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「ヨルハなんて嫌いだ。顔だって見たくない」
なんて酷い言葉を吐いたのだろう。
そんなこと、これっぽっちも思っていないのに。
「遠くへ行って、二度と僕の前に現われないで」
さよなら、ヨルハ。
僕のすべて。
母親の顔も、父親の顔も知らない。生まれた場所も、よく分からない。思えば、昔から大人たちは僕を見ては面倒臭そうな顔をしていた。
色々な人の手に渡り、なんとか必死に生きてみたけれど、特に良いことはなかった。幸せではなく、飛び切りの不幸でもなく。何も感じないままに、ただ呼吸を繰り返す。
誰なのか全く分からない男に手を引かれて歩いたのは、恐らく十歳くらいの時だったのだろう。寒い日で、手足がかじかんでいたことを思い出す。
刺すような冷たさに不釣合いな程、僕は薄着だった。履いていた靴には穴が開いていて、そこから出た足の指が雪に触れているような有様だった。
どこに連れて行かれるのだろう。出来れば、あまり折檻されないところがいい。寝る時間さえ与えられず働かされる、なんて場所じゃないといい。けれど、希望は抱かない。どこに行ったってそこは必ず地獄なのだから。
「高値で売れて良かったぜ」
僕の手を握る男がそう言って笑っていた。辿り着いた場所で手を離され、そこで僕を待ち受けていた人物が僕の手を握った。
綺麗な場所だった。案内された室内は温かくて、絨毯が敷いてあったのだ。暖炉にくべられた薪がパチパチと音を立てて燃え盛っている。温かい。ただ、そのことをよく覚えている。
僕を待ち受けていた男は、ブランデンと名乗った。彼は今までに僕が出会った誰よりも優しい口調で説明を始める。
ここが男娼を提供する娼館であること。僕は男娼として売られたということ。体を売る仕事ではあるけれど、また年若いので暫くは下働きになるということ。
ミファロストという名のこの娼館が、これからは僕の家であるということ。ブランデンはしっかりと、言い聞かせるように僕に話した。
そうして始まった新生活だったけれど、特に、何も変わらない日々だった。むしろ、三食付きで温かいベッドも与えられて、生活の質が向上したようにも思えたほどだった。
ミファロストにいる二十人ほどの男娼たち。彼らの部屋の掃除をし、彼らの身の回りの雑務をこなし、一日が過ぎていく。
自分と同じ境遇の子供たちは十人ほどいた。いずれ、男娼となる子供たちだ。一人ではないということが、少しばかり心強かった。
そんな日々が一年ほど続き、ミファロストでの生活に慣れてきた頃。僕は、同じ年頃の一人の少年と出会った。奴隷としてやって来た彼は周囲に敵意を振り撒き、怒りに満ちた目で世界を睨んでいた。
その少年の名は、ヨルハと言った。
少年は体中に怪我を負っており、それはここに来るまでの間になされた折檻の痕だということだった。僕はその手当を命じられ、恐る恐る彼が繋がれた牢へと入って行った。
血が固まり、皮膚にこびりついている。それを拭おうと濡れた布を持って近づいた。その瞬間、激しい一瞥を食らったのだ。
「触るな」
「……でも、怪我が」
少年の声は強烈な意志に充ちて、奴隷などという立場に貶められて良い者の声ではなかった。何も感じず、虚ろを抱えて生きる僕とは、何もかもが異なっていたのだ。
「たとえ、この傷が原因で死ぬことになっても、お前達に手当されるくらいなら、俺は死を選ぶ」
あまりにも高潔で、僕は戸惑った。今まで僕の周りにいたのは怠惰で暴力的で、常に他人を嫉み、悪罵を漏らすような人達だった。彼はあまりにも眩しかった。
「お前達、っていう言葉がここの主人たちを指すなら、僕は全然違うよ。むしろ、君と同じ。僕は男娼として買われたんだ」
「……ウェテ」
この地域一帯に根付くヌルシラ神話に出てくる愛の神。男でありながら、男に愛され、男と体を重ねる逸話が多いその神の名が今では男娼という意味を持っている。
「お前がウェテだっていうなら、なんで俺の手当なんてするんだよ」
「僕はまだ見習いだから。実際にお客を取るのはまだまだ先だよ。今はまだ下働き。だから、命令されたから何でもやらなくちゃいけないんだ。君の手当だって、そのひとつだよ」
「……手当なんていらない」
「でも痛そうだよ」
「痛くなんてない」
少しずつ、少しずつ距離を詰める。彼は首輪をされ、足枷をつけられていた。首輪と足枷から伸びる鎖が牢の隅に繋がっている。自由は一切ない。
「お願いだから手当をさせて。じゃないと、僕が罰を受けることになる」
「……、……勝手にしろ」
「ありがとう」
確かに、彼が手当に応じてくれなければ僕が折檻を受けることになるだろう。けれど、そんなことはどうでも良かった。彼が手当を受け入れてくれるなら、どんな言葉でも口にした。そうして僕は、彼に触れることを許されたのだ。僕はゆっくり、そっと、固まった血を拭っていく。
「名前は、なんて言うの?」
「……ヨルハ」
「ヨルハ」
彼の名前を口にしてみた。ヨルハ。初めて舌先でなぞる音だった。それなのに、どうしてこんなにも口に容易く馴染むのだろう。
「僕はアサヒ。よろしくね、ヨルハ」
濡れた布でそっと傷跡に触れる。僕の目は彼の体を眺めていた。褐色の肌に黒く短い髪。腕や足は筋肉質で、運動が得意そうだななんてぼんやり考えていた。
それが僕たちの出会い。
傷ついた奴隷と
未来の無い男娼。
世界から見捨てられた僕たちの、出会いだった。
なんて酷い言葉を吐いたのだろう。
そんなこと、これっぽっちも思っていないのに。
