90 / 189
090 対ドラゴン戦
しおりを挟む
「アン・テイカァアあああああああああああああああああああああああああああ!」
コルネリアの凛々しい声と共に、極太のレーザーのような光が高速で振るわれる。
【アン・テイカー】。剣技の最終奥義。必殺の一撃だ。
しかも、コルネリアの持っているのは呪いを解除した聖剣。邪神とその手下であるモンスターへの特攻がある。いくらドラゴンといえども大ダメージは必至のはずだ。
コルネリアは最初からドラゴンの首を狙ったらしい。これが決まれば、ドラゴンの首も刎ねられるかもしれない。だが――――ッ!
迫る【アン・テイカー】の光の奔流に対して、ドラゴンはなりふり構わず右へとその身を投げ出した。
ズゴゴゴガガガガッ!!!
けたたましい音を立てて、ドラゴンがグラウンドへと身を投げ出した。
【アン・テイカー】を見てさすがに脅威を覚えたのだろうか。
しかし、そのせいでコルネリアの【アン・テイカー】は、ドラゴンの左の翼を消し飛ばすに終わってしまった。
最悪だ。
ドラゴンに勝てればよし。勝てなくても追い払えればいいと考えていたのに、ドラゴンの飛行能力を奪ってしまった。これではどちらかが死ぬか決死の戦いになってしまう。
「オール・ヒール」
「君は……!? なぜここに来てしまったのだ!」
「学園長、教師たちと下がっていてください」
オレは学園長や教師たちを癒すと、前に出る。
今、ドラゴンの視線はコルネリア一人に向けられている。このままではコルネリアばかりがドラゴンに狙われてしまって危険だ。視線を分散する必要がある。
「スロウ! フラッシュ! パニッシュ!」
オレはドラゴンに向けて魔法を連続で放つ。【スロウ】でドラゴンの動きを遅くし、【フラッシュ】でドラゴンの視界を奪う。【パニッシュ】は治癒魔法の使い手が使える数少ない攻撃魔法だ。
「リリーは魔法を! バッハは突っ込め!」
「ん」
「あーもう! 了解だ! おらああああ!」
リリーが杖をドラゴンに向けると、杖の先に巨大な岩が現れた。
「しゅーと」
リリーが呟くと同時に岩が目には追えないほどの高速でドラゴンにぶつかった。
「GYAAAAAAAAAAU!?」
岩はドラゴンの左肩に直撃し、ドラゴンの鱗を砕き、肉を削る。ドラゴンから黒い血が噴き出し、ドラゴンは悲痛な叫びをあげた。
オレはリリーが全力で魔法を使うのを初めて見た。まさか、これほどの威力があるとは……! やはりリリーのギフトは強力だ。
「まだ」
「え?」
驚いてリリーを見ると、リリーの杖の先には、目を疑うような大きな魔法陣があった。追撃か!?
「しゅーと」
呟くようなリリーの言葉。覇気のない声とは裏腹に、その魔法は強力だった。
空に巨大な魔法陣が展開し、まるで極太のレーザーのように打ち下ろされた幾筋もの光の奔流。それはまるで光の針でドラゴンを標本にするかのように打ち抜いた。
強力過ぎるほどに強力な魔法。オレはこんな魔法知らないぞ!?
そして、リリーはまだギフトを手に入れて二か月ほどしか経っていない。その間に倒したモンスターといえば、王都の近郊の森の弱いモンスターだけだ。それなのにこんな強力な魔法が使えるなんて……!
コルネリアの時も感じたが、リリーもその将来が恐ろしくなるほどの強さだ。
「二属性魔法!? それも光魔法の使い手じゃと!? それにこの魔法は!? いったい何が起こっておる!?」
背後から学園長の恐れるような声が聞こえた。同じ二属性の魔法を操る者として理解が追い付かないのだろう。
それはそうだ。リリーは七属性。すべての属性の魔法を使えるのだから。
「GUGAAAAAAAAAAAAAA!?」
グラウンドに光の柱で縫い付けられたドラゴンが抜け出そうと足掻いている。しかし、光の柱はビクともせずにドラゴンを拘束し続けた。
「うらああああああああああああ!」
ようやくドラゴンの足下にたどり着いたバッハの咆哮が聞こえた。バッハはドラゴンの足に飛び付くと、そのギフトを発動させる。
バッハのギフトは沸騰だ。バッハはすべての物質を触るだけで沸騰させることができる。それはドラゴンの硬い鱗も例外ではない。
ぼこぼことまるで融解するように波打つドラゴンの鱗。バッハの沸騰のギフトの効果だ。それは次第に範囲を広げていく。
「GYAU!?」
ドラゴンが手を振ってバッハを振り落とした。
「ヒール」
オレはすかさず叩き落されたバッハに【ヒール】をする。
「うおおおおおおお!」
バッハはすぐに立ち上がると、またドラゴンに飛び付いた。
ドラゴンにとってはバッハはかなり鬱陶しいだろう。
このまま勝てるか?
