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第一部 王国に召喚された魂約者
21.魔力検査から食事会へ!暴かれた乙女の秘密!!
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◆視点:悠斗◆
壇上から見下ろす会場は、さっきまでの阿鼻叫喚が嘘のように静まり返っていた。
――いや、静まったというより、「無理やり抑え込まれた」って感じだろう。内心ざわついているのは見て取れる。
その理由は明白だった。俺のすぐ近くに、この国の王様が足を運んできたのだ。
しかも、その隣にはヴェルミナさんとシアの姿まである。
国王が壇上に立ち、重々しく口を開いた瞬間、場の空気が一変する。
「皆、騒がせてしまいすまぬな。この状況について話すゆえ、聞いてくれ」
この一声で場の空気がギュッと締まる。王の一声ってこういう効き方をするんだな、と思いながら聞いていると、国王は静かに説明を始めた。
「今回の現象は、勇者であるユウト殿と竜皇国第二皇女であるシンシア殿――二人の魂約によるものと聞いている。突発的であったため伏せておいたが、それが混乱を招いた。まずはその点を謝罪したい」
周囲のざわめきが一段と大きくなる。次に口を開いたのはエリオスさんだ。
「皆も見た通り、ユウト殿には我が妹シンシアの力が宿っている。諸々の因子が絡むため詳細は割愛するが、現状では制御が難しい。したがって、訓練のため我が国ヴァルゼリオンに招請する方向で各国と協議することになるだろう」
簡単に言えば「向こうで特訓させる」ってことだ。聞こえは良いが、要するに当分ここを離れるかもしれないって話だ。
「では、皆も勇者たちの有能さに驚きすぎて疲れたであろう。簡単な食事会を準備している。そちらで昼食としよう!」
国王のひと声で、観客席にいた貴族たちが移動が始まり、俺の隣にいるエリオスさんが優しく声をかける。
「ユウト、とりあえず僕たちも移動しようか」
「わかりました!」
友莉たちは何か言いたげだったが、食事会の場で詰め寄られるだろうと思い、俺はエリオスさんたちについて行くことにした。
――――
食事会場に入ると、すぐに友莉と奏がやってくる。義孝と獅童の姿はないようだ。
「あれ? てっきり他の二人も来るかと思ったんだけど……」
「義孝は、測定の際に勇者の資質って言うのが確認されて、司祭や聖教国のお偉いさんに捕まってるのよ。引き抜かれないよう国王様の近くにいるって話」
友莉が顔を会場の奥に向けると、お爺さん司祭と数人の神官らしき人たちが義孝の周りに集まっていた。国王様の隣で丁寧に対応している義孝を見ると、さすが陽キャの王子だと思う。
「獅童は……アンタが目立ったのが面白くなくて、どっか行ったわ。多分部屋に戻ったんじゃない?」
「メイドさんが料理を獅童君の部屋に運んでくれるみたいだよ!」
「メイドさんも大変だなぁ」
あぁ、なるほど。獅童は、勇者扱いされる義孝や、それより強そうな俺と友莉に嫉妬して離れたってことね。まあ変な騒ぎが起こらなそうで良かったよ。
「で、アンタの方はどういうことなの?」友莉が早速詰め寄る。
「竜皇国に悠斗君一人で行くのかな?」奏も心配そうだ。
「それより、あの稲妻は何よ? 海賊王でも目指すの?」友莉の呆れツッコミに、俺は苦笑いして言葉を繋ぐ。
「説明するから落ち着いて!」
どんどんとくる質問に慌てて制止し、[一応、他の人には言わないでくれよ?」と俺が言うと二人は頷いてくれた。俺はざっくりとこれまでのことをかいつまんで話す。
――――
「つまり、アンタはアタシたちに巻き込まれたせいで魔力が手に入らなかったけど、皇女様に一目惚れされて魂約して、めちゃくちゃ強くなったってこと?」
「シンシアさんだっけ? すごい行動力だね……」
「奏も見習わないとね!」
「む、無理だよ!」
ニヤニヤしながら友莉にからかわれ、奏は真っ赤になってアワアワしている。
この二人、本当に仲いいよな……と微笑ましく思っていたら――
「ユウートー!」
背後から声がして、次の瞬間、柔らかい感触が背中に当たった。
「えへへ~、ユウトの温もりだぁ!」
「ちょ、ちょっとシア! 二人が見てるから離れてくれ!」
