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「……ラーフ、おかえり」
夕方になって帰ってきたラーフを出迎える。抱きしめて、キスをした。毎日こんな風にラーフの帰りを待っていられたらいいのだが、大体は立場が逆になっている。
「ただいま。今日は早かったんだね」
「うん」
最近は食事の時間もずれていた。そんな日々を打破しようと、俺は出来る限りの御馳走を作ってラーフの腹を満たす。食事の間は、穏やかに会話をして楽しんだ。食後、紅茶を飲みながら二人で並んでソファに座る。体を密着させて、お互いの体温を感じていた。
「ラーフは最近、どう?」
「どうって? 急にどうしたの」
「……ここ最近、忙しくて全然ラーフと話してなかったなぁと思って」
「セナは研究会があったし、仕方ないよ」
大きな手が俺の頭を撫でる。そうして、忙しさにかまけて恋人とのふれあいを疎かにしていた俺を許した。
「ラーフは、俺にすごく優しいよね」
「そうかな?」
「うん、すごく優しいよ。……それで、ラーフは最近なにしてたの?」
「んー、いつも通りかなぁ。この地域の治安維持に務めて、あとは他地域から応援要請を受けたら、ちょっと遠出してたくらい」
「ラーフのおかげで、この街から犯罪が無くなったってみんな言ってるよ」
「無くなったっていうのは、ちょっと大げさじゃないかな」
「そんなことない」
街の賞金首は皆ラーフが捕まえて、その結果ラーフを恐れて悪いことをしようとしていた人が減ったのだ。ラーフはこの街の犯罪抑止力になっていた。
「それを言うなら俺は、ユリア様のご子息が街を楽しそうに歩いていて、街が華やかになったっていう意見を聞いたけどね」
「この街の人、母さんのこと好きな人が多いよね」
「それだけ魅力的な方だったってことだよ。もちろん、セナもね。……でも、セナの魅力を知るのは俺だけで良いよ」
もともと、この地方はフィルリアの領地だった。それゆえに、エリアス城もユギラ近郊にある。父さんと母さんは昔、よくこの街に来ていたそうで、俺の顔を見て母さんを思い出す人が結構いるのだ。
ティーカップを机に置いて、ラーフにもたれ掛る。顔を上げてラーフを見れば、ラーフもこちらを見ていて、容易くキスが出来た。
「ロキに何か言われた?」
「えっ、な、なんで」
「急にセナが俺のこと甘やかしてくれるから」
「……普段だって甘やかしてるつもりだけど」
「普段の倍は甘やかしてくれてるよ、今」
「……ロキに、ラーフを甘やかせてやってくれって言われて」
「なるほどね」
俺に凭れて来たラーフを受け止めて、その頭を撫でる。大型犬にじゃれつかれているような感覚があった。
「あいつもたまには、良いことを言う」
「やっぱり、甘えたりなかったんだ?」
「足りることなんてないよ。いつだってセナを求めてる」
ラーフは体を動かして、俺をソファの上に押し倒した。俺の上に覆いかぶさるラーフの影に、俺はすっぽりと入ってしまう。下から見上げるラーフはどこか妖艶で、どきりとしてしまった。
「今日は、抱いて良いってことだよね?」
「んー……っと、それは」
「駄目なの? そういうつもりなんだと思って、もうそういう気分になっちゃってるんだけど」
「……あんまり酷くしないなら、いいよ」
「俺はセナに酷いことはしないよ」
「そう……なんだけど」
確かに、ラーフは俺に乱暴したり、無理なペースで抱いたり、痛いことはしない。ただ、凄く長かったり、抜かずに何発も俺の中で果てたりして、体力的に苦しくなるのだ。だがそれは、俺に体力がないだけでラーフは飄々としている。第一線で戦う闘性魔術師に体力と精力で勝てるわけがないのだ。
「明日、大切な実験があるから、体調を万全にしなくちゃいけないんだ」
