『オメガ・プロジェクト』~閉じられかけている世界に最新鋭の魔王を生み出す計画に選ばれたんやけれど~

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序章

プロローグ『始まり』

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事の始まり。
それは仕事を終えた青年。北白河きたしらかわ北斗ほくとがいつの間にか見知らぬ空間にいた事から始まる。
「ん?何やコレ?」
趣味も半ば兼ねている人外狩りのアルバイトの途中であった。社会の闇に潜み何も知らない人々の命を侵害する悪性の人外。その人外を狩るという北斗にとっては至極簡単なお仕事。
個人的にはやりがいも感じるし、道楽主義の北斗にとっては何よりも楽しい絶好の内容。
今回の標的は地方都市外れにある廃ホテルに巣食う蟹のような見た目の人外。心霊スポットを騙り怖いもの見たさでやって来たモノ好きな若人達を捕食している存在である。
人外としてはよくある内容で特に気にすることも無く最短で標的の元まで向かい最速で狩った北斗。一世代前の主力戦車の装甲程度の甲殻と鉄筋を容易に裁断できる鋏を持つ怪物であったが北斗には何も問題は無かった。
それを狩り終えた直後。突如、埃と腐臭の漂う場所から劇場の舞台のような今の場所に居たのであった。
「ひょっとして仕留め損なった?」
自分で言っておいて「そりゃ無いな…」と即座に断じた北斗。異空間に飛ばすなんて高度な芸当、あの怪物が持っているなんてとても考えられない。
それに人外の心臓部は今北斗の手元に在る。すでに冷たく脈動していないのが完全に討伐したという何よりの証拠であった。
「となったら別の方やな…なあそこに隠れとる?」
舞台袖に方向にそう問いかけた北斗。視線の先に在る気配は「ギクっ!?」とかかってあるカーテンを揺らす。
「いい加減出てきたらどうや?…別に無視しても構へんけれど、そん時は襲われても良えよって意思表示でこっちは捉えるで」
「わ、わかりましたわ!出ます!出ますの!!」
慌てた声と共に出てくる一つの人影。
北斗の目の前に現れたのは一人の少女であった。
西洋人形やお金持ちのご令嬢が身に着けるようなフリルが多くあしらわれた華美なドレス。
知性を感じさせるモノクル。
金色に輝く髪が眩しい容姿も同じく人形の様に非常に整っている。
そんな令嬢美少女であった。
「ほ、ほら~出ましたわよ。コレで襲いかからないですわよね~?」
「ああ、別の意味で襲いかかりそうやけれどな」
「…ッ!?」
「冗談やって」
北斗の軽口に身を守る仕草を見せた令嬢。
そんな令嬢の様子を見つつ北斗はその場に腰掛け胡坐をかいた。
「で、オタクは何者?……ほぉら自己紹介の重要シーンやで」
「うぐっ…絶妙にやり辛い雰囲気を作りましたわね…」
小声で毒吐く令嬢。仕切り直すように「コホン」と一つ咳払いをする。
そしてポーズを決めて名乗りを上げた。
わたくしの名はポラリス!この度開催されることと相成りました【オメガ・プロジェクト】。その運営を任せられた『従魔』の一人ですわ!」
「……へぇ~ぇ…そうなんや~ぁ…」
「って理解したフリしてなにスマホを取り出しておりますの!?」
「いや~脳になんかヤバイ電波もんでも受信しとんのかなぁ?思うて黄色い救急車をちょいとな…ここも電波通じとるみたいやし」
「オカシイ人扱いしないで下さいまし!私は正常、正常ですわ!……と言うよりこんな異空間にいらっしゃるのですから、今が普通じゃあないことぐらい受け入れても良いでしょうに!」
「わかっとるよ、わかった上で敢えて…やで」
「ッ~~~~~~~~~~~!!」
揶揄われていた事を理解し声にならない怒りを発する令嬢ことポラリス。
そんなポラリスを気にすることなく「まあ良えか」と北斗は呟く。
「んで、俺をこんなステキ空間に引き摺り込んだんは、その何チャラが関係しとるって事なんやな」
「切り替え方…何チャラではなく【オメガ・プロジェクト】!貴方は【オメガ】として認定されたので、この計画プロジェクトの参加者の一人として選ばれたのですわ!」
とそこでプロジェクトについて簡単に説明してくれたポラリス。