しかし、そうもいかないらしい。ドラゴンの口が光り、口から漆黒の炎が零れたのが見えた。ドラゴンの代名詞、ドラゴンブレスの予兆だ。
このままじゃヤバい。
「ヘイスト、クイック」
オレは魔法で強化した足を踏み出し、一気に加速する。一歩踏み出すごとに、見る見るうちにドラゴンの巨体へと近づいていく。
ドラゴンブレスは強力な全体範囲攻撃だ。それを防ぐ手段は……無い!
コルネリアの凛々しい声と共に、極太のレーザーのような光が高速で振るわれる。
【アン・テイカー】。剣技の最終奥義。必殺の一撃だ。
しかも、コルネリアの持っているのは呪いを解除した聖剣。邪神とその手下であるモンスターへの特攻がある。いくらドラゴンといえども大ダメージは必至のはずだ。
コルネリアは最初からドラゴンの首を狙ったらしい。これが決まれば、ドラゴンの首も刎ねられるかもしれない。だが――――ッ!
迫る【アン・テイカー】の光の奔流に対して、ドラゴンはなりふり構わず右へとその身を投げ出した。
ズゴゴゴガガガガッ!!!
けたたましい音を立てて、ドラゴンがグラウンドへと身を投げ出した。
【アン・テイカー】を見てさすがに脅威を覚えたのだろうか。
しかし、そのせいでコルネリアの【アン・テイカー】は、ドラゴンの左の翼を消し飛ばすに終わってしまった。
最悪だ。
ドラゴンに勝てればよし。勝てなくても追い払えればいいと考えていたのに、ドラゴンの飛行能力を奪ってしまった。これではどちらかが死ぬか決死の戦いになってしまう。
「オール・ヒール」
「君は……!? なぜここに来てしまったのだ!」
「学園長、教師たちと下がっていてください」
オレは学園長や教師たちを癒すと、前に出る。
今、ドラゴンの視線はコルネリア一人に向けられている。このままではコルネリアばかりがドラゴンに狙われてしまって危険だ。視線を分散する必要がある。
「スロウ! フラッシュ! パニッシュ!」
オレはドラゴンに向けて魔法を連続で放つ。【スロウ】でドラゴンの動きを遅くし、【フラッシュ】でドラゴンの視界を奪う。【パニッシュ】は治癒魔法の使い手が使える数少ない攻撃魔法だ。
「リリーは魔法を! バッハは突っ込め!」
「ん」
「あーもう! 了解だ! おらああああ!」
リリーが杖をドラゴンに向けると、杖の先に巨大な岩が現れた。
「しゅーと」
リリーが呟くと同時に岩が目には追えないほどの高速でドラゴンにぶつかった。
「GYAAAAAAAAAAU!?」
岩はドラゴンの左肩に直撃し、ドラゴンの鱗を砕き、肉を削る。ドラゴンから黒い血が噴き出し、ドラゴンは悲痛な叫びをあげた。
オレはリリーが全力で魔法を使うのを初めて見た。まさか、これほどの威力があるとは……! やはりリリーのギフトは強力だ。
「まだ」
「え?」
驚いてリリーを見ると、リリーの杖の先には、目を疑うような大きな魔法陣があった。追撃か!?
「しゅーと」
呟くようなリリーの言葉。覇気のない声とは裏腹に、その魔法は強力だった。
空に巨大な魔法陣が展開し、まるで極太のレーザーのように打ち下ろされた幾筋もの光の奔流。それはまるで光の針でドラゴンを標本にするかのように打ち抜いた。
強力過ぎるほどに強力な魔法。オレはこんな魔法知らないぞ!?
