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こうして僕は、新しい先生の部屋の隣人になった。建前は隣人だけど、引っ越ししたその日の夜から先生の部屋に入り浸っている。
(でも、同棲してるわけじゃないし)
先生との約束だから、そこはちゃんと守った。週一回以上は部屋で寝るようにしているし、掃除や洗濯もちゃんとしている。服も必要最小限しか先生の部屋に持ち込んでない。
ご飯やお風呂は、先生の部屋のほうが多いとは思う。でも、同じだけ勉強もちゃんとやっている。そうしないと先生に注意されるからだ。高校は卒業したけど、何だか先生と生徒みたいな気がしてたまに複雑な気持ちになった。
それでも僕は嬉しかった。同棲みたいな毎日が楽しくて、大学に行くよりマンションに帰るときのほうがワクワクした。
(最初は本当に嬉しくて楽しかったんだ)
でも、段々不満に思うようになった。不満とは少し違うけど、ほかにうまく表現できる言葉が見つからない。とにかく僕は、先生ともっと恋人らしい毎日を送りたいんだ。そう思っていたからか、気がつけば「先生がセックスしてくれない」って悩みに変わっていた。
(実際、まだ二回しかしてないし)
一回目は引っ越しして割とすぐだった。初めてだったけど、ほんの少し怖くてそこそこ緊張して、そしてすごく気持ちよかった。先生とセックスしてるんだって思うだけで体が熱くなって、とにかく先生がしてくれること全部が嬉しかった。
二回目は六月になってからだった。それまでは僕も先生も新学期やら何やらで忙しくて、それどころじゃなかった。そしていまは七月、夏休み目前だ。
正直僕は悶々としていた。もっと恋人らしくイチャイチャしたりセックスしたりするものだと思っていたから拍子抜けもした。そりゃあ先生は僕よりずっと忙しいってわかっているけど、それでももう少しそういうことをしてもいいんじゃないだろうか。
(もしかして、もう僕のことそんなに好きじゃなくなったとか……)
そもそも先生は男が好きってわけじゃないんだと思う。はっきり聞いたことはないけど、別のクラスの人たちが「押尾先生って絶対五人以上と付き合ってるよな」と話していたのを聞いたことがある。何でも「これまで何人恋人がいた?」って聞かれた先生が「片手で収まるくらいだ」と答えたらしい。
あれだけかっこいいんだから、昔からモテモテだったはずだ。先生の彼女ならきっと美人だったに違いない。そう思った僕は、少しでもマシな見た目になりたくて大学に入ってからコンタクトレンズに変えた。鬱陶しかった前髪も切って、何なら髪も少しだけ染めて服もやぼったくならないように気をつけている。
(だって、先生に可愛いって思われたいから)
男の僕が可愛いを目指すのは変なんだろう。でも僕は可愛くなりたい。先生が「可愛い」って思う男になりたかった。
だけど、僕はどこまでいっても男だ。女の人みたいに可愛くないし、胸だって大きくはならない。汗臭くないように気をつけてはいるけど、大学ですれ違う女子たちみたいないい匂いはしないはずだ。
「……もしかして、セックスが気持ちよくなかったのかも」
口に出したら本当にそう思えてきた。だから先生は僕とセックスしないのかもしれない。気持ちよかったのは僕だけで、先生は気持ちよくなかったんだ。
そういえば準備も大変だった。ああいうことは、きっと女の人ならしなくて済むはず。そういうところも先生は嫌だったんじゃないだろうか。
「そっか、そうだよな。だって僕、男だもんな」
男だと口にしたら、それがそもそもの原因のような気がしてきた。
一度嫌なことを考えたらずるずる引きずるのが僕の悪い癖で、夜にはどん底かってくらい暗くなっていた。でも、そんな姿を先生に見せるわけにはいかない。先生に鬱陶しがられて嫌われるなんて嫌だ。僕は何度も口を動かしたりして、せめて暗い表情だけはしないように心がけた。
「大学で何かあったのか?」
「え?」
「そんな顔してるぞ」
帰ってきた先生に、早々にそう指摘されてしまった。慌てて笑顔を作って「何もないけど」と答える。
「おまえは相変わらず嘘が下手だな。何でもないのにそんな顔したりしないだろ」
