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恋の終わり
1つの考え
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昨日の深夜、アウリスにある本邸に到着した。
ヨハネスは普段口にしないコーヒーを飲みながら書類に目を通していた。睡眠不足のせいかフランス語の文章が上手く頭に入ってこない。エリザベスによれば「コーヒーを飲むと頭が興奮するのか勉強が捗る」とのことだったが……。もう少し飲めば効くのだろうか?
「閣下、発言を許し願えますか?」と突然ロイスが立ち上がった。
「許そう。どうした、書類におかしな点でも?」
「いえ」とロイスは首を横に振った。「私は近日中に、養子の件で奥様との面会を希望しております」
「ああ、その件か。それなら後ほどエリザベスに言いなさい」と一瞬考えた後答えた。「こちらも後でマカレナと話したいことがある」
「承知いたしました。昼になりましたら家に使いを送ります」とロイスは仕事に戻った。
午後3時頃、ロイスはエリザベスの元へ行った。2人の面会にはフリーダも同席するそうだ。入れ替わるように執務室にはマカレナが来た。マカレナはお辞儀した後、テーブルについた。
「ヨハネス様、この度はどのようなご用でしょうか?」とマカレナはクッキーを摘んだ。
「来月、王宮で舞踏会があるだろう?」
「はい、存じ上げております」
「そちらの舞踏会、私はエリザベスをエスコートすることを考えている」
私の言葉にマカレナは心外だったらしく目を見開いた。
「あら、では私は兄に頼めばよろしいでしょうか?」
「いや」と私はゆっくり首を振った。「パース子爵の懐に潜って欲しい。それから其方は喪中だから踊らなくて良い」
一瞬、マカレナの顔に若い娘らしい喜色が見えた。胸騒ぎがする。マカレナは、パース子爵に恋をしているのだろうか? いつティレアヌスのため謀反を起こすか分からぬ男に。もし謀反が起きたら、あの男もその家族も処刑となる。あの男に恋するのは止めなさい。今はゴーディラックとティレアヌスの関係はやや危ういのだから尚更だ。
私は脳裏に幼かったころのマカレナを浮かべ思いに沈んだ。窓の外から見える。空が微かなオレンジに染まり始めた。マカレナは明るく笑った。
「ヨハネス様。ようやくエリザベス様と距離を縮められるのですか⁈」
「何だ、その、今まで私とエリザベスの仲が悪かったかのような物言いは」と私は顔を顰めた。
「あら、私が知る限りヨハネス様は婚約時代はおろか結婚後もエリザベス様を突き放していたじゃないですか⁈」
私は言葉を詰まらせた。マカレナからはそう見えていたのか……。
エリザベスと婚約していた頃はともかく、結婚後は気を配っていたつもりだったが……。決して彼女が傷つかぬよう、身に危険の及ぶことがないよう……。伝わらなかったのか。
「マカレナ……。どうすれば女に気持ちが伝わるのだ?」
「そのお気持ちをお伝えすればいいのでは?」
「そうか」と呟いたあと、ふとマカレナを見た。「マカレナ、いつもありがとう。そして仮にも婚約者である其方に迷惑ばかりをかけて申し訳ない」
マカレナは気持ち悪そうに顔を顰めた。
失礼な。やはり男は言葉ではなく態度で語るべきだろう。私は静かに頷いた。それからマカレナを見た。マカレナは母を亡くし喪中の身となったため、私とマカレナの結婚は来年の秋となった。
それからエリザベスを想った。先日、汽車で見た夕陽に照らされる彼女の美しい横顔を想った。あの時の彼女は大人びて見えた、不思議な貫禄を放っていた。以前までは可愛らしく子どもっぽい女だったのに。
話を終えたあとマカレナはちゃっかりと私の本を1冊借りて帰った。――まったく遠慮のない子だ――。執務室に戻ってきたロイスは嘆息した。
「しばらくお目に掛からぬうちにエリザベス様はずいぶんと顔つきが変わられましたね。また一段とお美しいなられました上……、どこか目が引き込まれるような雰囲気をお持ちに……」
「ああ」と私は肯首した。あれは一体何なのだろうか? 「話し合いはどうだった?」
「ずいぶんとジョエルくんのことを可愛がっていらっしゃるようでした。それから……エリザベス様ご自身が後見人となられるそうです」