「分かった。セナの体調を損ねない程度にってことだね」
「本当に分かってる? 絶対に今の言葉を守ってくれる?」
「勿論だよ」
「……じゃあ、いいよ」
嬉しそうに微笑んだラーフが、俺の髪を撫でて結っていたリボンを解く。髪がソファの上で散らばったのが分かった。
「セナ、髪が伸びたね」
「切りに行く時間もないし、切るのも手間だし、邪魔だから結んでたけど……変かな?」
「凄く可愛いよ」
肩を少し過ぎるところまで伸びてしまった髪。ずぼらでしかないが、ラーフは気に入ってくれているようだった。
「でも、髪型のせいで余計に女の人と間違われるよ」
「間違われた結果、危ないことになってない? セナが可愛すぎて心配だよ」
「大丈夫。困ったときはロキも助けてくれるしね」
「本当は俺が助けたいんだけどなぁ」
首筋に顔を埋めて、ラーフがそこを舐めていく。くすぐったさが、そのまま下半身に響いて、俺の中心が熱を持った。
「ラーフは、また背が伸びた?」
「どうだろう。あんまり気にしてなかったけど」
「なんか、前より大きくなってる気がする」
「成長期なのかな?」
今らかまた成長するの?と笑いながら聞けば、どうだろうねとラーフも笑って返す。少しずつ、シャツのボタンが外されていた。俺はもう抗わない。
「ラーフが、どんどん格好よくなるから、俺だって心配だよ」
「俺はセナにしか興味がないから、大丈夫」
「でも、周りはラーフに興味津々だと思うけど」
「周囲が俺にどんな感情を向けてきても、俺には関係ない。俺が自分から感情を向けるのは、セナだけだよ」
「……なんでそんな、格好いいこと言うの」
「今の格好良かったの?」
「うん」
俺を何度惚れさせれば気が済むのだろう。一緒に暮らして、ラーフの格好良さにも慣れていくかと思ったが、全くそんなことはなかった。何回も惚れて、何回も好きになって。その繰り返しだ。
「セナ、俺のこと好き?」
「……大好き。……ラーフは?」
「もちろん、大好きだよ」
シャツのボタンは全て外され、俺の胸と臍が露わになる。じっとラーフが見ていた。恥ずかしい。
ゆっくりとラーフが俺の体に近付いて、胸に唇を付けた。ちゅう、と軽く吸われる。もう駄目だ。俺はもうラーフに突っ込んで欲しくて堪らなくなってしまった。唇を付けたまま、舌先でぐりぐりと胸の突起を刺激される。もう片方の突起も、ラーフの手がぐりぐりと強く触るので、すぐに固くなってしまった。
強い快感に腰が浮く。足の指は固く丸まって、強すぎる快楽に耐えるよう、体が強張っていた。
「……っ、ラーフは、いつも、俺のこと守ってくれてるよね」
「俺は、セナを守るために生まれてきたんだ」
唇を離して、胸の上でそんな言葉をくれた。呼気が敏感な肌の上を駆け抜けて、それだけで脊髄がぞくぞくと粟立つ。再びラーフが俺の胸を舐める。胸全体を軽く食んだり、先端を集中的に弄ったり。涙が零れる。気持ち良すぎたのだ。
「っ、あっ、らーふ、そこばっか……やぁっ、……っ」
「俺はセナの胸が大好きなんだ。男のセナが、俺の女になってる感じがして、すごく好き」
「でもっ、そこ、そこばっかだと……っ、痛い……っ」
「順番に全部可愛がってあげるから、待っててね」
ラーフが俺のズボンに手を掛けて前を寛げる。そして、下着を勢いよく下げた。直後、ぶるん、と勢いよく立ち上がる俺のもの。すでにガチガチになって、先走りをだらだらと垂らしていたのだ。
「すごい。セナも溜まってたんじゃないの?」
「わ、かんな……っ、あっ」
俺の先走ったもののぬめりを利用して、ラーフの手が俺を扱く。直接与えられるその摩擦と熱に、頭ではもう何も考えられなくなっていた。早く欲しい。一番深くて、一番悦いところに。ラーフのものを埋めて欲しかった。