先生は鋭い。きっと僕が無理に笑っているのに気づいたんだ。だからって落ち込んでいる理由は話せない。もし僕が話したことが決定打になってしまったら、先生とは恋人でいられなくなる。もちろんこうやって一緒に過ごすこともできない。
ずるいとは思うけど「だから何でもないって」と笑ってごまかした。だって、僕は大好きな先生と別れたくないんだ。
「まったく、どうせくだらないことでも考えたんだろ?」
くだらないことなんだろうか。恋人がセックスしてくれないのは、恋人にとって重要な問題じゃないんだろうか。
先生にとってはくだらないことなのかもしれない。先生は二十八歳で、先生から見たら十八歳の僕はまだまだ子どもだ。「セックスしたい」なんて、大人の先生からしたらくだらないことに違いない。
(こういうところも、きっと面倒だって思ってるんだ)
そう思ったら勝手に涙が浮かんできた。
「おまえな、何も言わずに泣き出すとか勘弁してくれ」
「どうせ、ひっく、僕は、ひっく、ガキだし」
「おまえなぁ」
先生の声が呆れたような雰囲気に変わった。先生の顔を見るのが怖くて俯くと、しゅるっとネクタイを解く音が聞こえてきた。
(呆れられた)
そう思ったらますます涙が出た。僕だって泣くつもりはなかったんだ。いろいろ考えたら出てしまっただけで、いまだって止めたいのに止まらなくて僕自身戸惑っている。
どうしよう、このままじゃ先生に嫌われてしまう。そう思ってずずっと鼻を啜ったら「泣くな」という先生の声が聞こえてきた。
「何か言いたいことがあるなら、ちゃんと言葉にしろ」
ぐいっと引き寄せられたかと思ったら、ドンと先生の肩に額がぶつかった。そのまま大きな手で後頭部を撫でるように抱きしめてくれる。
「せんせ、」
「泣かれるだけじゃ俺には何もわからない。言いたいことがあるなら言葉にしろ。ちゃんと聞くから」
先生の言葉に、僕はつっかえながらも自分の気持ちを話した。最後には「どうしてセックスしてくれないのか」なんて恥ずかしいことまで口にしていた。
「そんなことで泣いたのか」
「だって……もう僕のこと、好きじゃなくなったのかと思って」
「はぁぁ」
先生のため息が、ますます大きく長くなっているような気がする。
「あのな、学生の本分は勉強だろうが。おまえ、セックスどころか抜いただけで次の日の勉強、身に入ってないだろ」
「そんなことは……ないと、思うけど」
「声が小さくなるってことは、自覚はあるんだな」
身に覚えがありすぎて先生の顔を見ることができなかった。セックスはしていなくても抜き合うことは何度かしている。そういうことをした翌日は、たしかに大学でもボーッとすることが多くてノートも満足に取れなかった。
(ファーストキスの後みたいだ)
先生はきっとあのときの僕を思い出して、大学でもそうなっているに違いないと思ったんだろう。まさにそのとおりすぎて言い訳もできない。
「まったく、おまえってやつは」
「……僕は、ただ……」
「先生が好きで、恋人なんだと実感したくてセックスしたかった」とは言えなかった。だって、先生は僕のことを考えてしなかったってわかったから。それに気づけなかった僕は、ただ悶々としていることを先生にぶつけてしまった。そのうえ「もしかしてもう好きじゃなくなったんじゃ」なんてことまで考えた。
(やっぱり、僕はまだまだガキだ)
こんなことじゃ、そのうち本当に呆れられるかもしれない。それどころか、とっくに呆れられている可能性もある。
「ま、十八歳の健康な男子大学生なら性欲旺盛でもおかしくないがな」
「……それだけじゃ、ないし」
「わかってる」
「わかってない、と、思う」
悶々としていたのは本当だけど、だからって性欲だけで先生とセックスしたかったわけじゃない。いろいろ不安になって、それを解消したかったという焦りみたいなものもあった。それに、先生がまだ僕のことを好きでいてくれるのか確かめたかったんだ。
「今日は何曜日だ?」
「火曜日、だけど」
急にどうしたんだろう。何を言いたいのかわからなくて、そっと体を離して先生の顔を見上げる。
「平日はやらない。おまえの卒業に関わるからな。だから土曜まで待ってろ」
「へ?」
「土曜まで“待て”ができるか?」
ニヤリと笑った先生の顔にドキッとした。「待てができるか」っていうのは、つまりそういうことだ。
