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モルトワ子爵家の変革
離婚事由
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★side妹
「何てことしてくれたんだ!」
「お前のせいでここには居られないんだぞ!」
「爵位は返上する!お前はどこにでも行け!」
「気持ち悪いことするな!どうせなら演技じゃなくてホントに狂ってればよかったのに!いや狂ってるんじゃないのか?」
「お前なんか知るかぁー」
お兄様に部屋に閉じ込められてボーッとしてたら、別れるときの元旦那の叫びを久しぶりに思い出した。
たかだか公爵令嬢に躾を施してあげただけじゃない、それを大袈裟に皆が扱って、ばっかみたい。
はぁそれにしても何今更お兄様ったら覚醒してるのかしら?
そのまま死ぬまで言いなりだったら良かったのに。
病院行きかぁ
でも偶に狂ったふりしてあとは大人しくして。
段々と普通になったら半年くらいで出られるかな?
前の時は直ぐ旦那にバラしたから離婚しなきゃだったけど今回は暫くフリを続けなきゃ
ご飯は食べられるし寝ることも出来る
半年の辛抱よ
でもいい事教えてくれたわよね~
男爵家で新しく雇った使用人、名前は⋯忘れたけど。
雇う時の面接で病院の事を突いたら狂ったふりをしたら無罪放免になるなんて
フフ何でも出来ちゃうわねフフフ。
はぁお兄様、演技も疲れるから早く病院決めてとっとと入れて欲しいな。
なんだかんだ言っても命までは取られないんだから如何とでもなるわ。
でも⋯⋯なぜこんなことしたのか?なんて
前の旦那と同じ事聞くのね
理由なんかあるわけないじゃない!?
やりたかったから、したかったからよ
ほかに何があるって言うのかしら?
おっかしい人達ね
◇◇◇
★side兄
「お前、その顔。ちゃんと寝てないのか?」
「いや大丈夫だ、それよりも態々ここまで来てくれてありがとう、呼んでくれたら別邸に行ったのに」
「それでも良かったが、偶には外に出ないとな。色々と解ったよ」
友人で前の寄り親でもあるスタンリー前公爵が私を訪ねてきたのは、妹の調査を依頼してから2ヶ月後だった。
態々子爵家まで訪ねてきてくれて申し訳なかったと思いながらも、調査の結果を早く聞きたくて私は気もそぞろだった。
「先ず元旦那爵位返上してたぞ」
「えっ!なんでまた。商会とかは?」
「元々隣国だし20年以上前だからと思ったが、その商会の伝で見つけられた。今は商会の名前を変更していたからジョイが調べても簡単にはわからなかったんだろう」
「そうか、名前を変えて。そこまでするには何かがあったんだよな」
「あぁ、隣国の公爵家と揉めていたよ」
「アニスは何したんだ」
私が恐る恐る訊ねると妹のアニスはとんでもない事をしていた。
「元旦那の男爵領で活性化の為にお祭りを毎年やっていたそうなんだが、そこにお忍びで公爵家の娘が遊びに来ていたそうだ。祭りを楽しんでいた娘は当時7歳だった。そこに破落戸が態とぶつかって因縁をつけた」
「7歳の子供にか?」
「あぁだがその破落戸、領主の奥方の仕込みだったんだよ」
「領主の奥方⋯⋯アニスか!」
「あぁ毎年一人裕福そうな子に因縁ふっかけて親から金を巻き上げていたらしい。その年に目を付けたのが公爵家のご令嬢だった。それが運の付きだったんだ」
「毎年一人とは何年も続けてたって事か」
「そうらしいな、今までは皆平民の子だったんだ、平民の中でも裕福な子達、だからそんなに大事にもなってなかったし請求する金額も大した額じゃなかった、だからバレずに繰り返していたんだが、その時はそれですまなかった」
「⋯⋯」
「お忍びとはいえ公爵家のご令嬢だからな。ちゃんと護衛もいて破落戸達は直ぐに捕まった。最初は口を割らなかったが腕を切り落とされそうになって、黒幕が領主の奥方だって吐いたんだ」