「え~……分かったよぉ~」
頬を膨らませつつ、名残惜しそうに俺の横へと移動するシア。
「ふぅ~ん。積極的なわりに、素直に引くのね」
「うん! ユウトに迷惑はかけたくないから!」
シアはにこっと笑って、今度は友莉と奏の方に向き直る。
「えっと、ユリとカナデだよね? 私のことは“シンシア”って呼んでね!」
「あら、アタシたちには愛称を許してくれないの?」
友莉がからかうように言うと、シアは少し肩をすくめて微笑んだ。
「呼んでもらってもいいんだけどね。でも――」
一瞬だけ真剣な表情に変わる。
「“特別に仲がいい”ことが周りに知られちゃうと、二人が余計に大変なことになっちゃうから」
そう言って、ふっと柔らかく笑う。
「愛称で呼ぶのは、家族と……ユウトくらいなんだ」
ほんの一瞬、寂しそうな光がシアの瞳に浮かんだ気がした。
……気のせいか?。
そんな空気を吹き飛ばすように、次の瞬間シアが明るい声を上げて爆弾を投下する。
「それにね、カナデは“精霊の祝福”と“妖精の悪戯”っていう珍しいスキルを持ってるし、ユリは“偽装”と“鑑定”を持ってて属性も多いから、二人とも十分に狙われやすいんだよ!」
あまりにもさらっと言うからそのまま「なるほどねぇ~」と、言ってしまった俺はふとおかしいことに気が付いた。
それは友莉と奏も同じだったようで驚いた顔でシアを見る。
「ちょ、ちょっと待って!?」
「ど、どうしてシンシアさんが私たちのスキルを知っているの?」
≪お二人さん、狙われやすいって言うところはスルーでいいの?≫
スキルは相手がスキルボードを見せてくれないと分からないから驚くのも分かるんだけどさと思いながらシアに答えを求めると、シアは得意げに胸を張る。
「ふふん。私の竜眼は鑑定もできるし、スキルを隠してても看破できるんだよ!」
「なにそれ! チート過ぎでしょ!」
そう言えば昨日ヴェルミナさんに教わったっけと思っていたら、狼狽している友莉にシアがまるでお姉さんみたいな表情になって口を開く。
「それからユウトと私に鑑定を使ったでしょ!ダメだよ?強者には鑑定されたこととか、誰がしてきたかっていうのは大体分かるんだから!」
「マジで?」
友莉は反論の余地がなくなり、「せっかく隠したのに速攻でバレるとか……」と落ち込んでいた。
だが、それだけでは終わらず―――
「友莉ちゃん?」
「う、なにかしら奏?」
奏がとてもやさしい笑顔で友莉に詰め寄っていた。
心なしか目が笑っていないように見えるのは俺の気のせいではないだろう……。
「言うことはある?」
「ごめんなさい、もう勝手に見ません……」
奏が怒ったところ初めて見た気がするが、いつもと立場が逆転していて面白い!
俺はそんな二人のより取りを見ながら、ちょっと興味が湧いたので竜眼の使い方をこっそりシアに聞いた。
どうやら目に意識を集中すれば見えるらしいので、やってみると視界が少し濁って、文字が浮かぶ。
――鑑定結果――
名前:羽郷 友莉
性別:女
年齢:16歳
身長:162cm
体重:51kg
B:84cm (C) / W:59cm / H:86cm
魔力量:A+
魔力適性:光 / 闇 / 風 / 雷 / 水
〔通常スキル〕
短剣術Lv4 / 体術Lv4 / 立体駆動Lv5 / 身体強化Lv2 / 鑑定Lv6 / 偽装Lv7
〔特殊スキル〕
超感覚Lv2(気配感知・直感・魔力感知・危機感知)
魔力循環Lv3(消費魔力軽減・魔力量上昇・魔力回復)
心眼Lv2(先見・遠視・思考加速)
〔加護〕
???の加護(詳細不明)
――。
――鑑定結果――
名前:柊 奏
性別:女
年齢:16歳
身長:155cm
体重:46kg
B:78cm (B) / W:56cm / H:80cm
魔力量:B
魔力適性:光 / 風 / 水
〔通常スキル〕
弓術Lv4 / 命中Lv3 / 遠視Lv4 / 霊視Lv1(未) / 瞑想Lv5 / 歌唱Lv3(未) / 料理Lv4(未)
〔特殊スキル〕
精霊の祝福Lv2(微精霊召喚・適正属性強化・魔力回復・精霊契約・対話[精霊])
妖精の悪戯Lv2(命中補正変動・付与効果発動・悪戯行動・対話[妖精])
――。
目の前に出た羅列を見て、俺は思わず吹き出した。
≪見ちゃいけないところまで出てるじゃねえか!≫
