没落貴族の愛され方

シオ

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 新しくなったスマホを色々と弄って遊んでいたその時、スマホが震えて着信を知らせた。表示された名前を見て、電話を取る。

「なんだよ、兄貴。電話なんて珍しいじゃん」
「ロキ、お前に知らせといた方がいいかと思ってな」

 電話は兄からだった。シェイナ家が運営するシェイナ綜合警備保障会社に務めるすぐ上の兄だ。今は勤務中だったと思ったが一体なんなんだ。

「俺の部下が報告してきたんだが、街の監視カメラにフィルリア家の御嫡男が襲われている映像が映っていた」
「フィルリア家の……って、まさか……セナ様なのか?」
「高解像度の映像で確認した。98%の確率で御嫡男だ」
「マジかよ……それ、やべぇって」
「だからお前に報告したんだ。あとの判断は任せる」
「なんで俺なんだよ! ラーフが知ったらどうなるか……!」
「それを考えるのが俺も怖いからお前に一任したんだ。詳しい場所は今、お前のスマホに送信しといた。じゃあな」
「あっ、ちょ、おい!!」

 電話が切れた。やばいやばいやばい。これはやばいやつだ。ラーフがあとからこの事態を知るというのが一番最悪のパターンだが、かといって敢えて知らせてもラーフが烈火のごとく怒るのは目に見えている。

 一番良いのは、俺がセナ様を救出して、事なきを得て、何事もなかったという状況にすることだ。こうしてはいられない。今すぐセナ様のところに行かなければ。

「今、セナがどうとか聞こえたな」

 振り返るまでもない。俺の背後に立っていたのは、ラーフだ。つい先ほどまで中庭で鍛錬をしていたというのに、いつの間に部屋の中に戻ってきていたのか。セナ様の名が聞こえて、ここにやって来たのだとしたら怪物並みの聴力だ。

「あー……そうだな、セナ様の名前を口にした」
「どういう要件だ? いや、聞くまでもないな。ロキ、時間が惜しい。どちらか選べ。社の人間がセナを連れ戻すか、俺が直々に行くか。どちらがいい?」

 声からして、ラーフの怒りはもうすでに頂点に達している。俺がどう抗おうが、もう事態は最悪に向かうしかないようだ。であるならば、最悪の中でもまだマシな結末に落ち着かせるしかない。

 俺は深いため息を吐いた。ラーフが外に出れば、何においても目立つのだ。写真を撮られるのもよくないし、外で暴力沙汰を起こせば色々と都合が悪いことになる。

「……会社の人員に動いてもらう方が良いと思う」
「ではそうしろ。セナはすぐに医務員に診せるように。セナを襲った奴は、必ず俺の前に連れて来い」

 すぐに俺は兄へ電話をし、ラーフの判断を伝えた。シェイナ綜合警備保障は多くの闘性魔術師を抱える最大手の警備会社だった。街の警備も多く請け負っている。実力のある闘性魔術師たちは、すぐにセナ様を救出するだろう。問題は、そのあとだった。

「ロキ。大罪人の身元をすぐに明らかにして、賞金首リストに登録しておけ」

 セナ様に手を出した人間を、大罪人と称した。ラーフは本気だ。自業自得とはいえ、大罪人たちに同情すらしてしまう。

 行政府が発行する賞金首リストに載れば、生死問わずでの撃退が合法になる。もちろん、これは通常、死者が出るような事件を犯した者に適用されるリストだが、シェイナ家の力をもってすれば、たえて万引き犯であってもリストに入れることが出来る。

 つまりラーフは、合法的にセナ様に手を出した奴を殺したいのだ。







 社に所属する闘性魔術師たちも、必死だった。これで捕り逃がしでもしたら、ラーフの怒りは彼らに向かうことになる。だからこそ必死の働きで、セナ様に手を出した愚か者たちを捕まえた。

 犯罪者たちが連れてこられた場所は、シェイナ綜合警備保障会社の地下倉庫。すでにセナ様は保護されていた。意識を失われているため社の医務室でお休みになられてる。

 ラーフはセナ様には会わなかった。セナ様に会う前に、怒りの処理をしなければならなかったのだ。

 セナ様を襲撃したのは、非魔法使いの若者二人。セナ様が、フィルリア家の御嫡男であることを理解し、魔術師であっても非力であると考え襲撃したらしかった。そして、身代金を要求しようというどこまでも稚拙で愚かな犯罪を計画だった。

 その計画を今、ラーフが聞き出した。ラーフによる事情聴取の結果、非魔法使いの二人は満身創痍になっている。

 ラーフの拳は一切の容赦もなく、彼らを打ちのめしたのだ。賞金首リストにはすでにこの二人の名前が並んでいる。ラーフは心置きなく彼らに制裁を下せるのだ。

「セナの頭部を鉄パイプで殴打したのはどっちだ」

 槍を手にした状態でラーフが問えば、片方が震える指でもう片方を指した。二人とも、すでにもう抗う気はない。ただ、もう許して欲しいというだけだった。当然、ラーフが許すはずもない。