「触れ合えなかった分、全部埋め合わせしてね、セナ」
夕方になって帰ってきたラーフを出迎える。抱きしめて、キスをした。毎日こんな風にラーフの帰りを待っていられたらいいのだが、大体は立場が逆になっている。
「ただいま。今日は早かったんだね」
「うん」
最近は食事の時間もずれていた。そんな日々を打破しようと、俺は出来る限りの御馳走を作ってラーフの腹を満たす。食事の間は、穏やかに会話をして楽しんだ。食後、紅茶を飲みながら二人で並んでソファに座る。体を密着させて、お互いの体温を感じていた。
「ラーフは最近、どう?」
「どうって? 急にどうしたの」
「……ここ最近、忙しくて全然ラーフと話してなかったなぁと思って」
「セナは研究会があったし、仕方ないよ」
大きな手が俺の頭を撫でる。そうして、忙しさにかまけて恋人とのふれあいを疎かにしていた俺を許した。
「ラーフは、俺にすごく優しいよね」
「そうかな?」
「うん、すごく優しいよ。……それで、ラーフは最近なにしてたの?」
「んー、いつも通りかなぁ。この地域の治安維持に務めて、あとは他地域から応援要請を受けたら、ちょっと遠出してたくらい」
「ラーフのおかげで、この街から犯罪が無くなったってみんな言ってるよ」
「無くなったっていうのは、ちょっと大げさじゃないかな」
「そんなことない」
街の賞金首は皆ラーフが捕まえて、その結果ラーフを恐れて悪いことをしようとしていた人が減ったのだ。ラーフはこの街の犯罪抑止力になっていた。
「それを言うなら俺は、ユリア様のご子息が街を楽しそうに歩いていて、街が華やかになったっていう意見を聞いたけどね」
「この街の人、母さんのこと好きな人が多いよね」
「それだけ魅力的な方だったってことだよ。もちろん、セナもね。……でも、セナの魅力を知るのは俺だけで良いよ」
もともと、この地方はフィルリアの領地だった。それゆえに、エリアス城もユギラ近郊にある。父さんと母さんは昔、よくこの街に来ていたそうで、俺の顔を見て母さんを思い出す人が結構いるのだ。
ティーカップを机に置いて、ラーフにもたれ掛る。顔を上げてラーフを見れば、ラーフもこちらを見ていて、容易くキスが出来た。
「ロキに何か言われた?」
「えっ、な、なんで」
「急にセナが俺のこと甘やかしてくれるから」
「……普段だって甘やかしてるつもりだけど」
「普段の倍は甘やかしてくれてるよ、今」
「……ロキに、ラーフを甘やかせてやってくれって言われて」
「なるほどね」
俺に凭れて来たラーフを受け止めて、その頭を撫でる。大型犬にじゃれつかれているような感覚があった。
「あいつもたまには、良いことを言う」
「やっぱり、甘えたりなかったんだ?」
「足りることなんてないよ。いつだってセナを求めてる」
ラーフは体を動かして、俺をソファの上に押し倒した。俺の上に覆いかぶさるラーフの影に、俺はすっぽりと入ってしまう。下から見上げるラーフはどこか妖艶で、どきりとしてしまった。
「今日は、抱いて良いってことだよね?」
「んー……っと、それは」
「駄目なの? そういうつもりなんだと思って、もうそういう気分になっちゃってるんだけど」
「……あんまり酷くしないなら、いいよ」
「俺はセナに酷いことはしないよ」
「そう……なんだけど」
確かに、ラーフは俺に乱暴したり、無理なペースで抱いたり、痛いことはしない。ただ、凄く長かったり、抜かずに何発も俺の中で果てたりして、体力的に苦しくなるのだ。だがそれは、俺に体力がないだけでラーフは飄々としている。第一線で戦う闘性魔術師に体力と精力で勝てるわけがないのだ。
「明日、大切な実験があるから、体調を万全にしなくちゃいけないんだ」
「分かった。セナの体調を損ねない程度にってことだね」