友莉と奏の二人が驚いてこちらを見る中、俺は心の中で固く誓った。絶対にこれは墓まで持っていく、と。
壇上から見下ろす会場は、さっきまでの阿鼻叫喚が嘘のように静まり返っていた。
――いや、静まったというより、「無理やり抑え込まれた」って感じだろう。内心ざわついているのは見て取れる。
その理由は明白だった。俺のすぐ近くに、この国の王様が足を運んできたのだ。
しかも、その隣にはヴェルミナさんとシアの姿まである。
国王が壇上に立ち、重々しく口を開いた瞬間、場の空気が一変する。
「皆、騒がせてしまいすまぬな。この状況について話すゆえ、聞いてくれ」
この一声で場の空気がギュッと締まる。王の一声ってこういう効き方をするんだな、と思いながら聞いていると、国王は静かに説明を始めた。
「今回の現象は、勇者であるユウト殿と竜皇国第二皇女であるシンシア殿――二人の魂約によるものと聞いている。突発的であったため伏せておいたが、それが混乱を招いた。まずはその点を謝罪したい」
周囲のざわめきが一段と大きくなる。次に口を開いたのはエリオスさんだ。
「皆も見た通り、ユウト殿には我が妹シンシアの力が宿っている。諸々の因子が絡むため詳細は割愛するが、現状では制御が難しい。したがって、訓練のため我が国ヴァルゼリオンに招請する方向で各国と協議することになるだろう」
簡単に言えば「向こうで特訓させる」ってことだ。聞こえは良いが、要するに当分ここを離れるかもしれないって話だ。
「では、皆も勇者たちの有能さに驚きすぎて疲れたであろう。簡単な食事会を準備している。そちらで昼食としよう!」
国王のひと声で、観客席にいた貴族たちが移動が始まり、俺の隣にいるエリオスさんが優しく声をかける。
「ユウト、とりあえず僕たちも移動しようか」
「わかりました!」
友莉たちは何か言いたげだったが、食事会の場で詰め寄られるだろうと思い、俺はエリオスさんたちについて行くことにした。
――――
食事会場に入ると、すぐに友莉と奏がやってくる。義孝と獅童の姿はないようだ。
「あれ? てっきり他の二人も来るかと思ったんだけど……」
「義孝は、測定の際に勇者の資質って言うのが確認されて、司祭や聖教国のお偉いさんに捕まってるのよ。引き抜かれないよう国王様の近くにいるって話」
友莉が顔を会場の奥に向けると、お爺さん司祭と数人の神官らしき人たちが義孝の周りに集まっていた。国王様の隣で丁寧に対応している義孝を見ると、さすが陽キャの王子だと思う。
「獅童は……アンタが目立ったのが面白くなくて、どっか行ったわ。多分部屋に戻ったんじゃない?」
「メイドさんが料理を獅童君の部屋に運んでくれるみたいだよ!」
「メイドさんも大変だなぁ」
あぁ、なるほど。獅童は、勇者扱いされる義孝や、それより強そうな俺と友莉に嫉妬して離れたってことね。まあ変な騒ぎが起こらなそうで良かったよ。
「で、アンタの方はどういうことなの?」友莉が早速詰め寄る。
「竜皇国に悠斗君一人で行くのかな?」奏も心配そうだ。
「それより、あの稲妻は何よ? 海賊王でも目指すの?」友莉の呆れツッコミに、俺は苦笑いして言葉を繋ぐ。
「説明するから落ち着いて!」
どんどんとくる質問に慌てて制止し、[一応、他の人には言わないでくれよ?」と俺が言うと二人は頷いてくれた。俺はざっくりとこれまでのことをかいつまんで話す。
――――
「つまり、アンタはアタシたちに巻き込まれたせいで魔力が手に入らなかったけど、皇女様に一目惚れされて魂約して、めちゃくちゃ強くなったってこと?」
「シンシアさんだっけ? すごい行動力だね……」
「奏も見習わないとね!」
「む、無理だよ!」
ニヤニヤしながら友莉にからかわれ、奏は真っ赤になってアワアワしている。
この二人、本当に仲いいよな……と微笑ましく思っていたら――
「ユウートー!」
背後から声がして、次の瞬間、柔らかい感触が背中に当たった。
「えへへ~、ユウトの温もりだぁ!」
「ちょ、ちょっとシア! 二人が見てるから離れてくれ!」
「え~……分かったよぉ~」
頬を膨らませつつ、名残惜しそうに俺の横へと移動するシア。
「ふぅ~ん。積極的なわりに、素直に引くのね」
「うん! ユウトに迷惑はかけたくないから!」
シアはにこっと笑って、今度は友莉と奏の方に向き直る。