「おっ、おれ、おれじゃない!! あいつがやれって言ったんだ!! 俺は言われた通りにしただけだ!!」
「そうか」

 直後、絶叫が響いた。ラーフが、セナ様を鉄パイプで殴った男の腕を、肩から切り落としたのだ。闘性魔術師が魔力を籠める武器は、何においても威力を増す。

 ラーフの槍は、コンクリートの塊であっても容易く両断するだろう。肉と骨など、ラーフとっては柔らかいものの部類だった。大量の血が噴出する。まだ腕が二本ついているもう一人の男は震えて失禁していた。

 今更己の行為を後悔しても遅いのだ。何においても、手をした相手が悪すぎた。今の魔法使いの中で最強とすら称されるラーフが、最も大切にしている人を傷つけたのだから。

「右利きかと思って、右腕を切り落としたが、もしかして左利きだったか? セナをどっちの手を使って殴ったんだ? とりあえず、セナを殴った手から罰する。おい、お前は左手は使ったか?」
「ああぁああぁ!! う、腕があぁあああぁ! いたいいたひっ!!」
「五月蠅い黙れ」

 喚く男の顔に手を向けて、その大きな手で顔面を掴む。そのままの勢いで顎関節を握りつぶし、粉砕した。 関節が砕かれ絶叫するが、この男はもう言葉を発せない。何もかもが呻き声のようになる。閉じなくなった口からは、血と涎が絶え間なく流れていた。

 ラーフは槍の先に炎を発生させ、切り落とした右肩に押し当てた。人の肉が焼ける匂いが充満する。男にとっては拷問であっただろうが、それは止血の意味も込められていた。

 とりあえず、これで右腕から出る血は止められる。まだ楽にはしない、というラーフの意思が込められており、俺はその行為に背筋が凍る思いだった。

「おい、こいつは左手でセナを殴ったか?」
「え……ぁ、ひっ……あ、あ……」
「さっさと答えろ」
「りょ、両手で、鉄パイプ、握ってた」
「そうか。じゃあ左手も罰を与えないといけないな」

 そうして再び、ラーフの槍が振るわれる。






 結局二人の男は、セナ様を殴った右腕、左腕、セナ様を拉致しようとした右足、左足をすべて切断され、それでもなお生かされた。切り離された手足はラーフの炎によって炭化され、復元は不可能となる。

 今後、義手義足で生きていくのかは知らないが、そもそも暴力による恐怖によって頭が可笑しくなっている。心に深い傷を負ったようだ。彼らは焦点の合わない目でぼうっとしていた。

「こいつらを警察に届けておいてくれ」
「……分かった」
「セナのところに行く」

 警察への連絡は兄に託し、俺はラーフのあとを追いかけた。ラーフの今回の行動は、大貴族であるがゆえに許されるだろう。賞金首リストにも入れているし、一応の筋は通っている。

 だが、やりすぎだと言わざるを得ない。昔からセナ様のことになると箍が外れるが、今回は過去の出来事と比べても最悪の事態になった。何度目かのため息を吐き捨てる。

「セナ」

 医務室で、セナ様は意識を取り戻していた。きょとんとした顔でベッドの上に腰かけている。

「……ラーフ? あれ、俺なんでここに……っていうか、ここは、どこだ?」
「セナは、街中で転んで頭を打って気絶してたんだよ。それをうちの会社の人間が見つけて、連れてきたんだ」
「じゃあ、ここはシェイナ家の会社か。……ていうか、俺転んだのか? でも……頭を強く叩かれたような……」

 ラーフは当たり前のように嘘をつくし、セナ様はあまり事件当時のことを覚えていないようで、真実はうやむやにされた。

「頭、もう痛くない? 大丈夫?」
「別に痛くないよ。どこで転んだんだろ……転ぶとか、なんか恥ずかしいな」
「何も恥ずかしいことじゃないよ」
「そうかな……っていうか、近い」

 ひとつのベッドの上に二人が乗り、ラーフがセナ様にぴったりと体をつけている。俺は二人の邪魔をしないように、部屋の隅の物陰に入り、存在を限りなく消した。こうでもしないと、ラーフに睨まれそうだったのだ。

