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第一章:男には自分の世界がある
9:きみの乳首を舐めたい
しおりを挟む「達さま――このたびはふたたびお越しいただき、ほんとうにありがとうございます」
畳の上に三つ指をついた結愛が、顔を上げ、にっこりと微笑む。
その笑顔に、達の胸がキュンと高鳴る。
やわらかで細い髪に巻き付けられたキラキラ光るラインストーンのヘアチャームは、まるで古代神話の女神のようだ。
(か、可愛い……)
「さぁこちらへ――お布団へいらしてください」
立ち上がった結愛の今日のベビードールは、総レースのホルターネックタイプだった。
胸もとに小さなスリットが入っており、そこから指を突っ込めば乳首が弄れる。
ビキニタイプのピンクのパンティは、尻側がハートのかたちにくりぬかれており、腰の部分に大きなサテンリボンがついていた。
裸の尻に垂れるプレゼントのラッピングのようなリボンが、「どうぞこの尻をお召し上がりください♡」と言っているかのようだ。
(や、やば――鼻血出そう――)
「あ、あの、これ――忘れないうちに」
達は持ってきた紙袋を結愛に渡す。
「この前話してたプロテインの試供品。――甘いのは女性向けでダイエット目的が多いらしいんだけど、いくつか、筋肉つける用のがあったから。粉と、バータイプのと、あとゼリータイプもある。気に入ったのがあったら言って。買ってあげるから」
「え、あ、こ、こんなに? ――ありがとうございます……」
品物がどっさり入った重い紙袋を受け取った結愛は、
「もしかしてこれを届けに――来てくださったんですか?」
と聞いた。
「それもあるけど――単純に結愛ちゃんに会いたかったから」
結愛の右耳が聞こえないことを覚えていた達は、結愛の左側に腰を下ろした。
「ありがとうございます……」
達の肩に軽く触れた結愛は、
「結愛もすごく――達さまにお会いしたかったです」
瞳のなかに星が光る、魅惑的なまなざしを達に向けた。
「……ほんとうに?」
「はい。もちろんです」
――たぶん、どの客にも言ってるんだろうな……。
ふとそんな思いが、達の頭をかすめる。
「ほんとうはもっと早く来たかったけどなかなか予約が取れなくて――やっぱりすごい人気なんだね、結愛ちゃん」
結愛の髪をそっと撫で、
「なんかよくわかんないこのアクセサリーも――すごい可愛い……」
甘い髪の香りに引き寄せられるかのように、うなじにそっと口をつけた。
「あ――ありがとうございます……」
耳の後ろを嗅ぐ達に、少しくすぐったそうに身じろいだ結愛は、
「とっても安いんですよこれ――300円ショップってご存じですか? そこで買ったんです」
結愛は達の胸に手を置く。
「500円でしたけど――気に入ってくださって――よかった……」
布団に移動した結愛は、「さ――脱ぎましょう、達さま」とニコニコしながら、達のジーンズを脱がせにかかった。
「うん……」
されるがまま、ボトムを脱ぎ、布団に横たわる。
ぴっちりしたボクサーパンツを突き上げる勢いで硬くなった達のペニス。
そのペニスにそっと手を置いた結愛は、
「――今日は最後までしますか?」
と聞いてくる。
「……その前に――結愛ちゃんの乳首――触ってもいい?」
「えっ……!?」
「こないだ触れなかったからずっと触りたくて――あ、服は着たままで。……その隙間から、触りたい。――いい?」
「は……はい――もちろんです……」
「じゃあ横になって。そう――で、おれが脱ぐから。その体勢でチンコ触ってくれる?」
「あ……はい――」
布団に横になり、向かい合う。
自分でパンツを脱いだ達は、結愛のベビードールの胸の切れ目に手を入れる。
探り当てた突起を親指と人差し指でつまむ。
「……んっ……! ふっ……! ウッ、んんッ……!」
つまみ出した乳首を、クリッ、クリッ、とこすり上げる。
結愛の乳首はきれいなピンク色で、そんなに大きくない。
控え目にはじらう花のような乳首をつまみ上げた達は、その先端をチュウッと吸い上げた。
「アッ……! ひゃっ! ああッ――ンンッ……!」
(うわっ、すっげー、チンコに響く声――)
下半身に集まる熱を感じた達は、
「結愛ちゃん。さわって。おれのチンコ」
胸のスリットを左右に押し広げ、露出させた結愛の乳首を見つめながら言った。
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