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第74話 見えなかった
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「ちょっと高崎くんの動きを撮ってみることできる?」
僕は言う。
せっかく高崎くんから良いアイデアが出たので少し試してみたくなったのだ。
こういうものがつぎの研究のアイデアになるかもしれない。
「できますよ!」
大和くんはそういいながら、作業した。
PCに付いているカメラでたかさきくんを写すそして、そこにはすでにボーンが表示されていた。彼女の可動するすべての角度がビジュアルで表示され、角度の一覧も数字で表示されている。
「あ、映ってますね!よし!見ててくださいね!」
高崎くんはそういいながら構えを取る。
そして大きく息を吸う。
ゆっくりと構えを変える。戦闘態勢だ。
「おお、すごい。それっぽい」
僕が言う。
ぼくはあまり格闘技を見たことがないけれども、なんとなく達人の動きのイメージはあった。
たしかにそういうような構えだった。
「ハッ!」
高崎くんが、声とともに正拳突きを放った。
風が疾る。
それは一瞬の出来事。
「速い!!」
僕がいう。
それはもう一般的なパンチの速さではなかった。
まさに見えない。
「すごいですね」
大和くんも驚く。
たしかに身近でこんなすごい動きを観れる機会はない。
彼女の大サービスだった。
「見えなかったんだよ!」
ヒカルちゃんのテンションが上がる。
彼女の言う通りほんとうに見えないスピードでの攻撃だった。
避けたり防御したり素人にはまず不可能だろう。
「これが調子良い時の動きですね」
高崎くんが言う。
調子がいい時はそういう軌道で攻撃が放てるということだろう。
「もう一回行きます!」
高崎くんは言う。
先ほどとは違う動きをするということだろう。
もう一度同じ構えをした。
「ハッ!」
高崎くんが、声とともにもう一度正拳突きを放った。
鋭い音ともに、風が疾った。
「はやーい!」
ヒカルちゃんが驚く。
くるとわかっていても全然目で追うことができない。
これが日本トップクラスの動き。
「これが調子が悪い時の動きです!」
高崎くんが言う。
彼女が言うには、最初の攻撃は調子の良い時の動き。
今の攻撃は良くない時の動き。らしかった。
「え?今の違うの??」
僕は言う。
そう、まったく違いがわからない。
僕らのプログラミングの差が素人からではまったくわからないのと同じことだろう。
高崎くんのこの差も達人が見ればわかるのかもしれない。
まったく同じ速度まったく同じ破壊力であるように見えた。
「全然違いますよぉ!」
高崎くんが笑う。
「この動きをしてる時に注意して欲しいです」
高崎くんが手首を動かしてそう言った。
そこにわずかな違いがあるという事だろう。
調子が悪いときに自分がどういう動きになってしまうのかを正確に把握しているのもそもそもかなりすごいことだ。
「すごい」
僕が言う。
達人クラスだとその違いを意識してたたかっているのだろうか。
「すごいですね」
大和くんがモニタに何か出していった。
違いのわからない僕らは機械の目に頼っていく。
「お、何か出た??」
僕は大和くんに聞いた。
僕は言う。
せっかく高崎くんから良いアイデアが出たので少し試してみたくなったのだ。
こういうものがつぎの研究のアイデアになるかもしれない。
「できますよ!」
大和くんはそういいながら、作業した。
PCに付いているカメラでたかさきくんを写すそして、そこにはすでにボーンが表示されていた。彼女の可動するすべての角度がビジュアルで表示され、角度の一覧も数字で表示されている。
「あ、映ってますね!よし!見ててくださいね!」
高崎くんはそういいながら構えを取る。
そして大きく息を吸う。
ゆっくりと構えを変える。戦闘態勢だ。
「おお、すごい。それっぽい」
僕が言う。
ぼくはあまり格闘技を見たことがないけれども、なんとなく達人の動きのイメージはあった。
たしかにそういうような構えだった。
「ハッ!」
高崎くんが、声とともに正拳突きを放った。
風が疾る。
それは一瞬の出来事。
「速い!!」
僕がいう。
それはもう一般的なパンチの速さではなかった。
まさに見えない。
「すごいですね」
大和くんも驚く。
たしかに身近でこんなすごい動きを観れる機会はない。
彼女の大サービスだった。
「見えなかったんだよ!」
ヒカルちゃんのテンションが上がる。
彼女の言う通りほんとうに見えないスピードでの攻撃だった。
避けたり防御したり素人にはまず不可能だろう。
「これが調子良い時の動きですね」
高崎くんが言う。
調子がいい時はそういう軌道で攻撃が放てるということだろう。
「もう一回行きます!」
高崎くんは言う。
先ほどとは違う動きをするということだろう。
もう一度同じ構えをした。
「ハッ!」
高崎くんが、声とともにもう一度正拳突きを放った。
鋭い音ともに、風が疾った。
「はやーい!」
ヒカルちゃんが驚く。
くるとわかっていても全然目で追うことができない。
これが日本トップクラスの動き。
「これが調子が悪い時の動きです!」
高崎くんが言う。
彼女が言うには、最初の攻撃は調子の良い時の動き。
今の攻撃は良くない時の動き。らしかった。
「え?今の違うの??」
僕は言う。
そう、まったく違いがわからない。
僕らのプログラミングの差が素人からではまったくわからないのと同じことだろう。
高崎くんのこの差も達人が見ればわかるのかもしれない。
まったく同じ速度まったく同じ破壊力であるように見えた。
「全然違いますよぉ!」
高崎くんが笑う。
「この動きをしてる時に注意して欲しいです」
高崎くんが手首を動かしてそう言った。
そこにわずかな違いがあるという事だろう。
調子が悪いときに自分がどういう動きになってしまうのかを正確に把握しているのもそもそもかなりすごいことだ。
「すごい」
僕が言う。
達人クラスだとその違いを意識してたたかっているのだろうか。
「すごいですね」
大和くんがモニタに何か出していった。
違いのわからない僕らは機械の目に頼っていく。
「お、何か出た??」
僕は大和くんに聞いた。
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