「えっと、ユリとカナデだよね? 私のことは“シンシア”って呼んでね!」
「あら、アタシたちには愛称を許してくれないの?」
友莉がからかうように言うと、シアは少し肩をすくめて微笑んだ。
「呼んでもらってもいいんだけどね。でも――」
一瞬だけ真剣な表情に変わる。
「“特別に仲がいい”ことが周りに知られちゃうと、二人が余計に大変なことになっちゃうから」
そう言って、ふっと柔らかく笑う。
「愛称で呼ぶのは、家族と……ユウトくらいなんだ」
ほんの一瞬、寂しそうな光がシアの瞳に浮かんだ気がした。
……気のせいか?。
そんな空気を吹き飛ばすように、次の瞬間シアが明るい声を上げて爆弾を投下する。
「それにね、カナデは“精霊の祝福”と“妖精の悪戯”っていう珍しいスキルを持ってるし、ユリは“偽装”と“鑑定”を持ってて属性も多いから、二人とも十分に狙われやすいんだよ!」
あまりにもさらっと言うからそのまま「なるほどねぇ~」と、言ってしまった俺はふとおかしいことに気が付いた。
それは友莉と奏も同じだったようで驚いた顔でシアを見る。
「ちょ、ちょっと待って!?」
「ど、どうしてシンシアさんが私たちのスキルを知っているの?」
≪お二人さん、狙われやすいって言うところはスルーでいいの?≫
スキルは相手がスキルボードを見せてくれないと分からないから驚くのも分かるんだけどさと思いながらシアに答えを求めると、シアは得意げに胸を張る。
「ふふん。私の竜眼は鑑定もできるし、スキルを隠してても看破できるんだよ!」
「なにそれ! チート過ぎでしょ!」
そう言えば昨日ヴェルミナさんに教わったっけと思っていたら、狼狽している友莉にシアがまるでお姉さんみたいな表情になって口を開く。
「それからユウトと私に鑑定を使ったでしょ!ダメだよ?強者には鑑定されたこととか、誰がしてきたかっていうのは大体分かるんだから!」
「マジで?」
友莉は反論の余地がなくなり、「せっかく隠したのに速攻でバレるとか……」と落ち込んでいた。
だが、それだけでは終わらず―――
「友莉ちゃん?」
「う、なにかしら奏?」
奏がとてもやさしい笑顔で友莉に詰め寄っていた。
心なしか目が笑っていないように見えるのは俺の気のせいではないだろう……。
「言うことはある?」
「ごめんなさい、もう勝手に見ません……」
奏が怒ったところ初めて見た気がするが、いつもと立場が逆転していて面白い!
俺はそんな二人のより取りを見ながら、ちょっと興味が湧いたので竜眼の使い方をこっそりシアに聞いた。
どうやら目に意識を集中すれば見えるらしいので、やってみると視界が少し濁って、文字が浮かぶ。
――鑑定結果――
名前:羽郷 友莉
性別:女
年齢:16歳
身長:162cm
体重:51kg
B:84cm (C) / W:59cm / H:86cm
魔力量:A+
魔力適性:光 / 闇 / 風 / 雷 / 水
〔通常スキル〕
短剣術Lv4 / 体術Lv4 / 立体駆動Lv5 / 身体強化Lv2 / 鑑定Lv6 / 偽装Lv7
〔特殊スキル〕
超感覚Lv2(気配感知・直感・魔力感知・危機感知)
魔力循環Lv3(消費魔力軽減・魔力量上昇・魔力回復)
心眼Lv2(先見・遠視・思考加速)
〔加護〕
???の加護(詳細不明)
――。
――鑑定結果――
名前:柊 奏
性別:女
年齢:16歳
身長:155cm
体重:46kg
B:78cm (B) / W:56cm / H:80cm
魔力量:B
魔力適性:光 / 風 / 水
〔通常スキル〕
弓術Lv4 / 命中Lv3 / 遠視Lv4 / 霊視Lv1(未) / 瞑想Lv5 / 歌唱Lv3(未) / 料理Lv4(未)
〔特殊スキル〕
精霊の祝福Lv2(微精霊召喚・適正属性強化・魔力回復・精霊契約・対話[精霊])
妖精の悪戯Lv2(命中補正変動・付与効果発動・悪戯行動・対話[妖精])
――。
目の前に出た羅列を見て、俺は思わず吹き出した。
≪見ちゃいけないところまで出てるじゃねえか!≫
友莉と奏の二人が驚いてこちらを見る中、俺は心の中で固く誓った。絶対にこれは墓まで持っていく、と。
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