「セナが倒れたって聞いて、凄く心配したよ」
「……それは、ごめん」
「ううん、大丈夫」

 ラーフは、セナ様を横から抱きしめて、その額に口付けをした。突然のことにセナ様がひどく驚いた顔をする。顔を赤らめて、ラーフが触れたところを手で押さえていた。

「なっ、なんだよ」
「セナの痛みを食べたんだよ」
「……それは俺の役目だっただろ」
「昔、たくさん食べてもらったから。その恩返しだよ。俺は、セナを守りたいんだ」

 守りたいという言葉は、ラーフの本心だった。大切で、愛おしい。だからこそ、守りたいのだ。

 優秀で、有能で、見目もよく、人格においても周囲からは最高と判断されるラーフ。そんな誰からも憧れられる存在だが、ラーフは何にも執着しないし、何も欲しない。

 ただひとつの例外がセナ様だった。

 セナ様さえ、ラーフのそばにいてくれるのなら、ラーフは聖人君子でいられるのだろう。だが、なかなか思う通りにはならないものだ。

「……ありがとう、ラーフ」
「どういたしまして」

 事実を誤認し、転んだところを助けてもらったと思っているセナ様は、恥ずかしそうに感謝を口にした。だが、事実を知ったらどんな反応を見せるのだろう。

 己は身代金目的に拉致されかけ、それを知ったラーフが犯人の手足を切り落とし、半殺しの状態にした。それを知った時、セナ様はどのような顔をするのか。

 当然、己の残虐行為をラーフがセナ様に伝えるわけもなく、知られぬようにあらゆる対処をするだろう。ラーフは、己の黒い部分を一切セナ様に見せたくないのだ。

「……あ! しまった、こんなに遅くなって、父さんが心配してるかも」
「大丈夫だよ、セナの御父上には俺から連絡してあるから」
「そうだったのか……何から何まで悪いな」
「いいんだ。俺はもっとセナに頼ってもらいたいんだよ」
「もう十分頼ってるよ」
「足りない。全然足りないよ。もっと頼って」

 エリアス城のことも助けてもらったし、とセナ様が付け加えた。少しばかり困った顔で笑うセナ様の手を取って、ラーフはそれを己の頬に添えた。大型犬が主人に撫でられたがっているようにしか見えなかった。

「……頼ってほしいなんて、変な奴」

 ラーフは、優秀で有能で完璧な人間だが、別の角度から見れば単なる異常者だ。たったひとりに執着して、そのたったひとりに関わると倫理すら失う。

 そんな奴を、変な奴、と笑って流してしまうセナ様に真実を伝えたい気持ちに駆られる。当然、そんなことをすればラーフに殺されるので、絶対に伝えないが。

「そういえば、今日はエリアス城に行ってたんだね。メッセージもらえて嬉しかった」
「ラーフの返事って早いし、長いよな。びっくりする」
「ごめんね、でもセナとメッセージ送りあえるのが嬉しくて」

 そういえば、昼間にラーフがひどく興奮していたのを思い出す。俺があげたスマホを介して、セナ様がラーフにメッセージを送って来たのだ。あの時のラーフの喜びようは凄まじく、ムービーを撮っておけば良かったと今になって後悔する。

「今度、一緒にエリアス城に行かないか?」

 予想外のセナ様からのお誘いに、ラーフの動きが止まる。少し前まで、セナ様はラーフから距離を置き、遠ざけていたのだ。であるのに、遠出に誘ってもらえるまでに関係が回復するとは。

「え……、いいの?」
「いいのって、あの城はラーフが買ってくれたんだろ」
「いや、あの、そんな……セナと出掛けられるなんて……信じられなくて」
「なんで? ……もしかして行きたくなかった?」
「そんなわけないだろ! 行きたいよ! めちゃくちゃ行きたい! いつ行く? 明日?」
「明日は学校だろ」

 くすくすと笑うセナ様を見て、ラーフが満面の笑みになる。数分前は感情を感じさせない冷徹なおもてで、犯罪者たちの手足を切りまくっていたというのに、凄い変わりようだ。ラーフが嬉しそうで、従者である俺も嬉しくなる。

「じゃあ、俺はそろそろ帰るよ」
「送っていく」
「大丈夫だって」
「心配だから、送らせて。お願い。ね?」
「……分かったよ」

 根負けしたセナ様が折れて、二人で部屋を出ていく。セナ様に向けるでれでれとした目が一瞬鋭くなり、背後に控えていた俺を睨んだ。ついてくるなよ、という目だった。そしてすぐにまた、でれでれとした目になり、セナ様を見つめる。

「なっ、なんで手つなぐんだよ!」
「セナが転ばないように」
「もう転ばない」
「心配だから、繋がせて」

 主人の変わりように半ば呆れながら、俺は事後処理を始めることにした。セナ様以外に興味がなく、セナ様以外の生命全てをどうでも良いと思っているラーフのため、セナ様が永遠にラーフのそばにいてくれることを俺は願わずにはいられなかった。

 同性結婚でもなんでもいいから、二人で幸せになってくれと俺は投げやりに祈る。
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