隠れ御曹司の恋愛事情

秋月朔夕

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「凄い。もう濡れているんですね」

 彼の指が一番敏感な陰核を推し転がす。ぷっくりと膨らんだソコを彼の指で蹂躙されるごとに淫らな水の音が大きくなる。
 それを認めたくなくて、首を横に振れば、「じゃあ、桃子さんが触って確かめてください」とわたしの指をソコに誘導し始めた。


「や、やだっ!」

 直接触ってしまえば、認めざるを得ない。だから、腕を引こうとしたのに、彼はそれを許してはくれなかった。
 縮こまる指を強引に導かれて、むりやりソコに触れさせられる。
 普段、お風呂か用を足す時にしか触れないその場所に触れる行為。わたしの意思じゃないとしても、自分の指がいやらしい場所に触れているのだと思うと、背徳的な思いが増す。

「……ん……ぁ」

 指を動かされるごとに吐息が湿る。濡れたソコを指の腹で推し転がしては爪を立てるように誘導され、そのたびに滴る蜜が増えていく。

「ほら、濡れているでしょう?」

 わたしが頷くまで止めないのだろう。そう悟ったから、頷いた。

「駄目ですよ、ちゃんと桃子さんの口から言ってください。いやらしい場所が濡れてしまっています、と」
「や、だ……ぁ」

 そんな恥ずかしいこと言えるわけがない。唇を噛んで耐えようとする。けれど、彼はその間にわたしの指で敏感なソコを摘ませ、さらに指の腹で扱かせる。

「や……ん……ああ……っ」

 強烈な快楽に目の前が真っ白になる。
 身を捩って逃れようとすれば、さらに激しく動かされた。
 やがて親指の腹で一際強く押されれば、ビクビクと大きく身体が跳ね上がって、戦慄く。チカチカと目の前で閃光が弾けて、声にならない悲鳴をあげる。イったのだと頭で理解するよりも早く、また彼がわたしの指を使って、ソコを柔らかく摘んでいく。

「や……ぁ、も、う……」

 無理だ。限界だと彼に訴えても聞き届けては貰えない。
 イったことでより敏感になったソコに指が這うたびに発散できない熱が昂って、追い詰められる。


「も、言う、から……」

 離してくれないと言えない。ぎゅうぎゅうに彼の胸に縋って、恥ずかしかった言葉を自ら宣言する。

「わたしの、やらしい場所……濡れてるの」

 息も絶え絶えに言ってのければ、ようやく止まった快楽の拷問に、ほっと胸を撫で下ろす。

「どうして濡れているんです?」

 彼の追求にギクリと身体が強張る。でも、きっと答えないとまたさっきみたいに責められるのだと思うと、今度は躊躇う余裕もなかった。


「桐山くんに触られて気持ちよかったから……」
「僕に触られるの好きですか?」
「うん」

 コクコクと頷けば、それでは足りないと彼の指で陰核を弾いた。

「ひ……んっ」

 普通だったら痛いくらいの刺激なのに、快楽で蕩けた今では、身体を戦慄かせて悦ぶ。


「駄目ですよ。ちゃんと言葉にしないと。ほら。桃子さんの口から言ってください」

 何度も指で弾かれるとそのたびに身体が跳ねる。ガクガクと足を痙攣させる。きっともう彼が支えないと立っていられないだろう。

「す、き……だから」

 息も絶え絶えに言葉を形にする。その努力は実ったらしい。彼はぎゅうぎゅうとわたしを抱きしめる。
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