【オメガ・プロジェクト】
それはこの世界を前に進める為、ある存在が立ち上げた計画の事である。
【オメガ】と呼ばれる者達を計画に招き参加させ、様々なステージへと挑戦させクリアしてもらうのが本計画の大きな流れである。
そして計画によりとある存在に成長してもらうのが本計画の目的である。
計画参加者は他の参加者との敵対や共闘を経ながら進行してもらう事になるのである。

「成る程なぁ、競わせたり協力させたり…テレビゲームみたいなもんを実際にやらすってわけか…ところで【オメガ】って何やのそれにとある存在って?」
「…【オメガ】は【オメガ】ですわ。それはそれは…素晴らしいモノですわ」
「やからその素晴らしいモンってなぁに?」
「【オメガ】は【オメガ】以外の何者でもありませんわ!それ以上でもそれ以下でもなく!」
「…へぇ~ぇ…ほーか…ほーか……」
「…オホホ……」
「さぁ~て警察警察ポリスポリスっと…怪しい勧誘されたって事で良えやんな?」
「ええ問題ありませんわ……って、ありまくりですわッ!いいからしまって下さいましッ!!」
再びスマホを取り出し画面をタップし始めた北斗を止めるポラリス。胡坐をかいている彼を何とか抑えようとするがビクともしなかった。
「んじゃその【オメガ】っていうのが何か正直に答えんかい」
「それはその……うぅ……」

『魔王と成りうる者達さ』
そんな攻防戦に興じていた北斗とポラリスの元にそんな声が響く。
と同時に先程まで照らしていた頭上のスポットライトがガタリと落ちた。
暗闇と静寂が辺り一面を支配する。
その支配が限度にまで高まった次の瞬間、軽快な管楽器の音色と共に明かりが一斉に点灯した。
オーケストラのような大音楽団が北斗の周囲に現れ、勇壮な音楽を演奏し始める。
同時に舞台奥の階段からは踊り子が現れ舞い踊り始める。
まるで歌劇のような演出。徐々に高まっていく舞台上の熱。
そして演奏が最高潮まで達すると足元からの花火と共にこの演出の主人が現れる。
大半のスポットライトを頂戴し、階段上に現れたのは人型の形をした何かであった。
何か……と抽象的になってしまったのには訳がある。
それは人物の容姿である。
ハツラツとした少年のようであり、可憐な少女のようでもある。中性的。両性具有的な容姿。
燕尾服に嵩の高いシルクハットを身に纏い。肩には意匠付き外套をマントの様に身に着け、手にはステッキを持っている。
超越的な雰囲気を身に纏った人物であった。
「♪~」
熱が最高潮へとなった瞬間、ゆったりとした足取りで階段を下りていく彼/彼女。手にしているステッキを楽しそうにくるくると回す。
北斗達と同じ段に降りると、踊り子を従えながら踊り始める。
軽やかなステップで実に楽しそうに…。
そして全てのボルテージが最高潮まで達した時、決めポーズと共にその舞台は終わりを迎えた。

「ブラボーブラボー。ヅカった中々に良えモン見させてもろたわ」
拍手をした北斗。それに彼/彼女は恭しい礼で応える。
「で?次に登場したオタクは何者?次から次にえらい御大層なもんで」
「嗚呼すまない。突然の登場に名乗りは必要だったね……これを見てもらう事に夢中ですっかり失念していたよ……紙面前の読者も首を捻るだろう」
大仰な身振りで頭を下げる彼/彼女。最後の方、北斗にとっても訳が分からない部分があったが気にしないこととする。
彼/彼女は名乗りを上げる。
「ボクの名はアイン。この【オメガ・プロジェクト】の総統括をさせてもらう事になる。どうぞよろしく」
「んじゃあ、このポラ子の上司って訳かい…こちらこそよろしゅう」
「ポラっ!?……何ですのその愛称!しかも出会って早々ですのよ私達っ!」
「そんでアカンで、あんな胸筋の開かんセールストークをやらすように指導したら…たわわなモンの内側に本心隠したままやったら客が逃げてまうで」
「そっちの話ですの!?というよりセクハラッ!今のご時世で駄目な言葉が漏れ出てましたわ!!?」
「うんうん、それについてはご尤も…ボクもそう思ったよ、以後気を付ける様にボクからも言っておこう」
「アイン様もなに乗っておりますのッ!?」
「んで『魔王と成りうる者達』って?」
「切り替え方ぁ…もう良いですわ…」
意気投合したような掛け合いを続ける北斗とアインに諦めたポラリス。もうこれ以上ツッコまないと決めた。
「名前通りの意味さ…魔王と呼ばれる存在。その存在に成りうる者という意味さ」
「ゲームとかでよくある大魔王とか悪の組織の親玉とかそういうもん?市井の人々を恐怖のズンドコに陥れて、勇者やヒーロー達の正義の味方と戦うとか……」
「………悪魔や魔物等の魔族たちの王。世界を破滅へと導く邪悪の化身……それは塗りつけられたイメージ。愚かな一部の連中がこれ以上魔王を生み出さない為に造り出した勝手なイデオロギーだよ……本来の魔王とは違う…」

「本来の魔王。それは世界を更に未来さきへと進ませる変革者ゲームチェンジャ―に他ならない!」

「ほぉ…」
語気を強めたアイン。

元来、世界というのは度重なる変革とそれに伴う破壊により前に進んでいた。より良い世界を生み出す為に……今現在の世界の構造も一時の魔王が生み出した産物に過ぎないとアインは語る。
「だが変革により覇権が転がり込んできた一部の愚かな連中は、これ以上の変革を良しとしなかった…得た自らの利を守るために魔王という存在をそのように貶めた結果が今と言うわけだ……」
「へぇ……因みにある程度は分かんねんけれど、その愚かな連中って……」
「お察しの通り今現在の神々。正確には現内宇宙に存在する超常的権力を有する自称神性存在だ!」
今現在確認される世界を管理するこれ等から世界を奪還。破壊変革させるために魔王の存在が必要であるとアインは語る。

「そしてその絶対的な魔王はかいしゃとなりうる存在をボク等は『魔王適格者オメガ』と呼称……そしてその『魔王適格者』達を鍛え魔王へと導くために本計画を立ち上げたというわけさ!」
「成程なぁ~ぁ…ほらポラ子。こういう感じやで、こういう感じできっちり説明を入れな」
「まあそれが正しいのですが……魔王。北斗さんも最初勘違いされたようにあの魔王ですのよ?直球で言えば敬遠されるに決まっているじゃあありませんの」
「ソイツも分かる。というわけでアインやったっけ?アンタは一体どういう思惑を持ってそんなけったいな魔王もん生み出そうと考えとんの?」
「動機は非常に単純な話さ、ボクはその連中の敵となる存在であり……連中が閉じようとしている世界を未来さきに進め、不完全なこの世界がどうなるのか?その可能性まつろを見てみたい!」
「私も初めて聞かされましたわ!?そんなことが可能なのですの!!?」
「出来る。その為にボクは長く待ったし、ソレが出来る為のステージも考案した。十二分に可能だとボクは出来ると踏んでいる」
「ヒュウ♪わかりやすくて良い♪」
堂々と断言したアイン。北斗は口笛を吹く。
「手始めにボクの独断と偏見で『魔王適格者』と成り得るまたは成っている生物存在やつらをこの世界からざっと500名程度。ピックアップして参加をお願いしているわけ…君もその中の一人さ」
「そりゃ光栄」
「以上が現状説明できる全てだよ。そしてそれを聞いて君はこの計画に乗ってくれるかい?乗ってくれるなら……」

「この先に進んでほしい!」

そう言って展開された舞台。奥の階段が開きその奥から巨大な扉が現れる。
まるで食物を待つ大きな口の様に開け放たれる。
答えを待つかのようなアイン。
思案しているのか少し黙った後、北斗は再び口を開く。
「…一つだけ聞きたい事がある。個人的にゃあ一番重要な部分ことや」
「言える事なら何でも何なりと…」
「その計画、俺は『楽しめる』か?」
自らが求めた楽しみ。道楽を何よりのモチベーションで生きてきた北斗。これまでもそしてこれからも道楽それ以外で動く気は無い。
故に問う。
「……どうなるかどういった結末を辿るのかは今はまだ語れない。けれどこれだけは断言できるよ『楽しめる』よ君は必ず…ね」
「そっか……」
含みを持たせたアインの言葉。だがそれを聞けただけで北斗にとっては動くに足る十二分の回答であった。
扉に向かって足を踏み出す。
「良えやろ。それならアンタの企みに乗ったる」
悠々と扉を潜った北斗。含みを持たせたようなアインの言葉であったが、楽しければ目を瞑ってやると思う。
その回答を待っていたようにアインは笑みを浮かべた。
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