私は顔を上げた。来年には第二夫人となる予定のエリザベスが1人で後見人となるのは心許なくはないか? さっきまでマカレナが座っていた椅子を見た。来年からはマカレナが私の第一夫人となるのに。
何が最善なのだろう。マカレナは文官らしい仕事を続けたい上に、遠方にも行きたい。マカレナは妊娠出産に関心はあるが行動が制限されることを嫌う。宮廷貴族であり、エリザベスという妻のある私との婚約には抵抗感がある。――マカレナはかつてエリザベスに仕えていた上、仲が良かったから――。
夕陽が眩く光を放った後、静かに窓の外が闇に包まれ星が輝き始めた。
*
私は寝台に腰掛けた。エリザベスは膝を抱えたまま本を読んでいる。昼間と違い下ろされた髪に手を伸ばした。髪を弄られていてもエリザベスは意に介さぬようだ。耳に触れてみると一瞬こちらを見ただけで読書に戻ってしまった。彼女が子を生まぬよう、寝室へ呼んでも抱かぬ日が多い。月に1度程度だから今日は何もないと思っているのだろう。
エリザベスは……彼女の望みは一体何なのだろうか? 他者のため手を差し伸べることに心を砕いているが。またあの雰囲気のせいだろうか? 旧ティレアヌス派からティレアヌスの女王にと叫ばれたことがある。そのようなことになれば国王陛下は彼女を殺すだろう。
胸に巣食う重苦しさを払うようにため息を吐いた。
エリザベスが「どうなさったのですか?」とようやくこちらを見た。眉尻は下がり心配しているようだ。
彼女をこちらに抱き寄せた。エリザベスは不満げに唇を突き出しながら本を傍らに置いた。抱きしめ彼女の肩に顔を埋めた。
「エリザベス、来月王宮で舞踏会がある。其方も私と共に来るように」
「え」とエリザベスは小さく声を漏らした。
私は瞬いた後、エリザベスから身を離した。
「ティレアヌス派の主張は其方に以前話した通りだ。遅かれ早かれ陛下の御耳にも入る」
私の言葉にエリザベスは姿勢を崩さぬまま微かに息を呑んだ。私は彼女の顔をこちらに引き寄せた。
「陛下への忠誠を誓え。決して陛下の敵にはならぬ姿勢を見せなさい。政局が揺らぐ時、真っ先に処されぬよう」
「はい」とエリザベスは小さく頷いた。
彼女に口付け、押し倒した。
それからまた考えた。マカレナと婚約破棄することを。そうすれば当面、エリザベスの立場は確立されるだろう。ゴーディラックの国王の忠臣である私の第一夫人としての地位が確立される。
ヨハネスは普段口にしないコーヒーを飲みながら書類に目を通していた。睡眠不足のせいかフランス語の文章が上手く頭に入ってこない。エリザベスによれば「コーヒーを飲むと頭が興奮するのか勉強が捗る」とのことだったが……。もう少し飲めば効くのだろうか?
「閣下、発言を許し願えますか?」と突然ロイスが立ち上がった。
「許そう。どうした、書類におかしな点でも?」
「いえ」とロイスは首を横に振った。「私は近日中に、養子の件で奥様との面会を希望しております」
「ああ、その件か。それなら後ほどエリザベスに言いなさい」と一瞬考えた後答えた。「こちらも後でマカレナと話したいことがある」
「承知いたしました。昼になりましたら家に使いを送ります」とロイスは仕事に戻った。
午後3時頃、ロイスはエリザベスの元へ行った。2人の面会にはフリーダも同席するそうだ。入れ替わるように執務室にはマカレナが来た。マカレナはお辞儀した後、テーブルについた。
「ヨハネス様、この度はどのようなご用でしょうか?」とマカレナはクッキーを摘んだ。
「来月、王宮で舞踏会があるだろう?」
「はい、存じ上げております」
「そちらの舞踏会、私はエリザベスをエスコートすることを考えている」
私の言葉にマカレナは心外だったらしく目を見開いた。
「あら、では私は兄に頼めばよろしいでしょうか?」
「いや」と私はゆっくり首を振った。「パース子爵の懐に潜って欲しい。それから其方は喪中だから踊らなくて良い」
一瞬、マカレナの顔に若い娘らしい喜色が見えた。胸騒ぎがする。マカレナは、パース子爵に恋をしているのだろうか? いつティレアヌスのため謀反を起こすか分からぬ男に。もし謀反が起きたら、あの男もその家族も処刑となる。あの男に恋するのは止めなさい。今はゴーディラックとティレアヌスの関係はやや危ういのだから尚更だ。
私は脳裏に幼かったころのマカレナを浮かべ思いに沈んだ。窓の外から見える。空が微かなオレンジに染まり始めた。マカレナは明るく笑った。
「ヨハネス様。ようやくエリザベス様と距離を縮められるのですか⁈」