「何故罪に問われていないんだ?」
「精神薄弱で罪に問えなかったと公爵は言っていたそうだが、その時も疑っていたよ。フリじゃないかって」
「⋯⋯そんな」
「ただ公爵家は君の妹ではなく、領主の方に罰を課した」
「それが爵位返上なのか?」
「あぁそうだ」
「何故男爵はその時私に連絡してこなかったんだろう」
「狂ったふりをするような女の家族とはもう関わりたくなかったそうだ、兎に角縁を切ることに必死だったと言ってたよ、離婚してから態々この領地の近くまで送って馬車から下ろしたそうだ」
「そんなにまでして⋯何故アニスはそんな事を」
「理由は一人で出歩く子供に躾をしていたとか」
「はぁ?」
「どこまで本当の理由かはわからんがそう言ってたそうだ。他人の子供を躾けたのは何故かと聞いたらそんなものに理由がいるのかと言われて、狂ったふりはしてるだろうが、思考は本当に狂ってるんじゃないかと思ったそうだよ」
私は頭を抱えた。
妹が嫁いだ隣国の男爵家はそこそこの商会を営む家だった。
金にも困ってなかったし男爵は人柄も良かった。
国内で何故か何処にも嫁げない妹に、いい縁談が纏まってくれたと思っていたのに。
あいつは何をやっているんだ。
「なぁ罰なんだが」
「あ、あぁ」
「お前大丈夫か?」
「⋯⋯妹の所業があまりにも酷くて、見抜けなかった事を後悔している」
「まぁそうだが、狡猾なのはお前のせいではない。元々の資質だろう。私でもどうかな自信はないが、末っ子の事では見抜くチャンスは多々あったからその点はお前が悪いな」
「あぁ」
「それで罰なんだが、お望みどおり病院に入れてやったらどうだ」
「病院に?だが無罪放免になるなら」
「ならない病院があったんだよ!」
「そうなのか!何処に?」
「最近まで揉めていた隣国にな、調べてる過程で辺境伯から話があったんだ」
「辺境伯⋯エジェット辺境伯か!」
頷くスタンリー前公爵と私は今後について話しを纏めて行った。
--------------------
※本日更新分
全て作成し直したので時間が遅くなりました🙏
本日分は作り直して更新しますので何時もより時間が遅くなると思います
明日以降の予約分は、まだ手を入れるか決めかねてますが、おそらくそのままで更新すると思います
気が変わってまた作り直しになったら遅くなるかも⋯⋯その時は(*_ _)人ゴメンナサイ
「何てことしてくれたんだ!」
「お前のせいでここには居られないんだぞ!」
「爵位は返上する!お前はどこにでも行け!」
「気持ち悪いことするな!どうせなら演技じゃなくてホントに狂ってればよかったのに!いや狂ってるんじゃないのか?」
「お前なんか知るかぁー」
お兄様に部屋に閉じ込められてボーッとしてたら、別れるときの元旦那の叫びを久しぶりに思い出した。
たかだか公爵令嬢に躾を施してあげただけじゃない、それを大袈裟に皆が扱って、ばっかみたい。
はぁそれにしても何今更お兄様ったら覚醒してるのかしら?
そのまま死ぬまで言いなりだったら良かったのに。
病院行きかぁ
でも偶に狂ったふりしてあとは大人しくして。
段々と普通になったら半年くらいで出られるかな?
前の時は直ぐ旦那にバラしたから離婚しなきゃだったけど今回は暫くフリを続けなきゃ
ご飯は食べられるし寝ることも出来る
半年の辛抱よ
でもいい事教えてくれたわよね~
男爵家で新しく雇った使用人、名前は⋯忘れたけど。
雇う時の面接で病院の事を突いたら狂ったふりをしたら無罪放免になるなんて
フフ何でも出来ちゃうわねフフフ。
はぁお兄様、演技も疲れるから早く病院決めてとっとと入れて欲しいな。
なんだかんだ言っても命までは取られないんだから如何とでもなるわ。
でも⋯⋯なぜこんなことしたのか?なんて
前の旦那と同じ事聞くのね
理由なんかあるわけないじゃない!?
やりたかったから、したかったからよ
ほかに何があるって言うのかしら?
