三周年のお祝いに、料理長が腕を振るってくれた。私は夫であるマハロを待っていた。……いつまで経っても帰ってこない、彼を。
……結婚記念日を過ぎてから帰って来た彼は、私との結婚記念日を覚えていないようだった。身体が弱いという幼馴染の見舞いに行って、そのまま食事をして戻って来たみたいだ。
彼と結婚してからずっとそう。私がデートをしてみたい、と言えば了承してくれるものの、当日幼馴染の女性が体調を崩して「後で埋め合わせするから」と彼女の元へ向かってしまう。埋め合わせなんて、この三年一度もされたことがありませんが?
もう我慢の限界というものです。
「離婚してください」
「一体何を言っているんだ、君は……そんなこと、出来るはずないだろう?」
白い結婚のため、可能ですよ? 知らないのですか?
あなたと離婚して、私は第二の人生を歩みます。
※カクヨム様にも投稿しています。
待ってください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ルチアは、誰もいなくなった家の中を見回した。
毎日家族の為に食事を作り、毎日家を清潔に保つ為に掃除をする。
だけど、ルチアを置いて夫は出て行ってしまった。
一枚の離婚届を机の上に置いて。
ルチアの流した涙が床にポタリと落ちた。
※短編連作
※この話はフィクションです。事実や現実とは異なります。
「女友達と旅行に行っただけで別れると言われた」僕が何したの?理由がわからない弟が泣きながら相談してきた。
佐藤 美奈
恋愛
「アリス姉さん助けてくれ!女友達と旅行に行っただけなのに婚約しているフローラに別れると言われたんだ!」
弟のハリーが泣きながら訪問して来た。姉のアリス王妃は突然来たハリーに驚きながら、夫の若き国王マイケルと話を聞いた。
結婚して平和な生活を送っていた新婚夫婦にハリーは涙を流して理由を話した。ハリーは侯爵家の長男で伯爵家のフローラ令嬢と婚約をしている。
それなのに婚約破棄して別れるとはどういう事なのか?詳しく話を聞いてみると、ハリーの返答に姉夫婦は呆れてしまった。
非常に頭の悪い弟が常識的な姉夫婦に相談して婚約者の彼女と話し合うが……
幼馴染か私か ~あなたが復縁をお望みなんて驚きですわ~
希猫 ゆうみ
恋愛
ダウエル伯爵家の令嬢レイチェルはコルボーン伯爵家の令息マシューに婚約の延期を言い渡される。
離婚した幼馴染、ブロードベント伯爵家の出戻り令嬢ハリエットの傍に居てあげたいらしい。
反発したレイチェルはその場で婚約を破棄された。
しかも「解放してあげるよ」と何故か上から目線で……
傷付き怒り狂ったレイチェルだったが、評判を聞きつけたメラン伯爵夫人グレース妃から侍女としてのスカウトが舞い込んだ。
メラン伯爵、それは王弟クリストファー殿下である。
伯爵家と言えど王族、格が違う。つまりは王弟妃の侍女だ。
新しい求婚を待つより名誉ある職を選んだレイチェル。
しかし順風満帆な人生を歩み出したレイチェルのもとに『幼馴染思いの優しい(笑止)』マシューが復縁を希望してきて……
【誤字修正のお知らせ】
変換ミスにより重大な誤字がありましたので以下の通り修正いたしました。
ご報告いただきました読者様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
「(誤)主席」→「(正)首席」
【完結】私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
あなたに嘘を一つ、つきました
小蝶
恋愛
ユカリナは夫ディランと政略結婚して5年がたつ。まだまだ戦乱の世にあるこの国の騎士である夫は、今日も戦地で命をかけて戦っているはずだった。彼が戦地に赴いて3年。まだ戦争は終わっていないが、勝利と言う戦況が見えてきたと噂される頃、夫は帰って来た。隣に可愛らしい女性をつれて。そして私には何も告げぬまま、3日後には結婚式を挙げた。第2夫人となったシェリーを寵愛する夫。だから、私は愛するあなたに嘘を一つ、つきました…
最後の方にしか主人公目線がない迷作となりました。読みづらかったらご指摘ください。今さらどうにもなりませんが、努力します(`・ω・́)ゞ
夫の告白に衝撃「家を出て行け!」幼馴染と再婚するから子供も置いて出ていけと言われた。
佐藤 美奈
恋愛
伯爵家の長男レオナルド・フォックスと公爵令嬢の長女イリス・ミシュランは結婚した。
三人の子供に恵まれて平穏な生活を送っていた。
だがその日、夫のレオナルドの言葉で幸せな家庭は崩れてしまった。
レオナルドは幼馴染のエレナと再婚すると言い妻のイリスに家を出て行くように言う。
イリスは驚くべき告白に動揺したような表情になる。
「子供の親権も放棄しろ!」と言われてイリスは戸惑うことばかりで、どうすればいいのか分からなくて混乱した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる