ビッグデータ探偵

なかの

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第61話 自動運転

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「そう、ここで少し自動運転の話をしたいのだけど」
僕らは歩様認証の話をしていた、そこでヒカルちゃんの手を借りる必要があるという話だった。そしてそのまえに現在の画像解析技術の最先端についておさらいする必要があった。

「自動タクシーとかですね、あれってどこまで進んでるんですか」
高崎くんが答える。ニュースで常に話題になっているから、なんとなく自動運転が進みつつあるということは知っているようだった。

「いい質問だね。これまた中国の話になってしまうんだけど、自動バスとか特定の場所だと運用されてるんだよね」
ぼくが簡単に説明する。やはりねこれもまた日本以外でだけど、だいぶ実用実験が進んでいる状態といえる。

「すごい」
高崎くんが驚く。そう、やはり今の僕らの身近にはなかなかそういうものがないからピンとこないけれども、かなり進んできている状態だ。

「一般の外国の車にもある程度のものは付いていて、高速道路とかある程度なら手を離していても大丈夫なんだ」
今の自動車業界はかなり人工知能に力を入れていて、とくにディープラーニング周りの画像エンジニアの取り合いになっている状態だ。日進月歩で進んでいて、今の最新の機種では、目で捉えることができない先の道を予測しているようなものまである。

「すごい!そんなに進んでるんですね」
高崎くんが驚く。そう日本の車でもちょっとしたサポート、自動駐車などは導入されつつある。

「そう。そうなんだ」
ぼくは頷いた。

「ここで昔の自動運転の話をすると、当時の自動運転はレーザーレンジファインダーというセンサーを使って3d空間を生成していたんだ。これはなかなか高価なものだったんだけど、一方この期間に爆発的に普及したものがある」
ぼくは自動運転の仕組みを説明する。自動運転の歴史はながく20年以上も研究されている。そしてこの短期間で一気に進んだものが一つある。

「あ、スマホのカメラですか?」
高崎くんが気がつく。

「勘がいいね!その通り!爆発的にデジタルカメラが普及して、解析技術も飛躍的に伸びた」
ぼくがいう。そうこれが大事だ。

「レーザーレンジファインダー?を超えたんですか」
高崎くんがさっき出てきた単語で質問した。

「そう。平面のカメラでも3Dを捉えられるセンサーと同じことができるようになりつつあるんだ」
ぼくは説明する。

「えーすごい」
高崎くんが言う。

「自動コンビニとかがそうだね」
ぼくは実用例を説明する。

「あ、外国にある手ぶらで入って持って出るだけで支払いが終わる魔法みたいなお店ですね」
高崎くんが言う。これもニュースとかでたくさん取り上げられた。

「そうあれは、普通のカメラを3000台置いて3D空間をマッピングするというものだ」
ぼくが説明する。そう店中にカメラをつけてすべての動きを把握するシステムだ。

「3000台!!」
高崎くんが驚く。

「そう、つまりそういうようなことが、平面カメラでできるってことだ」
ぼくがうなずく。

「あ、わかりました!」
高崎くんが言う。

「はい、高崎くん」
ぼくは高崎くんを先生のように指す

「つまり今まで撮ったビデオからそういうことができるってことですね!」
高崎くんがにっこりわらってそう言った。正解。
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