おっかしい人達ね
◇◇◇
★side兄
「お前、その顔。ちゃんと寝てないのか?」
「いや大丈夫だ、それよりも態々ここまで来てくれてありがとう、呼んでくれたら別邸に行ったのに」
「それでも良かったが、偶には外に出ないとな。色々と解ったよ」
友人で前の寄り親でもあるスタンリー前公爵が私を訪ねてきたのは、妹の調査を依頼してから2ヶ月後だった。
態々子爵家まで訪ねてきてくれて申し訳なかったと思いながらも、調査の結果を早く聞きたくて私は気もそぞろだった。
「先ず元旦那爵位返上してたぞ」
「えっ!なんでまた。商会とかは?」
「元々隣国だし20年以上前だからと思ったが、その商会の伝で見つけられた。今は商会の名前を変更していたからジョイが調べても簡単にはわからなかったんだろう」
「そうか、名前を変えて。そこまでするには何かがあったんだよな」
「あぁ、隣国の公爵家と揉めていたよ」
「アニスは何したんだ」
私が恐る恐る訊ねると妹のアニスはとんでもない事をしていた。
「元旦那の男爵領で活性化の為にお祭りを毎年やっていたそうなんだが、そこにお忍びで公爵家の娘が遊びに来ていたそうだ。祭りを楽しんでいた娘は当時7歳だった。そこに破落戸が態とぶつかって因縁をつけた」
「7歳の子供にか?」
「あぁだがその破落戸、領主の奥方の仕込みだったんだよ」
「領主の奥方⋯⋯アニスか!」
「あぁ毎年一人裕福そうな子に因縁ふっかけて親から金を巻き上げていたらしい。その年に目を付けたのが公爵家のご令嬢だった。それが運の付きだったんだ」
「毎年一人とは何年も続けてたって事か」
「そうらしいな、今までは皆平民の子だったんだ、平民の中でも裕福な子達、だからそんなに大事にもなってなかったし請求する金額も大した額じゃなかった、だからバレずに繰り返していたんだが、その時はそれですまなかった」
「⋯⋯」
「お忍びとはいえ公爵家のご令嬢だからな。ちゃんと護衛もいて破落戸達は直ぐに捕まった。最初は口を割らなかったが腕を切り落とされそうになって、黒幕が領主の奥方だって吐いたんだ」
「何故罪に問われていないんだ?」
「精神薄弱で罪に問えなかったと公爵は言っていたそうだが、その時も疑っていたよ。フリじゃないかって」
「⋯⋯そんな」
「ただ公爵家は君の妹ではなく、領主の方に罰を課した」
「それが爵位返上なのか?」
「あぁそうだ」
「何故男爵はその時私に連絡してこなかったんだろう」
「狂ったふりをするような女の家族とはもう関わりたくなかったそうだ、兎に角縁を切ることに必死だったと言ってたよ、離婚してから態々この領地の近くまで送って馬車から下ろしたそうだ」
「そんなにまでして⋯何故アニスはそんな事を」
「理由は一人で出歩く子供に躾をしていたとか」
「はぁ?」
「どこまで本当の理由かはわからんがそう言ってたそうだ。他人の子供を躾けたのは何故かと聞いたらそんなものに理由がいるのかと言われて、狂ったふりはしてるだろうが、思考は本当に狂ってるんじゃないかと思ったそうだよ」
私は頭を抱えた。
妹が嫁いだ隣国の男爵家はそこそこの商会を営む家だった。
金にも困ってなかったし男爵は人柄も良かった。
国内で何故か何処にも嫁げない妹に、いい縁談が纏まってくれたと思っていたのに。
あいつは何をやっているんだ。
「なぁ罰なんだが」
「あ、あぁ」
「お前大丈夫か?」
「⋯⋯妹の所業があまりにも酷くて、見抜けなかった事を後悔している」
「まぁそうだが、狡猾なのはお前のせいではない。元々の資質だろう。私でもどうかな自信はないが、末っ子の事では見抜くチャンスは多々あったからその点はお前が悪いな」
「あぁ」
「それで罰なんだが、お望みどおり病院に入れてやったらどうだ」
「病院に?だが無罪放免になるなら」
「ならない病院があったんだよ!」
「そうなのか!何処に?」
「最近まで揉めていた隣国にな、調べてる過程で辺境伯から話があったんだ」
「辺境伯⋯エジェット辺境伯か!」
頷くスタンリー前公爵と私は今後について話しを纏めて行った。
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※本日更新分
全て作成し直したので時間が遅くなりました🙏
本日分は作り直して更新しますので何時もより時間が遅くなると思います
明日以降の予約分は、まだ手を入れるか決めかねてますが、おそらくそのままで更新すると思います
気が変わってまた作り直しになったら遅くなるかも⋯⋯その時は(*_ _)人ゴメンナサイ
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