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11ー両思い?
しおりを挟む複数の馬車は行く。
そして僕は門から出て行くまで見送って踵を返した。
今だに心臓がばくばくする。
でも嬉しかった。
僕はフィーナが好きで、フィーナも僕のことを……
──ドゴォォン!
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