「何だ、その、今まで私とエリザベスの仲が悪かったかのような物言いは」と私は顔を顰めた。
「あら、私が知る限りヨハネス様は婚約時代はおろか結婚後もエリザベス様を突き放していたじゃないですか⁈」
私は言葉を詰まらせた。マカレナからはそう見えていたのか……。
エリザベスと婚約していた頃はともかく、結婚後は気を配っていたつもりだったが……。決して彼女が傷つかぬよう、身に危険の及ぶことがないよう……。伝わらなかったのか。
「マカレナ……。どうすれば女に気持ちが伝わるのだ?」
「そのお気持ちをお伝えすればいいのでは?」
「そうか」と呟いたあと、ふとマカレナを見た。「マカレナ、いつもありがとう。そして仮にも婚約者である其方に迷惑ばかりをかけて申し訳ない」
マカレナは気持ち悪そうに顔を顰めた。
失礼な。やはり男は言葉ではなく態度で語るべきだろう。私は静かに頷いた。それからマカレナを見た。マカレナは母を亡くし喪中の身となったため、私とマカレナの結婚は来年の秋となった。
それからエリザベスを想った。先日、汽車で見た夕陽に照らされる彼女の美しい横顔を想った。あの時の彼女は大人びて見えた、不思議な貫禄を放っていた。以前までは可愛らしく子どもっぽい女だったのに。
話を終えたあとマカレナはちゃっかりと私の本を1冊借りて帰った。――まったく遠慮のない子だ――。執務室に戻ってきたロイスは嘆息した。
「しばらくお目に掛からぬうちにエリザベス様はずいぶんと顔つきが変わられましたね。また一段とお美しいなられました上……、どこか目が引き込まれるような雰囲気をお持ちに……」
「ああ」と私は肯首した。あれは一体何なのだろうか? 「話し合いはどうだった?」
「ずいぶんとジョエルくんのことを可愛がっていらっしゃるようでした。それから……エリザベス様ご自身が後見人となられるそうです」
私は顔を上げた。来年には第二夫人となる予定のエリザベスが1人で後見人となるのは心許なくはないか? さっきまでマカレナが座っていた椅子を見た。来年からはマカレナが私の第一夫人となるのに。
何が最善なのだろう。マカレナは文官らしい仕事を続けたい上に、遠方にも行きたい。マカレナは妊娠出産に関心はあるが行動が制限されることを嫌う。宮廷貴族であり、エリザベスという妻のある私との婚約には抵抗感がある。――マカレナはかつてエリザベスに仕えていた上、仲が良かったから――。
夕陽が眩く光を放った後、静かに窓の外が闇に包まれ星が輝き始めた。
*
私は寝台に腰掛けた。エリザベスは膝を抱えたまま本を読んでいる。昼間と違い下ろされた髪に手を伸ばした。髪を弄られていてもエリザベスは意に介さぬようだ。耳に触れてみると一瞬こちらを見ただけで読書に戻ってしまった。彼女が子を生まぬよう、寝室へ呼んでも抱かぬ日が多い。月に1度程度だから今日は何もないと思っているのだろう。
エリザベスは……彼女の望みは一体何なのだろうか? 他者のため手を差し伸べることに心を砕いているが。またあの雰囲気のせいだろうか? 旧ティレアヌス派からティレアヌスの女王にと叫ばれたことがある。そのようなことになれば国王陛下は彼女を殺すだろう。
胸に巣食う重苦しさを払うようにため息を吐いた。
エリザベスが「どうなさったのですか?」とようやくこちらを見た。眉尻は下がり心配しているようだ。
彼女をこちらに抱き寄せた。エリザベスは不満げに唇を突き出しながら本を傍らに置いた。抱きしめ彼女の肩に顔を埋めた。
「エリザベス、来月王宮で舞踏会がある。其方も私と共に来るように」
「え」とエリザベスは小さく声を漏らした。
私は瞬いた後、エリザベスから身を離した。
「ティレアヌス派の主張は其方に以前話した通りだ。遅かれ早かれ陛下の御耳にも入る」
私の言葉にエリザベスは姿勢を崩さぬまま微かに息を呑んだ。私は彼女の顔をこちらに引き寄せた。
「陛下への忠誠を誓え。決して陛下の敵にはならぬ姿勢を見せなさい。政局が揺らぐ時、真っ先に処されぬよう」
「はい」とエリザベスは小さく頷いた。
彼女に口付け、押し倒した。
それからまた考えた。マカレナと婚約破棄することを。そうすれば当面、エリザベスの立場は確立されるだろう。ゴーディラックの国王の忠臣である私の第一夫人としての地位が確立される。
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