「遠くへ行って、二度と僕の前に現われないで」
さよなら、ヨルハ。
僕のすべて。
母親の顔も、父親の顔も知らない。生まれた場所も、よく分からない。思えば、昔から大人たちは僕を見ては面倒臭そうな顔をしていた。
色々な人の手に渡り、なんとか必死に生きてみたけれど、特に良いことはなかった。幸せではなく、飛び切りの不幸でもなく。何も感じないままに、ただ呼吸を繰り返す。
誰なのか全く分からない男に手を引かれて歩いたのは、恐らく十歳くらいの時だったのだろう。寒い日で、手足がかじかんでいたことを思い出す。
刺すような冷たさに不釣合いな程、僕は薄着だった。履いていた靴には穴が開いていて、そこから出た足の指が雪に触れているような有様だった。
どこに連れて行かれるのだろう。出来れば、あまり折檻されないところがいい。寝る時間さえ与えられず働かされる、なんて場所じゃないといい。けれど、希望は抱かない。どこに行ったってそこは必ず地獄なのだから。
「高値で売れて良かったぜ」
僕の手を握る男がそう言って笑っていた。辿り着いた場所で手を離され、そこで僕を待ち受けていた人物が僕の手を握った。
綺麗な場所だった。案内された室内は温かくて、絨毯が敷いてあったのだ。暖炉にくべられた薪がパチパチと音を立てて燃え盛っている。温かい。ただ、そのことをよく覚えている。
僕を待ち受けていた男は、ブランデンと名乗った。彼は今までに僕が出会った誰よりも優しい口調で説明を始める。
ここが男娼を提供する娼館であること。僕は男娼として売られたということ。体を売る仕事ではあるけれど、また年若いので暫くは下働きになるということ。
ミファロストという名のこの娼館が、これからは僕の家であるということ。ブランデンはしっかりと、言い聞かせるように僕に話した。
そうして始まった新生活だったけれど、特に、何も変わらない日々だった。むしろ、三食付きで温かいベッドも与えられて、生活の質が向上したようにも思えたほどだった。
ミファロストにいる二十人ほどの男娼たち。彼らの部屋の掃除をし、彼らの身の回りの雑務をこなし、一日が過ぎていく。
自分と同じ境遇の子供たちは十人ほどいた。いずれ、男娼となる子供たちだ。一人ではないということが、少しばかり心強かった。
そんな日々が一年ほど続き、ミファロストでの生活に慣れてきた頃。僕は、同じ年頃の一人の少年と出会った。奴隷としてやって来た彼は周囲に敵意を振り撒き、怒りに満ちた目で世界を睨んでいた。
その少年の名は、ヨルハと言った。
少年は体中に怪我を負っており、それはここに来るまでの間になされた折檻の痕だということだった。僕はその手当を命じられ、恐る恐る彼が繋がれた牢へと入って行った。
血が固まり、皮膚にこびりついている。それを拭おうと濡れた布を持って近づいた。その瞬間、激しい一瞥を食らったのだ。
「触るな」
「……でも、怪我が」
少年の声は強烈な意志に充ちて、奴隷などという立場に貶められて良い者の声ではなかった。何も感じず、虚ろを抱えて生きる僕とは、何もかもが異なっていたのだ。
「たとえ、この傷が原因で死ぬことになっても、お前達に手当されるくらいなら、俺は死を選ぶ」
あまりにも高潔で、僕は戸惑った。今まで僕の周りにいたのは怠惰で暴力的で、常に他人を嫉み、悪罵を漏らすような人達だった。彼はあまりにも眩しかった。
「お前達、っていう言葉がここの主人たちを指すなら、僕は全然違うよ。むしろ、君と同じ。僕は男娼として買われたんだ」
「……ウェテ」
この地域一帯に根付くヌルシラ神話に出てくる愛の神。男でありながら、男に愛され、男と体を重ねる逸話が多いその神の名が今では男娼という意味を持っている。
「お前がウェテだっていうなら、なんで俺の手当なんてするんだよ」
「僕はまだ見習いだから。実際にお客を取るのはまだまだ先だよ。今はまだ下働き。だから、命令されたから何でもやらなくちゃいけないんだ。君の手当だって、そのひとつだよ」
「……手当なんていらない」
「でも痛そうだよ」
「痛くなんてない」
少しずつ、少しずつ距離を詰める。彼は首輪をされ、足枷をつけられていた。首輪と足枷から伸びる鎖が牢の隅に繋がっている。自由は一切ない。
「お願いだから手当をさせて。じゃないと、僕が罰を受けることになる」
「……、……勝手にしろ」
「ありがとう」
確かに、彼が手当に応じてくれなければ僕が折檻を受けることになるだろう。けれど、そんなことはどうでも良かった。彼が手当を受け入れてくれるなら、どんな言葉でも口にした。そうして僕は、彼に触れることを許されたのだ。僕はゆっくり、そっと、固まった血を拭っていく。
「名前は、なんて言うの?」
「……ヨルハ」
「ヨルハ」
彼の名前を口にしてみた。ヨルハ。初めて舌先でなぞる音だった。それなのに、どうしてこんなにも口に容易く馴染むのだろう。
「僕はアサヒ。よろしくね、ヨルハ」
濡れた布でそっと傷跡に触れる。僕の目は彼の体を眺めていた。褐色の肌に黒く短い髪。腕や足は筋肉質で、運動が得意そうだななんてぼんやり考えていた。
それが僕たちの出会い。
傷ついた奴隷と
未来の無い男娼。
世界から見捨てられた僕たちの、出会いだった。
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一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
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