「本当に分かってる? 絶対に今の言葉を守ってくれる?」
「勿論だよ」
「……じゃあ、いいよ」
嬉しそうに微笑んだラーフが、俺の髪を撫でて結っていたリボンを解く。髪がソファの上で散らばったのが分かった。
「セナ、髪が伸びたね」
「切りに行く時間もないし、切るのも手間だし、邪魔だから結んでたけど……変かな?」
「凄く可愛いよ」
肩を少し過ぎるところまで伸びてしまった髪。ずぼらでしかないが、ラーフは気に入ってくれているようだった。
「でも、髪型のせいで余計に女の人と間違われるよ」
「間違われた結果、危ないことになってない? セナが可愛すぎて心配だよ」
「大丈夫。困ったときはロキも助けてくれるしね」
「本当は俺が助けたいんだけどなぁ」
首筋に顔を埋めて、ラーフがそこを舐めていく。くすぐったさが、そのまま下半身に響いて、俺の中心が熱を持った。
「ラーフは、また背が伸びた?」
「どうだろう。あんまり気にしてなかったけど」
「なんか、前より大きくなってる気がする」
「成長期なのかな?」
今らかまた成長するの?と笑いながら聞けば、どうだろうねとラーフも笑って返す。少しずつ、シャツのボタンが外されていた。俺はもう抗わない。
「ラーフが、どんどん格好よくなるから、俺だって心配だよ」
「俺はセナにしか興味がないから、大丈夫」
「でも、周りはラーフに興味津々だと思うけど」
「周囲が俺にどんな感情を向けてきても、俺には関係ない。俺が自分から感情を向けるのは、セナだけだよ」
「……なんでそんな、格好いいこと言うの」
「今の格好良かったの?」
「うん」
俺を何度惚れさせれば気が済むのだろう。一緒に暮らして、ラーフの格好良さにも慣れていくかと思ったが、全くそんなことはなかった。何回も惚れて、何回も好きになって。その繰り返しだ。
「セナ、俺のこと好き?」
「……大好き。……ラーフは?」
「もちろん、大好きだよ」
シャツのボタンは全て外され、俺の胸と臍が露わになる。じっとラーフが見ていた。恥ずかしい。
ゆっくりとラーフが俺の体に近付いて、胸に唇を付けた。ちゅう、と軽く吸われる。もう駄目だ。俺はもうラーフに突っ込んで欲しくて堪らなくなってしまった。唇を付けたまま、舌先でぐりぐりと胸の突起を刺激される。もう片方の突起も、ラーフの手がぐりぐりと強く触るので、すぐに固くなってしまった。
強い快感に腰が浮く。足の指は固く丸まって、強すぎる快楽に耐えるよう、体が強張っていた。
「……っ、ラーフは、いつも、俺のこと守ってくれてるよね」
「俺は、セナを守るために生まれてきたんだ」
唇を離して、胸の上でそんな言葉をくれた。呼気が敏感な肌の上を駆け抜けて、それだけで脊髄がぞくぞくと粟立つ。再びラーフが俺の胸を舐める。胸全体を軽く食んだり、先端を集中的に弄ったり。涙が零れる。気持ち良すぎたのだ。
「っ、あっ、らーふ、そこばっか……やぁっ、……っ」
「俺はセナの胸が大好きなんだ。男のセナが、俺の女になってる感じがして、すごく好き」
「でもっ、そこ、そこばっかだと……っ、痛い……っ」
「順番に全部可愛がってあげるから、待っててね」
ラーフが俺のズボンに手を掛けて前を寛げる。そして、下着を勢いよく下げた。直後、ぶるん、と勢いよく立ち上がる俺のもの。すでにガチガチになって、先走りをだらだらと垂らしていたのだ。
「すごい。セナも溜まってたんじゃないの?」
「わ、かんな……っ、あっ」
俺の先走ったもののぬめりを利用して、ラーフの手が俺を扱く。直接与えられるその摩擦と熱に、頭ではもう何も考えられなくなっていた。早く欲しい。一番深くて、一番悦いところに。ラーフのものを埋めて欲しかった。
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