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終わった
確かに、終わった。
パーティーが終わり、それから直ぐにザカリ家にも、あの四人にも、罪状が届くようになっている、とカイン様に言われた。
それからすぐホーン様は、爵位返上を申し出てきたそうだ。
相手がシュルク家だけであればまた、何か動いたかもしれないが、相手がカイン様とサジタリーが相手では、どうとも出来ないと、覚悟を決めたのだろう。
引き際は、今回は綺麗だった。
初めからそうしていれば良かったものを、とつい思うのは、きっと何時まで経っても思う事なんだろう。
「今日、ホーン様は爵位返上に来ているのでしょう?サジタリーは、参加しなくても良かったの?」
いつものように、サジタリーとソファで隣同士に座りお茶を飲んでいた。
王妃様の誕生日パーティーからひと月経った。
私にしたら、サジタリーの婚約が3ヶ月に控え嬉しくも忙しい日々だった。
でも、ザカリ侯爵家の事、いや、ホーン様の事は聞きたくない、と断りあれからどんな状態なのかは知らなかった。
ただ、ザカリ侯爵家の爵位返上は、さすがに誰もが気になるようで嫌でも耳に入ってきた。
ザカリ侯爵、とはそれだけ由緒正しい家柄だったと痛感するとともに、私にとっては嫌な思い出しか無かった。
1年。
それを、
たった、
と思うか、
も、
と思うかは、過ごした気持ち次第だ。
私にとっては、
も、
という事しかない。
だって、サジタリーの婚約の為の日々は、本当に早かった。
「俺は別に出席する立場じゃない。確かに・・・父上から、区切りとして参加するか?とは聞かれたが、あの顔を見たら殴ってしまいそうだ」
「それは、駄目ね。自分で言ったじゃない。1度だけ手を挙げる、という言い訳はない、とね。皆からそんな風にサジタリーを見られたくない。それにあんな人、殴る価値もないわ。これから庶民になる人よ。もう、私達とは縁のない人だわ」
カチャンとカップを置いた。
庶民。
貴族。
言葉は簡単なのにとても隔たりと、世界が違う。
「そうだな。これで、終わったんだ」
「ええ、そうね」
サジタリーが優しく私の背中を撫でた。
その後すぐに、ホーン様が襲われたと連絡が入った。
滅多刺しにされ、命は助かったものの、執拗に足を刺され二度と立つこともなく、寝たきりの生活になるだろう、との事だった。
襲った犯人は女性。
だったそれだけ。
爵位返上の帰りに襲われたとの事だったが、帰りの道中、馬の休憩に川辺に止まった時に襲われたという事だった。
従者が離れていた隙に馬車の中へ入り襲った。
ただ、その従者は昔からザカリ侯爵家に使えていた者だったらしく、カテリナでは無い、とはっきりと断言した。
結局、遊んだ女性からの仕返し、という事になった。
その後ホーン様は、隠居した親の元へ引き取られ看病されているらしい。
噂では、ホーン様のご両親がカテリナを、と言うよりもカテリナの子供を必死に探しているという。
ホーン様の唯一の子供、つまりは跡取りになる。爵位が無くなったとしても、血筋は大切なのだろう。
自分から捨てたというのに、最後まで足掻く姿に嫌悪感しかなかった。
だが、結局捜し出す事は出来なかった。
それでいい。
もう、何もかもが闇の中に沈んでしまえばいいのだ。
消えて無くなる程に、
カテリナが存在さえ無かった程に。
そうして私はサジタリーと婚約し、婚儀を上げた。
パーティーが終わり、それから直ぐにザカリ家にも、あの四人にも、罪状が届くようになっている、とカイン様に言われた。
それからすぐホーン様は、爵位返上を申し出てきたそうだ。
相手がシュルク家だけであればまた、何か動いたかもしれないが、相手がカイン様とサジタリーが相手では、どうとも出来ないと、覚悟を決めたのだろう。
引き際は、今回は綺麗だった。
初めからそうしていれば良かったものを、とつい思うのは、きっと何時まで経っても思う事なんだろう。
「今日、ホーン様は爵位返上に来ているのでしょう?サジタリーは、参加しなくても良かったの?」
いつものように、サジタリーとソファで隣同士に座りお茶を飲んでいた。
王妃様の誕生日パーティーからひと月経った。
私にしたら、サジタリーの婚約が3ヶ月に控え嬉しくも忙しい日々だった。
でも、ザカリ侯爵家の事、いや、ホーン様の事は聞きたくない、と断りあれからどんな状態なのかは知らなかった。
ただ、ザカリ侯爵家の爵位返上は、さすがに誰もが気になるようで嫌でも耳に入ってきた。
ザカリ侯爵、とはそれだけ由緒正しい家柄だったと痛感するとともに、私にとっては嫌な思い出しか無かった。
1年。
それを、
たった、
と思うか、
も、
と思うかは、過ごした気持ち次第だ。
私にとっては、
も、
という事しかない。
だって、サジタリーの婚約の為の日々は、本当に早かった。
「俺は別に出席する立場じゃない。確かに・・・父上から、区切りとして参加するか?とは聞かれたが、あの顔を見たら殴ってしまいそうだ」
「それは、駄目ね。自分で言ったじゃない。1度だけ手を挙げる、という言い訳はない、とね。皆からそんな風にサジタリーを見られたくない。それにあんな人、殴る価値もないわ。これから庶民になる人よ。もう、私達とは縁のない人だわ」
カチャンとカップを置いた。
庶民。
貴族。
言葉は簡単なのにとても隔たりと、世界が違う。
「そうだな。これで、終わったんだ」
「ええ、そうね」
サジタリーが優しく私の背中を撫でた。
その後すぐに、ホーン様が襲われたと連絡が入った。
滅多刺しにされ、命は助かったものの、執拗に足を刺され二度と立つこともなく、寝たきりの生活になるだろう、との事だった。
襲った犯人は女性。
だったそれだけ。
爵位返上の帰りに襲われたとの事だったが、帰りの道中、馬の休憩に川辺に止まった時に襲われたという事だった。
従者が離れていた隙に馬車の中へ入り襲った。
ただ、その従者は昔からザカリ侯爵家に使えていた者だったらしく、カテリナでは無い、とはっきりと断言した。
結局、遊んだ女性からの仕返し、という事になった。
その後ホーン様は、隠居した親の元へ引き取られ看病されているらしい。
噂では、ホーン様のご両親がカテリナを、と言うよりもカテリナの子供を必死に探しているという。
ホーン様の唯一の子供、つまりは跡取りになる。爵位が無くなったとしても、血筋は大切なのだろう。
自分から捨てたというのに、最後まで足掻く姿に嫌悪感しかなかった。
だが、結局捜し出す事は出来なかった。
それでいい。
もう、何もかもが闇の中に沈んでしまえばいいのだ。
消えて無くなる程に、
カテリナが存在さえ無かった程に。
そうして私はサジタリーと婚約し、婚儀を上げた。
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