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すれ違い多種多様
手紙
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父と無駄な話しをしながらも荷造りの手は止めていなかった。
荷物を纏めた私に父は溜息を吐きながらまたまた口を開く。
「マリナ頼む少しでいいから、せめて明日まで」
「二度と会わないつもりですか?」
「は?何を言ってるそんな訳はない」
「では今引き止める理由は?」
「⋯⋯」
「私は今も昔も一所に居ます。あちこち旅に出ているわけではありません。会いに来ないのはお父様達の方なのですよ。私はいつも受け身側です」
「⋯会いたくなかったわけじゃない」
「お父様、今朝お母様が倒れたのはご存知ですよね」
「あっああ目眩がしたとか」
朝食を一緒に食べてる時に母は倒れたのですが、それが私のせいだったか、父のせいだったかは解りません。
でも母が父に理由を言ってないのを聞いて父のせいなのだと確信しました。
「お父様と叔母の関係とはどのようなものですか?」
私個人では全く興味はなかったけれど母の為に聞いておこうと思った。
私は一つの決意をしているのでその為に急いで帰りたかったけれど、少しだけ同情した目の前の父に理由を言ってみるのもいいかと思った。
私は許さないけれど母は違うかもしれないから。
「急に何だ?関係も何も妹だ」
「あの人は何故結婚していないのですか?」
「どうしたんだ、先程から何故そんなことばかり聞くんだ!」
「だってまだあそこに住んでますよね」
「あぁだがマリナとロイドが一緒に来てくれるなら別の家に住まわせるつもりだ」
「私と会っていなかったら?どうするおつもりでした?」
「それは⋯それは知らなかったからそのままだっただろう」
「お父様、私お母様と一晩中お話したのです、とても楽しかったです」
突然話しが変わった私に父が戸惑った表情をしています。
「少し込み入った話しをしたいのです、ロイドの前ではしたくないのでお母様に預かってもらいます」
「いや、だがソフィアは目眩が⋯マリナの話しを聞くのはいいが、だが⋯」
ロイドと離れがたい父は色々言っていましたが私はロイドを父の膝から取り上げました。
「ロイド!お祖母様に絵本を読んでもらう約束だったでしょう」
「いぇほん!はい!いぇほん」
いぇほんより絵本の方が言いやすいと思うのに子供って本当に摩訶不思議です。
可愛いから何でもいいけれど。
ロイドを抱いたまま母の部屋に行くと母はソファに座って刺繍をしていました。
理由を話してロイドを預かって欲しいと言うと快くというより理由は必要なかったようです。
でも私が父に何を話すのか解ったのでしょう。
「あまり傷つけないようにしてあげてくれない?」
「⋯⋯⋯⋯善処します」
ロイドは母に近付きましたが刺繍をする手を見て、私の方へ振り返りました。
「お祖母様がお片付けしてからね」
「はい!」
針を使う作業の時に近付かないように、もっと小さい時から口を酸っぱく言っていたので母の刺繍する手を見て立ち止まったようです。
ロイド偉いわよ!
母と母の侍女は刺繍をいそいそと片付けてロイドを隣に座らせてくれたのを見届けて「お願いします」と言って部屋を出ていこうとすると再び「お願いね」と言われました。
扉を閉めながら「善処します」同じ言葉を告げました。
父は私の部屋で大人しく待っていましたが、何故か兄も一緒にいました。
きっとロイドに会いに来たのでしょう。
「お兄様おはようございます」
「あぁ母上の所に行ってたと聞いたがロイドも?」
「母に預けてきました」
「何故?」
「大人の話しになるからです、お兄様も聞かれますか?」
兄は少し迷って目を彷徨わせていましたが残ることにしたようです。
私はお茶の仕度をしてきていたので父と兄の前にガップを置くと、私の手慣れた手つきを見て二人は悲壮な顔をします。
なぜかしら?まぁどうでもいいけれど。
「さて、ではお父様、お兄様。私はお母様と沢山お話をさせて頂きました。お母様側からの話しは殆どなくて主に私の半生?を聞く形でした。今朝やっと聞けたというふうにお母様から私は質問をされましたの、私が質問に答えたらお母様は目眩を起こして倒れたのです。直ぐに気を取り直しましたが」
「「⋯⋯」」
私の話しにどう言っていいのか戸惑っているのでしょう。二人は無言で私を見つめます。
「結論から言いますね。お母様は私とロイドと一緒に住んでもらおうと思ってます」
「私は!「どうぞ叔母とお過ごしください」どう⋯⋯」
父は私の言葉に一緒に住む数に自分が入ってないことに直ぐに気が付いたようで、反論しようとしましたが遮りました。
「叔母が何かをしたのは昨日のマリナの話しで解ったが、母上とも何か合ったのか?」
お兄様も気付いていなかったのでしょうね。
でもあの叔母は狡猾なのでお兄様が知らなくてもそれは許してあげましょう。
兎角男の人は女の気持ちに気付かないものですから、お母様の気持ちよりもご自身の妻と子供の気持ちにお兄様は気付かなければいけないわ。
「お父様、お母様が朝食の時に私へした質問は、何故手紙の返事をくれなかったのかしら、で、私の答えは手紙は一度ももらった覚えはないわです」
