きみの一番星になりたい~男娼オメガと人気野球選手が結ばれるまで~

東雲ゆめ

文字の大きさ
10 / 29
第一章:男には自分の世界がある

9:きみの乳首を舐めたい

しおりを挟む

「達さま――このたびはふたたびお越しいただき、ほんとうにありがとうございます」

 畳の上に三つ指をついた結愛が、顔を上げ、にっこりと微笑む。

 その笑顔に、達の胸がキュンと高鳴る。

 やわらかで細い髪に巻き付けられたキラキラ光るラインストーンのヘアチャームは、まるで古代神話の女神のようだ。

(か、可愛い……)

「さぁこちらへ――お布団へいらしてください」

 立ち上がった結愛の今日のベビードールは、総レースのホルターネックタイプだった。
 胸もとに小さなスリットが入っており、そこから指を突っ込めば乳首がいじれる。
 ビキニタイプのピンクのパンティは、尻側がハートのかたちにくりぬかれており、腰の部分に大きなサテンリボンがついていた。
 裸の尻に垂れるプレゼントのラッピングのようなリボンが、「どうぞこの尻をお召し上がりください♡」と言っているかのようだ。

(や、やば――鼻血出そう――)

「あ、あの、これ――忘れないうちに」

 達は持ってきた紙袋を結愛に渡す。

「この前話してたプロテインの試供品。――甘いのは女性向けでダイエット目的が多いらしいんだけど、いくつか、筋肉つける用のがあったから。粉と、バータイプのと、あとゼリータイプもある。気に入ったのがあったら言って。買ってあげるから」

「え、あ、こ、こんなに? ――ありがとうございます……」

 品物がどっさり入った重い紙袋を受け取った結愛は、
「もしかしてこれを届けに――来てくださったんですか?」
 と聞いた。

「それもあるけど――単純に結愛ちゃんに会いたかったから」
 結愛の右耳が聞こえないことを覚えていた達は、結愛の左側に腰を下ろした。
 
「ありがとうございます……」

 達の肩に軽く触れた結愛は、
「結愛もすごく――達さまにお会いしたかったです」
 瞳のなかに星が光る、魅惑的なまなざしを達に向けた。

「……ほんとうに?」
「はい。もちろんです」

 ――たぶん、どの客にも言ってるんだろうな……。

 ふとそんな思いが、達の頭をかすめる。

「ほんとうはもっと早く来たかったけどなかなか予約が取れなくて――やっぱりすごい人気なんだね、結愛ちゃん」
 結愛の髪をそっと撫で、
「なんかよくわかんないこのアクセサリーも――すごい可愛い……」
 甘い髪の香りに引き寄せられるかのように、うなじにそっと口をつけた。

「あ――ありがとうございます……」

 耳の後ろを嗅ぐ達に、少しくすぐったそうに身じろいだ結愛は、
「とっても安いんですよこれ――300円ショップってご存じですか? そこで買ったんです」
 結愛は達の胸に手を置く。

「500円でしたけど――気に入ってくださって――よかった……」

 
 布団に移動した結愛は、「さ――脱ぎましょう、達さま」とニコニコしながら、達のジーンズを脱がせにかかった。
「うん……」
 されるがまま、ボトムを脱ぎ、布団に横たわる。
 
 ぴっちりしたボクサーパンツを突き上げる勢いで硬くなった達のペニス。
 そのペニスにそっと手を置いた結愛は、
「――今日は最後までしますか?」
 と聞いてくる。

「……その前に――結愛ちゃんの乳首――触ってもいい?」
「えっ……!?」
「こないだ触れなかったからずっと触りたくて――あ、服は着たままで。……その隙間から、触りたい。――いい?」
「は……はい――もちろんです……」

「じゃあ横になって。そう――で、おれが脱ぐから。その体勢でチンコ触ってくれる?」
「あ……はい――」

 布団に横になり、向かい合う。
 自分でパンツを脱いだ達は、結愛のベビードールの胸の切れ目に手を入れる。
 探り当てた突起を親指と人差し指でつまむ。

「……んっ……! ふっ……! ウッ、んんッ……!」

 つまみ出した乳首を、クリッ、クリッ、とこすり上げる。
 結愛の乳首はきれいなピンク色で、そんなに大きくない。
 控え目にはじらう花のような乳首をつまみ上げた達は、その先端をチュウッと吸い上げた。

「アッ……! ひゃっ! ああッ――ンンッ……!」

(うわっ、すっげー、チンコに響く声――)

 下半身に集まる熱を感じた達は、

「結愛ちゃん。さわって。おれのチンコ」

 胸のスリットを左右に押し広げ、露出させた結愛の乳首を見つめながら言った。

 
 





 
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。

【BL】声にできない恋

のらねことすていぬ
BL
<年上アルファ×オメガ> オメガの浅葱(あさぎ)は、アルファである樋沼(ひぬま)の番で共に暮らしている。だけどそれは決して彼に愛されているからではなくて、彼の前の恋人を忘れるために番ったのだ。だけど浅葱は樋沼を好きになってしまっていて……。不器用な両片想いのお話。

甘々彼氏

すずかけあおい
BL
15歳の年の差のせいか、敦朗さんは俺をやたら甘やかす。 攻めに甘やかされる受けの話です。 〔攻め〕敦朗(あつろう)34歳・社会人 〔受け〕多希(たき)19歳・大学一年

流れる星、どうかお願い

ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる) オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年 高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼 そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ ”要が幸せになりますように” オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ 王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに! 一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが お付き合いください!

【8話完結】恋愛を諦めたおじさんは、異世界で運命と出会う。

キノア9g
BL
恋愛を諦め、ただ淡々と日々を過ごしていた笠原透(32)。 しかし、ある日突然異世界へ召喚され、「王の番」だと告げられる。 迎えたのは、美しく気高い王・エルヴェル。 手厚いもてなしと優しさに戸惑いながらも、次第に心を揺さぶられていく透。 これは、愛を遠ざけてきた男が、本当のぬくもりに触れる物語。 ──運命なんて、信じていなかった。 けれど、彼の言葉が、ぬくもりが、俺の世界を変えていく。 全8話。

記憶を無くしたら家族に愛されました

レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない… 家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

たとえば、俺が幸せになってもいいのなら

夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語――― 父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。 弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。 助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。

処理中です...