「できるか?」
「は、はいっ」
僕は顔を真っ赤にしながら勢いよく頷いた。
(でも、同棲してるわけじゃないし)
先生との約束だから、そこはちゃんと守った。週一回以上は部屋で寝るようにしているし、掃除や洗濯もちゃんとしている。服も必要最小限しか先生の部屋に持ち込んでない。
ご飯やお風呂は、先生の部屋のほうが多いとは思う。でも、同じだけ勉強もちゃんとやっている。そうしないと先生に注意されるからだ。高校は卒業したけど、何だか先生と生徒みたいな気がしてたまに複雑な気持ちになった。
それでも僕は嬉しかった。同棲みたいな毎日が楽しくて、大学に行くよりマンションに帰るときのほうがワクワクした。
(最初は本当に嬉しくて楽しかったんだ)
でも、段々不満に思うようになった。不満とは少し違うけど、ほかにうまく表現できる言葉が見つからない。とにかく僕は、先生ともっと恋人らしい毎日を送りたいんだ。そう思っていたからか、気がつけば「先生がセックスしてくれない」って悩みに変わっていた。
(実際、まだ二回しかしてないし)
一回目は引っ越しして割とすぐだった。初めてだったけど、ほんの少し怖くてそこそこ緊張して、そしてすごく気持ちよかった。先生とセックスしてるんだって思うだけで体が熱くなって、とにかく先生がしてくれること全部が嬉しかった。
二回目は六月になってからだった。それまでは僕も先生も新学期やら何やらで忙しくて、それどころじゃなかった。そしていまは七月、夏休み目前だ。
正直僕は悶々としていた。もっと恋人らしくイチャイチャしたりセックスしたりするものだと思っていたから拍子抜けもした。そりゃあ先生は僕よりずっと忙しいってわかっているけど、それでももう少しそういうことをしてもいいんじゃないだろうか。
(もしかして、もう僕のことそんなに好きじゃなくなったとか……)
そもそも先生は男が好きってわけじゃないんだと思う。はっきり聞いたことはないけど、別のクラスの人たちが「押尾先生って絶対五人以上と付き合ってるよな」と話していたのを聞いたことがある。何でも「これまで何人恋人がいた?」って聞かれた先生が「片手で収まるくらいだ」と答えたらしい。
あれだけかっこいいんだから、昔からモテモテだったはずだ。先生の彼女ならきっと美人だったに違いない。そう思った僕は、少しでもマシな見た目になりたくて大学に入ってからコンタクトレンズに変えた。鬱陶しかった前髪も切って、何なら髪も少しだけ染めて服もやぼったくならないように気をつけている。
(だって、先生に可愛いって思われたいから)
男の僕が可愛いを目指すのは変なんだろう。でも僕は可愛くなりたい。先生が「可愛い」って思う男になりたかった。
だけど、僕はどこまでいっても男だ。女の人みたいに可愛くないし、胸だって大きくはならない。汗臭くないように気をつけてはいるけど、大学ですれ違う女子たちみたいないい匂いはしないはずだ。
「……もしかして、セックスが気持ちよくなかったのかも」
口に出したら本当にそう思えてきた。だから先生は僕とセックスしないのかもしれない。気持ちよかったのは僕だけで、先生は気持ちよくなかったんだ。
そういえば準備も大変だった。ああいうことは、きっと女の人ならしなくて済むはず。そういうところも先生は嫌だったんじゃないだろうか。
「そっか、そうだよな。だって僕、男だもんな」
男だと口にしたら、それがそもそもの原因のような気がしてきた。
一度嫌なことを考えたらずるずる引きずるのが僕の悪い癖で、夜にはどん底かってくらい暗くなっていた。でも、そんな姿を先生に見せるわけにはいかない。先生に鬱陶しがられて嫌われるなんて嫌だ。僕は何度も口を動かしたりして、せめて暗い表情だけはしないように心がけた。
「大学で何かあったのか?」
「え?」
「そんな顔してるぞ」
帰ってきた先生に、早々にそう指摘されてしまった。慌てて笑顔を作って「何もないけど」と答える。
「おまえは相変わらず嘘が下手だな。何でもないのにそんな顔したりしないだろ」
先生は鋭い。きっと僕が無理に笑っているのに気づいたんだ。だからって落ち込んでいる理由は話せない。もし僕が話したことが決定打になってしまったら、先生とは恋人でいられなくなる。もちろんこうやって一緒に過ごすこともできない。
ずるいとは思うけど「だから何でもないって」と笑ってごまかした。だって、僕は大好きな先生と別れたくないんだ。
「まったく、どうせくだらないことでも考えたんだろ?」
くだらないことなんだろうか。恋人がセックスしてくれないのは、恋人にとって重要な問題じゃないんだろうか。
先生にとってはくだらないことなのかもしれない。先生は二十八歳で、先生から見たら十八歳の僕はまだまだ子どもだ。「セックスしたい」なんて、大人の先生からしたらくだらないことに違いない。
(こういうところも、きっと面倒だって思ってるんだ)
そう思ったら勝手に涙が浮かんできた。
「おまえな、何も言わずに泣き出すとか勘弁してくれ」
「どうせ、ひっく、僕は、ひっく、ガキだし」
「おまえなぁ」
先生の声が呆れたような雰囲気に変わった。先生の顔を見るのが怖くて俯くと、しゅるっとネクタイを解く音が聞こえてきた。
(呆れられた)
そう思ったらますます涙が出た。僕だって泣くつもりはなかったんだ。いろいろ考えたら出てしまっただけで、いまだって止めたいのに止まらなくて僕自身戸惑っている。
どうしよう、このままじゃ先生に嫌われてしまう。そう思ってずずっと鼻を啜ったら「泣くな」という先生の声が聞こえてきた。
「何か言いたいことがあるなら、ちゃんと言葉にしろ」
ぐいっと引き寄せられたかと思ったら、ドンと先生の肩に額がぶつかった。そのまま大きな手で後頭部を撫でるように抱きしめてくれる。
「せんせ、」
「泣かれるだけじゃ俺には何もわからない。言いたいことがあるなら言葉にしろ。ちゃんと聞くから」
先生の言葉に、僕はつっかえながらも自分の気持ちを話した。最後には「どうしてセックスしてくれないのか」なんて恥ずかしいことまで口にしていた。
「そんなことで泣いたのか」
「だって……もう僕のこと、好きじゃなくなったのかと思って」
「はぁぁ」
先生のため息が、ますます大きく長くなっているような気がする。
「あのな、学生の本分は勉強だろうが。おまえ、セックスどころか抜いただけで次の日の勉強、身に入ってないだろ」
「そんなことは……ないと、思うけど」
「声が小さくなるってことは、自覚はあるんだな」
身に覚えがありすぎて先生の顔を見ることができなかった。セックスはしていなくても抜き合うことは何度かしている。そういうことをした翌日は、たしかに大学でもボーッとすることが多くてノートも満足に取れなかった。
(ファーストキスの後みたいだ)
先生はきっとあのときの僕を思い出して、大学でもそうなっているに違いないと思ったんだろう。まさにそのとおりすぎて言い訳もできない。
「まったく、おまえってやつは」
「……僕は、ただ……」
「先生が好きで、恋人なんだと実感したくてセックスしたかった」とは言えなかった。だって、先生は僕のことを考えてしなかったってわかったから。それに気づけなかった僕は、ただ悶々としていることを先生にぶつけてしまった。そのうえ「もしかしてもう好きじゃなくなったんじゃ」なんてことまで考えた。
(やっぱり、僕はまだまだガキだ)
こんなことじゃ、そのうち本当に呆れられるかもしれない。それどころか、とっくに呆れられている可能性もある。
「ま、十八歳の健康な男子大学生なら性欲旺盛でもおかしくないがな」
「……それだけじゃ、ないし」
「わかってる」
「わかってない、と、思う」
悶々としていたのは本当だけど、だからって性欲だけで先生とセックスしたかったわけじゃない。いろいろ不安になって、それを解消したかったという焦りみたいなものもあった。それに、先生がまだ僕のことを好きでいてくれるのか確かめたかったんだ。
「今日は何曜日だ?」
「火曜日、だけど」
急にどうしたんだろう。何を言いたいのかわからなくて、そっと体を離して先生の顔を見上げる。
「平日はやらない。おまえの卒業に関わるからな。だから土曜まで待ってろ」
「へ?」
「土曜まで“待て”ができるか?」
ニヤリと笑った先生の顔にドキッとした。「待てができるか」っていうのは、つまりそういうことだ。
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