「私の手紙もか?」
その言葉に少し吃驚しましたが、私は黙って頷きました。
荷物を纏めた私に父は溜息を吐きながらまたまた口を開く。
「マリナ頼む少しでいいから、せめて明日まで」
「二度と会わないつもりですか?」
「は?何を言ってるそんな訳はない」
「では今引き止める理由は?」
「⋯⋯」
「私は今も昔も一所に居ます。あちこち旅に出ているわけではありません。会いに来ないのはお父様達の方なのですよ。私はいつも受け身側です」
「⋯会いたくなかったわけじゃない」
「お父様、今朝お母様が倒れたのはご存知ですよね」
「あっああ目眩がしたとか」
朝食を一緒に食べてる時に母は倒れたのですが、それが私のせいだったか、父のせいだったかは解りません。
でも母が父に理由を言ってないのを聞いて父のせいなのだと確信しました。
「お父様と叔母の関係とはどのようなものですか?」
私個人では全く興味はなかったけれど母の為に聞いておこうと思った。
私は一つの決意をしているのでその為に急いで帰りたかったけれど、少しだけ同情した目の前の父に理由を言ってみるのもいいかと思った。
私は許さないけれど母は違うかもしれないから。
「急に何だ?関係も何も妹だ」
「あの人は何故結婚していないのですか?」
「どうしたんだ、先程から何故そんなことばかり聞くんだ!」
「だってまだあそこに住んでますよね」
「あぁだがマリナとロイドが一緒に来てくれるなら別の家に住まわせるつもりだ」
「私と会っていなかったら?どうするおつもりでした?」
「それは⋯それは知らなかったからそのままだっただろう」
「お父様、私お母様と一晩中お話したのです、とても楽しかったです」
突然話しが変わった私に父が戸惑った表情をしています。
「少し込み入った話しをしたいのです、ロイドの前ではしたくないのでお母様に預かってもらいます」
「いや、だがソフィアは目眩が⋯マリナの話しを聞くのはいいが、だが⋯」
ロイドと離れがたい父は色々言っていましたが私はロイドを父の膝から取り上げました。
「ロイド!お祖母様に絵本を読んでもらう約束だったでしょう」
「いぇほん!はい!いぇほん」
いぇほんより絵本の方が言いやすいと思うのに子供って本当に摩訶不思議です。
可愛いから何でもいいけれど。
ロイドを抱いたまま母の部屋に行くと母はソファに座って刺繍をしていました。
理由を話してロイドを預かって欲しいと言うと快くというより理由は必要なかったようです。
でも私が父に何を話すのか解ったのでしょう。
「あまり傷つけないようにしてあげてくれない?」
「⋯⋯⋯⋯善処します」
ロイドは母に近付きましたが刺繍をする手を見て、私の方へ振り返りました。
「お祖母様がお片付けしてからね」
「はい!」
針を使う作業の時に近付かないように、もっと小さい時から口を酸っぱく言っていたので母の刺繍する手を見て立ち止まったようです。
ロイド偉いわよ!
母と母の侍女は刺繍をいそいそと片付けてロイドを隣に座らせてくれたのを見届けて「お願いします」と言って部屋を出ていこうとすると再び「お願いね」と言われました。
扉を閉めながら「善処します」同じ言葉を告げました。
父は私の部屋で大人しく待っていましたが、何故か兄も一緒にいました。
きっとロイドに会いに来たのでしょう。
「お兄様おはようございます」
「あぁ母上の所に行ってたと聞いたがロイドも?」
「母に預けてきました」
「何故?」
「大人の話しになるからです、お兄様も聞かれますか?」
兄は少し迷って目を彷徨わせていましたが残ることにしたようです。
私はお茶の仕度をしてきていたので父と兄の前にガップを置くと、私の手慣れた手つきを見て二人は悲壮な顔をします。
なぜかしら?まぁどうでもいいけれど。
「さて、ではお父様、お兄様。私はお母様と沢山お話をさせて頂きました。お母様側からの話しは殆どなくて主に私の半生?を聞く形でした。今朝やっと聞けたというふうにお母様から私は質問をされましたの、私が質問に答えたらお母様は目眩を起こして倒れたのです。直ぐに気を取り直しましたが」
「「⋯⋯」」
私の話しにどう言っていいのか戸惑っているのでしょう。二人は無言で私を見つめます。
「結論から言いますね。お母様は私とロイドと一緒に住んでもらおうと思ってます」
「私は!「どうぞ叔母とお過ごしください」どう⋯⋯」
父は私の言葉に一緒に住む数に自分が入ってないことに直ぐに気が付いたようで、反論しようとしましたが遮りました。
「叔母が何かをしたのは昨日のマリナの話しで解ったが、母上とも何か合ったのか?」
お兄様も気付いていなかったのでしょうね。
でもあの叔母は狡猾なのでお兄様が知らなくてもそれは許してあげましょう。
兎角男の人は女の気持ちに気付かないものですから、お母様の気持ちよりもご自身の妻と子供の気持ちにお兄様は気付かなければいけないわ。
「お父様、お母様が朝食の時に私へした質問は、何故手紙の返事をくれなかったのかしら、で、私の答えは手紙は一度ももらった覚えはないわです」
「私の手紙もか?」
その言葉に少し吃驚しましたが、私は黙って頷きました。
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