過食症の僕なんかが異世界に行ったって……

おがとま

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5話目 異世界の不思議

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僕がひとしきり泣いた後の空はとても吹雪いていた。昼間だったのにだいぶ泣いてしまったのだろうか、いや言うて体感1時間弱位だった気が……

「落ち着いたか?」

はっ、そうだったずっと隣に居てくれていたんだった。はぁほんとにすみませんこんな奴で。

「はい"、おぢづぎましだ、ズズ……」

「ははは!!!声が出なくなっているな、どれ白湯を持ってきてやる。待っててくれ。」

「すびまぜん……ありがどうございます……」

そう言ってギルは蛇口代わりの魔法陣に手を当てた。するとなんということでしょう!どこからともなく水が現れたではないですか!しかも森林で飲んでた水とは違ってとてもよく透き通っている。ジィっとその様子を見ていると、ギルがニコッと笑いながら呪文をマグカップに向かって唱えた。

「少し熱いからゆっくり飲むんだぞ。」

「なんか、魔法っておまじないみたいですね。ちょっと嬉しい気持ちになります。美味しくなーれーみたいな。」

「みたい、じゃなくておまじないなんだけどな。」

他愛のない会話が心地いいな。今までこんなに穏やかな時間を過ごしたことあったかな、なんて思いながらそう言えばと思い気になっていたことを聞いてみた。


「僕どのくらい泣いてました?」

「1時間くらいじゃないか?」

いやいやいや、あんなに日が高かったのにもう夜なんてナイナイ。でも気使ってくれてるって訳でもなさそうだし、、、????

「あー、もしかして時間の概念も違うのかもしれないな。こちらの世界は1日に2回日が落ちるんだ。だから夜も2回くる。」

「へぇ、なるほど!通りで時間の流れが早いわけだ!僕の世界は朝と夜が1回ずつなんです。季節によって日の長さも変わったり色々。」

「へぇ、面白い世界にいるんだな。」


……、イケメンがそんな笑顔こっちに向けないでください……こんなに良くしてもらってるのにドキッとなんかしちゃダメだダメだ!!!落ち着け自分、白湯飲んで落ち着けぇ。
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