そして、リリーはまだギフトを手に入れて二か月ほどしか経っていない。その間に倒したモンスターといえば、王都の近郊の森の弱いモンスターだけだ。それなのにこんな強力な魔法が使えるなんて……!
コルネリアの時も感じたが、リリーもその将来が恐ろしくなるほどの強さだ。
「二属性魔法!? それも光魔法の使い手じゃと!? それにこの魔法は!? いったい何が起こっておる!?」
背後から学園長の恐れるような声が聞こえた。同じ二属性の魔法を操る者として理解が追い付かないのだろう。
それはそうだ。リリーは七属性。すべての属性の魔法を使えるのだから。
「GUGAAAAAAAAAAAAAA!?」
グラウンドに光の柱で縫い付けられたドラゴンが抜け出そうと足掻いている。しかし、光の柱はビクともせずにドラゴンを拘束し続けた。
「うらああああああああああああ!」
ようやくドラゴンの足下にたどり着いたバッハの咆哮が聞こえた。バッハはドラゴンの足に飛び付くと、そのギフトを発動させる。
バッハのギフトは沸騰だ。バッハはすべての物質を触るだけで沸騰させることができる。それはドラゴンの硬い鱗も例外ではない。
ぼこぼことまるで融解するように波打つドラゴンの鱗。バッハの沸騰のギフトの効果だ。それは次第に範囲を広げていく。
「GYAU!?」
ドラゴンが手を振ってバッハを振り落とした。
「ヒール」
オレはすかさず叩き落されたバッハに【ヒール】をする。
「うおおおおおおお!」
バッハはすぐに立ち上がると、またドラゴンに飛び付いた。
ドラゴンにとってはバッハはかなり鬱陶しいだろう。
このまま勝てるか?
しかし、そうもいかないらしい。ドラゴンの口が光り、口から漆黒の炎が零れたのが見えた。ドラゴンの代名詞、ドラゴンブレスの予兆だ。
このままじゃヤバい。
「ヘイスト、クイック」
オレは魔法で強化した足を踏み出し、一気に加速する。一歩踏み出すごとに、見る見るうちにドラゴンの巨体へと近づいていく。
ドラゴンブレスは強力な全体範囲攻撃だ。それを防ぐ手段は……無い!
38
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
ケモ耳っ娘になったからにはホントはモフられたい~前世はSランク冒険者だったのでこっそり無双します~
都鳥
ファンタジー
~前世の記憶を持つ少女は、再び魔王討伐を目指す~
私には前世の記憶がある。
Sランクの冒険者だった前世の私は、あるダンジョンでうっかり死んでしまい、狼の耳と尾をもつ獣人として転生した。
生まれ変わっても前世のスキルをそのまま受け継いでいた私は、幼い頃からこっそり体を鍛えてきた。
15歳になった私は、前世で暮らしていたこの町で、再び冒険者となる。
そして今度こそ、前世で果たせなかった夢を叶えよう。
====================
再び冒険者となったリリアンは、前世の知識と縁で手に入れた強さを隠しながら、新しい仲間たちと共にさらに上を目指す。そして前世の仲間との再会し、仲間たちのその後を知る。
リリアンの成長と共に、次第に明らかになっていく彼女の前世と世界の謎。。
その前世ではいったい何があったのか。そして彼女は何を成し遂げようとしているのか……
ケモ耳っ娘リリアンの新しい人生を辿りながら、並行して綴られる前世の物語。そして彼女と仲間たちの成長や少しずつ解かれる世界の真実を追う。そんな物語です。
-------------------
※若干の残酷描写や性的な事を連想させる表現があります。
※この作品は「小説家になろう」「ノベルアップ+」「カクヨム」にも掲載しております。
『HJ小説大賞2020後期』一次通過
『HJ小説大賞2021後期』一次通過
『第2回 一二三書房WEB小説大賞』一次通過
『ドリコムメディア大賞』中間予選通過
『マンガBANG×エイベックス・ピクチャーズ 第一回WEB小説大賞』一次通過
『第7回キネティックノベル大賞』一次通過
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた
砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。
彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。
そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。
死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。
その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。
しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、
主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。
自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、
寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。
結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、
自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……?
更新は昼頃になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる